« 2015年6月 | メイン | 2015年8月 »

2015年7月

2015年7月31日 (金)

いよいよ2クール目突入!宮地商会主催「Pro Tools Workshop For Beginners」ご案内

Pro Tools初心者ユーザーの方必見!宮地楽器・神田店主催による、Pro Tools初心者向けのPro Toolsワークショップのご案内です。6月に1クール目が盛況のうちに終了し、いよいよ8月に2クール目が開催されます。是非チェックしてみてください。

20150424_1639726

業界標準DAWとも呼ばれるDAW「Pro Tools」。Pro Toolsを使ったらどんなことができるか、みなさんご存知ですか?

1回約1時間のワークショップを、全4日程で完結する内容で、Pro Toolsを使えばどんなことができるのか、どんな音楽ライフをクリエイトできるのかをワークショップ形式でご紹介。
コンピューターによる作曲に興味のある方や、Pro Toolsを導入検討している方、Pro Tools を購入したけど何ができるか分からずそのままという方も、ぜひご参加ください。MIDIの打ち込みでのベーシックトラック作りから始まり、ゲストボーカルを迎えてのボーカル録音、ミックスダウンまでをご案内します。講師のNo Milkさんと一緒に、音楽を作りましょう!

ワークショップ詳細お申込み・お問い合わせは宮地楽器Webサイトまで!

 


開催概要

◆会場: 宮地楽器神田店 スタジオ
◆参加特典: 全4回ご参加の方には、宮地楽器神田店にてご利用いただける商品券を差し上げます
◆料金: 無償
◆定員: 1回10名まで
◆お持ち込みいただくもの: 特にありません
◆申し込み: 宮地楽器Webサイトよりお申込みください。

 

開催スケジュール(※1クールと2クール共に同じ内容)

2クールめ

  1回目 8/1(土) 13時~14時半
  2回目 8/22(土) 13時~14時半
  3回目 9/5(土) 13時~14時半
  4回目 9/19(土) 13時~14時半

  

ワークショップ内容(本編1時間、30分質疑応答):

 1回目:Pro Tools Softwareの概要説明

  • Pro Toolsの実際のセッションを使って、Pro Toolsの概要を紹介
  • クラウドコラボレーションの内容、可能性について(全世界のPro Toolsユーザーと手軽にセッションできる!)
  • 映像に音を合わせていく作業、MAや劇伴についても説明

 2回目:ドラムの打ち込み、ベースの打ち込み、シンセの打ち込み

  • MIDIの打ち込みにより、ベーシックトラックを作る
  • 音源プラグインの紹介、ステップシーケンサーの活用法

 3回目:ボーカルの録音、ギター録音

  • オーディオの録音、波形編集について ※ボーカリストはゲストをお迎えする予定です
  • ボーカルピッチの修正について

 4回目:アレンジ、ミックスダウン、バウンス

  • テーマを決めてアレンジをするやり方
  • プラグインエフェクトを使ってミックスダウン

 

 ワークショップ詳細お申込み・お問い合わせは宮地楽器Webサイトまで!

2015年7月29日 (水)

Avid Pro Tools | S6事例: デジタルとアナログが調和するPama Studios

1

スウェーデン南東に拠点を置くPama Studiosは、アナログ技術を利用して録音に違いをもたらしながら、デジタル技術のパワー、柔軟性、使い易さを全面的に活用する企業の代表格です。1988年に最高経営責任者のMagnus 'Maxe' Axelssonよって設立されたPamaは、長年にわたるAvidカスタマーです。録音およびミキシングには、25年近く Avid Artist SuiteAvid Pro Tools を使用してきました。また、最近改修したStudio 3には、 Pro Tools | S6 コンソールを導入しました。

設立当初、Pama Studiosの仕事は、主にハードロック系を中心とした音楽制作に集中していました。しかしながら、ファイバーで繋がる3つのビルにまたがる事業所は、映画やテレビ等、仕事の幅を広げ、展開してきました。

「仕事の割合は、音楽80%、映画とテレビが20%といったところでしょうか。世界中のあらゆる国の音楽を制作していますが、成長しているビジネス分野は、小規模映画のサウンド編集です」とAxelssonは話します。「同分野では、音響にあまり明るくない人たちがいます。そこで、私たちが小規模な制作会社のために、多くの仕事をしています。最近では、日本、イタリア、ポーランド、フィンランド、そしてもちろんスウェーデン等から仕事を受けています。」

今日、Pama Studiosは、音楽制作、映画のミキシング、吹き替え、サウンド編集やビデオ編集のワンストップショップとして知られています。

複数プロジェクトに対応

最近、Pamaチームは、クリシャノペル(Kristianopel)のスタジオを改修および設備変更することを決めました。大規模な構造的工事を含む改修は、高品質の音楽録音に対応できるだけでなく、音楽と映画・テレビの仕事間で簡単に行き来して、複数プロジェクトを同時に扱うことができるようになるS6コンソールを導入するチャンスでした。

「私が初めてS6を見たのは、IBC 2013での発表した時でした」とAxelssonは振り返ります。「その幅広い機能性、人間工学、インテリジェントなスタジオ制御にはとても驚きました。」

全スタジオにわたる多用途性

導入以来、Axelssonのチームは、S6で数多くのプロジェクトを仕上げてきました。彼らが特に評価するのは、多用途性です。「S6では様々な方法で作業をすることができます。従来通りにつまみを使うこともできますが、マスター・モジュールでは、ディスプレイをカスタマイズすることができます」と彼は話します。「私は真ん中にいて、つまみよりもディスプレイを使って仕事をすることを好みますが、好みは人それぞれです。S6では、ユーザーが思い思いの方法を選ぶことができます。」

Studio 3制御室には、古いアナログ・デスクと並んで、S6コンソールが中心に置かれています。「古いコンソールの音が好きな音楽クライアントのために、アナログ・デスクも維持していきたいと思いました」とMaxeは言います。「今ここにあるのは、S6を中心に、両サイドにV3パネルを置き、デスクが少しカーブしたカスタム・コンソールです。少しだけ上向きのデスクは、人間工学の面から作業に最適な作りになっています。」

S6のスピード、柔軟性、および機能性により、Pama Studiosは、様々なプロジェクトで効率的な作業が可能になる一方、デジタルとアナログのコンビネーションにより、独自のサービスを顧客に提供することができます。「計画当初から、Studio 3の改修の目的は、将来のワークフロー・ニーズに備えるということだったのです」とAxelssonは締めくくりました。

2

 S6 M40-16-9-D カスタム (Neve V3 Hybrid)  – カスタムデスク – Pro Tools | HDX システム

3

Maxe Axelsson – MD, Pama Studios

 

課題:

異なる業種の様々なプロジェクトの制作について効率性を向上し、将来必要となることが予想されるオーディオワークフローに備える。

ソリューション:

Avid Pro Tools | S6に投資し、映画やTV番組のサウンド編集での拡大する要件に対応するとともに、高いクオリティでの音楽制作を可能にする。

利点:

複数のプロジェクトの同時作業が可能な機能。コンソールのカスタマイズが可能な高い柔軟性。スピーディかつ効率的なデジタルワークフロー。

導入製品:

2015年7月28日 (火)

【8/9開催】ジーロックス下高井戸スタジオ主催「辻 敦尊クリエイティブワークショップ #6 ~エレキギターのレコーディングに関する検証~」ご案内

先日開催された『ドラムレコーディング』『ボーカルレコーディング』のワークショップがに続き、8月にはエレキギターのレコーディングについてのワークショップが開催されます。異なる機材を使ったときの実際にサウンドの変化を体験できる貴重なワークショップです。


  

「辻 敦尊クリエイティブワークショップ #6 ~エレキギターのレコーディングに関する検証~」
 

【開催概要】

  • 日程: 2015年8月9日(日)
  • 時間: 13:00~14:30(開場 12:30)
  • 主催:  ジーロックス下高井戸スタジオ
  • 協力: AT-Music合同会社
  • 受講料: 3,240円(税込)要予約
  • 場所: ジーロックス下高井戸スタジオ
  • 住所:  〒168-0073 東京都杉並区下高井戸 1-15-12 (地図
  • 詳細: AT-Musicサイトを御覧ください。

 

【内容】

レキギターのレコーディング方法を検証、そして異なる方法によるサウンドの変化について体験します。

  • レコーディング環境のセットアップ
  • ケーブル(シールド)による音の違いを体験
  • アンプ録りに関する検証
  • ラインレコーディングに関する検証

*検証時には、Pro Toolsが使用されます。

【講師】 

Photo_2

辻 敦尊(つじあつたか)氏

シンガーソングライターとしての活動をはじめ、サウンドエンジニア、作詞家、作曲家、アレンジャー、プロデューサー、映像や舞台の音楽監督など幅広い分野で活動中。ハイグレード・オーディオ・ケーブルのプロデューサーなどでも知られている。 

 

【詳細:お申し込み】

ジーロックスまでお電話もしくはメールでお申込みください。イベント詳細はこちらを御覧ください。

  Tel:03-3325-3311
  E-mail:groks@groks.co.jp
 


2015年7月24日 (金)

Pro Tools 12.1へアップグレードする際のアドバイスと注意点

Pro Tools 12

皆さんこんにちは、私は、Avidのオーディオ・アプリケーション・スペシャリストのDaniel Lovell(ダニエル・ラヴェル)です。Avidでの仕事以外にも、国内外の様々なプロジェクトでサウンド・デザインやミキシングの仕事に携わっています。 

クリエイティブなプロオーディオのサービスの一環として、Pro Toolsに関する有用で実践的なアドバイスを共有できればと思い、この記事を書きました。

私のプライベートなシステムは、27インチiMac、 HD NativeOMNIArtist Control、頼りになるPro Toolsショートカットキーボード、また、Post  TV(ポストプロダクション)、 ラジオおよびYouTube といったオンラインワーク仕事に使用するスピーカーに、Genelec 8030と8040を、部屋の大きさに応じて使い分けています。

最近、16年以上のプロフェッショナルなPro Toolsユーザーとして守り続けていたソフトウェアのアップデートのルールに関して、少し考え方が変わる、ちょっとした「事件」に遭遇しました。

私は、他の多くのユーザーと同様、Nubusカード上で動作するPro Tools IIIきっかけに、ほぼ毎日、Pro Toolsを使用していますが、これまでは、一つのルールとしてプロジェクト期間中は、絶対にソフトをアップグレードしないように心掛けていました。オーディオだけではなく、どの制作業界においても同じことだと思いますが、ツール(機材)を使用するにおいては、それが確実/安全に動作し、プロジェクトを問題なく終わらせる事にこそ注意しなければならないという義務があると信じていたからです。

私の携わっているプロジェクトは何ヶ月もかかることがあり、最近まで他の業務や出張などもあったため、これまでのルールに従って、何の問題もなく動いていたPro Tools HD 11.3.1のバージョンで作業するスタイルを維持していました。

Avid社内にある全てのデモ機に関しては、Pro Tools HDもしくはPro Toolsのバージョン 12.1で動いていましたが、私の自宅のシステムは、その最後のプロジェクトの作業途中ゆえに、アップグレードを止めていたのです。

しかしながら、実際には、Pro Tools 11.3.1を使用していたそのプロジェクトでは、いくつかの問題に直面していました。ひとつは、ステム・バウンス時に「インプット・モニター」をうっかり「Solo」の代わりに間違って押すと、クラッシュしてしまうという問題、もう一つが、何らかの理由で“codec not supported”のエラーメッセージが、いくつかのリファレンスとして使用しているQuick Time ビデオ・ファイルに対して生じる際に、こういったエラーの出るファイルが、他の正常に再生できるQuick Timeファイルと、どう違うのか、理由を突き止めることが出来ないという問題でした。

1

  

もし、Pro Tools 11.3.1をお使いで、このような問題に遭遇したら、そのクラッシュ・レポートにお名前と問題の内容を簡潔にお書き頂き、Avidに送信をお願いします。Avidでは、製品をより良いものにする為に皆様からの情報を有効に活用させていただいております。

2

 

話を戻しましょう。私は、これらの問題に対して、インプット・モニターボタンを間違えて押さないように注意しつつ、時間を奪われないよう、ビデオの問題はQuickTimeで対象のファイルをオープン&再セーブする方法で問題を解消していました。多くのビデオファイル・インポート時に起こる問題はこのワークアラウンドで解決するように思いますが、長いビデオ・ファイルの処理には長時間を要する為、必ずしも効率的であるとはいえません。

3

  

これらを総合して検討し、少し悩んだ末に、そのプロジェクトの途中、実際には、ステムとアウトプットを構築している最中ではありましたが、Pro Tools HD 12.1をインストールする決断をしたのです。

その結果、二つの問題が解消されていることが確認でき、作業がとてもスムースに進みました。今まで、時間のかかっていた作業が、15分程度で終えることができたのです。これまでのルールを見直し、少し思い切って見たことで、非常に満足する結果が得ることができました。

また、Pro Tools HD 12.1にすることで、I/Oセッティング機能改善という別の恩恵にも授かることもできました。これはI/Oセッティングの違うシステムとのデータのやり取りで起こるI/O設定のやり直しに費やす時間を大幅に削減してくれます。これらが絶大な時間の節約となることに疑いの余地はありません。

4

 

完全な64ビットアプリケーションとしてリリースされたPro Tools 11以降は、Mac上で単一パッケージにリソースを格納したアプリケーションになっています。

その為、Pro Tools 11からのインストールやアンインストールはこれまで以上に簡単かつ安全なものになり、それを継承しているPro Tools 12のインストールも、アプリケーションフォルダーへのパッケージインストールだけで実行可能となり、それぞれのファイルのロケーションも分かりやすくなっています。

5

 

また、これは最も重要な情報のひとつですが、もし皆様が、問題を解消するためのアップデートにはリスクがあるとお考えの場合は、タイムマシーンでのバックアップに加え、システムディスク自体をブート可能な外付けハードディスクとして一定期間毎に(私の場合は2週間おきです)にバックアップするようにお勧めします。

Carbon Copy ClonerやSuper Duperのようなフリーユーティリティーと安価な外付けハードディスクで実現可能ですので、メジャーなアップグレードなどをする際にはブート可能なバックアップを作成されることを強くお奨めします。万一、アップグレード後に問題が発覚した場合も外付けディスクからブートし、仕事を続けることができます。繰り返しになりますが、これはとても重要なことです。

今回の情報はやや技術的なものですが、プロフェッショナルなオーディオの仕事の一部には技術的な側面があり、それに対処するノウハウを得ることで安全な運用ができるからこそ、素晴らしいオーディオの制作作業ができると信じています。

それでは良い制作とミックスを!

 

 


 

7

ブログ著者

Daniel Lovell(ダニエル・ラヴェル)

 オーディオ・エンジニア、サウンド・デザイナー、ミキサー。現在はAvidのオーディオアプリケーションスペシャリストとして活躍中。

 


 

関連情報:

 

 

2015年7月15日 (水)

S6ソフトウェアバージョンv2.0登場!

S6 v2.0登場!

2013年9月にリリースされたモジュラー型EuConコントロールサーフェイスであるS6は、今回のバージョン2.0が、8度目のソフトウエアリリースとなります(下記がタイムラインです)。

S6softwarereleasesv201024x128

今回のバージョン2は、その中でも最大の進化を遂げるもので、大規模で複雑なセッションを柔軟な方法で管理する為の合理的で容易に操作可能なプロミキシング・ワークフローを実現しています。
新しいサーフェイス・トラック・マネージメント機能の数々は、各ミックス・パスでより多くの作業が可能となるよう、先進的なビジュアル・フィードバックをサーフェイス上にもたらし、必要なトラック情報を素早く「拡張」することができるという革新的なフローを実現しています。
これらの新機能の組み合わせにより、より大規模なセッションでの作業が、今までより遥かに簡単に実行可能となるのです。

以下が、バージョン2.0で追加された機能の一覧となります。

  • VSA、各トラック・タイプ、ワークステーション及びレイアウトに対してスピル・ゾーンを2カ所別々に設定可能
  • スピル・ゾーン内のバンキング機能
  • 視認性/操作性を高める為のロータリー・ノブ列のフェーダーへのフリップ機能
  • アテンション・トラック上で設定されたEQ、ダイナミクス、パン、センド等を最大2つまでの専用ノブ・エクスパンド・ゾーンに展開/固定アサイン可能(M10の場合は1ゾーン)
  • エクスパンド・モード時のEQマッピングの改善
  • エクスパンド・モード時のEQ/ダイナミクス・カーブ表示(要M40ディスプレイ・モジュール)
  • 波形表示上にオートメーション・データをスクロール表示可能(要M40ディスプレイ・モジュール及びPro Tools 12.1以上)
  • DAW セッション内にレイアウトを自動保存
  • Pro Tools内の非表示トラックをサーフェイス上に表示しながら作業も可能
  • ノブ速度と感度を調整可能
  • 接続するEUCON DAWに対するシングル・アサイナブル・ノブ(Pro Tools非対応)
  • Pro Tools Mix/Editウインドウがサーフェイス上のバンク変更に追従
  • Pro Tools用ソフト・キー初期設定が拡張
  • Nuendo 及びCubase用ソフトキー初期設定対応
  • プリファレンスのカスタマイズが可能
  • XMON 機能対応追加

  

「ゾーン」機能の強化

では、2.0で強化された「ゾーン」機能の幾つかに関して、見てきましょう。これらは組わせて使用することで真のパワーを発揮します。

まず、どのようにスピルやゾーン拡張を定義し、より多くのコントロールを効率よく実行しミックスに役立つのかを説明します。サーフェイス上のゾーン設定を行うためのユーザー定義(User Definable)可能なプリファレンスがあります—下記の図は、S6M40 32フェーダー9ノブ仕様です:

S620zonesgraphic_021024x585

マスター・モジュール左側の1及び2とラベルされた紫色の三角形があります。ここが新しいノブ・エクスパンド・ゾーンとなり、ここにアサインされるパラメーターはEQ/ダイナミクス/インサート/パン/センド等の任意のサーフェイス上に表示される機能をプリファレンス上で設定可能です。
ICONシリーズのサーフェイスのようにEQ及びダイナミクスをアサインするのが通常となるかもしれませんが、その場合は「アテンション・トラック」で選択した際に、そのトラック上のEQ及び/またはダイナミクス・プラグインが、これらのエクスパンド・ゾーン上に展開されることになります。
もしEQやダイナミクスが、そのトラック/チャンネル上にない場合は、インサートにアサインされているリバーブ、ディレイ、さらにはセンドといったパラメーターを任意に選択することも可能です。これらの専用エクスパンド・モードにより、マスター・モジュール上のノブを他の機能で使用することができるようになります。

マスター・モジュール左下の2本の紫のラインで示されているフェーダーのうち、左側の16フェーダーをスピル・ゾーン1、そして右側をスピル・ゾーン2として定義しています。
ゾーンを2つに分ける事の利点は、それぞれに対して任意のトラック・タイプ、VCAマスター、Auxフェーダー、(複数接続している中の任意の)DAWまたは自身が作成したカスタム・レイアウトを、独立した形で瞬時に表示させることができる点です。
これらのスピル・ゾーンは、このゾーン内でバンク設定を行えますので、任意のスピル・ゾーンを柔軟に呼び出し活用することが可能です。
さらに、スピル・ゾーン内のメニュー・ボタンは、ダーク・ブルーは「レイアウト」、ライトブルーは「トラックタイプ」と「ワークステーション」、ダーク・グリーンは「VCAマスター」、そしてライト・グリーンは「VCAスピル」といった具合に、カラー・コード化されていますので、それぞれのゾーン内で異なったトラック・タイプを見分ける事も簡単です。これにより、そのゾーンに何を表示させるかが素早く簡単に実行できます。

下記の写真では、右側16本のフェーダーのスピル・ゾーンにVCAマスターが表示されています(最初のフェーダーが左側に来ています)。このようにVCAマスターの為のレイアウトを作成する必要はなく、ICON D-Controlシステム時よりもさらに簡単にVCAマスターを呼び出せるようになりました。また、通常VCAマスターは、フェーダー上のチャンネル・ノブは必要としない為、マスター・モジュール横の2つのノブ・モジュールは、それぞれエクスパンド・ゾーンとしてEQ(マゼンタ)及びダイナミクス(グリーン)が定義されています。

Vcaexpand_47821024x768

この際オート・スピル機能をオンにすると、任意のチャンネル上の”アテンション”スイッチ(フェーダー上の小さな三角形のボタン)を明日ことによって、左側の16フェーダー・スピル・ゾーンに任意のVCAグループ・メンバーを瞬時に展開することが可能です。
スピルされた後は、任意の1チャンネルを”アテンション”し、マスター・モジュール上のアテンション・フェーダーにアサインさせることで、エクスパンデッド・ノブ・ゾーンとの組み合わせで「スーパー・チャンネル・ビュー」を設定することができるようになります。

例えば、下記の写真では、タッチ・スクリーンをパンナー・モジュールとして使用していますが、これにより、任意のアテンション・チャンネルを「スーパー・チャンネル・ビュー(EQ、Dyn, Pan)」表示させながら作業していくことができます。

Superchannel_47841024x768


これらのエクスパンド・ノブ・ゾーンでは、異なったプラグインであっても、各パラメーター(フィルター・コントロール、ゲイン、周波数、Q及びインとアウト)が統一されたレイアウトで表示されますので、どのEQ/ダイナミクスプラグインを使っても操作に戸惑う事はありません
さらに、下記の写真にあるように、エクスパンド・ノブ・ゾーンでEQまたはダイナミクス・プラグインを操作すると、M40ディスプレイ上に、それらのノブ位置やEQカーブ/ダイナミクス・プロットが表示されます。

Displays_47781024x670 

その他の主要な2.0追加機能

バージョン2.0では、多くのミキシング・エンジニアに気に入っていただけるであろう列単位でのノブからフェーダーへのフリップ機能が追加されている他、これまでリクエストの多かったロータリー・ノブの感度調整機能やDAWセッション内へのレイアウトの自動保存機能にも対応しています。
さらにディスプレイ・モジュールを搭載したS6M40では、下記写真のように、必要に応じてPro Tools再生時に、各トラックの波形表示とともにオートメーション・ブレイク・ポイントもスクロール表示可能となっています(Pro Tools 12.1以上が必要です)。

Cdm_auto_lanes_web1024x666

 

対応アプリケーション及びハードウエア

  •   Avid Pro Tools 12.1
  •   Avid Pro Tools 11.3.2 (近日リリース予定)
  •   Steinberg Nuendo 7
  •   Steinberg Cubase 8
  •   Apple Logic Pro 10
  •   Merging Pyramix 8 Native only
  •   Merging Pyramix 9.x
  •   Avid Studio Monitor Pro
  •   Avid XMON S6
  •   DAD/NTP Technology PRO | MON モニターコントロール

 

2.0についてのお問い合わせは?

S6バージョン2は、S6パートナーで実際にその入手方法のご確認並びにデモをご覧いただけます。

こちらよりお問い合わせください。

 

関連情報:

2015年7月 9日 (木)

「Pro Tools機能比較表」がPro Tools 12.1をベースに更新されました!

先日リリースされたPro Tools 12.1の機能を反映した「Pro Tools|HD」「Pro Tools」「Pro Tools|First」の各ソフトウエア機能比較表が更新されました。

最新の「Pro Toolsソフトウエア機能比較表」はこちらからご覧ください。

Pt121_gobigger_500x500_enlarge

関連情報:

Pro Tools 12.1最新機能情報

 

2015年7月 8日 (水)

Pro Tools | Firstダウンロード状況につきまして

Videostill_ptfirstvideo_landingpage

業界標準オーディオプロダクション Pro Toolsの無償版Pro Tools|Firstに多数のお申込みをいただき誠にありがとうございます。

現在、ダウンロード申し込みリストにご登録いただいた皆様へ、「Pro Tools Firstダウンロード・ページ」を順次ご案内させていただいておりますが、スムーズなダウンロードのトラフィックを確保する為、一度にご案内させていただく登録者数を制限させていただきながらのご連絡となっております。

その為、「ダウンロードページ」のメールでのご案内が、数週間かかるケースもございますので、予めご了承賜りますようお願い申し上げます

お申し込みのお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、下記「Pro Tools|First取得申込み」サイトからご登録の上、今しばらくご案内をお待ちいただきますようお願い申し上げます。

 

Pro Tools | First取得申込サイト(無償)

こちらのPro Tools | First申し込みページに必要なお客様情報をご記入のうえ、「送信」ボタンを押してお申し込みください。準備ができ次第、Pro Tools|Firstがダウンロード可能となるサイト情報を、順次ご案内させていただきます。

 

関連情報

2015年7月 7日 (火)

Pro Tools | Duet 及びPro Tools | Quartet がよりお求めやすくなりました!



Photo_2

Pro Tools | Duet 及びPro Tools | Quartet に、Pro Tools年間サブスクリプション付属モデルへと変更となり、一層お求めやすくなりました!

Pro Tools | Duet またはPro Tools | Quartetには、Pro Limiter, Pro Multiband Dynamics, Impact, Pultec EQ Bundle, ReVibe II 他が選択可能な2種類のAvid AAX プラグイン(Tier 2から1種類及びTier3から1種類) が付属します。

 

【製品情報】

Pro Tools | Duet及びPro Tools | Quartetについては、それぞれの製品ページをご参照ください:

【価格】

  • Pro Toolsサブスクリプション付きPro Tools | Duet ¥93,600(税別)
  • Pro Toolsサブスクリプション付きPro Tools | Quartet  ¥187,000

【関連情報】

Pro Tools | Duet 及びPro Tools | QuartetをWindowsで使う!

お問い合わせ先:メディアインテグレーションMI事業部

 

 

【Avid Blogs】Microsoft Surface Pro 3に向けたSibeliusの新しい最適化について

このブログポストでは、Microsoft Surface Pro 3に向けたSibeliusの新しい最適化について、ご紹介します。


Sibelius製品デザイン担当のJoe Pearsonです。この記事では、Sibeliusの新機能を分かりやすく説明すると共に、Sibelius、Avid Scorch、Sibelius | Cloud Publishing、Sibelius | First開発の裏話も併せてご紹介します。最新のSibeliusは、様々な新機能、サブスクリプションを加えたライセンス形態の多様化、MediaCentral Platform上での他のAvid製品との密接な統合、Sibelius認定ユーザーとしての認定資格を得る機会を与えるALPプログラムの一部として101および110コース等を新たに加えています。

このシリーズでは、新たにMicrosoft Surface Pro 3向けに行われたSibeliusの最適化から見ていきましょう。

 

Sibeliuskeypadglyphsreviewv11024x29 新しくなったテンキー

 

テンキー

テンキーは、AppleがRetinaディスプレイ搭載マシンを初めてリリースして以来、Sibeliusが一度として高解像度の変更を行ってこなかった分野の1つです。これは、テンキーが、昨今のWindowsのHD表示ではとても小さかったためです。(MacOSでは、SDからHD表示へもっと上手に移行しています。)HiDPI表示の美的魅力はさておき、ペンでの使用にはもっと大きなテンキーが必要でした。つまり、それぞれのボタンに新しいグラフィックが必要だったのです。そこでチャンスを得た弊社のUIデザイナーがSibelius最新バージョンでは少し変更を加えて、外観はフラットでクリーンなUIに生まれ変わりました。テンキーの機能性という意味では、動作に変更は一切ありません。

 

20150411thenewsibelius1280x720ペンのタッチだけで素早く音符を追加して編集

 

ペンボタン

Microsoftsurfacepro3pen1

ボタンは、ボタンの名前がその機能を表しています。例えば、右クリック・ボタンは、マウスの右クリック・ボタンと同様の動作をします。消しゴムボタン(トップボタンとは違います!)は、ほとんどのアプリケーションで、オブジェクトを削除するツールとして機能します。ここで使用されている名前は、Microsoftのドキュメントで使われるものと同じです。Microsoftは、OneNote等のアプリケーションでのペン操作について、いくつか共通の範例となる機能があります。Sibeliusでは、Surfaceユーザーが慣れた環境で安心して操作できるよう、できる限りこの範例に従っています。例えば、OneNoteでは、右クリック・ボタンは右クリックによるメニューツールとして機能します。Sibeliusでも同様です。(詳細は以下に記します。)

なぜSibeliusではトップボタンを使用しないか?

Microsoftはトップボタンの機能をOneNoteの起動にハードコード化しました。それゆえ、Avidがその機能を上書きすることはできません。残念ながら、今この記事を書いている時点において、Sibeliusでトップボタンを使用することはできません。Avidでは、今後のリリースで変更できるよう、Microsoftと連携して取り組んでいます。

 

音符を入力する

ペンを使用して音符を入力することは、ページに音符をのせる自然なやり方です。しかも、早い。これに勝てるのは、キーボード・ショートカットを熟知するベテランSibeliusユーザーだけだと思います。かといって、Sibelius初心者向けの機能というわけではありません。それでは、ペンだけを使ったワークフローを紹介しましょう:

  1. 何種類か楽器を含むスコアを作成します。
  2. [音符入力]タブから[音符入力]をペンでタッチし、音符入力モードに入ります。
  3. テンキーから音価を選択します。
  4. 音符を入力したい譜表をペンでタッチすると音符を入力することができます。
  5. Sibeliusは手のひらが触れても自動的に無視するので、用紙を使う時と同じように、画面に手をのせることができます。
  6. 音符入力を終えたら、ペンの消しゴムボタンをノックして音符入力モードを終了します。


ペンが有効な状態になっている時は、ペンが接近するとSibeliusが検出して、五線譜上に薄い色(灰色)の音符を表示します。

Screenshot20150424220507_2音符入力インジケーター

 

間違えた場合は、Sibeliusウィンドウの左上にある[元に戻す] [繰り返し]ボタンを使います。これにより、ユーザーは音符を正確に入力することができます。キーボードではなくボタンを使うということは、ペンを置く必要がないことを意味しています。もちろん、キーボード・ショートカットも利用できます。正確にペン入力ができないという方は、下記にペンを調整して改善する方法を説明します。

音符入力モードから離れずにスコアを移動する ---- 簡単に聞こえますが、音符入力モードから行うのは、これまでのSibeliusでは面倒でした。音符入力モードから出ることなくスコアをドラッグしようとすると、外部の音符が入り込みます。また、キーボード・ショートカットでは、作業しているスコアの部分をきめ細かく調整できないことが少なくありません。Sibelius 8.0では、いずれも音符入力モードから出ずに行う2つの方法が加わりました:

  1. 自分の指を使い、Surfaceの画面上のスコアを物理的にドラッグします。私にとって、これは最も自然な方法です。
  2. ペンを使い、右クリックしたまま、スコアをドラッグすることも可能です。

 

拡大と縮小

Sibeliusは、Windowsのタッチスクリーン・デバイスのスクリーン、またはMac OSのトラックパッド上での指のピンチ/ストレッチによる縮小・拡大操作をサポートします。これは、使用しているモード(音符入力または注記)に関係なく機能します。ここでも、Sibeliusを扱う間、ユーザーはペンを置く必要はありません。

 

(推奨)

簡単にアクセスできる配置

私のように右利きの人には、まず、テンキーをスクリーンの左上に置くことをお勧めします。こうすれば、音符入力しながら、簡単にアクセスできます。左利きの方は、右上に置いてください。

Surfaceを平らに

紙のように、Surfaceをテーブルの上に平らに置いてみましょう。ペン使用時、手にも手首にも楽です。

音符入力

最後に、音符を入力した時、Sibeliusにスコアの位置を自動調整させることができます。[ファイル]タブ[環境設定]から[スコアの位置]を開き、[入力、編集時]セクションの[選択箇所を中央に表示]にチェックを入れます。作業しているスコアの位置が、常に中央に表示されます。

Screenshot20150424221332 音符入力や編集中の設定

 

ペンを調整

音符を正確に入力できない場合、Windowsに搭載されたMicrosoftのペン調整ツールを使ってみましょう。Windows 8.1(Windows 10リリースにもおそらく搭載)では:

  1. Windowsスタートボタンをクリックします
  2. 画面右上の検索ボックスに「ペン」と入力すると、「ペン入力またはタッチ入力に合わせた画面の調整」メニューが現れます。「タブレットPC設定」ウィンドウの「画面」タブ内の「調整」 > 「ペンまたはタッチ入力画面の調整」ウィンドウの「ペン入力」を選択。
  3. 画面の指示に従い、ペンを調整します。

この時点で、ペン入力の正確性が改善されているはずです。私は、調整を2回程繰り返さなくてはなりませんでしたが、今は快適です。調整が不十分と感じた場合は、複数回試してみてください。

Microsoft Surface Pro 3について詳しく調べる

 


次回のブログでは、編集と注記について見ていきます。教育的用途や高解像度表示の詳細についても説明する予定です。

 

 

Avidsibelius7trialdownload

新しいSibeliusを今すぐ入手しましょう

サブスクリプション版、永続ライセンス版、アップグレード版と、今までにない様々な方法でSibeliusへアクセスできます。また、Finale、Notion、EncoreおよびMosaicからのクロスグレードも可能です。

 

 


オリジナルブログ著者

Photo

Joe Pearson (ジョー・ピアソン)

Sibelius製品デザイナー、ドラマー、パーカッショニスト、ミュージシャン。素晴らしいSibeliusをベースに構築していく予定です。

 


Sibelius参考情報

2015年7月 6日 (月)

【7/12開催】ジーロックス下高井戸スタジオ主催「辻 敦尊クリエイティブワークショップ #5 ~ボーカルレコーディングのテクニック~」ご案内

6月に実施された『ドラムレコーディングワークショップ』に引き続き、ボーカルレコーディングのワークショップが開催されます。最新のPro Tools 12.1も使用される予定ですので、是非チェックしてみてください。


  

「辻 敦尊クリエイティブワークショップ #5 ~ボーカルレコーディングのテクニック~」
 

【開催概要】

  • 日程: 2015年7月12日(日)
  • 時間: 13:00~14:30(開場 12:30)
  • 主催:  ジーロックス下高井戸スタジオ
  • 協力: AT-Music合同会社
  • 受講料: 3,240円(税込)要予約
  • 場所: ジーロックス下高井戸スタジオ
  • 住所:  〒168-0073 東京都杉並区下高井戸 1-15-12 (地図
  • 詳細: AT-Musicサイトを御覧ください。

 

【内容】

ProTools12を使ってのボーカルレコーディングテクニックをプロに聞く!!

  • セットアップ
     - マイクや機材の結線について
      - マイクプリの調整について
      - コンプレッサーの調整について
      - モニター用リバーブの調整について
  • レコーディング時に気をつけたいマナー
  • パンチイン・アウトに関するノウハウ
  • プロの現場で行われているテイクの管理術
  • ボーカルトラック完成までの道のりについて
      - 複数テイクからOKトラックを作成するまで
      - 細かいピッチやタイミングの調整について
      - 音量レベルの調整について
  • その他、質疑応答など

 

【講師】 

Photo_2

辻 敦尊(つじあつたか)氏

シンガーソングライターとしての活動をはじめ、サウンドエンジニア、作詞家、作曲家、アレンジャー、プロデューサー、映像や舞台の音楽監督など幅広い分野で活動中。ハイグレード・オーディオ・ケーブルのプロデューサーなどでも知られている。 

 

【詳細:お申し込み】

ジーロックスまでお電話もしくはメールでお申込みください。イベント詳細はこちらを御覧ください。

  Tel:03-3325-3311
  E-mail:groks@groks.co.jp
 


AvidオフィシャルWebサイト

2017年8月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
Copyright © 2010 Avid Technology, Inc. All rights reserved.