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2016年5月 4日 (水)

Pro Tools 12.5でクラウド・コラボレーションを始めよう

Pro Tools 12.5 クラウド・コラボレーション

1つのPro Toolsセッションを複数ユーザーで作業することが可能なPro Tools向けのクラウド・コラボレーションの最初のテクニカルプレビュー版リリースからしばらく、そしてPro Tools 12の出荷開始から一年余りが経ちました。

これまでのPro Tools 12バージョンでは、新たなI/O設定、シンプルなモニタリング、自動ダウンミックス(モニタリングの変更を気にすることなくセッションの共有が可能)、トラックのコミットおよびフリーズ(ユーザーが同じプラグインを所有していなくてもコラボレーション可能)等、クラウド・コラボレーションへ続く道が整備されてきました。

昨年リリースされたバージョンのハイライト:

  • Pro Tools 12.0 – 3月後半
    HD & スタンダード版: I/O設定改良とモニタリング/自動ダウンミックス、無制限バス、アプリ内プラグイン購入/レンタル、堅牢性の向上

  • Pro Tools 12.1 – 6月後半
    スタンダード: トラック数増加– 128 オーディオ、512 インストゥルメント、トラック・インプット・モニター、AFL/PFL ソロ・モード、コピー・トゥ・センド機能
    HD & スタンダード:Pro Tools | Control 対応、Pro Tools | S3 VCA スピル対応、堅牢性の向上

  • Pro Tools 12.2 – 9月上旬
    スタンダード: VCA マスター、ディスク・キャッシュ、先進的なメーター表示機能、ゲイン・リダクション・メータリング
    HD & スタンダード: Avid All Accessプラン・オプションでの年間プラグイン特典の追加、堅牢性の向上

  • Pro Tools 12.3 – 11月上旬
    HD & スタンダード: コミット/トラック・バウンス機能、クリップ/フェードの編集/移動時の波形透過表示、バッチ・フェード機能強化、フェード・プリセット機能、レガシーPitch AudioSuite プラグインの復活、Avid DNxIO ビデオ・インターフェースへの対応

  • Pro Tools 12.4 – 12月後半
    HD & スタンダード: トラック・フリーズ機能

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クラウド・コラボレーションに必要なもの

有効な年間アップグレードおよびサポート・プランに加入中の永続ライセンスまたは有効なサブスクリプション・プランをお持ちのユーザーは、ダウンロード・ページへアクセスしてPro Tools 12.5をインストールすることができます。

次は、単純に最適なクラウドストレージ・プランはどれかという選択の問題です。どこから始めれば良いかわからない場合は、お試しできる無償プランがあります。

無償プランでは、自分がオーナーのプロジェクトを最大3つと、Avidクラウドサーバーに500MBのストレージを使用することができます。

また、プロジェクト毎に、2名のコラボレーターとコラボレーションすることができます。プロジェクトは基本的に(自分のローカル・システムにキャッシュを置く)コラボレーション可能なクラウドでのPro Toolsセッションです。ストレージは、オーナーやコラボレーターがアップロードするあらゆるファイルを参照します。

オーナーではなく、誰かのコラボレーターとしてプロジェクトに参加する場合、そのプロジェクトは自己の総ストレージ使用量には含まれません。

ストレージ容量が500MBからであることを少ないと感じるかもしれません。しかし、Pro Tools 12.5はロスレス圧縮方式(ロスレスとは、正確に再構築できるという意味)でオーディオをクラウドへアップロードし、(オーディオ・コンテンツによって)最大3倍のデータ圧縮率を提供します。

通常、48kHz/24Bit/24トラック×4分間のオーディオは約785MBですが、265MBに圧縮可能です。これにより、アップロード/ダウンロードの転送時間も大きく削減されます。

追加で、税別月額1,200円で、5プロジェクト/20GBのストレージ(無償プランの40倍のクラウド・ストレージ容量)を獲得できます。大規模なセッションやプロジェクトを扱う場合には、税別月額3,100円で60GBのストレージと最大10プロジェクトまで拡大することができます。

Photo


 

Pro Tools 12.5 クラウド・コラボレーションの始め方

オンラインセミナー・シリーズとして6本の概要ビデオを作成しました。アカウントの設定、ログイン等の工程全体を通して見ることができます。

または、手早く必要な部分を探して、そこだけ見ることもできます。全体でも、わずか36分間のビデオです。

Part 1:始めましょう

Avidクラウド・コラボレーションの簡単な概要とアカウントの設定及びログインについて説明します。

Part 2: ダッシュボード

出発点としてダッシュボードの簡単な概要(Pro Tools 12での新機能)とプロジェクト(クラウド)の概要を説明します。

 

Part 3: セッションをプロジェクトに変換する

簡単な手順で、既存のPro Toolsセッション(ローカル)をプロジェクト(クラウド)に変換します。

 

Part 4: 設定と新機能の紹介

このビデオでは、Pro ToolsのCollaborationツールを最適に設定する方法、主要なプリファレンスおよびインターフェースの新機能について説明します。

 

Part 5: アーティスト・チャット・ウィンドウ

このビデオは、コラボレーションの中心ハブとなるアーティスト・チャット・ウィンドウについて、また、その使い方について説明します。

 

Part 6: コラボレーション・ワークフロー

このビデオでは、全てをまとめて、実際にプロジェクト・オーナーと2人の遠隔地にいるコラボレーターとのクラウド・コラボレーションをご覧いただきます。

最後に

2015年の始め、ずいぶん昔に書いた3つの曲を使い、遊びで音楽制作を再開しました。(オリジナルのマルチトラックのアナログ・テープを“焼き”、Pro Toolsへ転送して何カ所かを編集、リミックスする代わりに)。

同僚や友人に声を掛けて、新しい“昔の”曲を演奏しました。参加メンバー全員がPro Toolsを持っていましたが、メンバーの多くは州外にいて、国の4隅に分かれていました:ベースはフロリダ、リードギターはシカゴ、ドラムがボストン、そして歌い手はLA(私の住まいとは町の反対側ではあるものの、時にはシカゴに行くのと同じくらい時間がかかる場所)にいました。

リズム・ギターの基本パートを作り、ベース、ドラムのパートを走り書きし、Pro ToolsセッションをZIPしてDropboxにアップロードしました。次に、メンバーにメールを送り、それぞれのパートが戻ってくるのを待ちました。

彼らの側では、ダウンロードして解凍、I/Oを設定し、できればMic設定にインポート、録音してコンソリデートしたら圧縮し、私が使えるようDropboxにアップロードする必要がありました。確認のために、まず簡単なMP3バージョンを送ってくるメンバーもいます。

私はその後、メールで送られてくるリンクにアクセスしてダウンロードし、解凍したら、自分のスタジオ設定で、混在するバスやI/Oとほとんど戦いながら、セッション・データをマスター・セッションにインポートしました。

複数の人間が様々なバージョンを送り、複製されたメディアがあちらこちらにあり、アップロード・ダウンロードされる状況はとても混乱しやすく厄介です。

ここでのポイントは、旧バージョンのPro Toolsでもマニュアルで行うことができるものの、面倒で、手間がかかる作業です。

何よりも、面白くない上に、クリエイティビティとはかけ離れたところで時間も頭も使います。しかも、ほぼリアルタイムでコミュニケーションするのは簡単なことではありません。協力者にとって、送られたトラックを演奏するのは、全くの妨げとなったり、少なくとも工程を遅らせるものであり、簡単に時間が取れることではありません。

フリーズ、コミットなど新たな機能強化と併せてPro Tools 12.5に搭載されたAvidクラウド・コラボレーションは使ってみると、速い、簡単、直感的、そして本当に楽しいものです。まずは一度お試しください。多分、とても気に入ると思います。是非、ご意見をお聞かせください。 

Pro Tools 12.5にアップグレード >> 販売代理店 

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