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2014年6月

2014年6月30日 (月)

Avid S3Lのパワフルな新機能 2: EuControl 3.2機能

本ブログにて、S3Lのパワフルな新機能(VENUE 4.5およびEuControl 3.2ソフトウェア)の詳細を4回に分けて解説します。2回目はEuControl 3.2の新機能を詳細に解説します。

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Avid® S3L のパワフルな新機能 2:
EuControl 3.2詳細

DAWコントロール

EuControlバージョン3.2はAvid S3L用ソフトウェア・リリースで、S3コントロール・サーフェスをスタンドアロンのスタジオ・コントローラーおよびオーディオ・インターフェースとして、Pro Toolsや他のEUCON対応DAWと共に使用することができます。アーティスト、劇場、放送局、教会など、ライブ・アセットの配信および/または収益化の必要性はこれまで以上に増大しています。ファン向けのWebサイトへの投稿用のショーの録音やミックス、パフォーマンスのアーカイブ保存など、その目的に関係なく、ライブ・アセットをすばやくレコーディング、ミックスすることのできるワークフローはかつてないほど重要となっています。

すでにS3LはパフォーマンスをPro Toolsに録音する非常に能率化された方法を提供しています。オーディオ・インターフェースを使用せずCat5eケーブル1本のみで最大64チャンネルをPro Toolsに録音できるだけでなく、Pro ToolsはVENUEショー・ファイルをベースにセッションを自動でセットアップしてスナップショットを作成するなど、ユーザーのギグでの貴重な時間を節約します。そして今回登場のEuControl 3.2では、録音済みのPro Toolsやその他のDAWのセッションを、S3コントロール・サーフェスとノートパソコンだけを使用してミックスできるようになりました。これで、どこにでも移動式のレコーディング/ミキシング・スタジオをセットアップできるようになります。

EuControl 3.2の核となるのはEUCONです。このAvidの高速Ethernetコントロールには、Pro Tools、Apple Logic、Steinberg Cubase/Nuendo、MOTU Digital Performer、Cakewalk SONARなど、世界中の有名DAWが対応しています。EUCONは、コントロールとフィードバック両方のアプリケーションによりタイトな双方向通信を提供します。これは、Avid ArtistシリーズSystem 5Pro Tools | S6コントローラーおよびコンソールで使用されているものと同一のプロトコルです。競合するシステムで使用されているMIDI、Mackie Control、HUIといったすでに開発が終了しているコントロール・プロトコルとは異なり、EUCONは、Avidおよび他のディベロッパーにより、活発な開発と機能向上が行われています。

S3のこれらのDAWとの統合はこれだけではありません。Ethernet AVB経由でPro Toolsおよびその他のDAWと接続すれば、S3は、4イン/4アウトのオーディオ・インターフェースとして機能し、追加オーディオ・インターフェースを必要とすることなく、スピーカーやヘッドフォンを通してセッションを簡単に録音およびモニターすることができます。これによりAvid S3Lは、あらゆるギグに対してコスト効率に優れた理想的なライブ・ミキシング/レコーディング・セットアップとなります。車内、トラック、バス、機内などに簡単に持ち込むことが出来、スペースも問いません。

12_s3lavids3lperformanceupdates3_ba (S3コントロール・サーフェスの背面パネルI/O)
 

S3コントロール・サーフェスにより提供されるDAWミキシングおよびI/O機能は次のとおりです。

16基のタッチセンシティブ・モーター・フェーダー

16基の高品位タッチセンシティブ・モーター・フェーダーで、正確かつスムーズなミキシング・コントロールが行えます。対応するフェーダーに触れるだけで編集するトラックを簡単に選択、トラックをバンク(16トラック単位)またはナッジ(1トラック単位)してプロジェクト間をすばやくナビゲートできます。

32基のタッチセンシティブ・エンコーダー

高解像度OLEDディスプレイに表示されるポジショナル・フィードバックを搭載した8基のタッチセンシティブ・ロータリー・エンコーダーを使用して、パンニングやゲイン、プラグイン・パラメーター、EQ設定まですべてをコントロールできます。6基のエンコーダー・アサイン・キーを使用して、コントロールされているパラメーターを簡単に選択できます。

32基の高解像度OLEDディスプレイ

トラック名/番号、詳細なメータリング・データ(モノから5.1サラウンドまで)、パラメータ-名/値、現在のオートメーション・モード、その他を、32のOLEDディスプレイで簡単に確認できます。対応するロータリー・エンコーダーを動かすと、すぐさまフィードバックが表示されます。

チャンネルごとの専用コントロールとメータリング

16基のチャンネル・フェーダーには、それぞれにシグナル・レベル・メータリング、ソロ、ミュート、セレクト、レコード/オートメーションのスイッチが装備されており、スピーディなミキシングを実現します。

14_s3lmeteringchannel52914web832x_2

 

オートメーション・ソフトキー

プログラム済みソフトキーを使用すれば、すべてのトラックに対して読み込み、書き込み、タッチ、トリムなど全16種類のグローバル・オートメーション・モードをすばやく設定できます。

カスタムのミキサー・レイアウト

個々のトラックをフェーダーにロックし、これをレイアウトとしてプロジェクトと一緒に保存できます。簡単に呼び出せ、大型プロジェクトのミキシングが非常に簡単になります。EuControlソフトウェアでフェーダーをレイアウトに割り当て、サーフェスから直接リコールすることができます。複数のレイアウトを作成し(セッションごとに最大12まで)、ドラム、キーボード、ギターなどのミックスに使用したり、フェーダーをロックしてマスター・フェーダーとして機能させることもできます。

統合されたトランスポート・コントロール

下部のタッチ・ストリップから、サーフェスのトランスポート・コントロールにダイレクトにアクセスできます。

4×4オーディオ・インターフェース

S3コントロール・サーフェス背面に装備されたハードウェア入力(マイク/ライン)と出力(モニター/ライン)は、エンコーダーからコントロール可能です。2基のマイク・プリアンプのコントロール・パラメーターには、入力ゲイン、パッド、48V、リンクがあります。

15_s3l4x4audiointerface52914web (S3サーフェスからのI/Oパラメーターのハンズオン・コントロール)



機能が向上したAvid S3Lをご活用ください

VENUE 4.5およびEuControl 3.2ソフトウェア・アップデートは、2014年第3四半期(7月~9月期)に提供を開始する予定です。現行および新規のS3Lユーザーに、Avidアカウントを通じて無償で提供されます。

上記のとおり、このAvid S3Lパフォーマンス・アップデートは、すでに非常にパワフルである本システムに大幅な機能向上を追加します。追加される機能の多くは、ライブ・サウンド・システムが提供するワークフローに新たな境地を開拓します。

Avid S3Lについて、実機デモをご希望のお客様はAvidライブ・サウンド製品取扱店まで、また詳しい情報をご希望のお客様はAvidセールスまでお気軽にお問い合わせください。

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本ブログ内容は、Al McKinnaによるAvid Blogsポストを元に日本語にしたものです。

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S3L製品詳細は弊社Webサイト内Live Soundシステム製品ページをご覧ください。

ご購入や個別デモについては、Avidライブサウンド製品取り扱い代理店にお問い合わせください。

2014年6月13日 (金)

Avid S3Lのパワフルな新機能 1: VENUE 4.5およびEuControl 3.2ソフトウェア・アップデート

先日アナウンスとなった、S3Lのパワフルな新機能(VENUE 4.5およびEuControl 3.2ソフトウェア)。Avid Blogsにて紹介された、その新機能の詳細について、本ブログにて4回に分けて解説します。

まず1回目はどんな新機能が含まれるのか、まずサマリーから。2回目はVENUE 4.5について、接続方法やシステム構成を図解で説明します。3回目はVENUEソフトウェアの新しいタブや新しい機能向上について詳しく説明します。そして最後の4回目は、EuControl 3.2についての機能説明です。是非お楽しみに!

S3l_post8_1280x720_52914web(Photo courtesy of Anders Olsson.)

Avid® S3L のパワフルな新機能 1:
VENUE 4.5 およびEuControl 3.2 ソフトウェア・アップデート(まとめ)


Avid S3L システムは、そのすばらしいサウンド、パワフルなプロセッシング、超コンパクトで持ち運びやすい携帯性により、リリース後から、ライブ・サウンド・プロフェッショナルに注目され、高く評価されてきました。S3L ライブ・システムに大幅な機能向上をもたらす新しいAvid S3L パフォーマンス・アップデートは、新しいパワフルなシステム機能のホストを提供する2 つの主要ソフトウェア・コンポーネント—VENUE 4.5 とEuControl 3.2—から構成されています。

VENUE 4.5

VENUE 4.5 はAvid S3L 用のソフトウェア・アップデートで、Ethernet AVB で接続されたネットワーク上の複数のシステムでのI/O 共有と自動ゲイン・トラッキング、カスタム・フェーダー・レイアウト、VCA、グループ・スピルなどによるサーフェス操作とナビゲーションの最適化、64 ビット AAX DSP プラグインに対応した最新オペレーティング・システムとサウンド・プロセッシング・ツールの拡張を含む大幅なパフォーマンス向上を提供します。VENUE 4.5 では、以下の機能が利用できます。

  • 2 つ以上のシステムでI/O を共有、自動ゲイン・トラッキング機能
  • 64 ビットPro Tools AAX プラグインに対応、無限のサウンドクオリティを実現
  • ユーザー自身が定義できるフェーダー・レイアウトでワークフローに合わせてS3 コントロール・サーフェスをカスタマイズ
  • VCA とグループ・スピルでチャンネルにすばやくアクセス
  • サーフェス・ワークフロー、ナビゲーション、ビジュアル・フィードバックが強化

EuControl 3.2

EuControl はAvid S3L 用ソフトウェア・リリースで、S3 コントロール・サーフェスをスタンドアロンのスタジオ・コントローラーおよびオーディオ・インターフェースとしてPro Tools や他のEUCON 対応DAW と共に使用することができます。EuControl 3.2 では、以下の機能が利用できます。

  • フルS3L システムでライブ・ショーをミックスおよび録音、その後、S3 コントロール・サーフェスとラップトップだけで録音したセッションをミックスダウン。車内、ツアーバス、機内とどこへでも簡単に持ち込むことができ、理想的でコスト効率に優れたミキシング/ レコーディング・セットアップを実現
  • Pro Tools、Apple Logic、Steinberg Cubase/Nuendo、MOTU Digital Performer、Cakewalk SONAR、その他のEUCON 対応DAW で録音したセッションをS3 サーフェスを使用してミックス
  • Ethernet AVB 経由でPro Tools およびその他のDAW を使用して録音および(スピーカーまたはヘッドフォンで)モニタリング。S3 コントロール・サーフェスI/O は4 イン/4 アウトのオーディオ・インターフェースとして機能

協調作業は、やはり共有サーバを導入してメディアを共有するのが適切な方法といえます。アビッドはISIS と呼ばれる共有ストレージをリリースしていて、Media Composer を使ったクライアントはビンやプロジェクトを共有でき、同じメディアに同時アクセス可能といった協調作業ワークフローを実現。共有サーバは、少し前まで規模や導入コストの問題で敬遠されることが多かったが、今ではクライアントが3 台以上になったら真剣に考慮していいソリューションになってきたともいえます。

2_s3lavids3lperformanceupdatelife_3

 

”このAvid S3L パフォーマンス・アップデート
は、すでに非常にパワフルである本システム
に大幅な機能向上を追加します—追加される
機能の多くは、ライブ・サウンド・システム
が提供するワークフローに新たな境地を開拓
します。”

 

 


ソフトウェアのリリースについて

VENUE 4.5 およびEuControl 3.2 ソフトウェア・アップデートは、2014 年第3 四半期(7 月~ 9 月期)に提供を開始する予定です。新規にS3L システムをご購入のお客様は、Avid S3L システム・ソフトウェア& プラグイン・パック(E3 エンジンと同梱)をアクティベートすると、VENUE 4.5 およびEuControl 3.2 ソフトウェア・アップデートをAvid アカウントから直接ご利用いただけるようになります。ソフトウェアのダウンロードとインストール手順については、パック付属の説明書をご参照ください。

すでにS3L をご利用で、システム・ソフトウェア& プラグイン・パックをアクティベート済みのお客様は、VENUE 4.5 およびEnControl ソフトウェアをAvid アカウントから直接ご利用いただけます。ソフトウェアへのアクセス方法、ソフトウェアのインストール手順については説明をご参照ください。

 

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本ブログ内容は、Al McKinnaによるAvid Blogsポストを元に日本語にしたものです。

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S3L製品詳細は弊社Webサイト内Live Soundシステム製品ページをご覧ください。

ご購入や個別デモについては、Avidライブサウンド製品取り扱い代理店にお問い合わせください。

2014年6月12日 (木)

『第4回TACセミナー in 九州:九州大学芸術工学研究院ホールマネジメントエンジニア育成プログラム技術セミナー』ご案内

タックシステム社主催、『第4回TACセミナー in 九州:九州大学芸術工学研究院ホールマネジメントエンジニア育成プログラム技術セミナー』が6月30日に開催されます。Avid Pro Tools 11とPro Tools | S6のセッション、iZotope RX3やDolby ATMOSご紹介セッションのほかに、音響設計について学ぶ機会となるセミナーです。入場無料、参加登録不要のセミナーですのでお気軽にお立ち寄りください。

Seminerlogo


 
第4回TACセミナー in 九州

『九州大学芸術工学研究院ホールマネジメントエンジニア育成プログラム技術セミナー』

【概要】

  • 日程 :平成26年6月30日(月)
  • 時間 :10:30〜18:10 (受付10:00〜)
  • 会場:九州大学大橋キャンパス 音響特殊実験棟2F録音スタジオ(地図)
  • 入場料:無料
  • 参加登録不要(当日お名刺を頂くかご記帳をお願いいたします。)
  • 詳細: TACSYSTEM.comにてご確認いただけます。


【セッション】

◆セッション1/ 10:30〜12:00
『Pro Tools | SoftwareとAvid Pro Tools | S6 機能紹介』
講師:Daniel Lovell 氏(アビッドテクノロジー株式会社)

◆セッション2/ 13:00〜14:30
『iZotope RX3のレストレーションテクニック』
講師:染谷和孝氏(サウンドデザイナー )

 ★その場で解決!
 当日、会場に「これまでに困った素材」をUSBでお持ちいただくと、その場で解決方法をレクチャー!
 受付フォーマット:WAV 48K 16bitもしくは24bit

◆セッション3/ 14:50〜16:20
『Dolby社 Dolby ATMOSの紹介』
講師: 中山 尚幸氏 (Dolby Japan 株式会社 Pro製品営業部 コンテンツ技術担当 シニア・テクニカル・マネージャ )

◆セッション4/ 16:40〜18:10
『Dolby Atmosとサラウンド再生環境の音響設計』
講師:中原 雅考氏 (株式会社ソナ)
 

【セミナー詳細】

本セミナーは入場料無料、参加登録不要です。
詳細: TACSYSTEM.comにてご確認いただけます。

2014年6月 9日 (月)

宮地楽器主催: 定期Pro Toolsレッスンのご案内(初心者講座、実践講座)

Pro Toolsディーラーの宮地楽器神田店では、隔週土曜日開催で定期的にPro Toolsレッスンを開催中。学びたい内容に合わせてのオリジナルレッスンをコンセプトに、プライベートレッスンに近い形式で学べるPro Tools実践講座と、講師オリジナルのカリキュラムに沿って、1からPro Toolsの操作方法を覚えていきたいという方におすすめの初心者コースの2コースがあります。

Pro Toolsの設定でつまずき、うまく使いこなせていない方から、自分自身の楽曲のブラッシュアップをしたい方まで幅広く対応。是非、チェックしてみてください。

 

▼詳細およびお申し込みは下記宮地楽器サイトにてご確認いただけます。

Pro Tools実践講座(セミナー詳細

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Pro Tools初心者コース(セミナー詳細

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AvidオフィシャルWebサイト

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