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2010年12月

2010年12月27日 (月)

レイアウト#4 ~譜表間の調整~

2010年も終わろうとしています。最近、今西暦何年で平成何年で干支が何だったか、そして自分の年齢が何歳だったか、即答できなくなってきました(笑)

さて、引き続きSibeliusのレイアウトについて。

Sibeliusで楽器を設定するときに、楽器ウィンドウで「ファミリー」から、まず選ぼうとしている楽器のファミリー(楽器群)を選ぶ必要があります。例えばフルートなら木管楽器、トランペットなら金管楽器というように。

実際に楽器を設定して、譜表間の様子を見てみましょう。

Spacestaves

Flute – Oboe 間、Trumpet – Trombone 間(同じ楽器群内での譜表の距離)と、Oboe – Trumpet 間(違う楽器群の譜表の距離)に違いが出てますね?

[ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ 譜表 ] > [ レイアウト ] で設定されています。

Flute – Oboe 間は、ここでは [ 5.5 ] スペース、譜表間 と設定されている通りです。

そして、Oboe – Trumpet 間(開き気味)は、[ 3 ] スペース余分に、譜表のグループ間

と設定されている通り、3 スペース余分に、つまり 5.5 + 3 = 8.5 スペース の距離を保っているというわけです。

もちろん「そんな気のきいたスペーシングは不要ですthink」という方は、この 30 に変更すれば、譜表間が楽器群に関係なく等間隔になります。

なんだか難しく感じるかもしれませんが、実際に数字を入力してスコアの変化をみると、「そういうことか!」とか「なんだ、そんなこと。。。」と分かってもらえると思いますので、ぜひ実践してみてください。

次に、大譜表間* の間隔を見てみましょう。

* Sibeliusでの「大譜表間」はシステム間(between systems)、つまり譜表群の間隔を指します。用語としての「大譜表」はピアノ譜表(piano stavesまたはgreat staff)を指す場合もありますのでご注意ください。

下記の図では、の矢印が譜表間、の矢印が大譜表間です。

Spacesystems

(ここでは、先に説明した譜表のグループ間のスペース変更を行い、 [ 0 ] スペース余分に、譜表のグループ間 の設定にしています。)

譜表間を個別に変更する場合は、譜表(小節内で音符のない箇所)をクリック選択してドラッグし、間隔を調整することができますが、これは次回に改めて説明いたします。

難易度★★(5段階)ですdog

それでは来年またお会いしましょう。良いお年をお迎えくださいbell

2010年12月24日 (金)

Pro Tools 9新機能紹介5:MP3 Option

20101224_131907
もはや今となっては、日常から決して切り離せないものとなったMP3ですが、もちろん、MP3もエンコーディング方式によって音質が変化します。

Avid Pro Tools のMP3 Optionは、あの元祖ドイツの Fraunhofer Institute(フラウンホーファー協会)のものをベースとしており、さらにプロセッシングスピード、強化されたプロセスクオリティーといった、最新のエンコーディングテクノロジーによってチューンアップされています
sign01

どうせ使うなら、信頼のおける由緒正しいエンコード、、、も大切ですが、なにより、正しい仕事をするエンコードsign01 これが大切ですよね。

Pro Tools 9からのMP3書き出しはとても簡単です。
「ファイル」メニューから「バウンス」>「ディスク」を選択し、ファイルフォーマットでMP3を選択するだけです。
20101224_132719

MP3のエンコードをしてくれるソフトは身近に無料のものがたくさんありますが、せっかくPro Toolsで作った自分の作品をエンコードするのですから、Pro Tools に搭載しているものを使わない手はありません! ただ、同時に、是非、おなじファイルをいつものエンコーダーでエンコードしてみて、Pro Tools のものと聞き比べてみてください。

きっと、その違い、聴き取っていただけるはずです。
是非、体験してみてくださいsign01

今週は短いですが、ここまで。

よい作品はよいツールからbud

2010年12月22日 (水)

Pro Tools HD Native、低レーテンシー・モード解説

Pro Tools|HD Nativeは、ホスト・コンピューターにて実現可能な限りのベスト・パフォーマンスを望む音楽やポスト・プロダクションのためにデザインされたPro Tools|HDファミリーの新メンバーです。 Pro Tools HD softwareの機能および性能をほぼすべて提供するPro Tools|HD Nativeは、ネイティブ・システムきっての超低レイテンシーと優れた安定性を誇ります。

Native_3

完全なネイティブ・ソリューションであるPro Tools|HD Nativeは、ホストCPUを100%活用し、最適化なパフォーマンスを実現します。

特長-利点

  • 1枚のPCIeカードで、最大192オーディオ・トラックと64チャンネルI/Oの大規模セッションを作成可能
  • 業界が信頼を寄せるツールセット、Pro Tools HD softwareを使って、簡単にレコーディング、編集、ミキシングが可能
  • タイトに統合したAvidハードウェアとソフトウェアによる、最高のネイティブパフォーマンスと超低レイテンシー
  • 統合された低レイテンシー・モニタリング・モードで、理想的なトラッキングと手間要らずのダイレクト・モニタリング環境を実現
  • Pro Tools HDシリーズ・インターフェース(別売)により、究極のオーディオ・クオリティを実現
  • 先進のオートメーション、サラウンド・ミキシング、入力モニタリング、AFL/PFLソロ、ディストラクティブ・パンチをはじめとするプロフェッショナル機能により、可能性を拡大
  • RTASプラグインおよびハードウェア/ソフトウェア・インサートの自動遅延補正により、優れたサウンドのミックスを実現
  • Pro Tools | HDユーザーとデータ・ロスの無いセッション共有
  • SYNC HD™(別売)を使えば、タイムコードおよびビデオ・リファレンスへ精密な同期が可能
  • ICONまたはC|24™コントロール・サーフェスにより、ミックスをハンズオン・コントロール
  • MacまたはWindowsコンピューター、そしてPro Tools HDまたはサードパーティ製ソフトウェア、と広範に対応できる優れた柔軟性

比較表

機能/仕様Pro Tools|HD NativePro Tools|HD
レイテンシー1.6 ms(64サンプル・バッファ、96k) 0.44 ms(バッファを問わず)
I/O拡張性64チャンネル 160チャンネル
DSP拡張性No Yes(最大7カード)
プラグインの対応RTAS、AudioSuite TDM、RTAS、AudioSuite
HEAT対応No Yes
低レイテンシー・キュー・ミックス8チャンネル(インサート無) 全チャンネル(TDMプラグインにより)

ご利用になる前に

ユーザーガイドはこちらからダウンロードできます:
http://akmedia.digidesign.com/support/docs/HD_Native_User_Guide_v85_JA_69265.pdf

システム要件
Apple Mac Pro(PCIeスロット×1)
OS: Mac OS X 10.6.4
RAM:2GB以上

Windowsシステム
Windowsデスクトップ(PCIeスロット×1)
OS: Windows 7(32-bit または64-bit)
RAM:2GB以上

他のホストベースと比較した場合の優位点

Pro Tools HDのツールセットをフルに利用できるPro Tools|HD Nativeは、ホストベースのDAWとして実現可能なかぎりの低レイテンシーおよびトラック数といった、要求の厳しいプロジェクトに必須のツールを提供します。 最大64チャンネルのI/Oサポートに加え、VCAフェーダー、トラック・パンチ、インプット・イネーブル、7.1サラウンド・パナー、SYNC HDおよびSYNC I/Oなどの機能により、かつてないパワフルなネイティブ・オーディオ・プロダクションを実現。

ハードウェアとソフトウェアの統合ソリューションであるPro Tools|HD Nativeは、単なるDAW I/O以上の機能性を誇ります。 I/Oは、Pro Tools softwareにて完全にコントロールと呼び出しが可能なため、異なる環境でセッションを呼び出す場合にも、設定を変更する必要がありません。  また、HD OMNIを使用し、内蔵のモニター・ミキサーを完全にコントロール可能です。26x2x2ミキサーを構成し、Pro Toolsがオンでもオフでも、ソースをモニターすることができます。   さらに、HD Native PCIeカード、HDシリーズ・インターフェース、そしてPro Tools HD softwareにて、プレミアム・ネイティブ・ソリューションを構成すれば、洗練されたダイレクト・モニタリング・ワークフロー、超低レイテンシー、優れたレスポンスにより、作業環境ではなく作業そのものに集中することができます。

パフォーマンス詳細

Pro Tools|HD Nativeは、完全なネイティブ・ソリューションにおいて実現可能な限りの優れたパフォーマンスと超低レイテンシーを求めるプロフェッショナル向けにデザインされました。 1.6msにまで下がったスループット・レイテインシーにより(64サンプルバッファ/96kサンプリング周波数)、気になる遅延に邪魔されることなく、Pro Toolsミキサーにキュー・ミックスを委ねることができます。 そして、たとえ一番低いバッファ設定でも、マルチコアCPUで一定数以上のRTASプラグインを利用することができます。

統合されたダイレクト・モニタリング機能

Pro Tools|HD Nativeのスループット・レイテインシーは極めて低いものの、とくに再生時のバッファ設定を引き上げたためにレイテンシーが気になるようなときなど、ダイレクト・モニタリングのほうが適している場合もあるでしょう。 ハードウェアから入力を直接モニタリングすれば、DAWのバッファ設定やシステムが起因するレイテンシーを回避することができます。 多くのDAWでは、再生とダイレクト・シグナル間のミックスをコントロールするには、ミキサー・アプリケーション別途用意しなければなりません。 一方、Pro Tools|HD Nativeは、同じPro Toolsミキサーがコントロールするダイレクト・ミックスに対して特定の出力を指定するという、より洗練されたソリューションを提案します。 しかしながら、Pro Tools|HD Nativeのスループット・レイテインシーは驚異的に低いため、バッファを高く設定しない限り、低レイテンシー・モニタリング機能(LLM)を使う必要はありません。

低レイテンシー・ダイレクト・モニター(LLMモード)・ミックスの設定

ダイレクト・モニター・ミックスを設定するには、I/O設定ウィンドウの出力タブで、LLMを有効にし、ダイレクト・ミックスに使用する出力パスを選択します。 下記の例では、「CUE OUTPUT」と名付けた出力パスを作成し、それをHD OMNIのキュー・アウトへルーティング、さらに低レイテンシー・モニタリングを適用しました(丸で囲んだ部分を参照)。

Nativeio1

次に、I/O設定ウィンドウのバス・タブで、CUE OUTPUTバスがCUE OUTPUTにマッピングされていることを確認します。

Nativeio2

Pro Tools HDミキサーに戻り、ダイレクト・モニタリングにてレコーディングします。 レコード・イネーブルまたはインプット・イネーブルがオンのとき、Auxセンドまたはダイレクト出力を使って、このLLMパスへルーティングされたトラックは、Pro Toolsミキサーを通さずに、ハードウェアから直接モニターすることができる為、モニター遅延を感じず作業していくことが可能です また、この場合でも、ダイレクト・モニター・ミックスは、Pro Toolsのチャンネル・フェーダーから直接コントロールできます。外部アプリケーションを使う必要はありません。但し、チャンネル上のすべてのプラグインやインサートは、バイパス設定となり実行することはできません。 もし、LLMを使用しつつも、リバーブ、ディレイ、またはコーラスといったタイムベースエフェクトもレコーディングしたいと望むのであれば、エフェクト・リターンとして、同インプットにAuxトラックを使って、LLM出力へルーティングするとよいでしょう。

DSPベース・Pro Tools HDシステムとの違い

専用DSP処理ハードウェアをプレイバック/ミキシングエンジンとするPro Tools|HDは、パワーをオン・デマンドで必要なプロセッシングパワーを拡張可能で、より厳しい環境においても、常に最高のパフォーマンスと限りなくゼロに近いレイテンシーを可能にします。Pro Tools|HD Nativeにはその専用DSPハードウェアが含まれないため、新しいHEATアドオンやTDMプラグインはサポートされていません。

また、Pro Tools|HDが最大160チャンネルのI/O拡張性を提供する一方、Pro Tools|HD Nativeは最大64となります。詳しくはこちらの比較表をご確認ください。

それ以外は、Pro Tools|HD Nativeは、Pro Tools|HD TDMシステムと同じ機能と同じワークフローをサポートします。

必要なスペック、ご予算に応じてお選びください!

2010年12月20日 (月)

レイアウト#3 ~譜表の均等配置~

引き続きレイアウトについてですbook

小節が増えると、または段間を個別に広げようとすると突然「譜表間が広がった!」ということはありませんでしたか?

下記、空白の小節ではありますが、右(B)の小節数は左(A)より1小節多く、増えたタイミングで段送りされたわけですが、譜表の間隔が広がってます。

Layoutcomparison

これはSibeliusの記譜ルールで設定されています。

何が設定されているかといいますと、[ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ 譜表 ] にある

ページが少なくとも全体の n % になったら譜表を揃える

のパーセンテージなのです。

譜表を揃える=ページの余白に合わせて均等に譜表が配置されるわけです。

ここを低いパーセンテージにしていれば早い段階で、小節数・段数が少ない段階で均等レイアウトがかかってしましますので、デフォルト値から大きく変えない方が良いでしょう。

意図的に譜表間隔を設定値にとどめたいという場合は、100% に設定します。

SibeliusサポートページのFAQにもありますねsearch

是非ブログと併せてご活用ください。

上下の譜表間隔の自動調整について

譜表間隔は [ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ 譜表 ] > [ レイアウト ] で数値を手入力します。デフォルトでは 5.5 スペース、譜表間 となってますね。この「スペース」というのは5線の線と線の間の距離を1スペースとした相対的な単位となります。

5線の線間の距離は、[ レイアウト ] の[ ドキュメントセットアップ ] の [ 譜表サイズ ] で譜表サイズ(譜表の高さ)を変更したときに、それに比例して変化します。よって全体のバランスを保つため「スペース」という相対的な単位を採用しているわけです。

急に難易度上がったかのように聞こえるかもしれませんが、大丈夫!初心者の方はレイアウトやその調整は基本的にはSibeliusに任せて、どうしても、というポイントのみ調整するようにしましょう。

Sibeliusのレイアウトは「機能」としてなかなかフォーカスされないので、また来週もレイアウトをトピックにしたいと思います。

ちなみに今回の難易度は★★(5段階で)くらいかな?

それではまた!

2010年12月17日 (金)

Pro Tools 9新機能紹介4: DigiBase Pro

20101217_194001
今週は、DigiBaseの機能をご紹介いたします。bud

DigiBase およびDigiBase Pro は、Pro Tools のデータを効率よく管理するためのデータベース・エンジンを組み込んだブラウザ型インターフェースウィンドウです。
簡単に言うと、Macで言うところのFinder(ファインダー)、Windowsでいうところの、Explorer(エクスプローラ)ということになり、つまりは、ハードディスクのどこに何が保存されているのかを階層的に確認し、作業することができるウィンドウ、ということになります。

以前のバージョン(v.8以前)では、LE/M-Poweredには機能制限されたDigiBaseが標準装備されておりましたので、すでにおなじみの方もいらっしゃるとおもいます。 また、HDには標準のDigiBaseにDigiBase Proとして、カタログ機能が付加されておりました。
Pro Tools 9では、 DigiBase Proまでの全機能を含むDigiBaseが、すべてのバージョンに標準装備されております。

まず、このDigiBaseという機能では何ができるのでしょうか?そしてどのように便利なのかをご紹介したいと思います。

まず、DigiBaseには、下記のようなブラウザーウィンドウがあり、それぞれ、「ウィンドウ」メニューから表示することが可能です。

ワークスペース・ブラウザ 
今回のブログの主役です。 マウントされているすべてのボリューム(ハードドライブなど)と、そこに含まれるフォルダやファイルにアクセスできます。
ファイルのインポートや、インポートの際の試聴などをここから行うことができます。
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プロジェクト・ブラウザ  
現在開いているセッションのオーディオ・リージョン・リストで参照されているファイル用、検索&マネージメント・ツール。編集ウィンドウのリージョンリストでもファイルの視聴は可能ですが、このウィンドウから試聴したほうが圧倒的に便利です!
試聴の仕方は、ワークスペースでの試聴と同じですので、後述のワークスペースのセクションを参考にしてください。
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タスク・マネージャー
Pro Tools上でタスクが実行されている場合、このウィンドウにそのタスクがリストされます。 Pro Toolsの動きが急に重くなったと感じたとき、ワークスペースで検索結果が表示されない場合は、まずこのウィンドウをチェック!
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再リンクウインドウ 
おなじみ、セッションを開いた際に、そのセッション内で使われているオーディオファイルなどのリンクが切れている場合などに表示されるウィンドウです。
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Pro Tools 9では、いままでDigiBase Proだけの機能であった「カタログ」機能が標準装備になっており、さらに強力です!
ここでは、「ワークスペース」ウィンドウをつかった、検索と試聴、そして、カタログの使用方法をご紹介いたします。 

ワークスペースの表示は「ウィンドウ」メニューから「ワークスペース」を選択して表示するのですが、頻繁に使用するウィンドウになりますので、ショートカットを覚えておくと便利です。 

[ Option ]+ [ ; (セミコロン)] (Macintosh) / [ Alt ]+ [ ; (セミコロン)]  (Windows)

ワークスペースの最大のメリットは、その包括的な検索オプションと試聴オプションです。

もちろん、オールドスクールなやり方として、「ファイル」メニューから「インポート」でもインポートは可能ですし、デスクトップなどからファイルを直接ドラッグ&ドロップしてインポートすることも可能ですが、やはり、インポートの前には、試聴を行い、インポート後のサウンドをインポート前に完全シミュレートしてからインポートすることによって、作業効率がぐっと上がりますし、何より、作曲作業等をしているときなどは、クリエイティブな流れを止めることのない、最終形をイメージしやすい試聴は、非常に重宝するはずです。

では、早速インポート作業をおこなってみましょう。 
ビデオにまとめてみましたので、ビデオを見ながらワークスペースを使ったインポートをトライしてみてください。

一度使えば、ファイルメニューからのインポートは2度と使わなくなると思います。 

ちなみに、オーディオファイルだけではなく、スタンダードMIDIファイル(.midi)も試聴が可能です。是非お試しあれsign01

なお、インポートする適当なオーディオファイルがないぞ! という方は、、、、あわてず、Pro Toolsに付属しているオマケのBig Fish Audio サウンド・ライブラリーをハードドライブに保存して使ってみてください。  結構使えるネタ、入っていますよnote

さて、検索をしていると、本来探していたファイル以外に、今回の楽曲には合わないが、ほかの作品に使ってみたい!というファイルに出会うことがあります。
そんなときは、「カタログ」を使います。

「カタログ」は、実ファイルのエイリアスやショートカットの集合体です。
簡単にいうと、「お気に入り」フォルダです。
気に入ったファイルをカテゴリー毎に「カタログ」化することができ、そこにすぐにアクセスすることができるので、往々にして、正しいファイルに行き着くまでに時間を取られがちなインポートの作業がずっと快適なものになります。

カタログの作成は簡単です。
ビデオにまとめてみましたので、参考にしてみてください。

なお、カタログには、コメント欄があり、ここのコメント欄での検索が可能です。 
コメントはクロスプラットフォームで、最大256 文字まで書き込みことができますので、これを利用してファイルを管理&検索することもできます。


dangerTIPS
DigiBaseに関する詳細は、マニュアルをご参照ください。

DigiBaseマニュアルはこちらからダウンロードできます。 (1.72 MB)
(Pro Tools 9のリファレンスマニュアルは現在翻訳中です。 近く完成する予定ですが、それまでは、以前のバージョンのマニュアルをお使いください。 内容的には問題ありません。)

dangerTIPS
ワークスペースを開いて任意のオーディオファイルを表示させた際に、波形が表示されいないことがあります。 その場合、一度試聴を行うと波形が表示されます。
事前にすべての波形を表示しておくには、時間のあるときに、「波形のオーバービューを計算する」を実行してください。

では、今週はここまでsign01

みなさまよい週末をお迎えください。

よい作品はよいツールから bud

また次回sign01

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2010.12.23

ビデオにノイズが出ておりましたので修正いたしました。

エンコード周りに問題があり、修復に少しお時間をいただきました。

ご迷惑をおかけいたしましたことお詫びいたします。

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2010.12.26

ビデオ(ワークスペース)の音声を修正いたしました。

2010年12月16日 (木)

AvidバーチャルInterBEEサイト、好評公開中!

2010年11月に幕張メッセで開催された国際放送機器展(InterBEE 2010)のAvidブースの出展内容をwebサイト

Avid Virtual Inter BEE 2010

にて展開中*です!

Pro Tools 9メインステージ・プレゼンテーションの様子もご覧いただけます。
その他の「展示内容」はこちらからご確認ください。

期間限定となっておりますので、お早めにどうぞ!

*サイト自体は、無償でご覧いただけますが、ご登録が必要となります。また、ご覧いただくにはFlash対応環境が必要となりますのでご了承ください。

2010年12月13日 (月)

レイアウト#2 ~改行、1段にまとめる~

前回は「自動レイアウト」機能で1段にまとめる小節数を固定する操作でした。

今回は個別に改行したり、1段にまとめたりする方法に触れたいと思います。

改行
メールの途中で改行するときにEnterキーを押すと思いますが、Sibelius でもこの EnterReturn キーを使います。改行ポイントにくる小節線をクリックして Enter もしくは Return キーを押すだけです。

1段にまとめる
次の段にある小節を前の段にまとめ入れる作業を行いますので、まず、「1段にまとめたい小節を選択する」作業が必要になります。例えば次の図のように3~5小節目を1段にまとめたい場合は、3小節目をクリックし、Shift キーを押しながら5小節目をクリックします。これで3~5小節目が選択されました。

Format

次に、Sibelius の [ レイアウト ] > [ フォーマット ] > [ 1段にまとめる ] を選択します。

Format2

1段に3小節入りましたね!

でも次の段が最終小節で残り1小節になって、小節が間延びしてしまった。

そんな時は、最終小節の右側をクリックして、ハンドルが表示されたらそれを掴んで左に寄せましょう。

Lastbar

これは Sibelius 4 の時に新たについたレイアウト機能です。それまではダミー小節を2、3小節追加して、それを非表示にしてました。楽器数が多いと大変でした。今となっては懐かしい作業です。

次回もレイアウトについてお話しいたします~sun

2010年12月10日 (金)

Pro Tools 9新機能紹介3: EUCONサポート

20101210_220716

Pro Tools 9から、EUCON(読み:ユーコン)が正式にサポートされました。

EUCONとは、Euphonix(ユーフォニックス)のコントローラーが使用する独自のプロトコルで、MIDIの250倍のスピード、そして、8倍の解像度を持っています。
したがって、MIDIやHUIモードとは比べ物にならないもっとディープに、もっと緻密で正確なソフトウェアのコントロールが可能です。

Macユーザーで、コントローラーをお探しの方sign03 
是非、立ち止まってご一読ください。

Pro Tools 9がEUCONに正式対応したので、いままでの、C|24とかICONといったコントローラーだけではなく、Euphonixの持つ優れた技術が結集されたAvid Artistシリーズ(以前はMC Artistシリーズと呼ばれていました)から、果てはSystem5まで、、、先進的なコントロールサーフェス類が、これらすべてAVIDファミリーの一員として迎え入れられました。 

お勧めはなんと言ってもAvid Artistシリーズです。wink
Artist_series

Avid Artistシリーズは、比較的安価に、業務機であるSystem 5と同様な機能と操作性を、コンパクトなボディーに閉じ込めた究極のコントローラーです。
革新的なスリムで人間工学に基づいた美しいデザインに仕上がっており、ユニットサイズもディスプレイとキーボードの間のスペースに難なくフィットしますので、パーソナルスタジオ等、スタジオのサイズに制約がある場合でも導入しやすい製品となっています。  また、たとえばフェーダーを追加したい場合などは、後からMC Mixを必要に応じて追加する事も出来ますので、どのようなプロジェクトにも柔軟に対応が可能です。

今回は、そのAvid Artistシリーズから、MC Controlにフォーカスをあてて皆さんにご紹介をしてゆきたいと思います。



「MC Control はどんなアプリケーションにも対応しています。」

信じられないかも知れませんが, MC ControlにはMac OS Xで走る全てのアプリケーションに対応します。

ほら、このとおり。
Img_2641
画面はiTunesの画面です。 
Mac上にて選択されているアプリケーションの機能が自動的に表示されますので、例えば、iTunesからPro Toolsに移動すればMC Controlも自動的に切り替わります。

対応アプリ一覧はこちら: 
http://www.euphonix.com/artist/products/artist_systems/app_support.php


今日はもちろん、Pro Tools 9での設定と機能をチェックしてゆきますよsign01 

まずは、接続/設定です。
接続は、本体とMacを付属のLANケーブルでつなぐだけなのでとても簡単です。
Img_2638

後は、ドライバーを入れて、Pro Toolsの設定を済ませれば完了sign01

最新ドライバーは下記よりダウンロード可能です。
http://www.euphonix.co.jp/support_artist.html

最新のEuConのドライバーをダウンロードするためには、製品登録をしていただく必要があります。
登録はオンラインで完了することが可能ですが、登録に関して不明な点がありましたら、弊社カスタマーサポートまでお問い合わせください。

-Avidオーディオ カスタマーサポート: 03-3505-4762
    ASCの購入の必要はありませんが、こちらでは、技術的なご質問には一切お答えできません。あらかじめご了承ください。  http://shop.avid.com/store/searchResults.do?phrase=ASC

さて次は、Pro Tools 9上での設定です。

Pro Toolsを起動したら、セッションを立ち上げ、「設定」メニューから「ペリフェラル」の「Ethernetコントローラー」にて、「EuConを有効にする」のチェックボックスにチェックを入れるだけです!簡単ですね。
20101208_170039_2

では、早速、MC ControlのメインLCDディスプレイをチェックしてゆきましょうsign01

Tracks ビュー

Tracks ビューには、同時に 32 個のトラックが表示され、フェーダーに割り当てられていないトラックをすばやくミュート、ソロ、録音待機、選択できるようになっています。
Img_2614_3
ここでは、Pro Tools 9付属のデモセッションを使用しています。
このセッションには32トラック以上あるので、ページボタン(▼ボタン)を押してページをめくります。

Soft Key ビュー

このビューには、24 個のタッチスクリーン・ソフト・キーが、6 個ずつ 4 行に表 示されます。
Pro Tools 9の場合は、ページボタン(▼ボタン)を押してページをめくって行くと、Soft Keyだけで22ページもあります。
ここでは、その22ページすべてを紹介する紙面は残念ながら今回はありませんが、オイシそうなページだけいくつか抜粋して掲載してみました。

Img_2615_3
基本機能のページ

Img_2616
オートメーション系の機能を集めたページ

Img_2618
メモリーロケーションのページ 
Pro Toolsのショートカットを使うよりこっちの方が便利ですね!

Img_2620
編集系のコマンドが集められたページ

Img_2622
リージョンに関する編集コマンドのページ

Img_2623
MIDI系の編集コマンドのページ 

Img_2624
トランスポート系のページ

Img_2625  
ウィンドウメニューのページ  様々なウィンドウをココから表示/非表示できます。

Img_2626
フェード系機能のページ

Img_2628
グリッド/ナッジ系のページ 
グリッド値、ナッジ値の変更ショートカットを覚えるよりココから変更した方が便利ですね!

Img_2633
トラックの表示/非表示のメニューです。 普段あまり使わない機能ですが、セッションが大きくなってトラック数が増えてくると便利な機能ばかりです。

Img_2635
ズーム系のコマンドばかりを集めたページです。 知らなかった機能もあるのでは??

いくつかを抜粋したのですが、これだけでも相当数のタッチスクリーン・ソフト・キーがあるので、よく使う機能だけを自分の好きな順番に並べ替えることにより、格段に作業効率がぐっと上がるはずです。

タッチスクリーン・ソフト・キーのカスタマイズに関しては、マニュアルの61ページで紹介しているので、是非トライしてみてください。
http://connect.euphonix.com/documents/MC_Control_User_Guide_rC_Jap.pdf

Pro Toolsは世界中のプロフェッショナルのスタンダードソフト。
溢れ出るインスピレーションを途絶えさせないように、豊富な機能に直感的にアクセスするためには、やはりコントローラーは必須ですよねsign01


では、今週はこの辺で! 

よい作品はよいツールから

みなさま、良い週末をお過ごしください。bud

2010年12月 6日 (月)

レイアウト ~自動レイアウト~

Sibelius では音符の間隔を適度に保ったレイアウトが自動的に作成されますが、曲の構成などを考慮し、改行・改ページ、またその逆に一定のフレーズを1段にまとめるような作業が必要となります。

この「音符間隔」のルールが適用されるため、例えば同じ5小節でも、全音符が1小節にひとつしか入っていないようなフレーズが続くと、その段に収まる小節数は必然的に増えます。また、16分音符のような細かい音符が多ければ多いほど、1小節に入る音符数も増えるので、その段に収まる小節数は少なくなります。

また、[ レイアウト ] > [ 自動レイアウト ] から、1段に入る小節数をあらかじめ決めておく方法もあります。[ 自動改行を使用する ] にチェックを入れ、[ 改行の単位 ] で1段に入る小節数を決めておくことができるのです。

このように16分音符の多いフレーズがあるとします。1段に2小節入ってますね。

Cla

[ レイアウト ] の [ 自動レイアウト ] をオンにして「3小節ごと」に設定します。

Autolayout_2

かなり詰まった感じにはなりますが、1段に入る小節数が3小節に増えます。

Cla2

譜表頭にある楽器名を表示しなければ、もうすこし音符間隔に余裕がでます。その場合、この楽器名をクリックして個別に Delete することも可能なのですが、後から表示にすることになるかもしれませんので「楽器名を非表示」する方法で設定しておいたほうが良いかもしれません。

Instname_3 [ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ 楽器 ] で、楽器名(先頭、それ以降)をフルネームで表示するかショートネーム (Cl.等)で表示するのかを決定する箇所で「なし」にしておけば、譜表左の楽器名は非表示になります。

楽器名を消してしまったshockという場合は、譜表の左側のスペースでダブルクリックするとカーソルが表示されるポイントがあるので、ここからテキスト再入力も可能です。

レイアウトは凝り始めるとキリがないのですが、せっかく印刷して人に渡したり保存したりする場合は美しく読みやすい楽譜を目指したいですね。ただ、あまりハマり過ぎると抜け出せなくなるので、ポイントを絞って調整することをおススメします!

今日はここまで。次回はまた別のトピックでレイアウト関連についてお話したいと思います。どうぞよろしくpenguin

2010年12月 4日 (土)

Pro Tools 9新機能紹介2:ADC ー「自動遅延補正」機能

まことに申し訳ありません!更新に少し時間いただきましたが、、、
今回は、Pro Tools 9新機能シリーズ第2弾!
20101204_181020  

本命の、ADC ー「自動遅延補正」機能です!

この機能は、その名前の通り、「自動」的に「遅延」を「補正」する機能です。
あたりまえですね…。 失礼しました。 

ただ、「遅延」は、時に「レイテンシー」と呼ばれることもありますので、「モニタリング・レーテンシー」と混同されがちです。 ここで補正される「遅延」はそちらではなく、Pro Toolsミキサー上で派生する、「プロセッシング・ディレイ」です。

「モニタリング・レーテンシー」とは、「録音時のモニターの返りの遅れ」の事を指します。

例えば、マイクで録音しているときに、自分の歌っている声が、スピーカーやヘッドフォーンを通して聞くと少し遅れて聞こえるあれです。

AVID Pro Tools Mboxなどでは、インターフェイス上に搭載されたDSPでリバーブ処理をしながら、全くレイテンシーを気にせずボーカル録音をすることが可能ですし、Pro Tools HD NativeシステムやPro Tools HDシステムといった、ナチュラルにウルトラ低レイテンシーを実現しているシステムでは、この部分は気にする必要はありません。

対して

「プロセッシング・ディレイ」とは、プラグインの処理時やバス経路での派生するエフェクト/ミックス処理上の遅れの事を指します。

例えば、トラックに処理の重いリアルタイムプラグインが多くかかっている場合などに、その他の比較的処理の軽いトラックとの間に発生する発音タイミングの微妙なズレです。

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ここでは解りやすく片方のトラックにmaximをインサートしています。遅延値を表示させるには、表示上をcommand(Mac):Ctrl(Win)を押しながらクリックして表示を切り替えます。

例えばこれは、プラグイン・エフェクトによる遅延ですが、ミックス時の遅延は、その他様々なケースで派生します。例えば、内部バスをルーティングした際、外部のAD/DAを持つデジタル機器をインサートした場合にも遅延が発生します。 Pro Tools 9に標準装備された「自動遅延補正」は、この「プロセッシング・ディレイ」を自動的に、包括的に補正します。

従って、自動遅延補正機能をオンにしておくと、そういったPro Toolsミキサー上で派生する様々なトラック毎の遅延、そしてそれによって派生する位相やタイミングのズレなどの問題を気にせずに作業できるようになります。

どんな場合に遅延補正が必要か?

実際には、人にもよるかもしれませんが、位相を感じさせないトラック同士であれば、それぞれが例え、数サンプルずれて発音されていても違和感はほとんどないと思います。
各トラック間で遅延が生じて最も問題になるのは、複数のマイクで録音を行い、ミックス時に各トラックに異なった処理遅延時間を持つプラグインを実行した場合で、これらは「位相」を感じさせる素材同士である為、遅延補正を行わないと、数サンプルの違いでもサウンドに影響を与えてしまいます。 従来までのPro Tools LEでも、各プラグインの遅延値だけは見る事ができたので、タイム・アジャスター等で手動補正する事は可能でしたが、やはり作業が面倒でしたので、こういったミックス作業をする場合、どのプラットフォーム上でも自動遅延補正機能が実行できるPro Tools 9は非常に役立つと思います。

20101204_202448 例えばこのように複数のマイクでドラムを録り、異なるプラグインで処理をする場合などがこれにあたります。(Pro Tools 9インストーラーディスクに収められたデモセッションThe Legionより。)

また、複数のマイクでドラムやストリングスを録るケースは少ないホーム・スタジオ・ベースのクリエイターの方も、例えば一つのドラム・ループ・トラックを、内部バス・ルーティングしてAUXに立ち上げ、そこに異なったダイナミクス系のプラグインを実行して、両方を同時再生することでサウンドに厚みを持たせるようなダブル・トラッキング的な手法を用いる際にも位相管理が難しくなることがありますので、そういった場合に自動で遅延を補正してくれるこの機能はとても有効だと思います。

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また、次に問題になるケースは、数サンプルどころではなく、数百、数千サンプルも遅れるプラグインを実行する場合、または、それらのプラグインを組み合わせて使用するような場合です。 このような場合は、位相どころか、タイミングのズレという問題を派生させてしまうケースがあります。こちらも自動またはオフセット値を入力するような形で手軽に補正できると、面倒な後処理を考えなくても良いので、リアルタイムで使用してみようと思うプラグインの種類が増えますし、様々なカット&トライや実験的試みが効率良く実行できます。 

また、自動遅延補正されていると、波形を動かしてオフセットを取っているわけではないので、波形のポジション自体はそのままですから、ミックス後に、エディット・ウインドウに戻って編集する際もスムース&事故なく作業ができるようになります。

まさにクリエイターを真にサポートする機能ですね。

では、早速、自動遅延補正機能をONにしてみましょう。bud

遅延補正エンジンをONにする前に、まず、補正値を表示するセクションを画面に出します。

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ミックスウィンドウの左下、赤矢印で示されたボタンをクリックし、リストから「遅延補正」を選択します。

黄色矢印の部分が、遅延補正値を表するセクションです。


次にエンジンをONにします。遅延補正エンジンは、「設定」メニューから、プレイバックエンジンを表示し、ウィンドウの『遅延補正エンジン』で設定します。

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ショートかロングかを選択してウィンドウのOKボタンを押すと、いったんセッションが閉じられ、自動的に再オープンします。(下図)

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これが、自動遅延補正ON状態ですsign01

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以上です。簡単ですね~。

オレンジ色で表示されているトラック(Aux1)が最も「遅延」しているトラックで、1112サンプルのディレイ(dly)がかかっています。これが赤く表示されると遅延補正エンジンで設定したサンプル数を超えた遅延が発生している、ということになりますが、いまは遅延補正内ですので、オレンジ色の表示です。この遅れたトラックに発声タイミングを合わせる形で隣のトラック(Aux2)が1112サンプル補正(cmp)されています。

ちなみに、自動遅延補正がONになっているかどうかは、編集ウィンドウトップのカウンター部分で確認できます。

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さて、ここで、少し「自動遅延補正」のからくりを理解してみましょう。

「自動遅延補正」とは、一文で言うと、「録音済みの素材を再生する際、最も発音が遅れている(遅延している)トラックに、他の全てのトラックの発音を自動的に揃えてしまう機能」となります。

足の遅い子に、みんなが走るスピードを合わせてあげている状態ですね。スピードが揃うとピントが合って、クッキリと、本来の姿での再生が可能になります。

では、もう少し掘り下げて、今度はここで少し疑問してみましょう。

録音時はどうなるのか?

ですよね~。

遅延補正は、最も遅れているトラックに,その他を合わせて全体のタイミングを揃える機能です。従って、録音するトラックにも、それが実行されていると、この「自動遅延設定値」の遅れが加わってしまい、結果として、演奏者のパファーマンスに悪い影響を与えてしまいます。(注: 当然、CPUベースの場合、通常のH/Wバッファー・サイズで生じる「モニタリング・レーテンシー」がここに追加される。)

Pro Tools 9では、自動遅延補正機能をオンにして、他のトラックの補正が取れていても、録音に使うオーディオ・トラックを録音待機状態にすると、右の図のように自動的に「遅延補正」が外れるので安心です。(cmp[遅延補正値]が0になっているのに着目)

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この自動遅延補正機能、以前は、Pro Tools HDシステムでしか利用できなかった機能なのですが、今回のPro Tools 9では、これが標準装備になっています。

 
Pro Tools LEやM-Poweredをお使いの方は、是非、9へアップデートして、いままでHDだけの特権だった、さまざまな機能を体験してください。

よい作品はよいツールから

今週はこの辺でおしまいです。では、次回まで! 皆さんよい日曜日を!bud

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