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2011年5月

2011年5月27日 (金)

服部克久氏 × sibeliuski 対談ブログシリーズ#1

服部克久氏 「何かやるときは最初に立ち上げる、今では無くては困るもの」

Sibeliuski  わたくしsibeliuskiが、Sibeliusユーザーに直接お話を訊くユーザー・インタビューが始まりました!
 その記念すべき第1回目にご登場いただくのは、作曲家/編曲家の服部克久先生。先生はバージョン4からの、熱心なSibeliusユーザーです。今回は先生の作業場にお邪魔して、Sibeliusとの出会いからその使いこなしまで、さまざまな話を訊いてきました。それではさっそくお楽しみください!

Htr1記譜した後、すぐ音で確認できる これが譜面作成ソフトを使うメリット

sibeliuski 先生がSibeliusを使い始められたきっかけからおしえてください。

服部先生 3年くらい前に病気を患って入院したんだよね。しかしそのとき、アルバムの仕事を1枚抱えていて、何とかしなくちゃいけなかったんだけど、病気の影響で手が思うように動かない。それでどうしようと考えて、コンピューターのソフトを使えば何とか記譜できるんじゃないかと思ったんですよ。それでSibeliusを手に入れて、たどたどしくも何とかアルバムの制作を終えることができて。それで使い方を習得した感じですね。
 実は随分昔に、別の譜面作成ソフトを手に入れたことがあったんですよ。でも、みんな同じだとは思うんだけど、こういうのって切羽詰まらないとやらないんだよね(笑)。いつかやろうと思っているうちに4年くらい経っちゃって、ソフトや一緒に買ったMIDIインターフェースは全部古くなり、結局1度も使わずに処分することになっちゃった(笑)。だから今思うと、病気のおかげでSibeliusを習得できたって感じですかね。

sibeliuski コンピューターを使って記譜することには、以前から興味があったんですね。

服部先生 何年か前にスタジオでミュージシャンの方から、「この音、間違ってませんか?」とか指摘されることがあって。それで写譜屋に文句を言ったら、「いいえ、先生が書いた譜面どおりに写譜していますよ」と言われてしまったんですよ。それで元の譜面を見たら、確かに僕が間違えていた(笑)。それでこれはイカンと思ったのが、譜面作成ソフトに興味を持ったきっかけですね。
 コンピューターを使うと、記譜した後すぐにプレイバックできるでしょう。それで間違いがあればすぐに判る。あれがいちばん大きいですよね。耳で聴けば間違いが判るから。それにコンピューターだと、表示を拡大して記譜できるし。僕はシンフォニー・オーケストラを使ったポップスのコンサートを手がけることが多いんですが、ああいう仕事ってとにかく時間が無いんですよ。その点、Sibeliusを使えば短時間にパーフェクトな作業ができる。

Htr2sibeliuski コンピューターを使われる前は、もちろん手書きだったわけですよね。

服部先生 もちろん。そこに大きなラックがあるでしょ。その中に大体5万曲ぶんの譜面が入っているんです。

sibeliuski 5万曲!? すごい……。

服部先生 40年間かけて書いたものだから、そのくらいありますよ。Sibeliusを使い始めて唯一寂しいのは、そういう書き終わった後の証が残らないこと(笑)。USBメモリーを眺めて、去年の仕事はこれだけかと思うと少し寂しいですよね(笑)。 

sibeliuski 手書きの譜面をスキャニングする計画は?

服部先生 それは誰かにも言われたんですけど、なんか上手くいかないみたいなんですよね。スキャニングした後に、手作業で直さなきゃいけないみたいだから、結局時間がかかるって。

sibeliuski 譜面作成ソフトを使い始めて以降、できあがる作品に変化はありましたか?

服部先生 最初は影響があるかなと思ったんだけど、結局何も変わらないですね。ウチの息子なんかは「そういうので記譜すると、作風に影響が出るよ」とか言って、いまだにコンピューターを敬遠してますけど(笑)。でも、もう3年以上使ってますけど何も変わらない。もちろん、繰り返しのリフなんかは手書きよりもラクにできたりするんですけど、今までどおりやろうと思えば普通にできますし。Sibeliusを使い始めたことによる影響を強いて言うなら、それ以前と比べてリクエストに応えられるようになったということくらいじゃないですか。対応性は上がりましたね。

基本的には鍵盤で音を入力して音価を選ぶだけ 思ったよりも難しくなかった

sibeliuski 他にも譜面作成ソフトはありますが、Sibeliusを選ばれたのはなぜですか? 

Htr3服部先生 うーん、それがよく憶えてないんだよね(笑)。前にキーボード・マガジンか何かの取材を受けたことがあって、そのときに譜面作成ソフトの話題が出たんですよ。それで「前に手を出したことがあるんだけど、一度も使わずに処分しちゃった」という話をしたら、編集者の方に「Sibeliusというソフトがいいと思いますよ」と薦められて、それで名前を憶えてたのかな。

sibeliuski 先生はSibeliusをMacで使われているんですね。 

服部先生 昔はWindowsだったけど、最近はMacですね。ついこの前も11インチのMacBook Airを買ったばかりで、僕はこういう機械が大好きなんですよ。いろいろ買うので、女房にはしょっちゅう怒られてますよ(笑)。

sibeliuski Sibeliusの操作は、すぐに習得できましたか?

服部先生 思ったよりも難しくなかったというのが正直なところですね。基本的にはキーボードで音を入力して、あとは音価を選ぶだけでオーケーでしたから。その後、いちおうアルファベット入力のやり方も憶えて、旅先でMacBook Airで入力するときには使ったりしています。でもほとんどステップ入力ですね。フレキシタイム入力は、未だにやったことない。

sibeliuski フレキシタイム入力は、少しコツが必要なんですよ。Sibeliusユーザーのほとんどは、ステップ入力を使われているようです。

Htr4 服部先生 そうでしょう。上手くクオンタイズしないと変な譜面になっちゃうからね。でも同じくSibeliusユーザーの小六さん(小六禮次郎氏)は、入力した音を聴きながら、その上にフレキシタイム入力で音を重ねていくのがおもしろいとか言っていた(笑)。理論どおりじゃない変な譜面も、それはそれでおもしろいと。

sibeliuski 先生の周りでも、Sibeliusをお使いの方がいらっしゃるんですね。

服部先生 何人かいますよ。バリバリに使いこなしている人もいれば、買ったはいいけどまだHtr42 手を付けていない人もいる。この前もある作曲家から、「先生、Sibeliusって難しいですか?」って訊かれたので、「なに言ってるの。オレができるくらいだから簡単だよ」って言ったんだけど(笑)。

sibeliuski 買ったのに手を付けていないなんてもったいない!  私がレクチャーに行きますとお伝えください(笑)。

服部先生 それはいいかもね(笑)。他にも興味がある人はいるんだけど、みんな忙しいから、なかなか手を付けられずにいる。僕はどうにか習得しちゃったけど。
 そうそう、僕は弦を録るときはロンドンでやることが多いんだけど、あっちの連中は全員Sibeliusですよね。

sibeliuski Sibeliusはイギリス生まれのソフトなんです。

服部先生 そうなんだよね。ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック(Royal Academy of Music/英国王立音楽院)という有名な音楽学校があるじゃないですか。あそこの先生がよく指揮に来てくれたんだけど、彼も譜面はSibeliusのデータでくださいと言っていた。向こうのミュージシャンは、Sibeliusで出力された譜面を見慣れているからいいみたいですね。

どんなスタイルの音楽にも対応する 現代音楽の人もどんどん使った方がいい

Htr5 sibeliuski Sibeliusで特に気に入っている機能はありますか?

服部先生 ショートカットですね。Sibeliusを使いこなすのであれば、ショートカットを憶えないと作業効率はだいぶ落ちると思います。たとえば僕の場合は、I(楽器)、L(ライン)、X(反転)、S(スラー)、R(リピート)といったシングルショートカットをよく使いますね。それと僕は便利なショートカットを発見したら、付箋に書いて目につく場所に貼っておくんですよ。
 あとはフィルター機能。僕はコーラスを多用するし、歌詞をいっぱい入力するから。
 それと譜面を印刷するときは、ドキュメントセットアップでいろいろと設定を変えていますね。僕はレイアウトは自動レイアウトにしているんですが、譜表間の間隔なんかは段数によって変えたいので、そういうのはドキュメントセットアップで設定しています。たとえばシンフォニーの場合は、いちばん大きなA3を選ぶことが多いんですけど、それだとプリントした場合に2段になったりするので、いろいろな設定を使い分けているんですよ。 

sibeliuski Sibeliusを使う上で気を付けていることがあれば……。

服部先生 譜面を作成した後、ファイルが無くなってしまうのが恐いので、バックアップはしっかりやっています。外付けのハードディスクも繋いでいるし、AppleのTime Capsuleを使って、Time Machineで自動バックアップもしている。だから同じファイルのコピーがたくさんできちゃうんですけど(笑)。でもSibeliusのファイルは軽いですからね。テキスト・ファイルと変わらないHtr6 から、USBメモリーに入れて持ち運んだりもします。 

sibeliuski 今後使ってみたい機能とかありますか? 

服部先生 オーディオ・インターフェースはMbox 2なので、Pro Toolsもインストールしてあるんですよ。だからPro Toolsが使いこなせれば、もっとおもしろいんだろうなぁと思いますけどね。なかなかそこまで手が回らない(笑)。 

sibeliuski 服部先生にとって今、Sibeliusはどんな存在になっていますか? 

服部先生 もう今や無くなったら困るものですよ。何かやるときは最初に立ち上げますしね。もちろん、オリジナル曲の場合は浮かんだメロディーを紙にさっと書いておいて、その後Sibeliusを使い始めるんですけど。アイディアは紙に書いておいて、膨らますのはSibeliusでという感じで。もう紙を使わず、いきなりSibeliusを立ち上げる人もいるみたいですし、いろんな使い方がありますよね。 

sibeliuski Sibeliusの良さというと? 

服部先生 他のソフトのことはよく知らないんですが、僕がやろうとしていることにはしっかり応えてくれる。それに何より操作性が直感的ですよね。だからこそ、病気を患っていた僕でも使えたんじゃないかな。
 それと機能が豊富なので、どんなスタイルの音楽にも対応する。この前もある作曲家から、「先生、Sibeliusって現代音楽でも使えるんですか?」って訊かれたんですよ。「拍子や小節線を無くしたりできるんですか?」って。だから僕は「もちろんできますよ」と答えました。僕なんかまだ全然使いこなしてないんだけど、本気でやろうと思ったら、何でもできますよね。 

sibeliuski できます! 意外とできるんです(笑)。 

Htr7 服部先生 そのこと、もうちょっと宣伝した方がいいかもしれない(笑)。現代音楽の制作って、なかなか予算が厳しいんでど、それでも写譜は絶対に必要じゃないですか。しかしSibeliusを使えば、譜面を作るのは簡単だし、そのまま印刷して出版することだってできる。だからそっちの世界の人もどんどん使った方がいいと思って、その作曲家にも早くSibeliusを使うように薦めたんですけど。そうしたら、「うーん、考えてみます」って(笑)。 

sibeliuski 興味がある方は、考える前に始めてほしいですね。 

服部先生 そうそう! 始めよう、Sibelius。さらば報われん(笑)。そんな感じかな。 

sibeliuski 本日はお忙しいなか、ありがとうございました!

服部克久 ~プロフィール~
日本を代表する作編曲家。パリ国立高等音楽院修了。音楽活動の傍ら、様々なジャンルの音楽監督やプロデューサー、音楽祭の理事や審査員、更にはコメンテーターとしてテレビ出演など枠にとらわれない才気あふれる活動が注目を浴びる。日本作曲家協会、及び日本作編曲家協会会長を歴任しながら、日本の音楽シーンの発展に尽力。2009年には音楽家生活50周年を迎え、アルバム2枚をリリースした他、記念コンサートを開催し大きな話題をよんだ。

2011年5月26日 (木)

高品質を低価格で。M-Audioのオーディオインターフェースやスピーカーなどの人気製品が価格見直しで、最大45%オフに!

Thank you for visiting Avid
M-Audioの一部製品を、最大45% OFF!

円高による差益を価格に反映し、M-Audio®ブランドの以下の製品が最大45% OFFという大幅値下げになりました。ProFireシリーズおよびFast Track®シリーズの各オーディオ・インターフェース、スピーカーのStudiophile® シリーズとGSRシリーズ、SolarisとNova®マイクロフォンなど、低価格でありながらクラス最高の音質と性能を提供します。ProFire およびFast Trackシリーズはいずれも先日発表したミュージック・クリエイション・ソフトウェア Pro Tools® MPにも対応、大規模なマルチチャネル環境からモバイル環境までをサポート。クリエイションとパフォーマンスの質を新たなステージへ。

製品名 旧・市場
予想価格
(税込)
新・市場
予想価格
(税込)
備考
FireWire (IEEE1394) オーディオ・インターフェース
ProFire 2626 79,800円 65,100円 Firewire-I/F。8xMic/Line入力、8xTRS出力、2xa-dat入出力、ACアダプター同梱
ProFire 610 49,800円 37,800円 Firewire-I/F。2xMic/Inst入力、2xLine入力、8xTRS出力、 1xSPDIF入出力、1xMIDI入出力、ACアダプター同梱
USB オーディオ・インターフェース
Fast Track Pro 23,940円 18,900円 DCアダプタ 9V 別売、ライン出力2系統(TRS)ライン出力4系統(RCA)S/PDIF入出力AC-3/DTSパススルー、MIDI入出力
Fast Track Ultra 49,800円 32,550円 ライン入力×6(内4XLR/TRS)バランスライン出力×6,S/PDIF入出力, MIDI入出力,ヘッドフォン×2、アダプタ同梱
Fast Track Ultra 8R 59,800円 46,200円 USBインターフェース、8xMic/Line入力、8xLine出力、ACアダプター同梱
リファレンス・モニター
Studiophile AV40 19,688円 (ペア価格)
13,650円
4インチモニター, 15WクラスA/B アンプ(4 Ω)
Studiophile AV30 12,600円 (ペア価格)
9,450円
3インチモニター, 10WクラスA/B アンプ(4 Ω)
Studiophile DSM1 92,400円 (単体価格)
52,500円
DSP制御のデジタル・クロスオーバーとEQを搭載した6.5インチリファレンス・モニター
Studiophile DSM2 107,100円 (単体価格)
59,850円
DSP制御のデジタル・クロスオーバーとEQを搭載した8インチリファレンス・モニター
Studiophile DSM3 128,100円 (単体価格)
70,350円
DSP制御のデジタル・クロスオーバーとEQを搭載した6.5インチ・デュアル・リファレンス・モニター
GSR10 - 250W
アクティブSRスピーカー
42,000円 (単体価格)
36,750円
250WクラスDアンプ・アクティブSRスピーカー
GSR12 - 300W
アクティブSRスピーカー
52,500円 (単体価格)
46,200円
300WクラスDアンプ・アクティブSRスピーカー
GSR18 - 500W
アクティブSRサブウーファー
84,000円 (単体価格)
73,500円
500WクラスDアンプ・アクティブSRサブウーファー
マイクロフォン | プリアンプ
Solaris 41,580円 32,550円 コンデンサー, 1.1オールブラスカプセル、エバポレイティッド・ゴールド・ダイアフラム, 許容誤差+/-1dB
Nova 11,813円 9,450円 コンデンサー, 1.1インチ金蒸着ダイアフラム, 周波数特性20Hz~18kHz

以下の販売店では、特設ページを用意して皆様のお越しをお待ちしております。
今回対象のすべての製品をご確認いただけます。(50音順)

イシバシ楽器WEB-SHOP
サンミューズオンラインショップ 2号店
タックシステム株式会社
三木楽器TOOL'S
MUSICLAND KEY渋谷店

 

2011年5月25日 (水)

Pro Tools|HD Nativeブログ No.3 「HD OMNIのファームウェア・アップデート作業」

こんにちはシンガーソングライターの辻 敦尊(つじ あつたか)です。
今回はHD Nativeカードと組み合わせて使用しているオーディオインターフェース“HD OMNI”のファームウェア・アップデート作業についてご紹介したいと思います。

この作業は常に必要となる作業ではありませんが、機材を継続利用していく上では欠かせない作業の一つと言えます。覚えておいて損はないと思いますので、ぜひマスターしてみてください。

なお、今回はファームウェアのバージョン“2.6” を“2.10”へアップデートするのを例にご説明します。“2.10”へアップデートする事によってファンノイズが低減されますので既に“HD OMNI”をお持ちの方はアップデートされてみてはいかがでしょうか。

主な作業手順は以下の通りです。

手順1.「DigiTest」を起動する。
Hd_native_blog_no3_pic001

手順2.「DigiTest」が起動したら、“オーディオI/Oファームウェア”をクリックする。
手順3.現在のファームウェア・バージョン情報を確認する。
手順4.モニタ機器の音量を下げてから“アップデート開始”ボタンをクリックする。
Hd_native_blog_no3_pic002

手順5.アップデート完了を知らせるダイアログが表示されたら、“OK”ボタンをクリックする。 ※今回の例の場合、アップデートには数分程度の時間を要しました。
Hd_native_blog_no3_pic003

手順6.「DigiTest」上の表記情報が更新されるので、ファームウェア・バージョン情報が目的の内容に更新されたかを確認する。
手順7.最後に「DigiTest」の“終了”ボタンをクリックする。
Hd_native_blog_no3_pic004

手順8.コンピューターの再起動に関する情報が表示されるので、内容を確認後“OK”ボタンをクリックする。そしてコンピューターの再起動を実行する。
Hd_native_blog_no3_pic005

以上で手順は完了です。

具体的な作業の様子を映像でも準備しましたのでこちらもご覧になってみて下さい。


YouTube: Pro Tools|HD Native -- HD OMNI のファームウェアアップデート

さぁ今回はちょっと特殊といえば特殊な作業でしたがご理解いただけたでしょうか?
次回はPro Tools|HD Native+HD OMNIの環境によるモニターセッティングなどをご紹介できればと考えています。次回も どうぞお楽しみに!!

辻 敦尊






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辻 敦尊(つじ あつたか) ~プロフィール~
シンガーソングライターとしての活動を中心としながら、作詞家、作曲家、アレンジャー、プロデューサー、映像や舞台の音楽監督、サウンド・デザイナー、ボイストレーナー、ライターなどとしても活躍中!シンセサイザーやコンピューターを用いた音楽制作では定評が高い。
日本シンセサイザープログラマー協会(JSPA)  理事

2011年5月19日 (木)

Ustreamにてデモをチェック! @Rock oN Company

先日Rock oN Companyさまで行われましたElevate Your Music Creationツアーの第一回目デモの内容が、Ustreamにてアーカイブされました。 

http://www.ustream.tv/recorded/14665990

見逃した方は、是非、チェックしてみてください。

Elevateyourmusic_tour_rockon

2011年5月18日 (水)

Pro Tools HD Native、低レーテンシーモニタリングの技術解説

Pro Tools|HD Nativeが登場して早いもので半年が経ちました。Pro Tools|HD Nativeのリリース時に低レイテンシーの仕組みに関して簡単な解説を当ブログで行いましたが、今回はよりテクニカルなサイドに立って詳しく解説してみましょう。
Pro Tools|HD Nativeのレイテンシーと一般的なUSBやFireWireを使用したインターフェイスとでは、レイテンシーに関してどのような違いがあるのでしょう?
上記のような疑問を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はその違いを説明してみます。

ホストCPUプロセッシング・レイテンシーの詳細

I/Oレイテンシーはオーディオデータの塊(バッファー)の移動によって引き起こされます

20110516_protoolshdnative_1

上図はPCIeカードを使用したPro Tools|HD NativeとUSBやFireWireを使用したMboxシリーズインターフェイスのバッファーの違いを図解したものです。(48khz時)

皆さんご存じのようにレイテンシーはコンピューターがオーディオデータを処理する際に発生する、データの遅れのことです。ProTools HD TDMシステムのように専用のDSPを持たないDAWでは一般的にそのオーディオの処理はCPUを使用することになります。CPUベースのシステムではそのオーディオの処理時にデータを途切れさせることなく、また、CPUのパフォーマンスに支障をきたすことなく処理させるために、ある一定の塊(チャンク、ブロック)毎に処理をさせるという方法が一般的に行われています。

つまりある一定の塊(チャンク、ブロック)を処理するための受け皿というのがバッファーということになります。

上図では一番左の列の上がPCIe(Pro Tools|HD Native)でその下がUSBやFireWireインターフェイスのMboxです。

上図の白地に青枠で囲ってあるボックスの左から順に解説していきましょう。

A/D and D/A converters:
A/D、D/Aコンバーターで信号の変換時に発生するレイテンシー(アナログ信号をデジタルに変換する際や、その逆にデジタル信号をアナログに変換する際に発生する処理時間=レイテンシー)、ですが、Pro Tools|HD Nativeで使用するHD I/OやOMNI I/Oは最新の高性能DA/ADコンバーターテクノロジーを採用することによってそのレイテンシーもMboxの、それよりも更に短いレイテンシーを実現しています。

Hardware buffer size:
ProToolsの設定メニューのプレイバックエンジンで設定するバッファーのことで、これはProToolsがオーディオデータを一度に処理するバッファー・サイズをユーザー側で任意の値に変えることができるようになっています。インターフェイスによってそのサイズは異なっていますが、Pro Tools|HD Nativeの場合、最小32サンプルから、64,128,256,512,1024のようにバッファー値を上げていくことができます。またMboxの場合は最小64,128.256.1024・・のようにバッファー値を上げていくことができます。ということで、Pro Tools|HD NativeはMboxと比較してより最小のバッファー値を設定することができます。

20110516_protoolshdnative_2

参考情報:このバッファー値を上げれば上げるほど、レイテンシーは上がることになります。ですが逆にお使いのCPUが高速で無い場合には、このバッファー値を上げないとプラグインを大量にインサートできなかったり、オーディオの再生時にCPUの処理が間に合わない為にノイズが発生する可能性があります。このような場合にはレイテンシーを犠牲にしてもプレイバックバッファーを上げることで、このような問題や症状を改善することができます。逆に高速なCPUをお持ちの方、もしくはレコーディングしているセッションにあまりプラグインが使用されていない場合には、このバッファー値を下げることで、レイテンシーを下げることができます。ということでこのバッファー値はお客様のCPUのスペックや使用されているセッションの状態に合わせてバランスのとれた適切な値を入力する必要があります。

Protocol-specific buffers:
これはオーディオ・データをCPUのデータバス上に流すための、プロトコルに特有のバッファーです。 コンピュータのメインボードのデザインによって、これらのバッファー値は少し変わります。また、この値はUSBとFireWireの場合PCIeよりも大きなバッファー値が必要になります。

Driver “safety” buffers:
連続したデータ移動を確実にするために、ドライバー開発者がドライバーソフトを安全に動作させるために付け加える“隠された”バッファーです。通常PCIx/PCIeでは必要とされませんが、FireWireとUSBでは間違いなく必要になります。

まとめ
上記をご覧いただくとおわかりのように、Pro Tools|HD Nativeの場合、USBやFireWireプロトコルを使用する場合と違い、仕様上、システム全体のバッファーが少なくてすむというメリットがあります。また、世界の音楽スタジオで使用されているのと同じ最新で低レイテンシーなI/OであるHD I/OやOMNI I/Oを使用することができるメリットもあります。したがって、レイテンシーやコスト面を考慮しながら使用するシステムを検討されているクリエイターの方々には、Pro Tools|HD Nativeは最適なネイティブシステムといえます。

最後に、HD Nativeでも実行できるローレイテンシー・モード(LLM: Low Latency Mode)についても少し見ていきましょう。

20110506_protoolshdnative_3

ローレイテンシー・モード(LLM: Low Latency Mode)について

HD Nativeでは、96 kHz 64 sample buffer時にHD I/OもしくはOMNI I/Oを使用した場合のAD/DAを通したレイテンシーは1.8msです。この状態では、RTASプラグインを含むPro Tools HD Softwareの全機能が使用可能です。

一方、ローレイテンシー・モード(LLM: Low Latency Mode)を使用した場合の、レイテンシーは1.1msとなりますので、LLMにすることで最短のレイテンシーでボーカルダビングやギター・オーバーダブ作業を行うことができます。

ローレイテンシー・モードをイネーブルにし、 レコード・イネーブルまたはインプット・イネーブルがオンとなっている場合、Auxセンドまたはダイレクト出力を使って、このLLMパスへルーティングされたトラックは、Pro Tools HD Softwareミキサーを通さずに、ハードウェアから直接モニターすることができる為、モニター遅延を感じず作業していくことが可能です。

また、Pro Tools HD NativeのLLMモードは、HD Native PCIe上に搭載されたI/Oハンドリング機能を使い、他のホストベース・システムのLLEモードが2~8チャンネル程度までの同時使用に止まるのに対して、最大64チャンネル同時にLLEモードの状態で録音することも可能となります(勿論、物理的なI/Oはその数の分必要となります)。

これがPro Tools HD Nativeが、ホストベース・システムでありながらも、バンド・レコーディングなどにも適している大きな理由の一つです。

但し、Pro Tools HD Softwareミキサー機能を利用しない為、そのチャンネル上のすべてのプラグインのインサートやセンドは、バイパス設定となり実行することはできません。 LLMモードを利用する場合は、外部にコンプレッサーやEQなどを用意し、そこである程度のサウンドメイクをした上で録音する方法が現実的になると思います。

通常の録音モードでレコーディングするか、このLLMモードでレコーディングするかは、用途、使用する機種のCPUパワー、レコーディング規模などでも異なると思いますが、この使い分けができる柔軟性もPro Tools HD Nativeの大きな魅力となっています。

2011年5月13日 (金)

Pro Tools|HD Nativeブログ No.2 「Pro Tools|HD Native+HD OMNI セットアップ後編!!」

こんにちはシンガーソングライターの辻 敦尊(つじ あつたか)です。
先週よりスタートした“Pro Tools|HD Nativeブログ”。
今回は前回の続きとしてHD NativeカードとHD OMNIのセットアップ(ソフトウェア編)手順をご紹介したいと思います。

まずは今回も映像でセットアップの模様をご覧下さい。



YouTube: Pro Tools|HD Native ソフトウェアセットアップ

どうでしょう?流れやイメージはつかんでいただけたでしょうか?

起動したらすぐに使い始めたい気持ちはよくわかりますが、まずは取り付けをおこなったHD Nativeカードが正しく認識・動作しているかのチェックをする様にしましょう!
安定したシステム構築を行うためには細かい一つ一つの確認作業は欠かせません。

まずは目的のスロットに正しく装着できているのかを確認して、さらにはDigiTestを用いてハードウェアの診断を行うようにしてみて下さい。

ちなみに、今回はもともとProTools9ソフトウェアがインストールされていたコンピュータにPro Tools|HD Nativeシステムを導入しましたので改めてProTools9HDをインストールする必要はありませんでした。これはProTools9から全ての9シリーズのインストーラーが一つに統合された為です。ProTools9によって得られる大きなメリットの一つと言えるでしょうね!

それから、今回は既にProTools9HDのライセンスを含むiLokを所有していましたので、オーソライズ処理などの模様は割愛させていただきました。新規でライセンスから導入する場合にはオーソライズなどの処理が必要になってくる事を覚えておいて下さい。出来ればそのうちオーソライズ処理やiLokへのライセンス・ダウンロード作業などもこのブログでご紹介できればとは思っています。

さぁハードウェアとソフトウェアの基本的なセットアップに関しては一応これで完了です。
次回はHD OMNIをオーディオ・インターフェースとして選択した場合の設定ポイントなどをご説明していこうかと考えています。

それでは、また次回まで
辻 敦尊でした。

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辻 敦尊(つじ あつたか) ~プロフィール~
シンガーソングライターとしての活動を中心としながら、作詞家、作曲家、アレンジャー、プロデューサー、映像や舞台の音楽監督、サウンド・デザイナー、ボイストレーナー、ライターなどとしても活躍中!シンセサイザーやコンピューターを用いた音楽制作では定評が高い。
日本シンセサイザープログラマー協会(JSPA)  理事

2011年5月12日 (木)

音楽業界標準DAWソフトPro Toolsに新ファミリー登場Pro Tools MPスタジオバンドル・ファミリーとは?フルバージョンとの違いは?

パソコンを使って音楽制作をはじめたい!だけど予算はほどほどに抑えたい。
でもせっかく買うなら良い物を買って、本気でやってみたい!
という贅沢な悩みに決定打となる強力な新ファミリーが登場します。

その名もPro Tools MPスタジオバンドル。なんと3万円~というお値打ち価格で、プロフェッショナルなソフトと音質的にも中級者まで充分と言えるスペックのインターフェースをセットで購入できるのです!
これさえあれば「音楽制作のみ」であれば機能としてはプロフェッショナルなスタジオとほぼ変わらない作業ができます!

Pro Tools Mboxファミリーは、インターフェースの音質や「LE」ではなくなったPro Toolsソフトウェアの機能や拡張性など素晴らしいものです。
プロとして仕事をしているなら確実に必要となるスペックが詰め込まれており、拡張すれば最終的には今まで最低でも60万円以上コースだったPro Tools HDの機能も使えるので、6万円からというお値段設定は自社製品ながら非常に良心的だと思います。

ただ、全く初めて音楽機材を購入されるという方にとって、「Pro Toolsの全ての機能が必要になるのか、まだ判らない」というのが本音だと思います。
更に制作の環境としてもマイクやギターなど、いきなり数十万円するような高級機材を持っているという人もなかなかいらっしゃらないと思います。

そんな迷えるミュージシャンにピッタリの「はじめてサイズのPro Toolsスタジオ」がこのPro Tools MPバンドルなのです。

ここで気になるのが「Pro Toolsのフルバージョンからどう機能制限されているの?違いは?」という部分でしょう。ざっくり言うと、

・オーディオトラック数制限 最大48トラックまで(インストゥルメント・トラックなどは別カウントで32トラックまで)
・オーディオインターフェース制限
 M-Audioの対応機種のみに限定
Pro Tools MP softwareの動作には、対応するM-Audioハードウェア( PC | Mac)が必要です。

・映像系の拡張機能は使用不可

ということでオーディオインターフェースはM-AudioでOK、かつオーディオトラックは最大48トラック以内で大丈夫な方、つまり、これから音楽制作を始める方にとって、ほとんどの場合Pro Tools MPスタジオバンドルは最高の選択肢となると思います。

当然ながら上位のPro Tools HDとも互換性があり、自宅で作ったセッションをそのままプロフェッショナルな商業スタジオへも持ち込めます。音質的にはセッションデータで渡せた方が圧倒的に有利です。

またPro Tools MPからフルバージョンのPro Tools 9へのクロスグレード価格もあるので、将来的に必要になった時には安価でPro Tools 9を導入できます。

2011年5月11日 (水)

Sibelius・サポートニュースメール 第2号

Sibeliusユーザー様向けの、サポートニュース第2号が配信されました。

楽器名の変更方法、 Mac OS X 10.6.7に起こるエラー情報、最新FAQ情報など、Sibeliusをすでにお使いの皆様に役立つ内容で構成されています。

Sibeliusユーザー登録済みでこのサポートメールが届かない方は、登録メールアドレスが間違っている可能性がございます。

http://www.sibelius.jp/support/form/sibelius_mail.html で再度ご登録いただきますようお願いします。

また、旧バージョンにてEメールアドレスの登録をされていない方も、この機会にご登録をお願いします。

バックナンバーはこちらから  (是非ブックマークください)
http://www.sibelius.jp/support/mailnews/index.html

2011年5月 9日 (月)

M-Audioオーディオインターフェースの選び方 Part 3 初級~中級編 クラブDJ編 予算2万円

少し間が空きましたが今回は2万円で選べるオーディオインターフェースとしてFast Track Proを紹介します。

前回に少し書いたとおり、こちらの商品は価格も買いやすいお値段ながら、中々の機能と音質が備わっています。DJ用途としても使い勝手が良く、初めてパソコンでDJをする!というときに良いインターフェースは何かと問い合わせを受ける事が多いのですが、Fast Track Proは、そういった用途にバッチリに作られています。

最初からターンテーブルやCDJを持っていれば、Torq Conectiv のようなコントロールディスクとインターフェースがセットになったタイプが良いでしょう。ただ、今PCDJを始めますと言う場合、ターンテーブルなどを買いそろえるのはあまり経済的ではありませんし、セットとしても複雑になり、機材の使い方も複数覚えないといけなくなります。ガチなバトルDJ目指してスクラッチもしまくる!という方にはターンテーブルは現状でも支持の高い機材ですが、ただ気持ちよく曲をつなぐスタイルのDJの方は、最初からターンテーブルやCDJを買いそろえなくても良いのではないかと思います。

よって、パソコン以外は何も持っていないと言う場合は、インターフェースとTorqやTraktorなどのPCDJのソフトを入手すれば最もシンプルな構成でDJをスタートできます。ここにDJコントローラーかDJミキサーがあると、よりDJらしい構成となります。

まずDJとは技術的に何をしているのか、かなり平たく解説しますと、曲をかけながら次の曲を選んで、今かかっている曲とミックスしながら次の曲に代えていきます。その際に曲がかかっている最中にヘッドフォンで次の曲を聴いてピッチを合わせたりします。つまり、スピーカー用とヘッドフォン用で2系統のステレオアウトが必要です。Fast Track ProはちょうどぴったりRCAアウトが4つ=ステレオ2系統のアウトがあります。DJミキサーもRCAインプットなので、DJ的にはとてもやりやすいですね。

具体的な接続例ですが2つのパターンがあります。

パターン1 :

Fasttrackprodjsetting1

オーソドックスなこれまでのDJに近いDJミキサーを使うパターン。

メリット:クラブにはDJミキサーが備え付けられているので、このスタイルであればパソコンとインターフェースだけクラブに持ち込めばDJ可能!楽です!

デメリット:基本はPCDJならではのエフェクトなどの機能控え目なオーソドックスなDJプレイが中心になります。

図では折角なのでFast Track Proにヘッドフォンをさしていますが、DJミキサーにヘッドフォンの方がシンプルで良いかもしれないですね。

パターン2 : 

Fasttrackprodjsetting2

よりPCDJらしい?DJミキサーも使わないインターフェースのみのスタイル。マウスだけでもDJは出来ますが、DJコントローラーも使う設定にしています。

メリット:これからのDJスタイルの定番となっていきそうなスタイルです。コントローラーを使用してPCDJのソフト特有の機能をフル活用出来るの で、これまでのDJパフォーマンスでは出来なかったような新しいスタイルにチャレンジできます。また音のシグナルがDJミキサーというアナログ機材を経由 しないので音質的な劣化も少ないです。

デメリット:残念ながらDJコントローラーはクラブに備え付けで無い事が多く、たいていの場合はPCとコントローラーをセットでクラブへ持っていかないといけません。

 

この場合はヘッドフォンはFast Track Proに接続です。

DJソフト側でヘッドフォンアウトとメインアウトを別けて、モニターするチャンネルもソフト側で選択します。コントロールするパラメーターの多いであろうAbleton Liveでのパフォーマンスなどではこちらの方が適しているでしょう。

以上、Fast Track ProをDJ的パフォーマンス用途で利用する場合の接続例でした。録音だけでなく、PCDJ用途でも非常に便利ですね。

さて、ではレコーディングではいかがでしょうか。こちらでもDAW上のセンドを利用したキューミックスが作れるので、この価格のインターフェースとしてはかなり使えます。詳細は次回!

2011年5月 6日 (金)

Pro Tools|HD Nativeブログスタート!!

こんにちはシンガーソングライターの辻 敦尊(つじ あつたか)と申します。
本日よりスタートした この“Pro Tools|HD Nativeブログ”を担当させていただく事となりました。
これからどうぞよろしくお願いします。

このブログでは僕が普段作曲からレコーディングまで活用しているPro Tools 9ソフトウェアと先日うちのスタジオに新しく導入しましたPro Tools|HD Nativeシステムを中心に様々なノウハウやTipsをご紹介していきたいと思っています。

まず第一回目の今日はHD NativeカードとHD OMNIを箱から出してハードウェア的なセットアップを行う方法についてご紹介します。

まずは具体的なセットアップの模様を収録した映像を準備しましたのでご覧下さい。

ハードウェア的セットアップ方法
 
 
YouTube: Pro Tools|HD Native ハードウェアセットアップ

 

さぁ、上の映像をみていただいたところで3つのポイントについて触れておきたいと思います。

まず1つめ、パッケージの内容は下記のようになっています。

「Pro Tools|HD Native PCIe用カード(コア・システム)」
・    PCIe用Nativeカード
・    Pro Tools HD Software
・    HDオーディオ・インターフェース接続用DigiLinkMiniケーブル
・    従来のタイプのDigiLinkケーブルと新しいMiniタイプのDigiLinkPortを接続するための変換アダプター
・    iLokスマートキー
・    マニュアルや登録情報など書類一式

「HD OMNI」
・    HD OMNI本体
・    ACケーブル
・    ワードクロックケーブル
・    ラックマウント用ネジ、ゴム足一式
・    従来のタイプのDigiLinkケーブルと新しいMiniタイプのDigiLinkPortを接続するための変換アダプター
・    マニュアルや登録情報など書類一式

次に2つめ、従来のタイプのDigiLinkケーブルと新しいMiniタイプのDigiLinkPortを接続するための変換アダプターは「HD Nativeカード」にも「HD OMNI」にもどちらの製品にも付属してきます。

Hdnativeblogvol1_001 Hdnativeblogvol1_002

最後に3つめ、HD OMNIは電源ON時に常にミュート状態になっていますので解除を忘れないようにして下さい。そして工場出荷時の音量設定は比較的大きめの設定になっていますので必ず音量調整を行ってから音を出し始めるようにして下さい。ヘッドフォンでモニターする場合などは特に注意が必要かもしれません。

“Tips:音量設定を変更する手順”

手順1.HD OMNIのフロントパネル右側に配置されているツマミを一回押して、コントロールルームまたはヘッドフォン出力、どちらの音量設定操作を行うのかを選択します(CRと表示されていればコントロールルームが選択されている状態、HPと表示されていればヘッドフォン出力が選択されている状態)。

Hdnativeblogvol1_03_2 Hdnativeblogvol1_004_3

手順2.ツマミを左に回すと音量設定が下がり、右へ回すと音量設定が上がります。

以上で音量設定の変更手順は完了です。
ここで設定した音量はHD OMNIの電源を切っても保持されますので毎回同じ設定を行う必要はありません。

さぁ第一回目はまずこの辺りまでとさせていただきましょう。

次回はこの続きとして「ソフトウェア的なセットアップ」についてご紹介したいと思います。

次回もぜひ参考にしてみてください。

辻 敦尊

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