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2016年4月 5日 (火)

S6L:VENUE 5.1ソフトウェアの新機能

 

VENUE 5.1ソフトウェアは、有効なAvid Advantage ExpertPlusサポート契約をお持ちのすべてのお客様のみ、無償でダウンロードすることが可能です。拡張ネットワークI/ O機能およびコントロールサーフェスの強化で、さらに強力なシステムに導く重要な機能を追加します。VENUE 5.1ソフトウェアをダウンロードするには、Avid Accountにログインし、インストーラリンクをご確認ください。

 

VENUE 5.1の新機能

  • 2枚目のAVB-192 Ethernet AVBネットワークカードをE6Lエンジンに追加することで、最大3つのStage 64 I/ Oラックの接続を可能にし、トータル192リモートマイクプリと96アウトプットを提供します。
  • スピルモードにより、エンジニアはどのAux、グループ、またはVCAのメンバーをすばやく展開(スピル)することができます。
  • パラメータのビジュアルフィードバックの強化および、フェーダーのナビゲーションやミックスのための高解像度OLEDディスプレイ
  • 他のVENUEシステムのSHOWファイルとの互換性の改善

 

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(Blue RodeoのRich SteebミキシングFOH)

 

2枚目のAVB-192 Ethernet AVB ネットワークカードをサポート

VENUE 5.1ソフトウェアのアップデートにより、2枚目のAVB-192カードをE6L エンジンに追加すれば、単一AVBネットワーク・リングでS6LのI/O を3台まで接続できるようになり、192インプット/ 96 アウトプットを可能にします。これは、ローカルのコントロールサーフェスI/OとPro Toolsの録音/再生64チャンネルに加えてです。単一のAVB-192 Ethernet AVB ネットワークカード(出荷時付属の)を使用しているならば、1 Stage 64ラックにつき64インプット/32アウトプットまで接続することができます。また、2台のStage 64ラック (各48イン/32アウト)で、合計96インプット/64アウトプットも可能です。 それぞれのAVB-192 Ethernet AVB ネットワークカードには、2つの独立したギガビットイサーネットポート、copperおよびFiber (SFP経由)、また、ビルトインの7つのポートスイッチが搭載されています。

 

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VENUE | E6L Engine

このS6LのI/O機能の拡張で、より大きなステージの実現を可能にします。VENUE|E6L-192エンジンは常にその処理能力で多くのチャンネルカウントをハンドルし、リモートステージボックス内で全てのマイクプリチャンネルをプロセスしていましたが、この拡張により、144入力プロセスチャンネルをサポートするE6L-144エンジンをS6Lで使用していても、この強化の恩恵を受けます。2枚目のAVB-192カードをサポート(以前より多くの入力をサポート)するだけではなく、Stage 64で192までの入力接続や切り替えができ、フェスティバルのステージ間の割り当ての切り替え等に便利です。VENUEのスナップショット経由で、I/ Oの割り当てを切り替えることもできます。

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(3台のStage 64 I/Oラックを使っての冗長化リングネットワーク接続)

 

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(Blue RodeoでのDuke Fosterミキシングモニター)

 

  1. オーディオネットワークケーブルを、S6Lコントロールサーフェス背面のネットワークポートAから、E6Lエンジンの2枚目のAVBネットワークカード(中間のスロット)のネットワークポートBに接続します。
  2. オーディオネットワークケーブルを、最初のE6LエンジンのAVBネットワークカードの(下のスロット)ネットワークポートAから、1台目のStage 64のネットワークポートB に繋ぎます。
  3. 数珠つなぎ(デイジーチェーン)で、1台目のStage 64を2台目のStage 64にイサーネットケーブルで繋ぎます。(1台目のStage 64のネットワークポートA から2台目のStage 64のネットワークポートBへ、別のイサーネットケーブルを、2台目のStage 64のネットワークポートAから、3台目のStage 64のネットワークポートBへ繋ぎます)。
  4. (Redundant) 冗長オーディオネットワーク接続のためには:(Optional) 有効なPro Toolsがインストールされたコンピュータに接続するためには、サポートされたイサーネットケーブルを、S6Lコントロールサーフェス上のネットワークポートCから、コンピュータのイサーネットポート(またはThunderbolt to Ethernetアダプタを使用して、Thunderbolt ポート)*に繋げます。
    1. イサーネットケーブルを最後のStage 64のネットワークポートAから、最初の(下スロット)のAVBネットワークカードのネットワークポートBに繋ぎます。
    2. イサーネットケーブルを2台目(中間のスロット)のネットワークポートA から、S6L コントロールサーフェスのネットワークポートB に繋ぎます。
  5. (Optional) ルーターまたはECx Ethernet Control 用のコンピュータに接続するためには、標準的なイサーネットケーブルを、S6LコントールサーフェスのECx と記されたポートからルーターもしくはクライアントコンピュータに繋げます。

* ルーターやハブやスイッチをS6Lネットワークポートに接続しないようにしてください。

 

スピルモード

VCAスピルは、他のVENUEコンソールでのグループスピルよりも前に、最初にSC48で紹介された機能です。VENUE 5.1では、S6LのVCAグループやAUXに関しても非常に強化されています。もしVENUE のVCAスピルをよくご存じなら、S6Lでも同じことが言えるでしょう。アテンションキーをダブルプレス(二度押し)すると、コンソールは、VCAをフェーダーに展開し、そのVCAに割り当てられたアクセスを提供します。S6Lのデフォルトのバンキングコンフィギュレーションは「Profileモード」と呼ばれ、フェーダー上にVCAを呼び出し、そこから展開すると、基本的にショーの間は、このモードの状態にすることができます。S6L でサポートするチャンネル数が多い場合とりわけ便利です。

S6Lでは、AUXスピル機能を追加することで、さらに機能が拡張され、フェーダー上でAUXにアサインされたチャンネルを展開することができます。もしチャンネル用のAUXセンドがオンになっていれば、自動的にAUXバスの一つになります。AUXバスのアテンションキーをダブルプレス(二度押し)することによって、そのメンバーを展開することができます。何故そうすることが良いのでしょう? それによってフェーダーのセンドを紐付けることができるからです。

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ワークフローをイメージしてください。あなたはモニターエンジニアです。ステージ上のシンガーのミックスを調整しようとしています。そのモニターミックスはAUX 10に割り当てられおり、入力チャンネルすべてが送られています。従来のセンズ・オン・フェーダーのワークフローでは、見たいセンドのバスにアクセスし、センズ・オン・フェーダーに紐付けます。この制限のあるワークフローでは、バンクが何であれ(例えば入力チャンネル1-24)、実際にAUX 10にそれらのチャンネルがアサインされいるかどうかは無視されます。いくつかのチャンネルでは、フェーダーはバスにセンドされず、ゼロ(-∞)まで下がります。本来もっとフィルタのかかった表示が見たくても、AUXに割り当てられたチャンネルのみしか見れません。

S6Lの素晴らしさは、新しいAux Spill機能で、2つのワークフローを同時に扱えます。最初に、AUXマスターを展開し、チャンネルをバスにアサインします。それから、センズ・オン・フェーダーを紐付けます。結果として、コントロールサーフェスは、バスにアサインされたチャンネルのフェーダーのみに送ることができます。

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アテンションキーのダブルプレスでスピル(展開)し、soloボタン-アプトプットバスAFL (OPTIONS > Busses ページで、“Sends on Fader Follows AFL” オプションがアクティブになっていることを確認してください) を押すだけフェーダー上のセンドを紐付けることができます。Options > Interactionページの「link solo and attention」で、ショーの間コンソールをこのモードに保つことができます。スピルを紐付けたポイントから、チャンネルのAFL、そのポイントからアテンション、もしくはsoloにしたものが展開され、センズ・オン・フェーダーが使えるようになり、使用しているバスの関連要素に素早くアクセスできるようになります。

Aux Spillのコンソール上での操作は非常にシンプルですが、S6Lのユニバーススクリーンに統合することでさらに簡単になりました。ユニバーススクリーンは、チャンネルの膨大な情報内に存在する要素に素早くアクセスできるところがポイントです。VENUE 5.1ではさらに、ユニバーススクリーンのファンクションバーで、スピルボタンがAUX、グループ、VCAに使用できます。ユニバーサルスクリーンを使い、また、コンソールをInputs Mode (すべてのフェーダーが入力チャンネル用)にすることで、スクリーンからスピルを行うことが可能となります。VCAマスターを見る必要もありません。もし、Flexチャンネル(マスターセクションのトップの2フェーダー)が「アテンション」されたチャンネルに続くよう割り当てられている場合は、常に展開されたメンバーのマスターにアクセスできます。これは本当にパワフルな新しいワークフローで、チャンネルへのアクセス、微調整が非常にスピーディに行えます。

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(オーストラリア、アデレードのCarols by CandlelightでのFOH - S6L)

 

ビジュアルフィードバックの強化

S6Lのチャンネルノブモジュール(フェーダーの上部、32エンコーダのセクション)の高解像度のOLED ディスプレイは、紐付けたエンコーダの為の情報を表示します。VENUE 5.1ではこのセクションで、ビジュアルフィードバックが改善されたことによって、このセクションを使ったミックスやナビゲートがより簡単になりました。エンコーダは、ノブだけでなく、押すことにより、割り当てられた機能(例えばaux send オン/オフ等)に切り替えます。OLEDディスプレイには割り当てられたパラメータが表示され、押すとヘイロー・イルミネーション・グラフィック(halo illumination graphic)にその機能を示します。更には、パラメータ名がトップに、その値が下に表示され、関連付けられている「select」スイッチと「in」スイッチが、左下方に表示されます。この強化されたビジュアルフィードバックで、コンソールを見ている間、状況を把握することを容易にします。

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SHOWファイルの互換性の改善

最後に、他のVENUEシステムとのSHOWファイルの互換性は、FXリターンの自動コンフィギュレーションに加え、改善されました。古いVENUEシステムでのFXリターンは、S6Lとは全くことなる処理をします。もしProfileのSHOWファイルをS6Lにもってくると、ソフトウェアは非常に賢くProfileのFXリターンを認識し、自動的に処理します。例えば、48インプットのProfileのSHOWファイルがあったとしましょう。これをS6Lにインポートすると、自動的に48インプットを、1対1でマッピングしてから、チャンネル49からステレオ・エフェクト・リターンを配置します。S6Lはこれらの入力をエフェクトリターンのように設定します。これによりチャンネルはステレオになり、元のSHOWファイルのチャンネル名を維持します。古いFXリターンとは異なり、S6Lで、これらのチャネルには、4バンドのパラメトリックEQ、コンプレッサー、ゲートを含む、完全なチャネル処理が行われます。

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(a-haワールド・ツアーでのGerard Alboミキシング)

 

VENUE5.1ソフトウェアアップデートで、S6Lのパワーと柔軟性が大幅に改善しております。Avid Accountにログインし、ダウンロードすることをAvidは推奨しています。

 


 

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個別デモのお問い合わせは、Avidライブサウンドディーラーまで


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