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2013年4月

2013年4月22日 (月)

Avid & アビー・ロード・スタジオ楽曲コンテスト受賞者の発表

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※本プレスリリースは、米国時間2013年4月10日に発表されたプレスリリースの抄訳です。
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Avid & アビー・ロード・スタジオ楽曲コンテスト受賞者の発表
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~ 音楽業界の隠れた才能を発掘する「Get Discovered」コンテストの受賞者をグレッグ・ウェルズ、トリッキー・スチュアート、ジョン・フェルドマンが発表 ~

MUSIKMESSE(ホール5.1、スタンドA20)、フランクフルト、ドイツ、2013年4月10日 - Pro Tools 11の発表と同時に、業界最高レベルのオーディオ制作システムPro Tools®のメーカーAvid®(NASDAQ: AVID)と伝説のアビー・ロード・スタジオは、Talenthouseで開催されたAvid &アビー・ロード・スタジオ楽曲コンテストの受賞者を本日発表しました。業界のリーダーであるグレッグ・ウェルズ、トリッキー・スチュアート、ジョン・フェルドマンによって構成された審査委員会は、審査員賞としてBlackboard、Millia Oz、Emergerを選出しました。また世界中のインディーズのミュージシャンやプロデューサーによって投稿された5,000曲近くの中からファン賞にはBrothers Nalbandyanが選ばれました。

プロデューサー、ミキサー、ソングライターであり、グラミー賞を何度も受賞しているグレッグ・ウェルズは、アデルやケイティ・ペリーとの仕事で有名です。グラミー賞受賞者でプロデューサーのトリッキー・スチュアートは、ビヨンセ、マライア・キャリー、リアーナで賞賛を得ています。プロデューサーでA&Rの代表ジョン・フェルドマンには、ゴールド・フィンガーの歌手とギタリスト、そしてグッド・シャーロットのプロデューサーといった経歴があります。
各審査員が選んだアーティストのオリジナル曲はアビー・ロードのオンライン・ミキシング&マスタリング・サービスによってミキシングとマスタリングが行われ、受賞者にはAvidのPro Tools|HD Nativeレコーディング・システム一式が授与されます。ファン賞の受賞者には、Pro Tools 10ソフトウェアが付属したMbox®オーディオ・インターフェースが授与されます。

審査員賞の受賞者

  • Millia Oz — ロンドン在住のポルトガル人のシンガーソングライターMillia Ozは、仲間のミュージシャンFilipe Estácioとチームを組んで、彼女が2011年の帰郷の際に書いた曲「Run Fire Burn」に命を吹き込みました。Ozの曲はスチュアートが選んだもので、このトラックは懐かしいようで新しいと評しています。「[to the song]という歌詞がコンセプトとして新しく興味深い。コード進行が耳に残り、メロディアスで、最後に成果を出している。」
  • Scratch on a Blackboard — インディーズのイタリア人のカルテットScratch on a Blackboardによるフォークトロニカのトラック「Run」はウェルズの耳をとらえました。とても気に入ったと彼は話しています。「耳に心地よく、スタイリッシュで、自分たちの音楽がよくわかっている。」
  • Emerger — 南アフリカのケープタウン出身のメロディアスなロック・デュオEmergerは、クラシックの影響と覚えやすいメロディーを組み合わせ、いわく「音楽的にダイナミックで洗練されたサウンド」をつくりました。普遍のテーマである恋愛関係の浮き沈みを表現した彼らの「Break & Fall」は、フェルドマンが選んだ曲です。このペアのメロディーはユニークで一風変わっていると彼は話しています。「彼らは音楽に対して映画のようなイメージを持っている。現代音楽が何になりえるかを示すよい例だ。このトラックではプロデューサーがよい仕事をしている。歌手は素晴らしい声を持っているし、よい女性のリード・ボーカルになると思う。」

ファン賞の受賞者

  • Brothers Nalbandyan — ファン賞を受賞したのは、合計4,138票を獲得したBrothers Nalbandyan の「Triangle」です。アルメニアのエレバン出身のこのデュオは、彼らのサウンドを「ニュー・ファンク、アシッド・ジャズでネオ・ソウル」と称しています。

「最も高度で革新的な技術を提供することによって音楽業界の創造的プロセスを向上させることは、Avidの重要なミッションのひとつです」とAvidのワールドワイド・マーケティング部門、バイス・プレジデントを務めるW・ショーン・フォードは話しています。「アビー・ロード・スタジオとのパートナーシップは、業界トップのプロデューサーと最高のアーティスト志望者の出会いを可能にしました。受賞者のみなさまにお祝いを申し上げます・」


 


Avidについて
Avidは、栄えある賞に輝く映画作品、音楽録音、テレビ番組から、ライブ・コンサートツアーやニュース番組にいたるまで、世界中が観て、聴いて、愛するメディアを制作するためのデジタル・オーディオとビデオ・テクノロジーを開発しています。 Avidの最も有力で先進的なソリューションには、Media Composer®、Pro Tools®、Interplay®、ISIS®、VENUE、Sibelius®、System 5などがあります。
アビッド テクノロジー株式会社は米国Avid Technology の100%日本法人です。www.avid.com/jp/

アビー・ロード・スタジオについて
イギリス・ロンドンのアビー・ロード・スタジオは、世界で最も有名な レコーディング施設で、UKミュージック・シーンのシンボル的存在です。 1931年に開設されたこのスタジオは、昨年80周年を迎えました。これまで数え切れないほどの画期的なレコーディング作品を生み出し、レコーディング・ テクノロジーの先駆者として業界をリードし続けています。 ザ・ビートルズ、ピンク・フロイド、ザ・ホリーズ、オアシス、エルボー、コールドプレイ、レディー・ガガ、アデルなど、多くの世界的アーティストが、ア ビー・ロード・スタジオで数々の最高傑作をレコーディングしてきました。
1980年代からは映画音楽制作施設の中心として、『レイダース/失われ たアーク《聖櫃》』、『スター・ウォーズ』、『ブレイブハート』、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作、『英国王のスピーチ』といった映画音楽のレコー ディングが行われています。 他にも、『シュレック』、『ハリー・ポッター』、『007 スカイフォール』、『ホビット 思いがけない冒険』などがあります。 最近では、『Halo』や『コール オブ デューティ』などの大ヒット・ビデオゲームのサウンドトラックも多数アビー・ロードでレコーディングされています。

アビー・ロード・スタジオについて詳細は、www.abbeyroad.comをご覧ください。

 

Talenthouseについて
Creative Inviteを開催するTalenthouse は、人生の転機となるこのような機会をTalenthouseコミュニティや幅広い新人ミュージシャンのネットワークと共有し、Avidとコラボレーショ ンすることに期待を膨らませています。 Talenthouseは、創造的なコラボレーションを目指すアートの拠点です。 強い影響力を持つこのオンライン・コミュニティは、アーティストが感情を表現し、一流のアーティストやブランドと独自のプロジェクトをコラボレートし、さ らに作品を共有する場となっています。

2013年4月16日 (火)

Pro Tools Tips: プレイリストとコンピング⑤

Pro Toolsのプレイリストとトラックコンピングについて複数回に分けてご紹介します。
最終回の5回目は、クリップレーティングとレーンフィルタリングについて解説します。

*本Tipsポストは、DISC MAKERSとElectronic Musicianによる『PRO TOOLS FOR MUSICIANS』の一部を翻訳したものです。英語UIの画像が含まれますがご了承ください。

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編集プレイリストとトラックコンピング⑤

実践的なトラック・コンピング:クリップレーティング
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実践的なトラック・コンピング:クリップレーティング

Pro Toolsには、他にも、テイクをまとめたり簡単に表示する方法がいくつもあります。

前述の④例では、4つのテイクしかありませんでした。通常のコンピング作業では、数十テイクがあってもおかしくありません。数十テイクの中で良いテイク、良くないテイクを分けることが、時間を節約するためにも重要なステップとなります。Pro Toolsはこの分離作業の中で重要な機能、クリップレーティングが使えます。

まず、クリップレーティングの設定を確認します。

Fig22_3


  1. ドロップダウンメニューの「表示」をクリックします。表示メニューが表示されます。
  2. クリップを選択します。クリップのサブメニューには、クリップの表示オプションが表示されます。
  3. これまで見てきた他のメニューと同じように、示されている側面がチェックマークで示されています。クリップレーティングは、(既にチェックされていないと仮定)レイティングメニューの項目をクリックします(Fig 23)。
    最初、トラック上のすべてのクリップの初期評価は「なし」となっています。
  4. 評価したいクリップのセクションを選択し、セクションを区切り新しいクリップを作成します。この新しいクリップも初期評価は「なし」の状態です。
  5. クリップレーティングをしたいクリップを右クリックします。メニューが表示されます。
  6. 評価メニュー項目を選択します。評価サブメニューが表示されます。
  7. クリップについて評価レベルを選択してください。5または1のどちらを最高ランクにしても構いませんが、混乱を防ぐため全てのクリップレーティングが同じ方法で評価することをお薦めします。


レーティングショートカット
レーティングは、クリップを右クリックする以外にも、下記のショートカットで実行できます。

  • 英語キーボード: クリップを選択した後、Control+Option+Command+[1〜5の数字] (Mac) / Ctrl+Start+Alt+[1〜5の数字] (Win)
  • 日本語キーボード: クリップを選択した後、Control+Option+Command+[1〜5の数字] (Mac)

実践的なトラック・コンピング:レーンフィルタリング

最高のテイクを選択、またはレーティングをし終わった段階で、コンピング作業に適した良いテイクのレーンのみを表示、レーテイングが低いテイクのレーンを非表示にすることができます(Fig 24)。

Fig24_2    

  1. レーンの名前を右クリックしてください。メニューが表示されます。
  2. フィルタレーンのメニュー項目を選択してください。フィルタレーンサブメニューが表示されます。
  3. このメニューでは、表示または非表示にするすべてのレーン、またはその順位に基づいてレーンを表示/非表示することができます(Fig 25)。

Fig25_2     

   

数字の1を良くないテイクとし5を最高テイクだとする評価設定の場合、「以下を持つレーンのみ非表示」を選択し、クリップレーティングの評価を「>=1~5」を選択します。ここでは、3が選択され、3、4、5のみが表示されています(Fig 26)。

Fig26_2    

逆に数字の1を最高のテイクとし5を良くないテイクとする評価設定の場合、「以下を持つレーンのみ表示」を選択し、クリップレーティングの評価を>=1~5を選択します。ここでは3が選択され、3、2、1のみが表示されています。

Pro Tools Tips: プレイリストとコンピング④

Pro Toolsのプレイリストとトラックコンピングについて複数回に分けてご紹介します。
第4回は基本的なトラック・コンピングの方法について解説します。

*本Tipsポストは、DISC MAKERSとElectronic Musicianによる『PRO TOOLS FOR MUSICIANS』の一部を翻訳したものです。英語UIの画像が含まれますがご了承ください。

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編集プレイリストとトラックコンピング④

基本的なトラックコンピング方法
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ここから楽しい作業が始まります。まず、空のトラックにトラックコンプを行う新規プレイリストを作成します。プレイリストビューで簡単に作成できます(Fig 19)。

Fig19_2
   

  1. グラバーツールを使って、トラックの下に作成された空のレーンにクリップ(複数可)をドラッグします。クリップを指定する場所にドラッグすると、空のボックスが表示されます。ここでマウスボタンを離すと、選択されていたクリップが新しいプレイリストに移動され、上部にコンピング専用の空白の領域が残されます。
  2. メイン・プレイリストの名前を変更するにはトラックの名前をダブルクリックします。同様に、メインでないプレイリストの名前もダブルクリックすることで名前を変更できます。
  3. 複数のプレイリストの順番を並べ替えたい場合、そのプレイリスト名をクリックします。すると、ドラッグしてトラックの位置を上下に再配置することができます。また、チュートリアルセッションを使って作業している場合、テイクを順番通り配置をすることをお勧めします(Fig 20)。
  4. メイン以外のプレイリストを試聴するには、該当するプレイリストのソロボタンをクリックしてください。アクティブである編集プレイリストではなく、ソロにしたプレイリストを試聴できます。
  5. トラックのメイン・ソロボタンをクリックすると、セッション内の他のすべての非ソロのトラックがミュートされます。
  6. セレクタツールで、コンプするトラックに使用したい領域を選択して下さい。
  7. 「メインプレイリストに複製」のボタンをクリックします。

Fig20_2

  Fig21_2

    

ご覧いただくとお分かりになるように、選択された領域は、元のプレイリストからコピーされ、自動的にメイン・プレイリストへ貼り付けられました。それでは、他のセクションを聴き比べ、気に入ったテイクを選んで、コンプするトラックのプレイリストへと張付け、各テイクの一番良い部分を含む新しいトラックを作成してください。トリムツールで境界線を調整したり、グラバーツールを使って周囲のセグメントを移動することもできます。
クリップのつながりが不自然であったり、無理があった場合は、クロスフェードを使用することができます(次の章でクロスフェードする方法の詳細について説明します)。


 

コンピングショートカット
プレイリスト内の選択した領域を貼り付けるには、プレイリスト上の領域を選択した後、「選択範囲をメインプレイリストへコピー」ボタンを使う以外にも、下記のショートカットでも実行できます。

  • 英語キーボード: プレイリスト上の領域を選択した後、Control+Option+V (Mac) / Start+Alt+V (Win)
  • 日本語キーボード: プレイリスト上の領域を選択した後、Control+Option+V (Mac)

 

 

 

 

 

 

次の回では、クリップレーティングとレーンフィルタリングについてご紹介します。

Pro Tools Tips: プレイリストとコンピング③

Pro Toolsのプレイリストとトラックコンピングについて複数回に分けてご紹介します。
第3回は編集ビューでのプレイリスト表示について解説します。

*本Tipsポストは、DISC MAKERSとElectronic Musicianによる『PRO TOOLS FOR MUSICIANS』の一部を翻訳したものです。英語UIの画像が含まれますがご了承ください。

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編集プレイリストとトラックコンピング③

編集ウィンドウでプレイリストの表示
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すべてのテイクが個別のプレイリストに録音された状態になったら、トラックコンピングの作業に取り掛かかります。今回の例では、1つのオーディオトラックに4つのキーボードのソロのテイクがあります。それでは、それぞれの一番良い部分を切り取り、最終トラックを作りましょう(Fig 15)。

Fig15_2      

プレイリストボタンをクリックし、編集プレイリストのメニューを表示します。前述にあるように、表示したいテイクを選択します。いくつかのテイクの中から一番良いテイクの範囲を選択して、プレイリストにコピーしたり、プレイリストを変更し、新しいプレイリストへと貼り付けます。この方法は効率的なワークフローとはいえませんが、効果的な編集方法ではあります(Fig 16)。

  Fig16_2    

プレイリストを一つずつ切り替えることなく、トラックに含まれるすべての編集プレイリストを見てトラックコンプを作成することができれば効率的に作業ができます。目的のトラックにトラック・ビュー・セレクタ(ここでは「波形」)をクリックします。すると、メニューが表示されます。

  Fig17_2    

 

プレイリストメニューの項目をクリックします(Fig 18)。

Fig18_2    

プレイリストビューでは、表示指定したトラックに関連付けられたすべての編集プレイリストが個別に表示されます。

プレイリストビューは、複数トラックを同時に表示している場合は特に、複雑な編集ウィンドウになることがあります。プレイリストもトラックリストでも、メインで選択されているものが左端に表示され、それ以外のプレイリストは右に少しずれて表示されます。これで、どのレーンがどのトラックと関係しているか確認することができます。

 

 

 

 

次の回では、基本的なトラックコンピング方法についてご紹介します。

Pro Tools Tips: プレイリストとコンピング②

Pro Toolsのプレイリストとトラックコンピングについて複数回に分けてご紹介します。
第2回はトラック・コンピングツールについて解説します。

*本Tipsポストは、DISC MAKERSとElectronic Musicianによる『PRO TOOLS FOR MUSICIANS』の一部を翻訳したものです。英語UIの画像が含まれますがご了承ください。

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編集プレイリストとトラックコンピング②

トラック・コンピングツール
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仮に、(何回か別テイクで、または、ループ・レコーディングすることで)複数テイクの録音終えたとします。次の段階は、各テイクの一番良い部分を使って最終的なトラックにまとめることです。このプロセスをトラックコンピングと呼び、プロフェッショナルの編集における重要な作業のひとつです。
Pro Toolsの多くの機能と同様に、さまざまな状況に適したトラックコンピングの方法があります。トラックコンピングについては、Pro Tools バージョン8で機能の追加があり、その結果、ワークフローが劇的に改善されました。

ここでご紹介するワークフローは、プレイリスト編集で習得する知識に大きく依存します。基本的には、空のトラック上に各編集プレイリストにある様々なテイクの最良な部分を張り付ける作業を行います(空のトラックとは、実際は、クリップを含まない編集プレイリスト)。ここで、各テイクをどのように録音したかが重要になります。

 

ループ・レコーディングをオフで複数のテイクをする場合:

  1. 1回目のテイクは普通に録音します。
  2. 2回目のテイクを録音する前に、(Tips ①で記載した方法で)新規プレイリストを作成します。空のトラックが表示され、1回目のテイクが別の編集プレイリストに移動されました。
  3. 2回目のテイクを普通に録音します。
  4. テイクを追加する場合は、録音する前に新しい編集プレイリストを作成します。これは、録音した各テイクを編集プレイリスト上で区別できるようにするためです。

ループレコーディングにより複数のテイクを録音する場合(Fig 13):

  1. 「設定」メニューから、初期設定ダイアログボックスを開き、「操作」タブをクリックし、「ループレコーディングのときは初期プレイリストを自動的に作成」のチェックボックスをチェックします。
  2. 「OK」ボタンをクリックし、「初期設定」ダイアログボックスを閉じます。
  3. 普通にループレコーディングをします(Fig 14)。

Fig13_2
Fig14_2    

どのような方法で録音する場合であっても、プレイリストボタン(Tips ①にて記述)をクリックし、目的の編集プレイリストのからテイクを選択することによって、個々のクリップにアクセスすることができます。

 

 

 

 

次の回では、編集ウィンドウでプレイリストの表示についてご紹介します。

Pro Tools Tips: プレイリストとコンピング①

Pro Toolsのプレイリストとトラックコンピングについて全5回に分けてご紹介します。
日頃の音楽制作の中で是非試してみてください。

Pro Tools Tips: 編集プレイリストとトラックコンピング項目

  1. 編集プレイリスト
  2. トラック・コンピングツール
  3. 編集ウィンドウでプレイリストの表示
  4. 基本的なトラックコンピング方法
  5. 実践的なトラック・コンピング:クリップレーティングとレーンフィルタリング

*本Tipsポストは、DISC MAKERSとElectronic Musicianによる『PRO TOOLS FOR MUSICIANS』の一部を翻訳したものです。英語UIの画像が含まれますがご了承ください。

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Pro Tools Tips: プレイリストとコンピング①

編集プレイリスト
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編集プレイリストとトラックコンピング

ポストプロダクションやオーディオ制作の仕事では、「ワークフロー」という言葉を多々耳にすることがあります。ワークフローとは基本的に、最高クオリティの作品を制作するための無駄なく要領の良い作業の流れを意味します。Avidは業界で一般的に採用されているワークフローについて長年研究を重ね、より良いレコーディングやミックス作業のための効率的なワークフローを提案してきました。その一つとして、複数回録音されたいくつかのテイクを組み合わせて最も良いトラックを作るトラックコンピングがあります。
Pro Toolsでは、編集プレイリストと連携させることで、トラックコンピングを便利に行うことができます。ここでは、トラックコンピングと編集プレイリストの2つについて、どのように行うかを詳しくご説明します。

編集プレイリスト

編集プレイリストは、いわば、トラックに属する一連のクリップの集合体です。
たとえば、ひとつのオーディオトラックには、音楽、セリフ、効果音などどんなクリップでも含めることができます。トラックには、複数のプレイリストを適用することができます。そのため、新規トラックを作成せずに1つのトラックに対して複数のプレイリストを作って編集し、異なるバージョンをいくつか作成することが可能になります。あまり聞き慣れない機能かもしれませんが、操作は簡単です。さらに、編集に使うプレイリストに数の制限はありません。ですから、プレイリストの使い方を知れば、編集作業での柔軟性を向上させることが可能になります。

では、どのような状況で編集プレイリストを使用するかみてみます。

   
Fig1_3  

Fig 1 に示されているトラックは2つのギター・クリップを含んだオーディオトラックです。この場合、このトラックは「ギター」という名前だと思うかもしれませんが、正確には、編集プレイリストの名前がギターであり、トラック上にある一連のオーディオクリップを意味します。

この後トラックに編集を加えても、オリジナルのバージョンはそのまま維持されますのでご安心ください。


Fig2_2      

Fig 2 の1にあるように、変更したいトラック上のプレイリスト・セレクタ・ボタンをクリックします(以降、「プレイリストボタン」と記述)。


Fig3_2      

Fig4_2

メニューが表示されます(Fig 3)。ここでは、既存のプレイリストに変更を加えたいので、メニューから「複製」を選択します。ここにクリップのシーケンスをコピーします。ダイアログボックスが表示されますので、複製されたプレイリストに名前を付けることができます(Fig 4)。

   
メモ: プレイリスト複製ショートカット
メニューから編集プレイリストを選択してプレイリストを作成するほかにも、下記のショートカットで実行することもできます。

  • 英語キーボード: トラックを選択してControl+Command+\ (Mac) / Start+Ctrl+\ (Win)
  • 日本語キーボード: トラックを選択して、Control+Command+む (Mac)

Fig5_2

複製したプレイリストに名前を入力します。
「OK」ボタンをクリックしてください。ダイアログボックスが閉じて、新しいプレイリストが作成されます(Fig 5)。

トラック名(編集プレイリスト名)が新しい編集プレイリストと同一の名前に変更されます。
これで、クリップ(最初のクリップを削除します)に対して編集を加えることができるようになりました。
こうすることで、複数のプレイリストをいつでも切り替えし、編集内容を聴き比べすることができます!


Fig6_2  

プレイリストボタンをクリックすると、作成した編集プレイリストの両方が表示されます。再生中であっても、プレイリストを切り替えることができます。編集プレイリストは、ユーザーが様々な独創的な試みを施し、複数のバージョンを比較することができる優れた機能です(Fig 6)。

もちろん、編集プレイリストは、単にある特定のトラックに対する複数のバージョン作成する以外にも、元のトラックから完全に異なったバージョンのプレイリストを作成するためにも使用できます。

さきほどとは異なる状況で試してみましょう。Fig 7に示されているトラックは、ベースソロクリップを含んだオーディオトラックですが、編集プレイリストの名前はベースソロです(一般的に、ト ラック名として参照されます)。このトラックで、オリジナルバージョンから完全に異なる編集をする場合をご紹介します(Fig 8)。


Fig7_3   

  Fig8_2    

プレイリストボタンをクリックし、プレイリスト編集メニューが表示されます(Fig 9)。

    Fig9_2

ここでは、新しい編集を行うため、コピーではなく新規プレイリストを作成します。これを実行するには、「新規」をクリックします。すると、新規プレイリストに名前を付けるダイアログボックスが開きます。



メモ: 新規プレイリストショートカット
プレイリスト作成は、メニューから「編集プレイリスト」から選択する以外にも、
下記のショートカットで実行することもできます。

  • 英語キーボード: トラックを選択し、Control+\ (Mac) / Start+\ (Win)で作成することができます(Fig 10)。
  • 日本語キーボード: トラックを選択し、Control+む (Mac)

Fig10_2

   

新しいプレイリストの説明を入力します (例として、名前にはサックスソロと入力しました)。
[OK]ボタンをクリックしてください。ダイアログボックスが閉じ、新しいプレイリストが作成されます(Fig 11)。

Fig11_2

   

オリジナルのオーディオトラックに加えて、新しい空の編集プレイリスト準備ができました。このトラックにサックスソロを録音することにしましょう(Fig 12)。


Fig12_3    

サックスソロを録音した後、プレイリストボタンをクリックして、テイクを決めることができます。再生中でもどんな時でも、編集プレイリストのテイクを変更することができます。

 

 

 

 

次の回では、トラックコンピングツールについて説明します。

2013年4月10日 (水)

NAB現地リポート 2日目

アメリカ、ラスベガスで始まりましたNAB Show でAvidは#SU902に出展しています。(アッパーサウスホール)

1日目、2日目ともラスベガスのわりには気温が低く肌寒い日が続いています。

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Avid ブースでは8日15:00からOceans11, Side Effects, Magic Mike等を手がけたミキサーのLarry Blake氏によるセッションが行われました。

本日NAB2日目のゲストスピーカーはTVドラマ「ゲーム・オブ・スローン」のCo-Producer/Post SuperviserのGreg Spense氏によるセッションがありました。ゲストセッションが始まるとブースの中も外もかなり混雑しました。ロスアンゼルスとベルファーストで撮影を行いMedia Composerや他のAvid Solutionを使い どのように協業作業を行ったかをトークショー形式でお話しくださいました。

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さて、アメリカ時間 4月7日に発表されましたPro Tools 11ですが、今回のブログでは、Pro Tools 11の新機能をいくつかみていきたいと思います。

パワフルに進化したPro Tools 11

Pticon まず、注目すべきは64bit アーキテクチャーによりバーチャルインストルメントやプラグインが同時に沢山使えるようになり、同じハードウェアで数倍以上のプロセッシングが可能になった事です。

64bit 

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そしてOffline bounce。今までは実時間かかっていたバウンスが最大150倍の速さで処理できるようになりました。

プロジェクトにもよりますが、例えて言うなら1時間のラジオ番組が45秒でバウンスできる速さです。

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【オフライン バウンス】













また、メーター表示が改善され、より高解像度となり 30%表示レンジが縦方向に拡張しました。

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ゲインリダクションのメーター表示が可能になり、各チャンネルでゲインリダクションの表示が可能になりました。

17種類のスタンダードなメータータイプを内蔵しています。

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Avid Video Engine搭載:Avid DNxHDを含む幅広いHDビデオフォーマットの再生と編集がダイレクトにPro Tools上からトランスコードなしでできるようになりました。

Avidvideoengiine

Avid Nitris DXやAvid Mojo DXをはじめ、3rdパーティのビデオI/Oにも対応しました。

以上簡単ですが、Pro Tools 11の主な新機能になります。

Pro Tools 11の価格や新機能概要はプレスリリースをご参照下さい。

NAB現地リポート 1日目もご参照下さい。>>

2013年4月 8日 (月)

Avid Pro Tools 11がオーディオ制作に新たなスタンダードを確立

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Avid Pro Tools 11がオーディオ制作に新たなスタンダードを確立
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~ Coreエンジン、64ビット・アーキテクチャ、そして更に進化したメーター機能が、大規模セッション、バーチャル・インストゥルメントやエフェクトを多数使用した作曲作業、そしてMedia Composerでの編集とのダイレクトなコラボレーションなど、今日のプロフェッショナルが必要とするオーディオ環境の構築を支援 ~

2013年4月7日、ネバダ州ラスベガス、NABショー (ブース番号SU902) - Avid® (NASDAQ: AVID) は本日、以降、業界標準のデジタル・ワークステーションのメジャー・アップグレードである Avid Pro Tools® 11を発表しました。この最新版では、新しくパワフルなオーディオおよびビデオ・エンジン、64ビット構造、拡張メーター機能、HDビデオとのダイレクトな親和性など、オーディオ制作プロフェッショナルが要求の厳しい製作環境で必要不可欠なツールを提供すると共に、今日のオーディオ制作のワークフローを再定義します。

Avidプロダクトおよびサービス部門のシニア・バイス・プレジデントであるクリス・ガヘイガンは次のように述べています。「Pro Tools 11は、クリエイティブ・パワーの大いなる飛躍を意味します。デザイン構造を完全に一新したことで、プラグイン処理能力を向上し、より多くのバーチャル・インストゥルメントの使用が可能になりました。そして追加された多数の新機能により、制作現場に新たな息吹と革新をもたらすことでしょう。」

Pro Tools 11は、現代のプロフェッショナルたちが加速度的に複雑さを増すセッションやタイトなスケジュールの中で必要とする、新たな機能、パフォーマンス、そしてワークフローを兼ね備えています。重要な新機能は以下の通りです:

  • 完全に一新されたオーディオエンジンのデザインと64ビット・アーキテクチャ
    o    新たなAvid Audio Engine:ハードウェアの構成が同じ状態でPro Tools 10と比較すると数倍の処理能力を提供。
    o    64ビット・アーキテクチャ:バーチャル・インストゥルメントの同時使用可能数を指数関数的に増加させると共に、複雑なセッションの使用も可能。
    o    オフラインのバウンス作業:ミックス時間が最大でリアルタイムの150倍にスピードアップ。
    o    低レーテンシー入力バッファ:プラグインのパフォーマンスを阻害することなく、録音時のモニタリングにて超低レーテンシーを保証。
    o    ダイナミックなホスト処理:必要に応じて処理リソースを継続的に再割当てするため、使用可能なプラグイン数を最大限まで拡大。
  • 拡張されたメーター機能
    o    規格対応:ビルトイン・メーターの基準値の種類が増え、ピークおよび平均値からVU及びPPMまで、世界各地の放送規格に対応。
    o    ゲイン・リダクション:各チャンネルのダイナミックス・プラグインのゲイン・リダクションを表示。
  • ダイレクトなHDビデオのワークフロー
    o    Avid Video Engine搭載Media Composer®と同じコアエンジンを搭載しており、Avid DNxHD®など幅広いHDビデオフォーマットをトランスコードすることなくPro Toolsのタイムライン上で直接的に再生・編集が可能。
    o    ビデオ・インターフェースのサポート:DNxHDおよびQuickTimeのメディアをAvid Nitris® DXAvid Mojo® DX、その他の対応機器を通してモニター可能。

「プロフェッショナルなミキシングの世界において、これまではいつも処理能力が足りなくなりがちだったのですが、Pro Tools 11は正に私が望んでいたものです」と、 U2、ロバート・プラント、オジー・オズボーン、ザ・キュアー、そしてINXSのミキサーでありエンジニアであるティム・パーマー氏は述べています。「新しい画面表示はとても気に入っていますし、新しいセンドの表示は本当に見事ですね。素晴らしく魅力的だと思います。Pro Tools 11はとてつもなく大きな飛躍ですよ。」(パーマー氏)

価格と販売について 
Pro Tools 11 と Pro Tools HD 11 は、2013年第2四半期後半にAvid 販売代理店およびオンライン Avid Store にて販売予定です。製品の詳細については、こちら(英語)をご覧ください(日本語ページ準備中)。

  • Pro Tools 11 (DVD同梱)                        ¥72,660
  • Pro Tools 10 to 11アップグレード(アクティベーションカード同梱)    ¥31,080
  • Pro Tools 9 to 11 アップグレード(アクティベーションカード同梱)      ¥41,475
  • Pro Tools 11.0 アップグレード(PT Expressから)             ¥51,870Pro Tools HD10 to HD11アップグレード(アクティベーションカード同梱) ¥62,265
  • Pro Tools HD9 to HD11アップグレード(アクティベーションカード同梱) ¥103,845

*価格は全て税込予測価格です。価格については、Avid販売代理店へお問い合わせください。

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iOS初対応Avid製インターフェースAvid Fast Track Solo/Duo: モバイル録音環境にプロフェッショナルな品質を導入

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iOS初対応Avid製インターフェースAvid Fast Track Solo/Duo: モバイル録音環境にプロフェッショナルな品質を導入
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~モバイル環境に適したオーディオ・インターフェースにAvid Pro Tools Expressが同梱され、多目的で高品質な音楽とオーディオ製作を実現~

2013年4月7日、ネバダ州ラスベガス、NABショー (ブース番号SU902) – Avid® (NASDAQ: AVID)は本日、高品質な録音や作曲を可能とする二つの新しいポータブル・オーディオ・インターフェース — Avid Fast Track® SoloとFast Track Duoを発表しました。堅牢なデザインを誇るこれら2つのインターフェースには、MacとWindowsの両方に対応するPro Tools® Expressソフトウェアが同梱され、iPad®と直接接続することにより、サポートされるiOSアプリケーションに対し高品質のI/Oを提供します。

プロフェッショナルを目指すミュージシャンや学生向けにデザインされたFast Track SoloおよびFast Track Duoは、Pro Toolsを初めて扱う方には最適の製品です。重要な新機能は以下の通りです:

Pro Tools Expressソフトウェア
•    商業レコーディングスタジオに導入されているシステムと同様の機能やツールを多く搭載。
•    最大16ステレオオーディオトラックへの録音が可能であり、MIDI編集機能や楽譜ツールをフル装備。
•    最高の製作を可能にする高品質のバーチャル・インストゥルメントとエフェクトを搭載。
•    エラスティック・タイムとエラスティック・ピッチにより、時間、テンポ、そしてピッチの調整が容易。
•    Pro ToolsおよびPro Tools HDシステムとのセッション互換を実現。

Fast Track Solo、Fast Track Duoハードウェア
•    自宅、スタジオ、そしてモバイル環境に最適なパッケージング。
•    頑丈な金属ボディー、強固な操作ノブやジャックで、外的なダメージから保護。
•    高品質のマイクプリアンプ入力により、2つのソース信号を同時に24ビット、48 kHz解像度で録音することが可能。
     o    Fast Track Soloにはマイクプリアンプ1つとインストゥルメント入力1つを装備。
     o    Fast Track Duoにはマイクプリアンプ/インストゥルメント入力を2つ、ライン入力2つを装備。
•    レーテンシーなしでの録音を可能にするダイレクトモニタリング機能を搭載。
•    MacとPCのいずれでも、作業場所を選ばないバスパワーのUSBポートを搭載。
•    iPadとの直接接続が可能 — iPadカメラ接続キットは不要です。

Avidセグメントおよびプロダクト・マーケティングのバイス・プレジデントを務めるダナ・ルジカは次のように話します。「今日、ソングライターやミュージシャン志望者は、どこにいてもそのクリエイティビティを発揮できるポータブル性を備えた、高品質でありながらも値段が手頃なレコーディングソリューションを必要としています。業界のスタンダードとしての地位を確立して久しいPro Toolsファミリーへのアクセスを可能にするFast Track SoloとFast Track Duoがもたらす機能性に匹敵する製品は現在の市場にありません。」

価格と販売について
Fast Track Solo と Fast Track Duoは、4月12日よりAvid販売代理店にて販売を開始する予定です。詳細については、 弊社Webページをご覧ください。価格は下記のとおりです(税込み予価)。

  • FAST TRACK SOLO (PRO TOOLS EXPRESS同梱)     ¥18,585
  • FAST TRACK DUO (PRO TOOLS EXPRESS同梱)       ¥31,080

製品の詳細は弊社Webサイト(英語)をご覧ください(日本語ページ準備中)。

 

Fast Track Solo
Fasttrack_solo

Fast Track Duo
Fasttrack_duo

AvidオフィシャルWebサイト

2017年4月

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