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2013年8月

2013年8月29日 (木)

マイナビニュース『オリジナル楽曲を制作して、CM風動画を作ってみよう!』レポート:Fast Track Soloで楽曲制作をはじめよう

マイナビニュースのクリエイティブチャンネルにて、Fast Track Soloを使ったオリジナル楽曲の制作方法をご紹介するレポートが公開されました。

これまで、「音楽を作ってみたい!」でも「楽器が弾けないから…」「どのソフトがいいのかわからない」「音楽制作ソフトって高額なのでは?」と思ったことのある方にも、とてもわかりやすく解説しています。是非ご覧ください。

「オリジナル楽曲を制作して、CM風動画を作ってみよう!」レポートを読む >> マイナビニュース

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Mbox、Fast Track Solo/Duo学生・教員割引価格開始のお知らせ

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Mbox、Fast Track Solo/Duo学生・教員割引価格開始のお知らせ

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業界標準のオーディオ・クリエイション・ツールを教育の現場にも

2013年8月29日、アビッドテクノロジー株式会社(本社: 東京都港区)は、業界標準HD I/Oのエンジニアリングチームが設計したコンパクトなオーディオ・インターフェースと、Pro Tools®の使用方法の習得に最適なPro Tools Expressのバンドル製品について、学生・教員割引価格での販売を開始しましたのでお知らせします。割引価格が設定されているのは以下の製品です。

 

Mbox® Pro Tools  Express同梱) アカデミック版 

学生・教員割引価格¥38,955 税込市場予想価格 (通常¥51,870税込市場予想価格)

Mboxは、クラス最高のサウンド・クオリティ、並はずれたパフォーマンス、ゼロに近いレイテンシーを提供するオーディオ・インターフェースです。4 x 4同時I/Oチャンネル、マイク・プリアンプ、48Vファンタム電源搭載のマイク/ライン・コンボ・インプット(XLR)、1/4インチDIインプット、ボリューム・コントロール付きの1/4インチ・ステレオ・ヘッドフォン・アウトプットなど、多彩な機能でクリエイティブな制作を実現します。(製品詳細ページ

 

Fast Track® Solo Pro Tools Express同梱)アカデミック版  

学生・教員割引価格¥15,120 税込市場予想価格 (通常¥18,585 税込市場予想価格)

Fast Track Soloは、I/Oの2x2チャンネルで、ギターとボーカルを同時にレコーディング(解像度24-bit/48 kHz)できるほか、XLRマイク入力/プリアンプ(48Vファンタム電源付)でボーカルを、そして、1/4インチ・インストゥルメント・インプットでギターやベースをダイレクトにレコーディングできます。iPad用iOSオーディオ・アプリケーションを使ってMac、PCまたはiPadを一瞬にしてポータブルかつ使いやすい作曲/レコーディング・システムに変貌させる全ての機能が詰まっています。(製品詳細ページ

 

Fast Track® Duo Pro Tools Express同梱)アカデミック版   

学生・教員割引価格¥24,990 税込市場予想価格 (通常¥31,080 税込市場予想価格)

Fast Track Soloがシングル・マイク・プリアンプを備えているのに対し、Fast Track Duoでは、デュアル・コンボXLR/インストゥルメント入力の2つの高品質マイク・プレで、2つのボーカル、ボーカルとアコースティック・ギターのパフォーマンス、またはバンドのライブパフォーマンスをステレオでキャプチャーできます。さらに、Duoは2つのラインレベル入力をサポートしているため、キーボード、デジタル・ミュージック・プレイヤー、およびその他の機器を接続することができます。また、iPad用iOSオーディオ・アプリケーションを使った録音が可能です。

Fast Track Duoは、プロフェッショナルを目指すミュージシャンがスタジオレベルのサウンドを手軽に制作できるオーディオ・インターフェースです。(製品詳細ページ

 

 

アカデミック版ご購入対象者

Mbox, Fast Track Solo/Duoアカデミック版(学生向け・教員向け)をご購入いただける個人のお客様:

  • 大学生- 大学・短期大学・専修専門学校等の各種政府認定高等教育機関に在籍している学生(*1)
  • 教職員- 大学・短期大学・高等学校・中等学校・中学校・小学校・幼稚園・専修専門学校等の各種政府認定教育機関に勤務している教員および職員
  • 在宅教育の教員-都道府県の在宅教育法規で定義される教員
  • 高校生・中学生- 高等学校・中等学校・中学校等の各種政府認定教育機関に在籍している学生(*1)
  • 在宅教育の高校生・中学生 -都道府県の法規で定義される、在宅教育を受けている高校生・中学生

*1 非政府組織によって認可を受けた専門学校の授業を受講している学生は、Avidアカデミック版の対象外です。

※上記は、Mbox、Fast Track Solo、Fast Track Duoのアカデミック版のご購入資格条件となります。Pro Toolsフルバージョンのアカデミック版ご購入対象者とは条件が異なりますのでご注意ください。

※学生・教員版と通常版で製品内容の違いはありません。

 

ご購入について

ご購入時には学生証・教員証を販売店へ提示する必要があります。詳しくはお近くのAvid製品販売店までお尋ねください。

 

製品についての詳細は下記弊社Webサイトをご参照ください。

 

 

Mbox3qtrrt_pt_gui ↑ Mbox

Fasttrack_duo ↑ Fast Track Duo

Fasttrack_solo ↑ Fast Track Solo

 

2013年8月28日 (水)

AAX 64bit対応情報: メディアインテグレーション社、取扱い製品AAX Pro Tools 11対応状況

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続々とAAX 64bit対応が進むプラグイン。Avid Music Blogにてその対応状況を度々ご紹介していますが、McDSPやFlux::、Metric Haloなどを取り扱っているメディアインテグレーション社のプラグインについて対応状況をご案内します。

最新の状況は、Media Integrationウェブサイトをご覧ください。

メディアインテグレーション社取り扱い製品の Avid AAX フォーマットおよびPro Tools 11への対応状況
情報が入り次第、本ページが更新されます(下記は2013年8月21日時点の情報)。

 メーカー名 Native 32bit   DSP 32bit  Native 64bit   DSP 64bit   備考 サポート情報
 Flux::            
   Elixir3 ◎  ◎   v3にて対応 *DSPは専用ライセンス  関連情報
   Epure3 ◎  ◎   v3にて対応 *DSPは専用ライセンス  関連情報
   Ircam Verb3      v3にて対応  
   PAS      SampleGrabber にてAAX対応  
 McDSP          要v5ライセンス  
  RetroPack  *Windows版は後日対応予定  
  Classic Pack  *Windows版は後日対応予定  
  Emerald Pack  *Revolver、ChannleG surroundおよびWindows版は後日対応予定  
Metric Halo            
  Production Bundle   v1.0.5にて対応 関連情報 
Nomad Factory            
  MAGMA        
 ECHOES、MAGNETIC、MAGNETIC II        
Nugen Aduio            
  LM-Correct    ◎      
  VisLM-H    ◎      
  ISL    ◎      
Sonnox          要G5ライセンスおよびiLok 2   
  Oxford EQ    
  Dynamics    
  Inflator    
  Limiter    
  TransMod    
Synthogy            
  Ivory II          
WaveArts          要AAXアップグレード  
  PowerSuite5        
  Dialog        
  TubeSatrulator        
  MasterRestoration        
  TrackPlug    
  FinalPlug    
  MultiDynamics    

2013年8月26日 (月)

Avid Blogsポスト『2013年ロックスター・メイヘム・フェスティバル - 第3週: Pro Tools|HD Nativeでレコーディング』

本ブログポストは、Avid Blogsに掲載されたSteve Lagudi氏による "2013 Rockstar Mayhem Festival: Recording with Pro Tools|HD Native" の翻訳です。

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以下はスティーブ・ラグディ氏の寄稿の5本シリーズの3本目です。スティーブ・ラグディ氏はツアー・ライブ・サウンド・エンジニアおよびスタジオ・レコーディング・エンジニアとして15年以上活躍しています。テスタメント、エクソダス、イル・ニーニョ、ゴッド・フォービッド、ナパーム・デス、カンニバル・コープス、セパルトゥラ、シャドウズ・フォール、その他多数のバンドと仕事をしています。
 

さあ第3週目です。私は現在アメリカからカナダにわたる2013ロックスター・メイヘム・フェスティバルのツアーでマシーン・ヘッドをミックスしています。使用しているのはAvid Mix Rackシステムで、HD Native Thunderboltインターフェース経由でノートブック・コンピューター上のPro Tools 10へレコーディングするためのVENUE HDxオプション・カードを搭載しています。今週は、私のお気に入りの話題、Pro Toolsを使ったレコーディングについてお話します。

ここまで、VENUEコンソールのパワフルな機能を私がどのように使っているかを説明してきました。今回はAvid Mix RackシステムからPro Toolsへレコーディングする方法を説明します。レコーディングするためのオプションは2つあります。ひとつはFWxオプション・カードを使用する方法ですが、これは単純なFirewire-400接続で、直接コンピューターに接続でき、32チャンネルのレコーディングが可能です。もうひとつはVENUE HDxオプション・カードを使う方法で、私はこの方法を使っています。このカード1枚で合計64チャンネルのレコーディングができます。より大きなシステムでは、2番目のHDxカードを加えるとチャンネル数を倍にできます。

VENUE HDxオプションを使う場合は、Pro Tools HD(HDX、HD Native(PCIまたはThunderbolt)、または旧HD Accelカード)を装備したコンピューターが必要です。私はHD Native Thunderboltを使用しているので、フライトケース入りの大きなコンピューターの代わりに、ラップトップと小さなインターフェースだけでどこにでも行けます。あとバックアップ用の外付けハード・ドライブを持ち歩いています。

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接続方法を説明しましょう。HDxオプション・カードはMix Rackの後のカード・スロットにインストールします。そこから、2つのDigiLinkオス/ DigiLink Miniメス・アダプターを2本のDigiLink Miniケーブルに接続し、ケーブルのもう一方をHD Native Thunderboltインターフェースの後の[Port 1]と[Port 2]に接続します。このインターフェースは、1本のThunderboltケーブルでApple MacBook Proへ接続します。私のMacBook Proは15インチ、2012年モデル、2.7 GHz Intel Core I7、メモリ16 GB、半導体ドライブ、OSはMac OS X 10.8.4です。インストールされているのはPro Tools HD 10.3.5です。

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VENUE FWxオプション・カードの使い方も簡単です。現在のマシーン・ヘッドのツアーの前、私はナパーム・デスとカンニバル・コープスと一緒にツアーをしましたが、このときはProfileまたはSC48コンソールとFWxカードを使って6つものショーをレコーディングしました。ここでHDxについて説明することのほとんどはFWxの場合も同じです。

すべてを接続し、コンソールとコンピューターを起動したら、システムを作動させるのは簡単です。最初の48チャンネルは簡単にPro Toolsにアサインできます。任意のチャンネルを選択し、[Direct Out]ボタンを押します。これでアウトプットがPro Toolsの対応チャンネルに自動的にアサインされます。16のユーザー・アサイナブル・チャンネルについては、2チャンネルをコンソールのL&Rアウトプットを録音するのに使っています。これを行うには、[Patchbay]の[Outputs]タブを選択し、[Pro Tools]タブを選択して16のユーザー・アサイナブル・チャンネルを表示します。後は録音したいチャンネルをクリックするだけです。

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すべてのダイレクト・アウトプットはステージからの独立チャンネルです。すべてチャンネル・ストリップの一番上からPro Toolsへ送っています。これらはポスト・ゲインかつプリプロセッシングで、バーチャル・サウンドチェックで使います。この生音はスタジオでライブ・アルバムをミックスするときも必要になります。L&Rトラックにはメイン・ミックスのコピーをとっておきます。これはメディア、プレス、マネージャー、そして何よりもバンド用です。ツアーのある日これが役に立った例を後で紹介します。

Pro Toolsのセットアップも簡単です。BWF(.WAV)、24ビット、48 kHzのセッションを作成します。セッションは外付けハード・ドライブに保存することをお勧めします。ソフトウェアはホスト・コンピューターで走らせ、データの保存は外付けハード・ドライブに任せるのが最も効率的です。セッションをロードしたら、[Pro Tools Setup]タブの下の[Playback Engine]を選択し、I/Oとして[HD Native Thunderbolt]を選択します。ここでPro Toolsを再起動します。再起動したらPro Toolsセッションがコンソールに接続されます。セッションに必要な数のトラックを作成します。そしてPro Toolsのインプットとアウトプットを選択します。インプットとアウトプットは同じチャンネルに対応するようアサインすることをお勧めします。こうしておくと録音のときだけではなくバーチャル・サウンドチェックのときも便利です。これでセットアップは完了です。すべてのトラックをレコード・モードにして、準備ができたら後はレコード・ボタンを押すだけです。

ここでひとつ非常に重要なことをお話します。それはゲインの仕組みとレベルの設定についてです。デシベル(dB)、特にdBFSについて詳しくない方は、少し予習をしていただくと、これから私がお話することがよくお分かりいただけると思います。Pro ToolsとVENUEはデジタルであるため、計測はdBFS(フルスケール)単位です。しかしコンソール上ではアナログ世界のdBVUでレベルが表示されます。従ってコンソール上でレベルをセットし、Pro Toolsを見ると、レベルが異なっています。これでいいんです。Pro Toolsのレベルを一杯一杯にするようなことはしないでください。スタジオでも、Pro Toolsのレベルを非常に高くしてレコーディングし、ヘッドルームを使い切ってしまうという過ちを犯す人を見かけます。ミックス・エンジニアとして私がこのようなトラックを受け取ったときは、ミックスを始める前にすべてトリム・ダウンしなければなりません。レベルが大きければいいという分けではないことを忘れずに、アナログ歪みと違ってデジタル歪みには耐えられません、少なくとも私には!

コンソール上のゲインを設定するということは、Pro Toolsのゲインのレベルを設定することです。これらのゲインはコンソール上で0 dBになるように設定します。私はマイクのプレ・サチュレイションを得るために特定のチャンネルを0 dBより少し上にしますが、それ以外のチャンネルは0dBまたはそれ以下にします。こうすることによってdBFS 側のPro Toolsのレコーディングが適正なレベルで行われます。

演奏が終了したらレコーディングも停止させますが、少し長めにレコーディングすることをお勧めします。「オーディエンス」マイクを使って聴衆の雰囲気を録音している場合は、その部分をライブDVDやCDで使えます。これはショーの前も同じで、私はショーが始まる5分くらい前からレコーディングを開始します。Pro Toolsのレコーディングが完了し、セッションを保存して終了したら仕事は終わりです。少なくとも1台の別のドライブにセッションのバックアップをとっておきましょう。

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レコーディングしたショーは、次のショーのバーチャル・サウンドチェックに使います。バーチャル・サウンドチェックについては次回お話します。

次はL&Rメイン・ミックスをレコーディングする利点と、これがいかに現在のツアーに役立ったかについてお話したいと思います。これをレコーディングした一番の理由は、ショーのラフ・ミックスをバンドに聴いてもらうためでした。最初のブログでも触れたとおり、マシーン・ヘッドは新しいベース・プレーヤーのジャレド・マッキーカーンを迎えていましたが、彼はバックアップ・ボーカルでも重要な役割を担っていました。このファイルがあれば、ショーのレビューができます。ジャレドが正しく演奏しているかだけではなく、バンドの各メンバーの演奏と、レベル、バランス、エフェクト、その他私がミックスに加えたクリエイティブな要素をすべてバンドに聴いてもらえるのです。このメイン・ミックスはメディアやラジオ局に渡すこともできます。このツアーではこれが実際に役立ちました。

ショーのある日、Sirius/XMラジオ局が現地にいました。彼らは私のステージのオープニングアクトのために、単純なマトリックス・フィードを受け取る2トラック・レコーダーでコンソールにパッチされていました。私はこれについてバンドと話し合い、マトリックス・フィードの代わりにL&Rメイン・フェーダーのミックスを提供することを提案しました。それだけではなく、オーディアンス・マイクをブレンドし、EQとコンプレッションで音を整えてラジオ放送用のトラックをマスタリングできることを説明しました。バンドのみんなはそんなことができると知って喜び、またしても私の株が上がりました。

ステージを離れるまでの2時間ほどで私はそのミックスのコピーを引き渡しました。ツアー・バスに乗った私たちはこのミックスをステレオで再生したんですが、そのリアルな「ライブ感」にバンドは圧倒されたようでした。バンドはその音質に驚き、「これは他のバンドのちゃんとしたライブ・プロダクションよりいいね」と言いました。そこで私は、今後はこのミックスとマスターのセットアップをレビュー用のテンプレートとして使いますと彼らに言いました。

誰もがこのコンソールのすべての機能を必要とするわけではありませんが、こうしたことができることを知っていればいざというときに役立ちます。このコンソールは本当にパワフルなツールで、毎日このコンソールを使って仕事をするのは楽しいです。

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オリジナルブログ著者:

スティーブ・ラグディ

スティーブ・ラグディ氏はツアー・ライブ・サウンド・エンジニアおよびスタジオ・レコーディング・エンジニアとして15年以上活躍しています。テスタメント、エクソダス、イル・ニーニョ、ゴッド・フォービッド、ナパーム・デス、カンニバル・コープス、セパルトゥラ、シャドウズ・フォール、その他多数のバンドと仕事をしています。スティーブはAvid Pro ToolsとVENUEライブ・サウンド・コンソールの長年のユーザーです。

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2013年8月21日 (水)

Rock oN Pro主催、『エンジニア中村文俊氏が語る、制作現場からのPT11のノウハウを知る!』セミナーご案内

Rock oN Pro主催、8/30日に開催されるPro Tools 11セミナー『エンジニア中村文俊氏が語る、制作現場からのPT11のノウハウを知る!』のご案内です。

イベントの詳細はRock oN Companyサイトにてご覧いただけます。

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セミナー概要

  • 日時    : 2013年8月30日(金)19:00~
  • 場所    : ROCK ON PRO セミナールーム
  • 住所    : 東京都渋谷区神南1-4-8 神南渡辺ビル2F
  • 定員    : 各回30名(先着順)
  • 参加費用:  無料


イベント詳細・お申込み

Rock oN Companyサイトをご覧ください >>

 

アジェンダ 

導入部
ProTools11の新機能ダイジェスト(64bitアプリケーションへの変革、AAE、ダイレクトプロセッシング、オフラインバウンス、SatelliteLink)10分(阪田)

第一部:PT11によるレコーディングセッティングと収録プロセス(30分)
◎ドラム編「中村式ドラムレコーディング徹底解剖!」(10分)
   1.ドラムのマイキングの説明
   2.アウトボードの活用法
   3.一番気をつける位相の問題
◎ギター編「ほんの少しの工夫でギターの音が劇的改善!!」(10分)
   1.マイキングなどの説明
   2.プラグインアンプシミュレーターの活用術
◎ボーカル編「ボーカルの魅力を引き出すレコーディング」(10分)
   1.マイキングやマイクなどの説明
   2.ボーカルレコーディング時のモニターやCueボックスへの返しの気配り
   3.中村氏が普段行う掛け録りのコンプの活用術
   4.ベストパフォーマンスを引き出すヴォーカル編集テクニック

【休憩:10分】

第2部:Rock oNがお伝えする、導入と運用テクニック
Pro Tools普及における現在の問題点と回避裏技

第3部:PT11によるミックスから納品まで(30分)
「楽曲の魅力を最大限生かすミックステクニック」

   1.ミックスにおける全体像の把握。
   2.ミックスにおけるエディットの術
   3.マスターリミッティングの活用術
   4.その他の技法説明
       ・リバーブ音のEQ術
       ・位相を操作した洋楽っぽい音作り
   5.PT11でのバウンス


質疑応答(5分)


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講師ご紹介: 中村文俊氏プロフィール

レコーディングエンジニア。エピキュラススタジオでキャリアを積んだ後、独立し、Officeインビレッジを設立。これまでにスガシカオ、大黒摩季、スネオヘアー、空気公団などを手がける。エンジニアとしての確かな技術に加え、電気についての知識、音楽的なプロデュース手腕も兼ね備え、アーティストからの信頼も厚い。近年は新人アーティストのサウンドプロデューサー的役割を担う機会も増えている。


コンパクトかつ新しいネットワーク・アーキテクチャーのAvid S3L 出荷開始

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※本プレスリリースは、米国時間2013年8月15日に発表されたメディア・アラートの抄訳です。
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コンパクトかつ新しいネットワーク・アーキテクチャーのAvid S3L出荷開始
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~HDX駆動のDSPエンジン、モジュラー式設計、AVB Ethernet、EUCONオープン・ネットワーク規格がプロフェッショナル・ライブ・サウンド・ミキシング&レコーディングの既成概念を打ち破る~

マサチューセッツ州バーリントン、2013年8月15日 – 本日Avid® は新しいモジュラー式ネットワーク接続型ライブサウンドシステムAvid S3Lの出荷を開始しました。この製品は、多数のライブサウンド・プロフェッショナル達が将来のシステム・アーキテクチャとして信頼を寄せるパフォーマンス、サウンド・クオリティ、機能をお届けします。新しいモジュラー式Avid S3L Systemは、VENUEソフトウェアとAAX DSPプラグインを動かす革新的な高性能HDX駆動プロセッシング・エンジン、拡張可能なリモートI/O、コンパクトなEUCON対応コントロール・サーフェス、統合ライブサウンド・ミキシング&レコーディング用Pro Tools®ソフトウェアで構成されます。

アーティストとミュージシャンには、S3Lはそのベストを尽くすために必要なオーディオの鮮明さと慣れ親しんだスタジオ・プロセッシングを提供します。エンジニアは、中核に高性能のエンジンを持つことにより、技術的な限界を心配することなく、リッチにレイヤーされたミックスを素早く作成し、クライアントの特徴的なサウンドに対応することができます。ストリームライン化されたネットワーク設計は、ドラッグ&ドロップ機能でシステムのセットアップと設定を簡素化し、さらにはPro Toolsのダイレクト・レコーディング&ミキシング機能がライブ・アルバム・リリースの機会を広げます。
このコンパクトなS3Lシステムは、持ち運びが簡単で、クラブ、劇場、教会などあらゆる演奏会場に設置でき、幅広い需要に応えることができます。

 

価格と販売について
Avid S3Lはアメリカ時間8月15日よりAvid販売代理店で発売されます。国内では8月21日より出荷開始いたします。価格の詳細はお近くの代理店までお問い合わせください。

製品の詳細は弊社WebサイトのS3L製品ページにてご確認いただけます。



本プレスリリースについては、以下までお問い合わせください。
アビッド テクノロジー株式会社 マーケティング部 03-3505-7937(代表) news_jp@avid.com


Ultra compact modular live sound system—the new Avid S3L
YouTube: Ultra compact modular live sound system—the new Avid S3L

http://www.youtube.com/watch?v=eQc4bG_dbGU

2013年8月20日 (火)

Avid Blogsポスト『2013年ロックスター・メイヘム・フェスティバル - 第2週: プラグインとスナップショット』

本ブログポストは、Avid Blogsに掲載されたSteve Lagudi氏による "2013 Rockstar Mayhem Festival: Plug-ins and Snapshots" の翻訳です。

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以下はスティーブ・ラグディ氏の寄稿の5本シリーズの2本目です。スティーブ・ラグディ氏はツアー・ライブ・サウンド・エンジニアおよびスタジオ・レコーディング・エンジニアとして15年以上活躍しています。テスタメント、エクソダス、イル・ニーニョ、ゴッド・フォービッド、ナパーム・デス、カンニバル・コープス、セパルトゥラ、シャドウズ・フォール、その他多数のバンドと仕事をしています。
 

お帰りなさい!前回のブログでは、VENUE HDxオプション・カードを搭載したAvid Mix Rackシステムの最初のセットアップについてお話しました(HDxオプション・カードはHD Native Thunderboltインターフェース経由でラップトップ・コンピューター上のPro Tools 10へレコーディングするためのものです)。これが、現在私がアメリカからカナダにわたる2013ロックスター・メイヘム・フェスティバルのツアーでマシーン・ヘッドをミックスするために使用しているシステムです。今週のブログではプラグインとスナップショットについてお話します。

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プラグイン

Avidのライブ・コンソールのパワフルな機能の1つはプラグインが使えることであり、Mix Rackシステムで使用できるプラグインは数多くあります。これによってスタジオでつくったサウンドをライブ環境で再現したり、大量のバーチャル機器を使って新しいサウンドをつくったりできます。これでもうアウトボード機器のラックを持ち運ばなくて済みますが、必要であればアウトボード機器をインサートすることも可能です。

私がいっしょにツアーをする多くのバンドでは、みなさんもそうかも知れませんが、自分のコンソールを持って行くことができません。このため、Avidのコンソールを使用するときは追加のプラグインを使わずにショー・ファイルを作成します。コンソールに付属している標準のプラグインだけを使うのです。理由は単純です。すべての会場やフェスティバルのVENUEコンソールにすべてのプラグインがインストールされていることはないからです。いろいろなプラグインを使ったミックスのショー・ファイルをロードしたときに、そのプラグインが使えなかったらガックリです。仮にプラグインのインストールが可能だとしても、フェスティバルなどではまずインストールしている時間がありません。またショーの途中でプラグインをインストールするのはやめた方がいいでしょう。何かがあってコンソールがダウンしたら、ショーが続けられなくなってしまうからです。

マシーン・ヘッド用のショー・ファイルで私が使っているプラグインは以下のとおりです。

4 – ReVibe Reverb: ドラム、アコースティック・ギター、ボーカル
1 – Digirack Pitch: ボーカル
2 – Digirack Extra long Delay II: ボーカル
5 – EQ III 7-Band EQ: タムタムのチャンネル
1 – Focusrite D3 Compressor + Limiter: スネアのグループ
1 – Smack compressor: メインL&Rマスター・フェーダー

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Drum Reverbs: どのFXでも空間と奥行きが表現できますが、特にリバーブはそうです。ドラムでは2つのリバーブを好んで使います。「ルーム」リバーブは、ちょうどいい大きさの木造の部屋の自然なサウンドを与えてくれます。このリバーブはドラムのすべてのチャンネルに加えます。2番目のリバーブ「プレート」はスネアとタムにもう少し奥行きと減衰を加えます。メタルのドラムといえば挑戦的なサウンドです。私はすべてにコンデンサー・マイクを使うので(スネアのトップ以外)、ブリードを最小限にするため、マイクをかなりソースに近づけます。それでもブリードは起きます。特にドラマーのデイブ・マクレインが思いっきり叩いたときなどです。この限界を超えたクラッシング・ドラム・サウンドをとらえる唯一の方法はゲートの使用です。非常にタイトなゲートを使えば、ゲートが閉じるにもかかわらず「プレート」リバーブが自然な減衰を加えてくれます。

Acoustic Guitar Reverb: その名のとおりアコースティック・ギターに対して使います。そうです、メタル・バンドもアコースティック・ギターを使うときがあるのです。私の使い方は単純です。減衰を1.2秒に設定したプレート・タイプのリバーブを使うと、ちょうどいい奥行きが得られます。

Vocal Reverb: これも単純です。このリバーブをすべてのボーカルに適用します。タイプはプレート・リバーブです。バッキング・ボーカルのレベルはメイン・ボーカルより大きくします。こうすることによって、バッキング・ボーカルをミックスの後に配置できます。ロブのメイン・ボーカルでは、彼のボーカルのほとんどがヘビーでアグレッシブなため、ほとんど聴こえないくらいリバーブを絞ります。マシーン・ヘッドはシンギング・スタイルのプレコーラスとコーラスを持つ曲も演奏するので、リバーブを強調することもあります。

すべてのリバーブを1イン/2アウトで構成します。モノのAUXセンドをステレオに戻すわけです。これらは[FXリターン]にではなく、コンソール上の実際のチャンネルに戻します。こうするとコンソールの好きな場所に配置できるので操作しやすいのです。すべてのリバーブにEQとコンプレッションを適用します。

Pitch: すべてのボーカル・チャンネルをPitchに送ります。構成は1イン/2アウトです。リターンがステレオなので、左右のチャンネルを別々に扱えます。左は12セント下げ、右は12セント上げることによってボーカルを「太く」します。リターンにはEQとコンプレッションを適用します。

Delay: 両方のディレイが4分音符ディレイです。最初のディレイはゼロ・フィードバックに設定して単一のリピートにします。すべてのボーカルをこのディレイに送り、曲によって全体または一部に適用するか、またはオフにします。2番目の4分音符ディレイはフィードバックのパーセンテージを30~50%に設定します。フィードバックのレベルは曲によってスナップショットで変更します。これも1イン/2アウト構成です。これらのリターンもEQとコンプレッションが適用されたチャンネルに戻します。私が好んで使う技ですが、ディレイをリバーブに送るとバックグラウンドでディレイが減衰するので3Dイメージがえられます。2番目のディレイで使うもうひとつの技は、ディレイを少しだけ自身に戻します。こうしておいてEQでハイエンドをロールオフすると、ディレイが繰り返すたびにサウンドが暗くなり、バックグラウンドでディレイがフェードアウトする効果が得られます。

EQ III 7-Band: 私はすべてのチャンネルでEQ、コンプレッション、ゲートを使います。前に述べたとおり、タムではゲートを非常にタイトにするので、これらのEQを使ってさらにタムを強調します。ローパス・フィルターを使ってシンバルのブリードをロールバックし、3~5Khzを加えることによってタム上のスティックのアタックを強調します。これでサウンド全体がシンバルに流されないようします。これらはタムのチャンネル上で直接「チャンネル・インサート」として使います。

Focusrite D3 Compressor + Limiter: 私はこのコンプレッサーが大好きで、スタジオでも使っています。これはグループ・チャンネル・インサートとして使います。スネアのチャンネルはL&Rバス経由で1つのグループにアサインします。スネアのトップとボトムのチャンネルではダイナミクスを調整するためのチャンネル・コンプレッションを少しだけ使っていますが、このプラグインはパラレル・コンプレッション用にグループに対して使用し、グループ・フェーダーを-20dB前後にセットします。コンプレッサーの設定は3:1、アタックはファースト、リリースはミディアムにセットします。そんなに「クラッシュ」させるわけではありませんが、8~10dBの下方コンプレッションが適用されます。これでスネアがちょうどいい感じになります。キック、スネア、真ん中のボーカルについては、これらの3つの要素が調和しなければなりません。そうすればよいミックスができると私は思っています。厚くてタイトなキック・ドラム、大きくて太いスネア、それにボーカルが調和すれば、あとは全部うまく収まるものです。

Smack Compressor: これはメインL&Rフェーダー上にインサートします。スタジオのミックスでもそうですが、マスター・フェーダー上のコンプレッサーにはミックスを「接着する」効果があります。私がこのコンプレッサーを使うのもまさにこのためです。また、ロブが歌の途中で突然マイクにまたがって叫んだりしたときも、その部分をスムースにしてくれます。これでPAシステムのリミッターをあわててオンにしなくても済みます。Smackは実にいいサウンドで、ミックスの音質を変えることもありません。これのいいところは、コンプレッサーを外したくなったときに、音質やレベルが変わることを心配しないでいいことです。コンプレッサーは、オンにしてもオフにしてレベルが変わらないように設定しておきます。そうすればコンプレッサーの効果が正確に聴き比べられます。音を大きくして喜ぶようなことはしません。インプットとアウトプットはデフォルトの5dBにセットします。アタックとリリースはファーストからミディアム、[norm]設定、比率は2:1にセットします。ディストーションは[O&E](奇数と偶数の倍音)にセットします。
 

 

スナップショット

スナップショットは、このコンソールのもうひとつのパワフルな機能です。スナップショットをあまりご存知ない方は、オートメーションをイメージしてください。実際にはオートメーション以上のもので、あらゆる面でコンソールをコントロールできます。ここではスナップショットの作成方法ではなく、私がどのように使っているかを説明します。

正直に言うと、最初はスナップショットを使うのをためらいました。何だか複雑そうに思えたんですが、実際に使ってみると簡単でした。プラグインと同じ様に、マシーン・ヘッドのスナップショットはできるだけシンプルにしました。以下のスクリーンショットをご覧いただければ分かりますが、プレショー用のスナップショットがいくつかと、特別なスナップショットが2つ、後は曲ごとのスナップショットです。

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スナップショット1~4はショーの前に使います。[MH Initial – Mute All]は、その名のとおり、すべてのチャンネル、VCA、グループ、メイン・フェーダーがミュートされた状態でコンソールをロードします。スナップショット2と3はいくつかのチャンネルのミュートを解除し、ショーの準備ができるようにします。スナップショット4はすべてのミュートを解除します。iPodのフェーダーの[X-Fade]時間が5秒に設定されており、5秒間でBGMがフェードアウトします。スナップショット6と7は特別です。これはAvidのスナップショットのウェビナーを見たときにロバート・スコビルから学んだ技です。この2つのスナップショットは、単に「メイン・ボーカル」と「予備のボーカル」を切り替えます。ショーが進むにつれて私はロブのボーカルのパラメーターを調整しますが、もしこのマイクまたはチャンネルがダウンしたときは、コンソールのファンクション・ボタンを押すだけで予備のマイクにスムースに切り替えられるというわけです。スナップショット7は、これを元に戻します。

残りのスナップショットは、セット・リストの各曲に適用します。同じスナップショットは1つもありません。変更するパラメーターは、フェーダーのレベル、バッキング・ボーカルのミュート、リバーブの減衰時間、ディレイのテンポです。基本的な機能ながら、非常にパワフルで、かつ時間の節約になります。各スナップショットはセットの最中に作成しました。あらかじめ作成しておいたものはありません。スナップショットはセットアップが簡単で、その場で簡単に変更できます。

レコーディングしたトラックは次のリハーサルで使います。これがマルチトラック・レコーディングできることの利点の1つですが、詳しくは次のブログでお話します。それまでみなさんお元気で!

 

 

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オリジナルブログ著者:

スティーブ・ラグディ

スティーブ・ラグディ氏はツアー・ライブ・サウンド・エンジニアおよびスタジオ・レコーディング・エンジニアとして15年以上活躍しています。テスタメント、エクソダス、イル・ニーニョ、ゴッド・フォービッド、ナパーム・デス、カンニバル・コープス、セパルトゥラ、シャドウズ・フォール、その他多数のバンドと仕事をしています。スティーブはAvid Pro ToolsとVENUEライブ・サウンド・コンソールの長年のユーザーです。

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2013年8月16日 (金)

AAX 64bit対応情報【Arturia】多くのソフトシンセが Pro Tools 11に対応

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Arturia社のSoftSynthが、Protools 11に対応する64 bit AAXアップデートをリリースしておりますのでお知らせいたします。

http://www.arturia.com/evolution/en/downloads/updates.html#AAX

対応しているソフトは以下です。

  • SEM V
  • Jupiter 8V
  • Wurlitzer V
  • Mini V
  • Modular V
  • Arp2600 V
  • CS-80V
  • Prophet V
  • Analog Lab

Sparkについてはまだ対応していません。近日アップデートし、1.7で対応予定です。

2013年8月15日 (木)

Avid Blogsポスト『2013年ロックスター・メイヘム・フェスティバル - 第1週: マシーン・ヘッドのFOHセットアップ』

本ブログポストは、Avid Blogsに掲載されたSteve Lagudiによる "2013 Rockstar Mayhem Festival: Setting Up FOH for Machine Head" の翻訳です。

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以下はスティーブ・ラグディ氏の寄稿です。スティーブ・ラグディ氏はツアー・ライブ・サウンド・エンジニアおよびスタジオ・レコーディング・エンジニアとして15年以上活躍しています。テスタメント、エクソダス、イル・ニーニョ、ゴッド・フォービッド、ナパーム・デス、カンニバル・コープス、セパルトゥラ、シャドウズ・フォール、その他多数のバンドと仕事をしています。
 

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世界中のみなさん、こんにちは。私の名前はスティーブ・ラグディ、私はツアー・ライブ・サウンド・エンジニアであり、スタジオ・エンジニアでもあります。私は現在、カルフォルニア州オークランドを拠点にするメタル・バンド、マシーン・ヘッドのミキシングを行っており、アメリカからカナダにわたる2013年のロックスター・メイヘム・フェスティバルのツアーを題材に5本のブログシリーズをこれからお届けします。私がこのツアーのミキシングとレコーディングに使用しているのは、Pro Tools|HD Native Thunderboltインターフェース経由でノートパソコン上のPro Tools 10へレコーディングするためのVENUE HDxオプション・カードを搭載した、Avid Mix Rackシステムです。

このシリーズでは私の日常のワークフローをご紹介しますが、このブログがその1本目です。このシリーズの内容は以下のとおりです。
  

 

 

  • 第1週 - 最初のセットアップとフェスティバルの状況
  • 第2週 - プラグインとスナップショット
  • 第3週 - レコーディング
  • 第4週 - バーチャル・サウンドチェック
  • 第5週 - まとめ


マシーン・ヘッドのFOH(フロント・オブ・ハウス)の仕事のオファーの電話を受けて、まず今日のメタル・シーンでこれほど有名かつ影響力のあるバンドに声をかけられたこと、そして大変な成功を収めているメイヘム・フェスティバルに参加できることを光栄に思いました。しかし、その後ちょっとした課題に直面することになりました。これまで一度も仕事をしたことがないバンドのミキシングを行わなければならないのに、以前のショー・ファイルもなく、セットアップとサウンドチェックができるのがツアー初日の朝1時間だけしかないということが分かったのです。3つのウォーミングアップ・ショーがあって、私たちは他のバンドのようにリハーサルできなかったのがその理由です。しかし私にとって幸運だったのは、マシーン・ヘッドが第2ステージのトップ・バンドだったため、コンソールを自分で選択できたことです。長年VENUEコンソールのユーザーで、スタジオではPro Toolsを使用している私は、迷うことなくMix Rackシステムに決めました。

私がVENUEコンソールを選んだのは数多くのすばらしい機能があるからですが、そのすべてを説明していると日が暮れてしまいますので、ここではその主な理由だけを述べます。第一は音質です。最終的によいミックスかどうかはサウンドで決まります。第二は信頼性です。コンソールは、ツアーの過酷な条件のもと来る日も来る日も正常に動作することが求められます。ツアーの行き先には摂氏48度を越す都市がいくつもあるのです。第三は使いやすさです。VENUEコンソールは非常に直感的で、操作が簡単です。このコンソール上には、メーター、ゲート、コンプレッションを視覚的に表すディスプレイと、ミキシング中にすべてのパラメーターが操作できるロータリー・エンコーダーが整然と配置されています。第四はスタンドアロンのVENUEソフトウェアです。これによってショー・ファイルをあらかじめ作成し、私のシステム技師アンソニー・バナースドールとミラー・プロ・オーディオ社のモニター・エンジニアのザック・ティーズデールに電子メールで送ることができます。最後に、第五はマルチトラック・レコーディング用のPro Toolsへのストリームライン接続です。これだけでも相当にパワフルで、ショーのアーカイブから、バーチャル・サウンドチェック、演奏のレビューまで行えます。マシーン・ヘッドは最近メンバーの変更があったため、後で演奏者の各トラックを別々に聴き直すことは重要でした。

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ノートパソコン上でスタンドアロン・ソフトウェアを起動したのはツアーの10日前です。まずはインプット・リストに従ってすべてのトラックに名前をつけ、パッチベイのすべてのチャンネル、エフェクト、コンソールのレイアウトをアサインしました。コントソール上の好きな場所にチャンネルを移動できるため、ボーカルとボーカルのエフェクトをまとめておきます。こうしておけばコンソールのレイヤーをいちいちフリップしなくていいので便利です。スタンドアロン・ソフトウェアのもうひとつの利点は、以前にミックスした別のアーティストのショー・ファイルを使って特定のチャンネルにプリセットが保存できることです。これで最初のセットアップがずいぶん楽になります。私はオーディオテクニカ社のマイクの自分用のパッケージを常に持ち歩いています。一貫性を保つため私は同じセットを使用することが多く、このときも何を使うかは分かっていました。たとえマイクの一部または全部を変更することになっても、すべてのチャンネルにこれらのプリセットをロードしておくとセットアップの手間が省けます。これが功を奏しました。すべてのEQ、ゲート、コンプレッション、フィルター、エフェクト、ルーティングをセットアップしていたので、実際にコンソールを前にするまでにミックスの90%が完成していました。あとはバンドを迎えて微調整するだけです。このようなセットアップは、フェスティバルに限らずどのような状況でもでき、誰もがその恩恵を受けることができます。はじめてのVENUEユーザーで、まだ何もプリセットがなくても、ショーをつくるのは簡単です。
 

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このコンソールをセットアップするときは、コンソールに付属している標準のプラグインだけを使用することにしています。コンソールの内蔵の機能だけでも、十分に素晴らしいサウンドがつくれます。みなさんが追加のプラグインを所有していたとしても、現地のコンソールにそのプラグインがインストールされているとは限りません。フェスティバルの場合は、ぬかるんだ野原の真ん中で、インターネットのアクセスもなく、自分のプラグインをインストールする時間もないのです(もしインストール・ディスクも持っていたとしても、ショーの直前にプラグインをインストールするのはお勧めできません)。現地のコンソールにショー・ファイルをロードしたときに、必要なプラグインがインストールされていないことに気づいてミックス全体をやり直すのは大変です。コンソール内蔵のプラグインだけを使用していれば、どこに行っても困らないのです。

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私が追加したオプションはVENUE HDXオプションだけです。その理由は単にPro Toolsへレコーディングするチャンネル数が32チャンネルを超えていたからです。チャンネル数が32以下なら、標準のFWx FireWireカードを使用します。Pro Toolsへのレコーディングに関しては第3週のブログにて詳しく述べます。

フェスティバル1日目、私たちの搬入時刻は午前7時、FOHでのサウンドチェックとモニターは午前8時から午前9時に予定されました。運悪く、私たちが到着したのは午前8時頃で、私と私のクルーに与えられたセットアップとサウンドチェックの時間はさらに短くなってしまいました。もし、ほぼ完成したショー・ファイルがなければ、思ったとおりのミックスは不可能だったでしょう。チャンネル・ゲインの調整とゲートとコンプレッサーのスレッショルドの微調整は別として、ライン・チェックを開始したとき、私はその結果に大満足でした。もしサウンドチェックの時間がまったくなかったとしても、最初のショーを素晴らしいサウンドで始められたと思います。ありがたいことに時間の余裕があったため、ステージの上でバンドのメンバーの要望に応じてモニターのサウンドも調整できました。

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それからFOHに戻り、Pro Toolsを起動してコンソールのすべてのチャンネルに対応するセッションを作成しました。DigiLinkアダプターを取り付けた 2本のDigiLinkミニ・ケーブルでHDXカードとPro Tools|HD Native Thunderboltインターフェースを接続し、すべてのI/O(インプットとアウトプット)をアサインし、トラックにラベルを付けて信号を確認するのにかかった時間は全部で3分未満です。こんなに速いセットアップはスタジオでは絶対無理です。

何時間か後、彼らはステージに上がって最初のセットをロックし、ツアーが始まりました。最初の音から最後の音まですべてがスムースでした。私は安堵のため息をつき、すべての下準備が報われた達成感を味わいました。最初の週には地元でのショーが含まれていて、バンドのマネージャーがFOHを訪れましたが、バンドが演奏を開始するとすぐに私の方を向いてOKサインを出しました。これで仕事が続けられます!!!!

次週は、私がミックスでどのプラグインを使っているか、またスナップショットの使い方について説明します。ここまで読んでくれてありがとう!


 

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オリジナルブログ著者:

スティーブ・ラグディ

スティーブ・ラグディ氏はツアー・ライブ・サウンド・エンジニアおよびスタジオ・レコーディング・エンジニアとして15年以上活躍しています。テスタメント、エクソダス、イル・ニーニョ、ゴッド・フォービッド、ナパーム・デス、カンニバル・コープス、セパルトゥラ、シャドウズ・フォール、その他多数のバンドと仕事をしています。スティーブはAvid Pro ToolsとVENUEライブ・サウンド・コンソールの長年のユーザーです。

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9月13日 Avid S3L発表会のご案内 

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Avid®は、モジュラー式かつネットワーク接続型のライブサウンドシステムのAvid S3Lを発表しました。 Avid S3L Systemには、AAXプラグインを動作させる高性能のHDXシステムによるプロセッシングエンジンの他、ステージやラックに設置可能な高い拡張性を備えたRemote I/O、数々の賞を受賞したVENUEおよびPro Tools® ソフトウェア、ツアーだけでなく自宅やスタジオでの使用も考えて設計された驚くほどコンパクトなコントロール・サーフェスです。ライブの環境でスタジオのサウンドをこれまでになく簡単かつ手軽に再現することができます。

このイベントでは、Avid Technology Inc. Avidライブサウンド部門シニア・マーケット・スペシャリストのロバート・スコヴィルを迎えて、デモンストレーションを交えながらS3Lの機能についてご紹介いたします。最新のAvid Live Sound Systemソリューションを是非ご覧ください。

 

Avid S3L発表会 

概要

  •  日程 : 2013年9月13日(金)
  •  時間 : 15:00-17:00 (14:30~受付開始)
  •  会場 : UDX Theater (ユーディーエックス シアター)
  •  住所 : 〒101-0021東京都千代田区外神田4-14-1 (地図)

アジェンダ

  •  S3Lの機能ご紹介
  •  S3Lデモンストレーション、録音やミックス作業Tips
  •  Q&A

 

お申込み
本イベントは参加無料ですが、事前のお申込みが必要です。下記お申込みページにて
ご登録いただいた方に、メールにてセミナー参加URLをご連絡します。

お申込みページ >>

 

 

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スピーカーご紹介: ロバート・スコヴィル

プロフェッショナル・コンサートでのサウンド/レコーディングで30年のキャリアを持つベテランエンジニアで、3000以上のイベントでミックスを手掛ける。トム・ペティ & ザ・ハートブレイカーズ、マッチボックス・トゥエンティ、プリンス、ラッシュ、デフ・レパートなどの人気の高い音楽活動に参加協力。
現在は、Avid Technology Inc.のライブサウンドおよびレコーディング製品のシニア・マーケット・スペシャリストとして、同社のライブサウンド市場における成長を様々な側面から支えている。

AvidオフィシャルWebサイト

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