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2016年1月18日 (月)

【Avid Blogs】デュラン・デュラン『Peper Gods』ツアーのミキシングモニター、チャーリー・ブラッドリにVENUE | S6Lについて聞く

チャーリー・ブラッドリは、ここ数年では、アニー・レノックス、プラシーボ、シャキーラ、ロビー・ウィリアムス等のアーティストのモニター・ミックスを行っている一流のライブ・サウンド・エンジニアです。最近では、デュラン・デュランの『Paper Gods』UKツアーにおいて、新製品VENUE | S6Lライブサウンドシステムに座りました。ツアーを終えて間もなく、同バンドの3月に始まるUSツアーへ向かう前の彼に、新システムの印象を伺いました。

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DH:VENUEシステムを使ってどれくらいになりますか?

CB: 初めの頃から使っています。Profileシステムが出る前には、D-Showシステムを持っていました。長年にわたり、必要に応じて他の製品を混ぜて使用していましたが、メインデスクは常にProfileです。スノウ・パトロールでは、何カ所かのスタジアム・ライブを担当しましたが、バンドが大きくなったので、MIDIと一緒にProfileを2システム使用したこともありました。ストリング・セクション、ホーン・セクション、ゲストと、全てが混沌としていたのです。

VENUEの使用を決めたのは、プラグインとショー・ファイルの作成方法が理由でした。イヤーモニター用ミックスのミキシングは、ゲインの仕組みとダイナミック・レンジを理解し、トランスミッターに最大出力を送り、いかに全体の効果を高めることができるかを理解することが全てです。コンプレッションやあらゆる機能をプラグインとして使用できるという比類のない環境によって、遥かに質の高い結果を作り出すことができます。

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DH:オートメーションを多用するということですが、本当ですか?

CB:はい。ミックスに関して言えば、オートメーション、自動スナップショット、フェーダー・ムーブを使わずにモニターのミキシングを巧くやるのは無理だと思います。まして、大きなインイヤ・バンドなら尚更です。イコライザー及びコンプレッサー/ゲート設定、リバーブ、ディレイ等は、スナップショットで呼び出しています。

DH:デュラン・デュランとの仕事は長かったと思います。常にショー・ファイルを変えていますか?新しいツアーにはどのようにアプローチしますか?

CB: 10月に終えたプロモーション・ツアー用のProfileショー・ファイルには、76曲入っていました。数多くのヒット曲を抱えるバンドでは、一から作る時間がありません。ツアー毎に進化するセットリストに曲を加えるだけです。新アルバムから15曲を加えて、長い間演奏していない曲を5~10曲程度リハーサルします。つまり、ツアーに出るたびに、20から25曲がリストに加わります。

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DH:S6Lへ移行する過程について説明してください。Profileシステムから、どのように移行しましたか?

CB:人気の高いアーティストのモニター・ミキシングをProfileシステムで行う者ならだれもが知っていることですが、出力が足りません。エフェクトのセンド等を行うためには、直接出力、PQミキサー、バス・マトリックス等の回避策を使わなくてはなりません。S6Lでは、「それのリバーブはどうやってかけよう、どうすればできるだろう」と考える必要がないのは、とても楽しく、新鮮です。本当に素晴らしい。誰かが何かを求めても、いつも答えは『Yes』です。『30分考える時間をください』ではないのです。Profileのショー・ファイルは、S6Lへインポートできます。しかも、過去に考えなくてはならなかった次善の策を考慮する必要がないのです。

私は楽観的にS6Lを使うことを決めたのですが、Britannia Row Productionは、私をサポートすることを決め、ツアー用にS6Lを購入しました。このような形でのサポートは大変ありがたかったです。それで私はPro Toolsを装備した部屋でS6Lを置いて座り、必要最低限の装備から始めるようと決心しました。次の2年間に適切であろうと考える30のスナップショットを作りました。それから、使用していたプラグインの中には、TDMフォーマットでのみ利用可能なものもあるので、全て外しました。私は、McDSPが大好きで、同社のプラグインを大量に使用します。ショー・ファイルには最新のAE4000 Dynamic EQなどAAX DSPプラグインを使っています。しかし、今回の以降では、CL1Bコンプレッサー及びVSS3リバーブの2つを含むTCプラグインをあきらめる必要があり、それは残念でしたね。

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[デュラン・デュランのFOHエンジニア]スネイク・ニュートンは、長きにわたりSonnoxのファンであり、いつか試すようにと私に度々言っていました。Sonnoxプラグインは全てAAX DSPであり、S6L用にショー・ファイルを再構築する機会でもあったので、試すチャンスだろうと思いました。そこで、Sonnoxではさらに力を入れて、同社のリバーブを96kHzフォーマットに対応させるために、私も協力しました。ツアーでは、それに加えて、数多くのダイナミクス・プラグインも使用しました。アニー・レノックスのようなミュージシャンにチープなリバーブのインイヤ・ミックスを届けるわけにはいきません。豊かなリバーブはボーカル・サウンドの一部です。[Oxford Reverb]プリセット『48 Thin Plate』をロードすると、それはまさに、96 kHzのAAZ SDPプラグインに求めていたクリーンなサウンドでした。素晴らしい、これ以上ない音です。

Oxford Dynamicsプラグインは、一般的にはボーカル用に求める数多くのオプションを1つの場所で提供してくれます。そのため、サイモン・ル・ボンのボーカルでは、Oxford Dynamicsを使用してきました。弱いコンプレッション、温かみの調整、中高音に少しのEQを使用します。コンプレッションは、もちろんドラムに最適ですが、抜けが悪くなる場合があります。Oxford TransMod等のプラグインは、サウンドの他の部分を損なわずに、アタックを上げるのに適しています。インイヤのミキシングとは、ダイナミック・レンジ、コンプレッションを理解し、それぞれのバンド・メンバー用のミックスに合わせてどのような調整が必要かを理解することです。TransModを使うことで、特にドラムは、もう少し突き抜けます。つまり、ミックスで、けたたましい音量にすることなく、パンチがきき、ニュアンスを得たサウンドができるのです。

それで、全てのEQをフラットにして、ゲインを再調整し、ミックスをそこから作り直します。プラグインとミックスの出来具合にある程度満足したら、出力処理、コンプレッション、リミッティングに移り、さあこれで行こう!となるわけです。

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新しい96 kHz Sonnox Oxford Reverb

 

DH:ワークフローの点から言うと、ProfileからS6Lへの移行はどうでしたか?

CB:ざっと見まわして、ボタンの位置を確認すれば、後は、大体同じです。S6LをProfileスタイル・モードで使用しました。最大の変化は、コンソールの左側にバンク・セレクターがなく、全てがコンソールの中央にあるのを覚えることでした。一度配置を確認し覚えたら、後は、ただただシンプルです。異なる方法でアクセスや表示できるタッチスクリーンは、ものすごく作業を楽にします。サーフェイスのコントロール以外にも、VENUEの画面を見て使ってみれば、簡単なことがすぐに分かります。

DH:システムの音質について、最初の印象はどうでしたか?

CB:音はとても良いです。最初に浮かんだ言葉は、『深さ』と『広がり』です。遥かに豊かで、遥かに深いサウンドです。バンドのリハーサル初日に、バス担当のジョン・テイラーが振り返ってこう言いました「すごい音だ!」彼らはすぐに気付きました。違いは明らかです。協和音が突き抜けます。

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DH:VENUEのPro Tools録音・再生機能は、どのように使いますか?

CB:スネイクは、多くの場合、サウンドチェックを行わないバンドなので、この機能を毎日使用します。私は、問題があることが分かっている時や、ミックスで満足していない部分がある時に使用します。S6Lで瞬時にPro Toolsと切り替えることができ、再生モードにいながら、ライブモードで幾つかのチャンネルの選択を解除できるのは、すごいとしか言いようがありません。Profileシステムでは決してできない技です。このおかげで、個々のバンド・メンバーにより多くの時間をかけることができました。私と一緒にミックスの作業をしたいというギター担当と二人だけで午後を過ごしたこともあります。他に誰も必要なく、その日のプラス数時間を作業に費やしました。主に、バーチャル・サウンドチェックを行いましたが、彼のボーカルマイクとギターを除いて、あらゆるものを再生することができるのですから、本当にすごいです!

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