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2015年7月15日 (水)

S6ソフトウェアバージョンv2.0登場!

S6 v2.0登場!

2013年9月にリリースされたモジュラー型EuConコントロールサーフェイスであるS6は、今回のバージョン2.0が、8度目のソフトウエアリリースとなります(下記がタイムラインです)。

S6softwarereleasesv201024x128

今回のバージョン2は、その中でも最大の進化を遂げるもので、大規模で複雑なセッションを柔軟な方法で管理する為の合理的で容易に操作可能なプロミキシング・ワークフローを実現しています。
新しいサーフェイス・トラック・マネージメント機能の数々は、各ミックス・パスでより多くの作業が可能となるよう、先進的なビジュアル・フィードバックをサーフェイス上にもたらし、必要なトラック情報を素早く「拡張」することができるという革新的なフローを実現しています。
これらの新機能の組み合わせにより、より大規模なセッションでの作業が、今までより遥かに簡単に実行可能となるのです。

以下が、バージョン2.0で追加された機能の一覧となります。

  • VSA、各トラック・タイプ、ワークステーション及びレイアウトに対してスピル・ゾーンを2カ所別々に設定可能
  • スピル・ゾーン内のバンキング機能
  • 視認性/操作性を高める為のロータリー・ノブ列のフェーダーへのフリップ機能
  • アテンション・トラック上で設定されたEQ、ダイナミクス、パン、センド等を最大2つまでの専用ノブ・エクスパンド・ゾーンに展開/固定アサイン可能(M10の場合は1ゾーン)
  • エクスパンド・モード時のEQマッピングの改善
  • エクスパンド・モード時のEQ/ダイナミクス・カーブ表示(要M40ディスプレイ・モジュール)
  • 波形表示上にオートメーション・データをスクロール表示可能(要M40ディスプレイ・モジュール及びPro Tools 12.1以上)
  • DAW セッション内にレイアウトを自動保存
  • Pro Tools内の非表示トラックをサーフェイス上に表示しながら作業も可能
  • ノブ速度と感度を調整可能
  • 接続するEUCON DAWに対するシングル・アサイナブル・ノブ(Pro Tools非対応)
  • Pro Tools Mix/Editウインドウがサーフェイス上のバンク変更に追従
  • Pro Tools用ソフト・キー初期設定が拡張
  • Nuendo 及びCubase用ソフトキー初期設定対応
  • プリファレンスのカスタマイズが可能
  • XMON 機能対応追加

  

「ゾーン」機能の強化

では、2.0で強化された「ゾーン」機能の幾つかに関して、見てきましょう。これらは組わせて使用することで真のパワーを発揮します。

まず、どのようにスピルやゾーン拡張を定義し、より多くのコントロールを効率よく実行しミックスに役立つのかを説明します。サーフェイス上のゾーン設定を行うためのユーザー定義(User Definable)可能なプリファレンスがあります—下記の図は、S6M40 32フェーダー9ノブ仕様です:

S620zonesgraphic_021024x585

マスター・モジュール左側の1及び2とラベルされた紫色の三角形があります。ここが新しいノブ・エクスパンド・ゾーンとなり、ここにアサインされるパラメーターはEQ/ダイナミクス/インサート/パン/センド等の任意のサーフェイス上に表示される機能をプリファレンス上で設定可能です。
ICONシリーズのサーフェイスのようにEQ及びダイナミクスをアサインするのが通常となるかもしれませんが、その場合は「アテンション・トラック」で選択した際に、そのトラック上のEQ及び/またはダイナミクス・プラグインが、これらのエクスパンド・ゾーン上に展開されることになります。
もしEQやダイナミクスが、そのトラック/チャンネル上にない場合は、インサートにアサインされているリバーブ、ディレイ、さらにはセンドといったパラメーターを任意に選択することも可能です。これらの専用エクスパンド・モードにより、マスター・モジュール上のノブを他の機能で使用することができるようになります。

マスター・モジュール左下の2本の紫のラインで示されているフェーダーのうち、左側の16フェーダーをスピル・ゾーン1、そして右側をスピル・ゾーン2として定義しています。
ゾーンを2つに分ける事の利点は、それぞれに対して任意のトラック・タイプ、VCAマスター、Auxフェーダー、(複数接続している中の任意の)DAWまたは自身が作成したカスタム・レイアウトを、独立した形で瞬時に表示させることができる点です。
これらのスピル・ゾーンは、このゾーン内でバンク設定を行えますので、任意のスピル・ゾーンを柔軟に呼び出し活用することが可能です。
さらに、スピル・ゾーン内のメニュー・ボタンは、ダーク・ブルーは「レイアウト」、ライトブルーは「トラックタイプ」と「ワークステーション」、ダーク・グリーンは「VCAマスター」、そしてライト・グリーンは「VCAスピル」といった具合に、カラー・コード化されていますので、それぞれのゾーン内で異なったトラック・タイプを見分ける事も簡単です。これにより、そのゾーンに何を表示させるかが素早く簡単に実行できます。

下記の写真では、右側16本のフェーダーのスピル・ゾーンにVCAマスターが表示されています(最初のフェーダーが左側に来ています)。このようにVCAマスターの為のレイアウトを作成する必要はなく、ICON D-Controlシステム時よりもさらに簡単にVCAマスターを呼び出せるようになりました。また、通常VCAマスターは、フェーダー上のチャンネル・ノブは必要としない為、マスター・モジュール横の2つのノブ・モジュールは、それぞれエクスパンド・ゾーンとしてEQ(マゼンタ)及びダイナミクス(グリーン)が定義されています。

Vcaexpand_47821024x768

この際オート・スピル機能をオンにすると、任意のチャンネル上の”アテンション”スイッチ(フェーダー上の小さな三角形のボタン)を明日ことによって、左側の16フェーダー・スピル・ゾーンに任意のVCAグループ・メンバーを瞬時に展開することが可能です。
スピルされた後は、任意の1チャンネルを”アテンション”し、マスター・モジュール上のアテンション・フェーダーにアサインさせることで、エクスパンデッド・ノブ・ゾーンとの組み合わせで「スーパー・チャンネル・ビュー」を設定することができるようになります。

例えば、下記の写真では、タッチ・スクリーンをパンナー・モジュールとして使用していますが、これにより、任意のアテンション・チャンネルを「スーパー・チャンネル・ビュー(EQ、Dyn, Pan)」表示させながら作業していくことができます。

Superchannel_47841024x768


これらのエクスパンド・ノブ・ゾーンでは、異なったプラグインであっても、各パラメーター(フィルター・コントロール、ゲイン、周波数、Q及びインとアウト)が統一されたレイアウトで表示されますので、どのEQ/ダイナミクスプラグインを使っても操作に戸惑う事はありません
さらに、下記の写真にあるように、エクスパンド・ノブ・ゾーンでEQまたはダイナミクス・プラグインを操作すると、M40ディスプレイ上に、それらのノブ位置やEQカーブ/ダイナミクス・プロットが表示されます。

Displays_47781024x670 

その他の主要な2.0追加機能

バージョン2.0では、多くのミキシング・エンジニアに気に入っていただけるであろう列単位でのノブからフェーダーへのフリップ機能が追加されている他、これまでリクエストの多かったロータリー・ノブの感度調整機能やDAWセッション内へのレイアウトの自動保存機能にも対応しています。
さらにディスプレイ・モジュールを搭載したS6M40では、下記写真のように、必要に応じてPro Tools再生時に、各トラックの波形表示とともにオートメーション・ブレイク・ポイントもスクロール表示可能となっています(Pro Tools 12.1以上が必要です)。

Cdm_auto_lanes_web1024x666

 

対応アプリケーション及びハードウエア

  •   Avid Pro Tools 12.1
  •   Avid Pro Tools 11.3.2 (近日リリース予定)
  •   Steinberg Nuendo 7
  •   Steinberg Cubase 8
  •   Apple Logic Pro 10
  •   Merging Pyramix 8 Native only
  •   Merging Pyramix 9.x
  •   Avid Studio Monitor Pro
  •   Avid XMON S6
  •   DAD/NTP Technology PRO | MON モニターコントロール

 

2.0についてのお問い合わせは?

S6バージョン2は、S6パートナーで実際にその入手方法のご確認並びにデモをご覧いただけます。

こちらよりお問い合わせください。

 

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