d. Sibelius

2012年5月 9日 (水)

山本恭司氏 × sibeliuski 対談ブログシリーズ#4

山本恭司氏 「Sibelius は、とにかくScorch が便利。
譜面だけでなく、タブ譜も表示されて音も再生されるという、至れり尽くせりのソフトウェアですよ」

Sibeliuski  sibeliuski がお送りする対談ブログシリーズ、ブログ更新が遅れましたが遂に第4 回となりました。今回ご登場いただくのは、日本が世界に誇るロック・ギタリスト、山本恭司さんです。1976 年に伝説のロック・バンド:BOW WOW のギタリストとしてデビューした恭司さんは、日本人離れした華麗なテクニックと独特のフレージング・センスで、瞬く間にジャパニーズHR / HM シーンのトップ・ギタリストに。その後、バンド・ネームをVOW WOW に変え、イギリスを拠点にワールド・ワイドに活躍。現在はBOWWOWとして再結成し、 リーダー兼ギタリスト/ボーカリストとして、日本のロック・シーンを牽引するカリスマ的存在となっています。そんな恭司さんは、(意外かもしれませんが)ギターと同じくSibelius も華麗に使いこなすヘヴィ・ユーザーの一人。それならば一度お話を伺わなければなるまいと、わたくしsibeliuski、恭司さんの仕事場にお邪魔して参りました。その貴重なインタビュー、さっそくお楽しみください!

Sibelius を使えば、一度作った譜面から、さまざまなバリエーションを簡単に作ることができる

Dsc01110 sibeliuski まずは恭司さんとSibelius の出会いからおしえてください。

山本さん Sibelius を使い始めたのはバージョン2 が出たときだから、2003 年のことになるんですが、当時は自分のバンドやセッションでの活動が増えていた時期だったんですよ。僕はきれいに譜面を書くタイプの人間ではないので(笑)、少しでも良い形でミュージシャンに譜面を渡せたらいいなと思ったのがSibelius を使い始めたきっかけです。それに学校でも教えているので、生徒たちにきれいな譜面を配りたかったですしね。

それで行きつけの楽器店のスタッフに何がいいかなと相談して、おしえてもらったのがSibelius だったんですよ。試しに使ってみたら、もうバッチリで、まさに僕が求めていたものでした。それまでは譜面は完全に手書きで、こういうソフトは一度も使ったことがなかったので、その仕上がりの綺麗さにとても感動したのを憶えていますよ。

sibeliuski 普段から譜面はよく書かれていたのですか?

山本さん そうですね。でも、ロック・バンドって基本的に譜面は使わないんですよ(笑)。だから昔はまったく書かなかったんですけど、BOW WOW がVOW WOW になったときにキーボーディストがメンバーとして加わったので、その辺りからコード譜だけは書き始めました。あとはキメの部分とね。でも、セッションとなると、コード譜とキメだけというわけにはいかないじゃないですか(笑)。しっかりとした譜面が絶対に必要になるんです。ですから譜面をしっかり書き始めたのは、セッションを始めてからですね。

sibeliuski 記譜法などはどうやって習得されたのですか?

山本さん いちおう、小学生のときにヤマハの音楽教室に通っていたし(笑)、高校卒業後はネム音楽院でも学びました。だから小さい頃から譜面には慣れ親しんでいたんです。その後ロックバンドでデビューしてからはしばらく縁遠かったですけどね。

Dsc01164 sibeliuski Sibelius はすぐに使えるようになりましたか?

山本さん 基本的なことはすぐに使えるようになりましたよ。一番便利だなと思ったのは、いつでも構成を変えられるところ。手書きの時代は、途中で構成が変わると全部書き直していたので、これは最高だなと思いましたね。それと移調もそう。こんなに便利なものなら、もっと早く使っておけばよかったと思いましたよ(笑)。

sibeliuski 移調はよく使われるんですね。

山本さん よく使いますね。曲の中で転調するときとか、モジュレーションを使って。僕の曲では半音ずつ上がっていくアレンジとかがよくあるから、そういう場合はモジュレーションを使うと簡単にできるので便利ですね。

sibeliuski 入力はアルファベット入力ですか?

山本さん 最近はアルファベット入力でやるようになりました。まだまだ遅いんですけどね。
やっぱり速く入力できるようになるには、細かい打ち込みをもっとこなさないとダメだなと思います。普段はセッション用のコード譜の作成がほとんどで、細かな音符の入力はたまにしかやらないですから。

これは余談ですけど、ウチの息子(註:ドラマーで作曲家の山本真央樹氏)がSibelius のプロなんですよ。だから入力も僕の何十倍も速い(笑)。もの凄く使いこなしていますね。最近僕がアビッドさんに質問しないのは、息子に訊けばすぐに答えが返ってくるから(笑)。たぶん何年か後には、このインタビューも息子にすることになると思いますよ。

sibeliuski ストリングス・アンサンブルの譜面もよく作成されるそうですね。

山本さん そうそう、ストリングスのような大編成の譜面を作成するときには、Sibelius は特に便利ですね。先日もストリングスの譜面を作成したんですけど、演奏してくれた中国人の弦楽器奏者がシャープの表記だと譜面が読めないって言うんですよ(笑)。だから慌ててシャープをフラットに変えたんですけど、そんなこともSibelius なら一瞬で出来た。それは凄く助かりましたね。

それと先ほども言いましたけど、決まった曲の構成を変えるときはSibelius は本当に便利ですよね。同じ曲でも、演奏するメンバーによってソロの長さとか尺が変わってくるじゃないですか。そんなときもSibelius なら、手元にある譜面をベースに、構成を簡単に変えることができる。一度作った譜面から、誰々ソロ・バージョンとか、何々セッション・バージョンとか、いろいろなバリエーションを作ることができるんですよ。ゼロから作成するのではなく、ちょっとしたマイナー・チェンジで済んでしまうわけですから、本当にSibelius さまさまですよね。

sibeliuski 特に気に入っている機能はありますか?

山本さん たくさんありますよ。1段1ページにまとめる機能とか、シングル・ショートカットの“L”とか……。あとはフォント・サイズの変更もよく使いますね。ミュージシャンが皆それなりのお年頃なので(笑)、コード・ネームを大きくしたりとか。学校で教えるときは小さいままなんですけどね(笑)。

sibeliuski ミュージシャンに譜面を渡すときは印刷するんですか?

山本さん セッション・ミュージシャンにはPDF で渡したりしますよ。それで譜面が読めないバンドのギタリストなんかに渡すときは、Scorch(註:Web ブラウザにSibelius のファイルを表示させることができる無償のソフトウェア)が活躍していますね。Scorchは、Sibelius を持っていない人にファイルを渡せるというだけでも意味があるソフトウェアなんですけど、そのうえ音を再生することもできて、タブ譜も表示させることができるんですよ。ロック・ミュージシャンは、譜面の読み書きができない人が多いんです。だからいきなり五線譜を渡すと拒否反応を示したりするんですけど(笑)、そんな人とやり取りするときはScorch が最高に便利なんです。ツインギターのメロとかを説明する時にも譜面だけでなく、タブ譜も表示されて音も再生されるという、本当に至れり尽くせりのソフトウェアですよね。

sibeliuski パット・メセニーも恭司さんと同じようにScorch を活用しているそうです。

山本さん 本当に便利なソフトウェアですからね。それにScorch は移調もできるんですよ。彼の作る曲ならメンバーに渡す時もこの再生機能がとても役立ちそうですよね。

sibeliuski やはりギタリストはタブ譜に親しんでいる方が多いのですか?

山本さん 譜面が読めない人でもタブ譜だったら大丈夫ですね。学校で教えていても、今時の若い子は譜面は読めなくてもタブ譜は読めるという子がほとんど。僕よりも速くスラスラ読むので、時代は変わったなと思いますね(笑)。ただタブ譜と言っても、解釈によって変わってくるので、その辺りはもうちょっとSibelius には頑張ってほしいかな。そのフレットで始まったのなら、そこには行かないだろうというのがたまにあるので(笑)。

sibeliuski 恭司さんの周りのギタリストでSibelius を使っている方はいらっしゃいますか?

山本さん 渡辺香津美さんとかそうですよ。香津美さんは“絶対にSibelius だよ”って言っていて、セッションするときはファイルでやり取りしていますね。それが便利なので、他のミュージシャンも全員Sibelius を使ってくれればいいんですけど(笑)。最近は他のどんな譜面作成ソフトよりもSibelius の方が使いやすいという話をよく耳にしますしね。昔はSibelius って機能的に少し物足りない感じがあったと思うんですが、最近のバージョンはとても進化していますし、使いやすさでは群を抜いていると思います。
Sibelius の方が新しい分、動作が軽くて操作体系もシンプルなんですよね。細かいフレーズを打ち込む際は、Pro Tools からSibelius にデータを転送して入力する動作が軽くて操作体系もシンプルなんですよね。

Dsc01168 sibeliuski 恭司さんの作曲法をおしえてください。

山本さん もういろいろなパターンがありますよ。(取材用のレコーダーを指差して)こういうレコーダーを回してギターを弾くことが多いですけど、Pro Tools でリズムを鳴らしながらMIDI キーボードを弾く場合もありますし。もちろん、たまには譜面に音符を書き込みながら作ってみようと思って、Sibelius を立ち上げるときもある。もういろいろですね。

sibeliuski シーケンサーとしてはPro Tools を使っているのですか?

山本さん そう。でもウチの息子なんかはシーケンスもSibelius でやってしまっています。外部音源を繋げば、じゅうぶん使いものになる感じですね。だから僕もSibelius でやってしまおうかなと思ったんですけど、人からシーケンスと譜面作成はソフトを分けた方がいいよと言われたので、シーケンサーとしてはPro Tools を使っています。でも、将来的にベロシティを細かく調整できたり、シーケンサーとしての機能が強化されれば、Sibelius でもいいんじゃないかという気がしていますね。内蔵の音源もどんどん良くなっていますしね。

sibeliuski Sibelius は、Pro Tools と連携できる点も特長だったりするのですが……。

山本さん もちろん連携させています。やっかいなフレーズのときはMIDI キーボードを使ってPro Tools に入力するのは大変なので、Sibelius に転送して編集したりとか。ストリングスのアレンジなんかは、Sibelius でじっくりやった方が良かったりするんですよ。もちろん、逆にSibelius のデータをPro Tools に読み込ませることもあります。今は自宅にPro Tools を置いているんですけど、外でノートブックを使って譜面を書き、うちでそれを読み込ませて録音に使うとか出来るのが便利ですよね。

sibeliuski Sibelius はどんなコンピューターで使用されているのですか?

山本さん Pro Tools のMac にも入れてあるんですけど、このノート・パソコン(註:富士通製のWindows PC。OS はWindows 7) で使うことが多いですね。Pro Tools のMac でSibelius を使うと、音を出力するためにPro Tools が勝手に立ち上がっちゃったりするので(笑)、パソコンは分けた方がいいかもしれないですね。
ちなみにPro Tools はPro Tools|HD システムで、Mac Pro にはHD Accel カードを2 枚挿してあって、オーディオ・インターフェースは192 I/O を使っています。

sibeliuski 恭司さんはアンプ・シミュレーターは何を使っているのですか?

山本さん なるべく本物のアンプを使った録音を心がけています(笑)。もちろん、アンプ・シミュレーターはたくさん持っていて、Eleven はプラグインとラック、両方使っていますよ。あとはLine 6 POD Farm やFractal Audio Axe-Fx Ultra、Hughes & Kettner TUBEMAN とか。みんな良く出来ているとは思うんですけど、同じアンプのモデルでも全然キャラクターが違ったりするんですよね。モデリングと言っても、そのときに使ったマイクの種類とか立て方で結果はまったく違ってくるでしょうし。マイクって1cm ずらしただけで、ガラッと音が変わりますから。

sibeliuski ご自宅にもアンプを鳴らせるブースはあるのですか?

Dsc01190 山本さん 小さいスペースですけどね。でも、小さな音でも実際にアンプを鳴らすと良かったりするんですよ。アンプはHughes & Kettner のTRIAMP を10 年以上愛用しています。僕が愛用しているTRIAMP は、昔のタイプですけどね。

sibeliuski 話をSibelius に戻して……今後、Sibelius に期待することと言うと?

山本さん 昨日、息子に訊いたんですよ。明日アビッドさんと会うから、何かリクエストない?って。そうしたら一生懸命考えているんですけど、何も出てこない(笑)。それだけ現在のSibelius は、譜面作成ソフトとして完成されていると思いますよ。強いて言うなら、あるメロディーにハーモニーを付けるときに音符の向きが思うようにならないときがあるので……。それをどうにかしてほしいんですけど、僕が使いこなしてないだけなのかもしれない(笑)。

sibeliuski 少し難しいんですが、記譜ルールを設定することで上手くいくと思います。でも基本的にSibelius は、ユーザーが難しい設定をしなくてもきれいにレイアウトできるような設計になっているんですよ。

山本さん まだまだ使いこなしてないなと思います(笑)。アンプ・シミュレーターもそうなんですけど、どんどん深いところまで入れるようになっているのに、使い手がそこまでいっていない(笑)。頑張って機能を覚えて、使いこなして行こうと思います。

sibeliuski 本日はお忙しいなか、ありがとうございました!

2012年4月27日 (金)

Avid、最新バージョンのSibelius Firstをリリース

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Avid、最新バージョンのSibelius Firstをリリース:
これまでにないほどすばやく簡単に楽譜を作成・共有
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~新しい先進的なデザイン、すばらしい内蔵サウンド、総合的な共有オプションを搭載。
楽譜作成と作曲の第一歩を提供するソリューション、Sibelius First ~

Avid®は、作曲家、ソングライター、アレンジャー、学生向けの、簡単で直感的な作曲および楽曲共有ソリューションSibelius Firstのリリースを発表しました。

Sibelius Firstは、Sibelius StudentとSibelius Firstをひとつにした、操作性に優れ、パワフルで楽しい楽譜作成ツールです。  Sibelius Firstには、AvidのSibelius 7で導入された新機能も活用されています。作業手順に沿ってユーザーをガイドするようデザインされたタスク志向のユーザー・インターフェース、優れた再生およびサウンド・クオリティ、最新オペレーティング・システム向け64ビット・テクノロジーへの対応に加え、ビデオ・エクスポート機能、オンライン・パブリッシング、YouTube/SoundCloud/Facebookへの直接公開などの機能を搭載しています。

Sibelius Firstの主要機能:

  • 操作性に優れたインターフェイス:Sibelius Firstの操作は、未経験者でもすばらしい結果を得ることができる洗練されたタスク志向のユーザー・インターフェイスにより、これまで以上にすばやく簡単になりました。
  • 好みの方法で音符を入力:スキャン、採譜、MIDIインポートから選択し、アイデアをSibelius Firstへとすばやく取り込むことができます。MusicXMLによる音楽の他のアプリケーションとやりとりにもフル対応しています。
  • 専用サウンド・ライブラリ:サウンド・ライブラリが付属しているため、ハイクオリティのサンプル・インストゥルメントで細部にわたって作品を視聴し、よりよい品質でエクスポートを作成できます。
  • 64ビットにフル対応:64ビット・コンピューターのパワーをフル活用し、4GB RAM以上のRAMを直接アドレス指定することが可能です。
  • スマート・ツール:浄書や記譜の知識は必要ありません。 マグネティック・レイアウトとダイナミック・パートを使用すれば、あらゆる種類の音楽家に適した楽譜を簡単に作成できます。
  • 作成したスコアを出先でも活用:Sibelius Firstスコアは、Avid Scorchアプリ(別売)のスコア・ライブラリに追加できます。
  • エキサイティングな新ソーシャル・メディア/ビデオ・オプション:印刷、メール、オーディオ・エクスポートのほか、楽曲をビデオとしてエクスポートし、ソーシャル・メディア・チャンネル(YouTube、SoundCloud、Facebook)に公開できます。

価格と販売について

Sibelius Firstソフトウェアはオープン価格/ 市場予想価格は¥8,820 (税込)にて発売致します。現行のSibelius FirstおよびSibelius Student (英語) をご使用のお客さまは、Avid ストアより¥3,500 にてアップグレードをご利用いただけます。また、お得なSibelius First 5パック版もございます。
なお、Sibelius First の国内での出荷は、5月初旬を予定しています。

製品詳細については、下記の弊社Webサイトをご覧ください。

Sibeliusfirst_3dr_jp   Startcomposingrightaway3

2012年4月 5日 (木)

製品リリース情報:Sibelius 7.1.2 アップデート

Sibelius 7.1.2 アップデートリリースのお知らせです。
この度、Sibelius 7 の新アップデーター7.1.2 をリリースいたしました。

Sibelius 7.1.2 及びSibelius Sound 7.1.2 はSibelius 7 をご利用の全てのユーザー様に推奨されます。

本アップデートに関する情報は以下をご参照ください。

■ 7.1.2 アップデート ダウンロード (日本語ページ準備中)
http://www.sibelius.com/helpcenter/updates/sib7_1_2.html

■上記7.1.2 アップデートダウンロードガイド(日本語)
http://www.sibelius.jp/support/updates/sibelius7/dl712.pdf

■Sibelius Sounds 7.1.2 アップデート
http://www.sibelius.jp/support/updates/sibelius7/sib7_1_2_sounds.html

■Sibelius Sounds 7.1.2 リリースノート(日本語ページ準備中)
http://www.sibelius.com/helpcenter/en/a695

Sibelius 7.1.2 主なアップデート内容:

【動作環境】
Windows XP (SP 3のみ) での動作が可能になりました。ただし、マルチコア等の機能を含め全ての機能はサポートされません。また、3GBまでしかRAMを使うことができませんので、Sibelius Sounds の使用は推奨していません。

【パフォーマンスの向上】
Sibelius 7.1 に比べて、様々な部分で描画・テキスト編集のスピードが向上しています。

【ReWire】
64ビットホストアプリケーションとReWire接続が可能になりました。

【見つからないフォント画面】
Sibeliusスコアを開く際に表示されていた「見つからないフォントがあります」の画面ですが、一度表示して代替フォントを設定すれば次回以降表示されないようになります。

【音楽フォント】
Jazz、Maestro 等の音楽フォントをSibelius で再度使えるようになりました。

【Music XML】
MusicXML3.0ファイル形式でのエクスポートに対応しました。

2012年3月26日 (月)

Sibelius 7 : USTREAMイベントのハイライトビデオ

美しいスコアを素早く簡単に作成できる楽譜作成ソフトSibelius 7 のUSTREAMイベントのハイライトがウェブにアップされました。

Sibelius 7の設定から音符の入力方法まで、最初に必要になる知識はここからゲットすることができます。

今からSibeliusを、、、、とお考えの方、是非、こちらを参考にしてみてください。


YouTube: Sibeliusってどんなソフト?


YouTube: Sibelius7 基本操作 ②音符の入力方法

YouTube: Sibelius7 基本操作 ③和音の入力方法 


YouTube: Sibelius7 基本操作 ④バージョン管理


YouTube: Sibelius7 基本操作 ⑤楽譜の調整


YouTube: Sibelius7 基本操作 ⑥製品ラインアップ


YouTube: Sibelius7 基本操作⑦FAQ

また、下記でも同じビデオが閲覧可能です。

http://www.sibelius.jp/support/movies/index.html

2012年3月 8日 (木)

初心者熱烈歓迎!!アビッド・オーディオ・フォーラムへようこそ

Duc

Avid Audio Forum(アビッド・オーディオ・フォーラム 別名:DUCとも呼びます)は、ユーザー間で情報のやり取りを行うAvid公式のウェブコミュニティーです。 

書き込みをすると、そのコメントに対して、他のユーザーから直接フィードバックを得ることができます。 
話題は、技術的な内容であれば、どんなものでもかまいません。
いまさら聞けない質問とか、初心者向けの質問、特に大歓迎です。
日ごろの悩みや疑問を皆さんとシェアしてください。
是非積極的に書き込みをよろしくお願いいたします!

なお、フォーラムは下記のように分かれております。

Pro Tools HD, HD Native、ICONフォーラム
対象製品:
Pro Tools HDソフトウェアを使ったシステム
ICON等の業務用コンソールを使ったシステム

Pro Tools LE(Mbox+002シリーズ、003シリーズ )
対象製品:
(HDではない)Pro Toolsバージョン9以上、Pro Tools LE各種バージョンを使ったシステム
Mboxシリーズ、002/003、Eleven Rack等のインターフェイス

Pro Tools M-Powered +M-Audio フォーラム
対象製品:
Pro Tools MP9 または、Pro Tools M-Poweredソフトウェアを使ったシステム
M-Audioブランドのオーディオインターフェイスまたは周辺機器(MIDIコントローラー、スピーカー等)

Sibelius & Scorch フォーラム 
Sibelius(バージョンは問いません) または Scorch

フォーラムに書き込みをする前に必ず下記をお読みください。
http://duc.avid.com/showthread.php?t=303461

2011年12月26日 (月)

Sibelius 7 キーボードショートカット表

作業効率化に大活躍のショートカット。
Sibelius ユーザーでショートカットをお使いの方も多いと思います。
実は、Sibelius 7 にはいろいろショートカットがあります。
今回は役に立つショートカットをいくつか表にしましたので、是非ご活用ください。

また、Sibelius 7 リファレンスマニュアル(P. 772~ P. 778)に、キーボードショートカット集がございますので、こちらもご参考ください。

Sibelius 7 リファレンスマニュアル


機能 ショートカット
Windows Mac
1. 音符の作成
音符入力 N N
音符の作成 A/B/C/D/E/F/GまたはMIDI キーボードで音符/ 和音を入力 A/B/C/D/E/F/GまたはMIDI キーボードで音符/ 和音を入力
音程を追加(上) 1/2/3/4/5/6/7/8/9 (メインキーボード) 1/2/3/4/5/6/7/8/9 (メインキーボード)
音程を追加(下) Shift + 1/2/3/4/5/6/7/8/9 (メインキーボード) SHIFT + 1/2/3/4/5/6/7/8/9 (メインキーボード)
音高の追加(上) Shift + A~G Shift + A~G
2. 音符の編集
音高の編集 A / B / C / D / E / F / Gまたは
MIDI キーボードで音符/ 和音を入力
A / B / C / D / E / F / Gまたは
MIDI キーボードで音符/ 和音を入力
休符に変更 Delete
Backspace
Delete
Backspace
音符/ 和音/ 休符を上/ 下に移動 Ctrl + Shift + ↑ / ↓ Command + Shift + ↑ / ↓
声部の1 と2 を交換 Shift + V Shift + V
トランスポーズ(移調) Shift + T SHIFT + T
3. オブジェクトの作成
終止小節を追加 Ctrl + B Command + B
単一小節を追加 Ctrl + Shift + B Command + Shift + B
コード記号 Ctrl + K Command + K
[ホーム] > [楽器] > [追加または削除] I I
ライン L L
スラー S (スペースで伸張) S (スペースで伸張)
クレッシェンド/ ディミヌエンド
(ヘアピン)
H / Shift + H H / Shift + H
拍子記号 T T
3連符 Ctrl+3(メインキーボード) Command + 3(メインキーボード)
4. テキストの作成
発想記号 Ctrl + E Command + E
歌詞ライン1 Ctrl + L Command + L
テクニック Ctrl + T Command + T
テンポ Ctrl + Alt + T Command + Option + T
5. テキストの編集
編集を開始 Return (メインキーボード)
F2
ダブルクリック
Return(メインキーボード)
ダブルクリック
編集を終了 Esc Esc
用語メニュー Shift + F10
右クリック
Control + クリック
f / m / n / r / s / z
(発想記号テキスト)
Ctrl +  F / M / N / P / R / S , Ctrl+Shift+Z Command +  F / M / N / P / R / S , Command + Shift + Z
クレッシェンド
ディミヌエンド
(発想記号テキスト)
Ctrl + Shift + C / D Command + Shift + C / D
6. 再生とビデオ
再生 / 停止 スペース スペース
リプレイ Ctrl + スペース Option +  スペース
選択箇所から再生 P P
巻き戻し/ 早送り
(0.2 秒単位)
[ / ] [ / ]
7. オブジェクトの編集
クリック位置にコピー Alt + クリック Option +  クリック
クリック位置にコピーし、コピーを垂直の標準設定位置に配置 Shift + Alt + クリック Option + Shift + クリック
アイデアをキャプチャ Shift + I Shift + I
貼り付け Ctrl + V Command + V
リピート(音符 / 和音 / パッセージ / テキスト / ラインなど) R R
削除 Backspace
Delete
Backspace (←)
Delete
小節の削除 Ctrl + Backspace Command + ← (Backspace)
フリップ(符尾、スラー、連音符、タイなど) X X
8. ナビゲーション
次/ 前のオブジェクトを選択 Tab
Shift + Tab
Tab
Shift + Tab
前/ 次の小節の先頭を選択 Ctrl + ←/ → Command + ←/ →
音符/ 和音/ 休符の一部、またはラインの最後/中間/ 全体を選択 Alt + ←/ → Option + ←/ →
和音内の上/ 下の音符/ トレモロ/ 符尾/ アーティキュレーションを選択 Alt + ↑/ ↓ Option + ↑/ ↓
画面単位で上下に移動 Page Up / Page Down Page Up / Down
画面またはページ単位で左右に移動 Home / End Home / End
少し上下に移動 Alt + Page Up / Page Down Option + Page Up / Down
少し左右に移動 Alt + Home / End Option + Home / End
ページサイズに合わせる Ctrl + 0 Command +  0
9. オブジェクトの移動
オブジェクトを移動(大きく移動、標準設定では1 スペース) ↑ / ↓/ ←/ →
(Ctrl + ↑ / ↓/ ←/ →)
↑ / ↓/ ←/ →
(Command + ↑ / ↓/ ←/ →)
オブジェクトの移動、移動中に任意の位置にスナップ Shift + ドラッグ Shift + ドラッグ
譜表を上下に移動(大きく移動、標準設定では1 スペース) Alt +↑/ ↓ (Ctrl + ↑/ ↓) Option + ↑/ ↓
(Command + Option +↑/ ↓)またはドラッグ
譜表を個別に上下に移動(大きく移動、標準設定では1 スペース) Shift + Alt + ↑/ ↓ Shift + Option + ↑/ ↓
(Command + Shift + Option + ↑/ ↓)またはShift + ドラッグ
音符/ 休符/ 臨時記号/ 付点/ タイの端を移動(大きく移動、標準設定では1 スペース) Shift + Alt +  ←/ →
(Ctrl + Shift + Alt +  ←/ →)
Shift +  Option +   ←/ → (Command + Shift + Option +  ←/ →) 
ライン(どちらかの端)や歌詞を次/ 前の音符に移動 スペース
Shift+スペース
スペース
Shift+スペース
10. 複数の選択とパッセージ
小節を選択 譜表をクリック(音符などを避ける) 譜表をクリック(音符などを避ける)
すべての譜表の小節を選択 譜表をCtrl + クリック 譜表をCommand + クリック
譜表内のすべての小節を選択( 1 つの大譜表の中) 譜表をダブルクリック 譜表をダブルクリック
すべての譜表内のすべての小節を選択( 1 つの大譜表の中) 譜表をCtrl + ダブルクリック 譜表をCommand + ダブルクリック
スコアを通して譜表のすべての小節を選択 譜表をトリプルクリック 譜表をトリプルクリック
小節の選択 Ctrl + Alt + A Command + Option + A
大譜表パッセージ Shift + Alt + A Shift + Option + A
パッセージを任意のオブジェクトまで拡張 Shift + クリック Shift + クリック
和音のすべての符頭を選択(さらに選択) Ctrl + Shift + A またはダブルクリック Command + Shift + A またはダブルクリック
同じスタイルの譜表上のテキストをすべて選択 Ctrl + Shift + A Command + Shift + A
11. ウィンドウとダイアログ
ダイアログ内で次/ 前のボックスに移動 Tab / Shift-Tab Tab / Shift-Tab
OK(または標準設定のボタン) Return / Enter Return / Enter
キャンセル Esc Esc / Command .
テンキーのレイアウト F7 – F12 F7 – F12
ウィンドウを変更 Alt + Tab Command + ~
12. その他
Sibelius リファレンスガイド F1 Command + ?
印刷 Ctrl + P Command + P
環境設定 Ctrl + , Command + ,
アプリケーションを終了 Alt + F4
Ctrl + Q
Command + Q

2011年12月14日 (水)

Sibelius7実用ガイド リリースのお知らせ

二大楽譜作成ソフトとして世界中で使われているSibeliusですが、フルに使いきるには、やはりマニュアルや解説本が欲しいところです。

Sibelius7からは、ヘルプメニューなどから日本語マニュアルをソフトウェア上にて電子ファイル(PDF)を閲覧することになっているため、印刷された詳細マニュアルが付属しません。

Sibelius 7 日本語マニュアルのダウンロードはこちら

したがって、バージョン7で一新された新たな操作画面を製本版でわかりやすく解説したガイドブックをお探しなら、是非、下記を本書をチェックしてみてください。

先日リリースされました最新バージョン「Sibelius7」の操作方法を基本から応用まで解説しております。 初心者だけではなく、実践的に楽譜を作成する際、必要な応用操作なども丁寧に説明。その膨大な機能すべてを網羅しているわけではありませんが、マニュアル代わりの解説書としても十分活用できる仕上がりになっているようです。

Sib7_2

Sibelius7実用ガイド
楽譜作成のヒントとテクニック・音符の入力方法から応用まで

スタイルノート楽譜制作部
A5判 / 336ページ / 並製
定価: 3200円 + 税
ISBN978-4-7998-0102-4 C0004
[2012年01月 刊行]

お求めは下記よりおねがいいたします

http://www.stylenote.co.jp/books/isbn978-4-7998-0102-4.html

2011年12月12日 (月)

ウィンタースペシャルイベント Avid Live Seminar!  Sibelius 7

Avidでは、Winter Specialとして、美しいスコアを素早く簡単に作成できる楽譜作成ソフトSibelius 7 のUSTREAMイベントを12月26日に配信します。

Ust_logo

Sib7_3d_jp_r

当日は、シンガーソングライターでサウンドデザイナーでもある辻 敦尊(つじ あつたか)さんをゲストにお迎えし、Sibelius 7をやさしく紹介していきます

詳細:

2011年12月26日(月)

視聴方法:
USTREAM :avid music japan チャンネル へアクセス!

第1部:           15:00-16:00            「 Welcome to Sibelius 」
バージョン7になって、さらに直観的なユーザーフェースへと進化したSibeliusのの魅力を、新機能と共に紹介していきます。
Sibeliusを使ってみたいと思っていた方、この冬休みを利用して、是非Sibeliusに触れてみてください。
ソフトウェアの無償トライアル版はhttp://www.avid.com/JP/products/sibelius7よりダウンロードしていただけます。

第2部:           18:00-19:00   「Sibelius 7を使いこなそう!」
これまでも多くのユーザーに認められてきたSibeliusの機能が、Ver7によってさらにクオリティアップしました。
第2部では、Sibelius 7の新機能を中心に、実際の作曲で必要になるテクニックなど、さらに詳しくSibeliusの機能を紹介していきます。
すでにSibelius 7をお持ちの方、もしくはアップグレードを考えている方、この番組でSibelius 7の新機能をご確認下さい。

Avid Japan Music Blog の連載などでもおなじみの辻さんですが、実は、日々の作曲にSibeliusを使ってくださっているヘビーユーザーです。
イベントでは、今回のために作曲してくださる作品を使い、Sibeliusの基本機能から、ちょっと進んだ使い方まで、初心者にもわかりやすく紹介していきます。

第1部では、特に、初心者の方、もしくはこれからお使いになる方向けにSibelius 7の新機能を含めた基本操作を紹介していきます。
第2部では、すでにSibeliusをお使いの方向けに、さらに踏み込んだ機能をご紹介していきます。

なお、イベントにご参加の方を対象に、1日遅れのクリスマス・プレゼントとして、12月26日の当日発売になる『Sibelius7実用ガイド ~楽譜作成のヒントとテクニック・音符の入力方法から応用まで』(スタイルノート社刊 http://www.stylenote.co.jp/books/isbn978-4-7998-0102-4.html )をいちはやく抽選で各1名様ずつプレゼント!

Sib7

さらに、アビッド特製スケジュール帳が抽選で5名の方に当たります。
番組の最後に案内する応募ページから、どしどし応募して下さいね!

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Atsutaka_tsuji_prof

辻 敦尊 (シンガーソングライター、サウンドデザイナー)

シンガーソングライターとしての活動を中心としながら、作詞家、作曲家、アレンジャー、プロデューサー、映像や舞台の音楽監督、サウンド・デザイナー、ボイストレーナー、ライターなどとしても活躍中!

シンセサイザーやコンピューターを用いた音楽制作では定評が高い。

日本シンセサイザープログラマー協会 理事(JSPA)

1 三橋 武(プロダクトスペシャリスト、 Avid)

Sibeliuski Sibeliusの対談ブログシリーズでおなじみの「sibeliuski」さんもスーパーバイザーとして参加予定です。 

乞うご期待!

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なお、こちらのイベント『Avid Live Seminar! Sibelius 7』のリマインダーメール(お知らせメール)をご希望の方は、以下にメールアドレスをご記入の上、ご希望のセッションをお選びください。

Remind Me! (リマインダーを希望する)

各セッションの3時間前に、ご登録メールアドレス宛にリマインダーをお送りします。
皆様のご参加をお待ちしております。

2011年10月28日 (金)

Mac OS Lion 10.7.X対応に関しまして

下記製品に関する現時点でのMac OS Lion 10.7.X対応に関しまして、最新情報をこのページにてお知らせいたします。

Pro Tools 10 正式対応 

http://www.avid.com/JP/products/Pro-Tools-Software/support

Pro Tools 9   バージョン9.0.6にて正式対応http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?Tab=search&Module=selfservice&&TargetLanguage=selfservice&DocId=428011&NewLang=ja

Pro Tools HD 9 バージョン9.0.6にて正式対応 http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?Tab=search&Module=selfservice&&TargetLanguage=selfservice&DocId=428011&NewLang=ja

Pro Tools MP 9  バージョン9.0.5にてベータ対応中 http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?DocId=417391

Pro Tools SE  Pro Tools SE 8.0.3 Patch 003にて正式対応

http://www.m-audio.jp/index.php?do=support.drivers&f=1183

Sibelius 7 正式対応

http://www.sibelius.jp/products/sibelius/7/system_requirements.html

Torq 2.0  Torq2.0.3にて正式対応

Torq 2.0.3のダウンロードは、お客様のAvid Account( https://account.avid.com) から可能です。

M-Audio製MIDIキーボード、コントローラー用ドライバー  は下記をご参照ください。
http://www.m-audio.jp/index.php?do=support.faq&ID=ff75451a78356963c9117b7e9e2977df

2011年8月19日 (金)

Avid、美しいスコアを素早く簡単に作成できる楽譜作成ソフト Sibelius 7の国内出荷を発表

Sibelius7_landing_page_4

Avid、美しいスコアを素早く簡単に作成できる楽譜作成ソフトSibelius 7 ついに国内出荷を開始!

2011年8月19日、アビッド テクノロジー株式会社 (本社: 東京都港区)は、同社のフラッグシップ楽譜作成ソフトウェアの最新バージョン、Sibelius® 7 の国内出荷の開始を発表しました。洗練された機能の数々が、まったく新しいタスク指向のユーザーインターフェースを採用したSibelius 7は、直感的で柔軟なワークフローと増大する共同作業に対応する改善されたツールにより、楽譜作成を高めます。プロフェッショナル・クオリティのサンプル・サウンド・ライブラリー、64-bitのネイティブ・パフォーマンス、MusicXMLファイル交換フルサポート、先進のタイポグラフィやグラフィック機能も搭載。Sibelius 7は以前にも増して、パワフルでフレキシブルなソフトウェアとなりました。

「作曲家、アレンジャー、浄書家、出版社、楽器の演奏者、教師や生徒、経験に関わらず誰でも、Sibelius 7があれば、すばやく簡単に楽譜が作成できます。」とAvidの製品およびソリューション部門シニア・ヴァイス・プレジデントのクリス・ガハガンは言います。「Sibelius 7は、美しいスコアをこれまで以上にすばやく簡単に作成するためにデザインされました。刷新されたデザインのユーザーインターフェースとテクノロジー・アーキテクチャーを提供し、驚異的なスピードのパフォーマンスとワークフローを実現しています。」 

Sibelius 7の新機能

  • オリジナルかつプロフェッショナル・クオリティの新しいサウンド・ライブラリ - Sibelius特有の、新しいプロフェッショナル・クオリティのサウンド・ライブラリにより、スコアを音楽性に優れたサウンドで再生します。Avid Orchestra、特別録音された交響楽団、Avidバーチャル・インストゥルメント・チームが手がけたロックとポップ・サウンドのコレクション、バーチャル・オルガン・クリエイターHauptwerkの27ストップのパイプオルガン、14回世界チャンピオンに輝いた鼓笛隊The Blue Devilsの演奏を含めたSample Logic RumbleとFanfareのマーチング・サウンドなどを収録しています。
  • まったく新しいタスク指向のユーザーインターフェース - すべてを単一の画面に表示するように最適化された新しいユーザーインターフェースは、豊かなグラフィカル・ツールーバーをはじめ、作業エリアに邪魔にならないドック可能なパネルで構成され、すべての機能が簡単に使えるように配置されています。また、新しくなったミキサーにより、精密な再生コントロールで、バランスの取れたミックスに仕上げることができます。
  • MusicXMLファイル交換フルサポート  - MusicXMLのインポートだけでなく、エクスポートもフルサポートしています。Finale®をはじめ何百という音楽アプリケーションとのファイルの共有がこれまでになく簡単になりました。
  • 64-bitのパフォーマンス - Sibelius 7は、今日の驚くほど高速なハードウェアやオペレーティング・システムを利用するために一から設計し直された64-bitにネイティブ対応する世界初の楽譜作成ソフトウェアです。
  • パワフルなテキスト、グラフィック、および共有のオプション - 出版クオリティのタイポグラフィとグラフィックのインポート/エクスポート機能により、プロフェッショナルなテキストとグラフィックで彩られたスコアに仕上げられます。PDFやEPSへの直接エクスポートを含め、最新のフィニッシング・オプションにより、複雑なレイアウトや、テキストが詰まったスコアもパブリッシュ/エクスポートが可能。また、Pro Tools®と同期させたり、楽譜をインポートしたりすることも、Scorch®ファイルとしてスコアをエクスポートして、ウェブ上またはiPad®向けAvid Scorchを通じてシェアしたり、プブリッシュしたりすることも可能です。

価格と販売について
Sibelius 7通常版は、55,600円で販売されます。既存のSibeliusユーザーは、アップグレードをご利用いただけます。アップグレード版は13,650円、マルチシートのアップグレードは1シートにつき5,565円となっております。
他の楽譜作成製品からの乗り換え版(クロスグレード版)をご希望の方は、18,900円でクロスグレード版をご購入いただけます。
また、教育関係者および学生の方には、割引価格27,300円でご提供しております。加えて、学生の方は、4年間、無料でアップグレードが受けられます。この特別価格と4年間の無料アップグレードのオファーは、Avidを代表するオーディオ/ビデオ・ソフトウェア、Pro ToolsとMedia Composerにも今後適用される予定です。アカデミック・マルチユーザー版は1シートにつき11,550円でご提供しております。
詳細とSibelius 7の概要のビデオにつきましては、Sibeliusオンラインをご覧ください。
※    価格は全て税込表示価格です

機能や仕様など、製品の詳細については、以下リンクをご参照ください。

 

また、Sibelius 7 の新機能などビデオでもご覧いただけます。

2011年7月21日 (木)

小六禮次郎氏 × sibeliuski 対談ブログシリーズ#3

小六禮次郎氏 「ある旋律を聴きながら別の旋律を足していくのではなく、自分の頭の中ですべてを考えられるようにならなければダメ」

Sibeliuski  わたくしsibeliuskiがお送りする対談ブログシリーズ第3回。今回ご登場いただくのは、映画やドラマ、ミュージカル、さらにはオペラなどの音楽を数多く手がける作曲家の小六禮次郎先生です。これまで先生が手がけられた作品は枚挙に暇がありませんが、NHKの大河ドラマ『秀吉』や『功名が辻』のテーマ曲は、何の曲かは知らなくとも耳にしたことがある人はきっと多いはず。今年1月にNHKで放送されて話題を呼んだ舘ひろしさん主演の時代劇、『隠密秘帖』と『隠密八百八町』の音楽も先生の仕事です。そんな先生は、2003年、日本に入ってきた最初のバージョンから使われているというコアなSibeliusユーザー。多忙を極める先生ですが、仕事の合間に時間を取っていただき、いろいろなお話を伺うことができました。それではさっそくお楽しみください!

ファイル・サイズが小さいところに惹かれてSibeliusを使い始めた

sibeliuski 小六先生は、コンピューターを使った譜面作成はいつ頃からやられているのですか?

Koroku_2_lo小六先生 始めたのは、もう15年くらい前のことですね。僕自身、コンピューターを使った譜面作成にはそれほど興味はなかったんですけど、当時、Overtureという譜面作成ソフトを使い始めていた大先輩の先生がいらっしゃって(註:Overtureは、90年代にOpcodeというメーカーが販売していた譜面作成ソフト。現在は販売されていません)、それで「小六ちゃん、これおもしろいよ」と薦められたのがきっかけですね。「これからの時代は、こういうものを使って譜面を書くようになるのかな……」とか思いながら、とりあえず使い始めてみたんですが、いざやってみるともの凄く時間がかかって(笑)。ソフトがまだ全然洗練されていない上に、コンピューターも遅いじゃないですか。2年位我慢して使っていましたが、やはりダメで次のソフトに変えていきました。
 そうそう、いま思い出しましたけど、Overtureの前にPerformerというシーケンス・ソフトを買ったこともあったんですよ。しかしあのシーケンス・ソフトというのには馴染めなかったですね。ああいうソフトって、音符ではなく音を打ち込むという感じじゃないですか。それが僕のような人間には凄く難しくて。表示もグラフみたいな図形ですし。

sibeliuski ピアノ・ロール画面ですね。

小六先生 そうそう。やっぱり僕のような人間は、譜面じゃないとダメなんですよ。だからPerformerもすぐに使うのをやめてしまいました。そこでもしシーケンス・ソフトに馴染めていたら、そのまま使い続けて、今はPro Toolsを使うようになっていたのかもしれない。しかし残念ながら、そっちの方には行けなかった(笑)。
 でも、せっかくMacを買ったので、Performer以外のソフトもいろいろ揃えたりしましたけどね。いちばんおもしろかったのは、名前は忘れてしまったけど、MIDIキーボードを弾くとリアルタイムに譜面が表示されるソフト。ただ、それは目で見て楽しむだけで、譜面の作成には使えなかったんですけど。

sibeliuski Sibeliusと出会われたのは?

小六先生 Overtureの後、別の譜面作成ソフトを手に入れて、しばらくはそれを使っていたんですけど、いろいろと不満があったんですよ。一番の不満は作成されるファイルのサイズが大きいことで、僕は仕事場が北海道にもあるんですが、そこはつい最近までインターネットがISDNしかなかったところで(笑)。だからファイルのサイズが大きいと、送受信にもの凄く時間がかかってしまっていたんですよね。フル・オーケストラのファイルだと、数MBになってしまう感じだから。それと操作が煩雑なところも不満だった。何をやるにしても一手間多く必要で、また動作も重いんですよ。
 そんな感じで不満を抱きつつも使っていたんですが、あるとき東京音大の講師の方が、「Sibeliusっていうソフトがいいですよ」とおしえてくれたんですよ。それで試してみたら動作は軽いし、作成されるファイル・サイズも小さくて、すぐに気に入ってしまったんです。それが確か2003年、バージョン2のときで、それ以降ずっとSibeliusを使っていますね。

sibeliuski 別の譜面作成ソフトからすぐに移行できましたか?

Score_2小六先生 ぜんぜん問題なかったですね。彼はSibeliusについて、「複雑な譜面の作成は得意じゃないですよ」とか言っていたんですけど、僕は現代音楽を書くわけではないので、その辺もまったく問題なかった。ただ、当時のバージョンは機能も少なかったですし、いくつか不具合もありましたけどね。フォルテとかの表示がグチャグチャになっちゃうので、1つ1つ手作業で直さなければいけなかったり(笑)。しかしフォントの表示とかが凄くきれいで、そういった不具合もあまり気にならなかったんです。もちろん、いま使っている最新のバージョン6だと、そんな問題はないですよ。

sibeliuski 先ほど、北海道にも仕事場があるとおっしゃっていましたが、Sibeliusはノート・パソコンで使用されているのですか?

小六先生 いや、自宅と北海道の仕事場両方に、ほとんど同じ仕様のデスクトップのPCを置いています。もちろん、どちらにもSibeliusが入っていて、コンピューターは未だにWindows XPですね。僕はアンチ・ウィルスのソフトとかが大嫌いなので(笑)、仕事用のPCはインターネットにも繋がないで、Sibelius以外は最低限のソフトとWordが入っているくらい。極力シンプルにして使っているんです。そろそろWindows 7に替えた方がいいのかなとも思うんだけど、最近はMacの方がいいんじゃないかとかも思ったり。理想を言えば、画面をデュアルにして、A3の譜面をそのまま表示できるようにしたいんですよね。現状だと、スクロールさせないと譜面がすべて見渡せないでしょう? だから最終的にはプリントして確認するんですけど、オーケストラだと30~40ページあるので紙がもったいない(笑)。

sibeliuski 先生の入力方法は?

小六先生 鍵盤を使ってフレキシタイム入力をしていますよ。最初は3オクターブくらいの小さなMIDIキーボードを使っていたんですが、オクターブを頻繁に切り替えなければならないのが煩わしくて、すぐに88鍵のものに替えました。いま自宅で使っているのは、20年くらい前に買ったヤマハのデジタル・ピアノで、MIDIが付いた最初期のものだと思います。だからけっこう年季が入っていて、反応が良くない鍵盤がいくつもあるから、そろそろ買い替えないと(笑)。北海道の仕事場で使っているのは、ローランドのデジタル・ピアノで、これも普通の家庭用のやつですよ。

sibeliuski デジタル・ピアノの上にコンピューターのディスプレイとキーボードを置いて……。

Koroku_10 小六先生 いや、僕は膝の上にコンピューターのキーボードを置いているんです。このスタイルに辿り着くまで、紆余曲折ありましたけどね。最初はMIDIキーボードの奥にコンピューターのキーボードを置いていたんですが、どうも使いづらくて、その後はMIDIキーボードとコンピューターのキーボードを横に並べてみたんですけど、それもしっくりこない。それでいろいろ試行錯誤した結果、膝の上にコンピューターのキーボードを置くのが一番やりやすかったんですよ。このスタイルに落ち着くまで5年くらいかかったかな。最近はコンピューターのキーボードがワイヤレスなので、膝の上に置いても問題ないんですよ。
 長いオーケストラの仕事だと、書き上げるのに半年くらいかかるんですよね。だから姿勢は大事ですよ。北海道の仕事場にローランドのデジタル・ピアノを入れたとき、ちょうど上の天板が空いていたので、そこにコンピューターのキーボードやディスプレイを置いて作業してみたんですが、1本オーケストラを書き終えたら具合が悪くなってしまった(笑)。もうカラダが固まってしまって、こりゃダメだと。今は膝の上にコンピューターのキーボードを置くスタイルが一番ですね。

本当に作曲したいのなら、頭の中ですべてを考えられるようにならなければダメ

sibeliuski 作曲されるときは、まずSibeliusを立ち上げる感じですか?

小六先生 いまだに紙に書くことも多いですね。最近はどうだろう……紙に書くのとSibeliusを立ち上げるのが半々という感じですかね。やっぱりアイディアが思い浮かんだときは、紙に書いておくのがラクだから。書くと言っても、8小節くらいのメモですけどね。メモの段階からSibeliusを立ち上げればいいんじゃないかとも思うんですけど、やっぱり最初は紙に手がのびるんですよ。Sibeliusも十分手足のようになっているのに、不思議ですよね。劇伴なんかの仕事では、いきなりSibeliusを立ち上げることもあるんですけど。

sibeliuski そして紙に記したメモをSibeliusに清書していくと……。

Koroku_5 小六先生 僕の場合、紙に書いたメモは少し放っておくんですよ。それで3日後くらいに口ずさんでみて、良いメロディーかどうか判断する。やっぱりお酒を飲んでいるときの感覚と、シラフのときの感覚は違いますから(笑)。
 それで良いなと思ったアイディアは、Sibeliusを立ち上げて入力していくわけですが、編成が少ない曲に関しては全部の楽器を一気に書いていっちゃいますね。逆にオーケストラの場合は違って、最初に真ん中の段を使って、ピアノ譜だけを最初から最後まで書いていっちゃう。それでピアノが出来上がってから、オーケストレーションに進むんです。そういったオーケストレーションには、Sibeliusは最高ですよね。コピー&ペーストが使えますし、ある部分だけオクターブを上げたり下げたりするのも簡単ですし。そしてそんなことをやっているうちに、違うアイディアが浮かんでくるんですよ。大抵、元のアイディアどおりに進まない(笑)。だから完成までに推敲が3段階くらいある感じですよね。大規模なオーケストラを書くときほど、そんな感じの作業になる。そうなるとSibeliusは、単なる譜面作成ソフトではないですよね。

sibeliuski 譜面作成ソフトは、作曲しながら音で確認できるところが大きな特長だと思うんですが、その辺りはいかがですか?

小六先生 最初はサンプルで聴けるのはおもしろいなと思いましたよ。今まではピアノで試しに弾いてみることもありましたけど、ほとんどの場合は頭の中だけで鳴っていて、スタジオに行って初めて音として聴けたわけじゃないですか。Sibeliusの音が完成品と同じに聞こえているわけではないのですが、すぐに音として聴くことができる。このことは、作曲のやり方にも影響を与えていますよね。ベーシックな旋律を考えた後、それを聴きながらカウンターのメロディーを考えるということができるようになりましたから。そんなこと、昔では考えられなかったから、けっこうおもしろいと思います。ただ、それをやると作風も変わってきますけど。

sibeliuski 譜面作成ソフトの「音で確認できる」という特長は、初心者の人には間違いなく便利なことだと思うんですが、先生のようなプロの作曲家にとってはどうなんだろうと思って、この質問をしてみました。

小六先生 でもね、基本的には余計な機能だと思います(笑)。だっておもしろくないでしょう? スタジオに行く前に音が聴けちゃったら。
 それに作曲家を目指す学生にとっても良くない機能だと思う。僕は普段、学生に「自分の頭の中ですべてを考えられるようにならなければダメだ」と言っているんですよ。聴きながら足して、また聴きながら足して、という作曲方法はダメだよって。やっぱり若いうちは、頭の中ですべてを考える訓練を積まないと。そんなコンピューターに頼った作曲で、電気が無くなったらどうするの?って。でも最近はそういう子が多いんですよ。
 若いうちはまず和声のイロハから始めて、そこから知識をどんどん積み重ねていく。そうすると次第に頭の中がゴチャゴチャになっていくんですが、それが何らかの拍子で繋がって、ふと新しい旋律が生まれるときがあるんですよ。それが作曲という行為なんです。しかし、聴きながら足して、また聴きながら足して、というやり方は、「これとこれではどっちがいいだろう」という単なる選択にしか過ぎなくて、本当の意味での作曲とは違うんですよね。若いうちからそんなことをやっていたら、頭の中はカラッポになっちゃいますよ。絶対に良くない。

sibeliuski ポップスの世界では、そういった作り方が主流になっていますね。

小六先生 ある部分ポップスはいいんですよ。そういう作り方だからこそ出来る音楽もありますから。ただ、ドラムはこのパターンでいこうとか、ベースはAmだからこのフレーズがいいんじゃないかとか、そんな曲でよければ誰だって作れると思うんですよね。それは単に選択しているだけであって、作曲ではないですよ。コーディネーションとでも呼んだ方がいいかもしれない。
 誤解してほしくないのは、僕はそういった作り方を否定しているわけではないんですよ。そういった作り方でも、それは間違いなく創作行為だと思います。河原に転がっている石ころの中から、自分が気に入ったものを並べて、モザイクを作っているような感じですよね。それはそれで立派な創作行為だと思うんですけど、本当に曲を作りたいのであれば、石ころから作れるようにならないと。作曲を学びに大学に来ているのであれば、なおさらです。

sibeliuski 先生は東京音大で教鞭も執られていますが、授業でもSibeliusを使われているのですか?

小六先生 もちろんです。こういう譜面作成ソフトは、学校の授業には最高ですよね。たとえばオーケストレーションを教えるときは、Sibeliusの画面をそのままプロジェクターに映すんですけど、それが学生たちにとってはかなり刺激的みたいで。弦の8小節くらいの旋律があって、それを目の前でアレンジして見せると、みんな目を丸くして見ていますね。「えっ?」という感じで(笑)。そういう作業を実際に見せてあげることで、数時間で1曲アレンジするプロの仕事が一体どういうものなのか、よく分かると思うんですよ。

コンピューターが和声を判別できるような曲は、響きがおもしろくない

Koroku_3_lo sibeliuski Sibeliusの中で一番気に入っている機能をおしえてください。

小六先生  大体使っているからなぁ……。強いて挙げれば、機能というものでもないですけど、ショート・カットですかね。Sibeliusを操作する上では、なるべくマウスを使わないというのを心がけています。コンピューターのキーボードを使って、ショート・カットで操作する。もうほとんどのショート・カットは、考えた瞬間に手が動きますね。マウスを使うのは楽譜を移動するときくらいですよ。
 あとSibeliusをマスターする上で役立つのはサポート・ニュース! 僕はマニュアルはほとんど読んだことないんですけど、サポート・ニュースには大体目を通してて、あれで「あ、こんな機能があるんだ」って知ることも多いですよ。

sibeliuski ありがとうございます! サポート・ニュースの他に、このブログ内にSibeliusの使い方をご紹介している記事もあるので、そちらもぜひチェックしてください!

小六先生 へぇ、そんなのもあるんだ。こんど見てみますよ。

sibeliuski お話を伺っていると、先生にとってSibeliusは頭の中のイメージを形にするツールであって、それ以上でもそれ以下でもないという感じですね。

小六先生 そうですね。コンピューターも苦手なわけではないですけど、特別好きというわけでもないですし。けど、譜面作成ソフトはツールに徹すればいいんじゃないですかね。アレンジなんて機能は必要ないですよ(笑)。

sibeliuski ユーザーさんの中にはああいう機能を必要とする人もいるんです……。中には「旋律を作ったら、それに自動でコードを付ける機能がほしい」という人もいるくらいです(笑)。

小六先生 わははは(笑)。自動でコードが付いたら何にもならないじゃない。

sibeliuski だからそういう人には、「Sibeliusはどんどん便利になっていますけど、人間がやるべき部分はちゃんと残してあるんです」と言っているんです。

小六先生 素晴らしい。そのとおり。何でもかんでもコンピューターが手助けするようになったらダメですよ。それにたとえそんな機能が付いたとしても、僕らプロの作曲家が書くコードは絶対に判別できないと思うんです。たとえばAmの曲があったとして、ベースのフレーズはAmと判別できるかもしれないですけど、上の和声はAmと判らないように作っているわけですから。コンピューターがAmと判別できるAmの曲なんて、きっと響きがおもしろくないですよ。

sibeliuski 過去にPerformerを試して以降、シーケンス・ソフトやDAWはまったく触られていないのですか?

小六先生 Pro Toolsに関しては、自分で触ろうかなと思ったこともあるんですけど、さすがにもういいかなって(笑)。凄い人がいっぱいいるでしょう。

sibeliuski SibeliusとPro Toolsは、データの連携もできるんです!

小六先生 そうなんですよね。そういう機能を知ると鼻が膨らむんですけど、たぶん肩凝りが増えるだけのような気がする(笑)。キリが無さそうですからね。
 でもスタジオでPro Toolsを見ると、本当に凄いソフトだなと思いますよね。音をいかようにも編集できるわけでしょう? 編集に関してはあれ以上のものにはならないと思いますので、今後Pro Toolsがどういう方向に進化するのか興味がありますね。

sibeliuski Sibeliusに望むことというと……。

小六先生 何だろうなぁ……。そうだ、自分の手グセのコードを登録できると便利ですかね。作曲をする人やピアノを弾く人って、みんな自分の手のフォームがあるんですよ。そのフォームを覚えてくれるような機能。最近はあんまりコード・ネームを書くような仕事はしないんですけど、ジャジーな曲とかだと、そういう機能があると便利かもしれない。
 あとは……(先生、鞄の中からゴソゴソとiPadを取り出す)コレでSibeliusが動いてくれると最高なんですけどね。

Koroku_9_lo sibeliuski iPad! つい最近、Sibeliusのファイルを閲覧できるAvid Scorch(Scorch for iPad)というアプリケーションがリリースされたんですよ。

小六先生 あ、そうなんだ。それは知らなかった。しかし欲を言えば、閲覧だけでなく入力にも対応した、本当の意味でのSibeliusアプリケーションが出るといいですね。iPadって意外と優れていて、音楽系のアプリケーションは和音にも対応しているから、ハーモニーを確認することができるんですよ。コンピューターのキーボードで演奏すると、単音なのでハーモニーが取れないじゃないですか。だからiPadって意外と便利なんですよね。

sibeliuski 最後に、先生が思うSibeliusの良い点を挙げていただけますか。

小六先生 フォントがきれいで、譜面全体が美しくまとまること。これが一番ですね。あとは使い勝手もカンタン。それとこれは僕がSibeliusを使い始めた最大の理由なんですけど、ファイル・サイズが小さくて済む。この3つでしょうかね。

sibeliuski 本日はお忙しいなか、ありがとうございました!

小六禮次郎 ~プロフィール~
作・編曲家。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。
映画音楽・TV・CD・CM・舞台・イベントと幅広く多方面にわたって活躍中。
主な作品に映画「ゴジラ」、大河ドラマ「功名が辻」「秀吉」、連続テレビ小説「さくら」、
PS2「決戦」シリーズ、世界劇「黄金の刻」、倍賞 千恵子「冬の旅」、
小林 幸子「母ちゃんのひとり言」等多数。
現在東京音楽大学映画放送音楽コース客員教授。

2011年7月 4日 (月)

伊東たけし氏 × sibeliuski 対談ブログシリーズ#2

伊東たけし氏 「音符が五線の上を流れる映像から、新しいアイディアが浮かぶこともある」

Sibeliuski  お待たせしました。わたくしsibeliuskiが、Sibeliusの使い手たちにお話を訊くユーザー・インタビュー、第2回目です。今回ご登場いただくのは、日本を代表するサックス・プレーヤー、伊東たけしさん。あえて説明するまでもありませんね。あのT-SQUAREのメンバーであり、日本におけるウインド・シンセサイザーの第一人者でもあります。そんな伊東さんは、日本に入ってきた最初のバージョンから使っているというヘヴィなSibeliusユーザー。その出会いから使いこなし、DAWソフトとの使い分けまで、いろいろなお話を訊いてきました。それではお楽しみください!

Ito_6_2コンピューターを使った楽譜作成は20年以上やっていて 、8年前に偶然Sibeliusに出会った

sibeliuski 伊東さんとSibeliusとの出会いは?

伊東さん 8年くらい前、今はなき渋谷のヤマハで、日本に入ってきた最初のバージョンをたまたま見つけたんだよね。まだ日本語化されていなくて、英語版だったんだけど、これは何か良さそうだなと。たぶん、日本で最初に使い始めたユーザーの一人じゃないかな。

sibeliuski それまでは他の譜面作成ソフトを使われていたのですか?

伊東さん うん。でも歴史のあるソフトなので、バージョンが上がるごとに機能が追加されていった結果、どんどん使いづらくなってしまって。昔に比べて動作が重くなって、操作も複雑になっちゃったんだよね。そのことは開発側も承知していたようで、途中で一回シンプルにしたりするんだけど、それでもちょっと苦しい感じで(笑)。  そんなときに出会ったのがSibeliusで、さっそく試してみたら、とにかく動作が軽いのに驚いた。あとは操作性。とても自然な使い心地というか、まるでペンを持って五線紙に向かうような感覚で譜面を起こすことができたんだよね。もちろん、初期のバージョンは機能的に物足りない部分もあったんだけど、それを補って余りあるほど操作性が良かったので、それ以降ずっとSibeliusを使ってるよ。

sibeliuski 英語版は使いにくくはなかったですか?

伊東さん ぜんぜん(笑)。僕は歌詞は入れないし、それに当時は海外のプレイヤーと仕事をすることも多かったから、英語版の方が都合が良かった。こういうソフトって、英語でメニューやコマンドを覚えた方が、海外のミュージシャンと言葉を共有できるからいいんだよね。最近、音楽制作系のソフトはほとんど日本語化されたみたいだけど、海外のプレイヤーやアーティストとやり取りすることを考えると、英語版のままにしておいた方がいいんじゃないかと思うけど(笑)。

sibeliuski そんな伊東さんのような方のために、Sibeliusはバージョン6.2でマルチ・ランゲージ対応になったんですよ! 環境設定で好みの言語を自由に選ぶことができるんです。

伊東さん お、それは知らなかった。今はOSがマルチ・ランゲージ仕様なんだから、そうじゃないとダメだよね。

sibeliuski Sibelius以前は他の譜面作成ソフトを使われていたとのことですが、コンピューターを使った楽譜の作成はかなり以前から行われていたのですか?

伊東さん 僕はかなり古いよ。MacのSE/30って機種知ってる?

sibeliuski すみません、知りません……(汗)。

伊東さん SE/30は、80年代に発売されたMacの名機だよ。僕はMacが大好きだったから、SE/30という凄い機種が出るという話を聞いて、すぐに注文したわけ。そのとき僕はたまたまアメリカにいたんだけど、SE/30を届けてくれたディーラーが譜面作成ソフトのことをおしえてくれたんだよね。「お客さん知ってます? コンピューターで楽譜を作れる凄いソフトが出たんですよ」って。新しモノ好きの僕としては、そんな夢のような話を聞いて飛びつかない訳はないでしょ(笑)。だからコンピューターを使った楽譜の作成は、もう20年以上やっていることになるよね。

sibeliuski 当時の譜面作成ソフトは、どのようなものだったんですか?

Ito_5_lo伊東さん メチャクチャ頭の良い大学生が開発したモノで、画期的ではあったんだけど、もの凄く使いづらかった(笑)。まぁ、最初だから仕方ないけどね。一番頭を悩ませたのはプリンターのドライバーかな。印刷できなきゃしょうがないということで、高価でデカいプリンターも一緒に買ったんだけど、ドライバーが悪さをして、なかなか上手く動かなくて。画面上ではきれいに表示されているんだけど、印刷すると変な位置になっちゃったりとか。当時はPDFなんてファイル・フォーマットも無いからね。でも最初に印刷したときは嬉しかったなぁ。アメリカから戻ってすぐに苗場でユーミンのコンサートがあったんだけど、買ったばかりのSE/30とプリンターをホテルの部屋に持ち込んで、ゲレンデを見ながら一生懸命打ち込んだ記憶があるよ(笑)。

sibeliuski 凄い! 伊東さんはコンピューターがお好きなんですね。

伊東さん もう大好き。Macは最初の機種から使っているしね。途中、カッコ悪くなったときは離れたけど(笑)、最新機種が出る度に買ってる。その中でもSE/30というのは思い入れのある機種だったなぁ。譜面作成ソフトを初めて使ったMacということも含めて。でも当時、シーケンサーに関してはMacを使わず、専用機を使ってたね。

音符だと見えてくるものがある
その映像からまた別のアイディアが浮かんだりとかSibeliusに出会った

sibeliuski 伊東さんは、楽譜というものには十代の頃から慣れ親しんでいたんですか?

伊東さん 学生時代、ビックバンドをやっていたんだけど、新入生のときって楽譜を大量に書かされるんだよ。合宿とかで徹夜しながら、意味も分からずひたすら楽譜を書かされる(笑)。そうすると眠くて、4/4拍子の曲なのに音符が半拍足りなかったりとか(笑)、凄いミスをするんだけど、そんな毎日でかなり楽譜とは親しくなったね。

sibeliuski 伊東さんの作曲の方法についておしえてください。

伊東さん みんな同じだと思うけど、良いメロディーやベースのラインが頭に浮かんだら、それを五線譜に書くのが基本だよね。手元に五線譜が無かったら、紙に5本線を書いて(笑)。あ、最近だとiPhoneのボイスメモに吹き込んでおくというパターンも多い。口で吹き込んでおくと、メロディーだけでなくドラム・パターンなんかも残しておけるから。「ドッドッ、タン、ドッドッ、ターン」って(笑)。そんないいかげんな感じで吹き込んでおいても、後で聴くとそのときのイメージがちゃんと蘇るんだよね。iPhoneがイイのは、スピーカーを内蔵しているところ。そういうメモがわりに使うレコーダーは、すぐに聴けるものじゃないとダメだよ。
 そんな感じで、どんな些細なアイディアでもとりあえず記録しておいて、僕の場合はそれを一服しているときなんかにまとめて聴くんだ。それで「これはイケる」と感じたものを、もっと膨らませていくという感じかな。

sibeliuski その後はSibeliusを立ち上げて?

伊東さん そうだね。最近だとT-SQUAREのアルバム用に4曲書いたんだけど、そのときはシンプルなドラム・パターンを鳴らしながら、最初にピアノの和音を入れて、ベース・ラインを入れて。そしてドラムを入れ直して、最後にラインをサックスで入れて……という感じ。全部Sibeliusだけでやったので、音的には殺風景な感じなんだけど、楽曲のイメージとかメロディーがどんな感じかとかはじゅうぶん分かる。そのアルバムの曲作りは、Sibeliusにかなり助けられたね。

sibeliuski そうやって作られた譜面は、プリント・アウトしてメンバーに渡されるんですか?

伊東さん その辺はやり方がいろいろあって、1曲は音で聴かせたかな……。DAWソフトに移して、ちゃんと打ち込み直したものもあるね。

sibeliuski DAWソフトに向かって作曲することもあるんですか?

Ito_3_lo伊東さん 僕は音符が見えないとダメなんだよね。DAWソフトだと音符が見えないでしょ? それに僕の場合は、音符から見えてくるものがあったりするんだ。譜面の上を音符が流れていく、その映像からまた別のアイディアが浮かんだりとか。もちろん、過去にはシーケンサーに向かって作曲したこともあるんだよ。でも、余計なことに気を取られちゃうんだよね。ピアノのフレーズのタイミングとか(笑)。僕はキーボーディストじゃないのでイメージどおりに弾けないから、入力した後でこの音符を後ろにずらして……とかやり始めちゃうわけですよ。そんなことをやり始めちゃうと、当初のイメージが薄れてしまう。そういう余計なことに気を取られずに作曲するには、iPhoneのボイスメモを使って、口で吹き込んでしまうのが一番だね(笑)。

sibeliuski しかし自分でちゃんと打ち込みたいときはDAWソフトを立ち上げると……。

伊東さん そうだね。DAWソフトは、Pro ToolsとLogicを使ってる。Logicは昔から使っていて、あの濁ったような味わいのある音が大好きだったりするんだけど、最近はPro ToolsのMIDI機能が充実したのでそっちでやることも多いよ。Pro Toolsはとてもクリアな音で、Logicとはまったく違う。Logicは、昔のENSONIQ系というかアナログ・チックなサウンドで、ハイファイとは真逆な音だから(笑)。自宅のコンピューターはiMacで、オーディオ・インターフェースはApogeeのEnsemble。昔はPower Mac G5とかも使っていたんだけど、今はiMacでもパワー的には十分だね。

Ito_2_lo_2Sibeliusは凄く魅力的なソフト
使っているうちに愛着が湧いてくる

sibeliuski Sibeliusの入力方法についておしえてください。

伊東さん ちゃんとMIDIキーボードがある場所ではなく、こういうところ(註:このインタビューは、東京・目黒のMARUNI STUDIOのロビーで行われました)で作業することが多いから、アルファベット入力を使うことが多いね。〆切に追われているときは、新幹線の中で作業することもあるし……。もう(コンピューターの)キーボードで手を置く場所が決まっているので、目を瞑っても入力することができるよ。左手で音符を選んで……。

sibeliuski 凄い慣れてますね!

伊東さん そうだね。最後は時間との戦いになることが多いから、どういう風に打ち込むのが一番速くできるか研究したよ(笑)。MIDIキーボードがある場合は、鍵盤で音程を入力して、左手で長さを打ち込む。MIDIキーボードがある環境では絶対に使った方が速いよね。間違いも少ないし。
 それとSibeliusは、バージョン6になって内蔵音源のサウンドが良くなったよね。前のバージョンまでは、たくさんの楽器を同時に鳴らすと音がダンゴになってしまう感じがあったんだけど、バージョン6の音源は凄く分離がいい感じがする。デモを作るくらいならこれで十分というか。バンドのメンバーに聴かせて、「このくらいちゃんとした音で演奏してよ」と言いたくなるよ(笑)。

sibeliuski バージョン6から、Sibelius Playerという、より高品位なサンプル・プレーヤーになったんです。

伊東さん だから音が良くなったんだ。でもひとつ要望があって、ドラム・パターンがあるでしょ。あれを簡単に試聴できるようにしてほしい。DAWソフトだと、ドラム・パターンを次々に試聴できるでしょ。ああいう感じで……。

Idea_3sibeliuski その機能は既にあります! アイデアハブにはオーディション機能があって、アイデアのパターンを押すことで8回までリピートされるんです。

伊東さん え、そんな機能があるの?(笑) うわ、凄い便利。これは知らなかった。

sibeliuski Sibeliusで特に気に入っている機能というと……。

伊東さん マグネティックレイアウトは凄く便利だよね。前は自分で細かくやっていたんだけど、マグネティックレイアウトをオンにしておけば、かなりアバウトに配置しても問題ない。小節の上の段と下の段を少し離しておけば、オブジェクトの衝突を相当賢く直してくれるから。本当、この機能が備わってからかなりラクになった。

sibeliuski 何かSibeliusへのリクエストはありますか?

伊東さん もっとドラムやベースのパターンがたくさん入ってくれると嬉しいかな。今はそういうのを自分で細かく打ち込む時代じゃないし、最近はドラムのソフト音源でも良いのがたくさん出ているじゃない? ああいうのが中に入ってくれるといいよね。最近はPro Toolsも付属のソフト音源とかが充実しているから、その辺りの進化は期待したいね。

sibeliuski そのリクエストは本国に伝えておきます!

伊東さん Sibeliusってイギリスのソフトなんだっけ?

sibeliuski はい、そうです。

Ito_1_lo 伊東さん 家を設計するためのCADソフトもイギリス製が主流みたいなんだけど、あの国で作られたモノって何かアメリカ製とは違う味があるよね。僕は自転車が大好きなんだけど、イギリスやヨーロッパの自転車って、アメリカやカナダ製とはかなり様子が違う。イギリスって伝統のある国だからか、そこで生まれたモノも素朴に進化している感じがするんだよね。アメリカのモノは一気にドンと進化するので、それはそれで魅力的だったりもするんだけど、イギリスのモノは過去を大切にしつつ現代的な要素を取り入れながら着実に進化している感じ。歴史が感じられるんだよね。そういうところがモノとして凄く魅力的なんだよ。Sibeliusにも、他のイギリス製品と同じような感じがあって、使っているうちに愛着が湧いてくる。こんな風に愛着が湧くソフトというのも珍しいよ(笑)。

sibeliuski 最高の褒め言葉、ありがとうございます! 本日はお忙しいなか、ありがとうございました!

伊東たけし ~プロフィール~
1954年3月15日生まれ。福岡県出身。
大学在学中よりソロ・サックス・プレイヤーとして活動する傍ら、学生ビッグバンドに加入し、コンサート・マスターを務める。数々のコンテストに参加し、多くの賞を獲得。
1977年にTHE SQUARE(現T-SQUARE)に加入、1978年にプロデビューを飾る。以来、バンドのフロントマンとして活躍。

2011年6月 9日 (木)

Avid Scorch – Scorch for iPad登場

こんにちは。sibeliuskiです。

Avid Scorch (Scorch for iPad)のリリースのお知らせです。

ScorchというのはもともとSibeliusの楽譜をWebブラウザでみたり聴いたり移調できたりする無償でダウンロード&使用できるプラグインです。SibeliusファイルをScorchファイルにエクスポートすれば、Sibeliusを持っていない人でも、楽譜をWebブラウザを使って閲覧・印刷できるのです。

その、iPadバージョンが登場したというわけです。

http://itunes.apple.com/jp/app/avid-scorch/id436394592

note外出先で音を確認しましょう!

Avidscorch1play_2

noteミキサーで各譜表の音量調節もできます。

Avidscorch2mixer

note遊び心も大事。デスクトッやスコアのテクスチャも変更してみましょう。

Avidscorch3texturepng

詳しい内容は下記のFAQリストをご参照ください。

http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?DocId=391291

それではまた!

2011年6月 1日 (水)

Sibelius・サポートニュースメール 第3号

Sibeliusユーザー様向けの、サポートニュース第3号が配信されました。

Sibelius 6 を Mac OS X 10.6 でお使いのお客様への情報、繰り返し括弧の編集方法(1括弧、2括弧などの外観の編集)、プラグインを使用した分数(ハイブリッド)コードの作成方法など、Sibeliusをすでにお使いの皆様に役立つ内容で構成されています。

Sibeliusユーザー登録済みでこのサポートメールが届かない方は、登録メールアドレスが間違っている可能性がございます。

http://www.sibelius.jp/support/form/sibelius_mail.html で再度ご登録いただきますようお願いします。

また、旧バージョンにてEメールアドレスの登録をされていない方も、この機会にご登録をお願いします。

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2011年5月27日 (金)

服部克久氏 × sibeliuski 対談ブログシリーズ#1

服部克久氏 「何かやるときは最初に立ち上げる、今では無くては困るもの」

Sibeliuski  わたくしsibeliuskiが、Sibeliusユーザーに直接お話を訊くユーザー・インタビューが始まりました!
 その記念すべき第1回目にご登場いただくのは、作曲家/編曲家の服部克久先生。先生はバージョン4からの、熱心なSibeliusユーザーです。今回は先生の作業場にお邪魔して、Sibeliusとの出会いからその使いこなしまで、さまざまな話を訊いてきました。それではさっそくお楽しみください!

Htr1記譜した後、すぐ音で確認できる これが譜面作成ソフトを使うメリット

sibeliuski 先生がSibeliusを使い始められたきっかけからおしえてください。

服部先生 3年くらい前に病気を患って入院したんだよね。しかしそのとき、アルバムの仕事を1枚抱えていて、何とかしなくちゃいけなかったんだけど、病気の影響で手が思うように動かない。それでどうしようと考えて、コンピューターのソフトを使えば何とか記譜できるんじゃないかと思ったんですよ。それでSibeliusを手に入れて、たどたどしくも何とかアルバムの制作を終えることができて。それで使い方を習得した感じですね。
 実は随分昔に、別の譜面作成ソフトを手に入れたことがあったんですよ。でも、みんな同じだとは思うんだけど、こういうのって切羽詰まらないとやらないんだよね(笑)。いつかやろうと思っているうちに4年くらい経っちゃって、ソフトや一緒に買ったMIDIインターフェースは全部古くなり、結局1度も使わずに処分することになっちゃった(笑)。だから今思うと、病気のおかげでSibeliusを習得できたって感じですかね。

sibeliuski コンピューターを使って記譜することには、以前から興味があったんですね。

服部先生 何年か前にスタジオでミュージシャンの方から、「この音、間違ってませんか?」とか指摘されることがあって。それで写譜屋に文句を言ったら、「いいえ、先生が書いた譜面どおりに写譜していますよ」と言われてしまったんですよ。それで元の譜面を見たら、確かに僕が間違えていた(笑)。それでこれはイカンと思ったのが、譜面作成ソフトに興味を持ったきっかけですね。
 コンピューターを使うと、記譜した後すぐにプレイバックできるでしょう。それで間違いがあればすぐに判る。あれがいちばん大きいですよね。耳で聴けば間違いが判るから。それにコンピューターだと、表示を拡大して記譜できるし。僕はシンフォニー・オーケストラを使ったポップスのコンサートを手がけることが多いんですが、ああいう仕事ってとにかく時間が無いんですよ。その点、Sibeliusを使えば短時間にパーフェクトな作業ができる。

Htr2sibeliuski コンピューターを使われる前は、もちろん手書きだったわけですよね。

服部先生 もちろん。そこに大きなラックがあるでしょ。その中に大体5万曲ぶんの譜面が入っているんです。

sibeliuski 5万曲!? すごい……。

服部先生 40年間かけて書いたものだから、そのくらいありますよ。Sibeliusを使い始めて唯一寂しいのは、そういう書き終わった後の証が残らないこと(笑)。USBメモリーを眺めて、去年の仕事はこれだけかと思うと少し寂しいですよね(笑)。 

sibeliuski 手書きの譜面をスキャニングする計画は?

服部先生 それは誰かにも言われたんですけど、なんか上手くいかないみたいなんですよね。スキャニングした後に、手作業で直さなきゃいけないみたいだから、結局時間がかかるって。

sibeliuski 譜面作成ソフトを使い始めて以降、できあがる作品に変化はありましたか?

服部先生 最初は影響があるかなと思ったんだけど、結局何も変わらないですね。ウチの息子なんかは「そういうので記譜すると、作風に影響が出るよ」とか言って、いまだにコンピューターを敬遠してますけど(笑)。でも、もう3年以上使ってますけど何も変わらない。もちろん、繰り返しのリフなんかは手書きよりもラクにできたりするんですけど、今までどおりやろうと思えば普通にできますし。Sibeliusを使い始めたことによる影響を強いて言うなら、それ以前と比べてリクエストに応えられるようになったということくらいじゃないですか。対応性は上がりましたね。

基本的には鍵盤で音を入力して音価を選ぶだけ 思ったよりも難しくなかった

sibeliuski 他にも譜面作成ソフトはありますが、Sibeliusを選ばれたのはなぜですか? 

Htr3服部先生 うーん、それがよく憶えてないんだよね(笑)。前にキーボード・マガジンか何かの取材を受けたことがあって、そのときに譜面作成ソフトの話題が出たんですよ。それで「前に手を出したことがあるんだけど、一度も使わずに処分しちゃった」という話をしたら、編集者の方に「Sibeliusというソフトがいいと思いますよ」と薦められて、それで名前を憶えてたのかな。

sibeliuski 先生はSibeliusをMacで使われているんですね。 

服部先生 昔はWindowsだったけど、最近はMacですね。ついこの前も11インチのMacBook Airを買ったばかりで、僕はこういう機械が大好きなんですよ。いろいろ買うので、女房にはしょっちゅう怒られてますよ(笑)。

sibeliuski Sibeliusの操作は、すぐに習得できましたか?

服部先生 思ったよりも難しくなかったというのが正直なところですね。基本的にはキーボードで音を入力して、あとは音価を選ぶだけでオーケーでしたから。その後、いちおうアルファベット入力のやり方も憶えて、旅先でMacBook Airで入力するときには使ったりしています。でもほとんどステップ入力ですね。フレキシタイム入力は、未だにやったことない。

sibeliuski フレキシタイム入力は、少しコツが必要なんですよ。Sibeliusユーザーのほとんどは、ステップ入力を使われているようです。

Htr4 服部先生 そうでしょう。上手くクオンタイズしないと変な譜面になっちゃうからね。でも同じくSibeliusユーザーの小六さん(小六禮次郎氏)は、入力した音を聴きながら、その上にフレキシタイム入力で音を重ねていくのがおもしろいとか言っていた(笑)。理論どおりじゃない変な譜面も、それはそれでおもしろいと。

sibeliuski 先生の周りでも、Sibeliusをお使いの方がいらっしゃるんですね。

服部先生 何人かいますよ。バリバリに使いこなしている人もいれば、買ったはいいけどまだHtr42 手を付けていない人もいる。この前もある作曲家から、「先生、Sibeliusって難しいですか?」って訊かれたので、「なに言ってるの。オレができるくらいだから簡単だよ」って言ったんだけど(笑)。

sibeliuski 買ったのに手を付けていないなんてもったいない!  私がレクチャーに行きますとお伝えください(笑)。

服部先生 それはいいかもね(笑)。他にも興味がある人はいるんだけど、みんな忙しいから、なかなか手を付けられずにいる。僕はどうにか習得しちゃったけど。
 そうそう、僕は弦を録るときはロンドンでやることが多いんだけど、あっちの連中は全員Sibeliusですよね。

sibeliuski Sibeliusはイギリス生まれのソフトなんです。

服部先生 そうなんだよね。ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック(Royal Academy of Music/英国王立音楽院)という有名な音楽学校があるじゃないですか。あそこの先生がよく指揮に来てくれたんだけど、彼も譜面はSibeliusのデータでくださいと言っていた。向こうのミュージシャンは、Sibeliusで出力された譜面を見慣れているからいいみたいですね。

どんなスタイルの音楽にも対応する 現代音楽の人もどんどん使った方がいい

Htr5 sibeliuski Sibeliusで特に気に入っている機能はありますか?

服部先生 ショートカットですね。Sibeliusを使いこなすのであれば、ショートカットを憶えないと作業効率はだいぶ落ちると思います。たとえば僕の場合は、I(楽器)、L(ライン)、X(反転)、S(スラー)、R(リピート)といったシングルショートカットをよく使いますね。それと僕は便利なショートカットを発見したら、付箋に書いて目につく場所に貼っておくんですよ。
 あとはフィルター機能。僕はコーラスを多用するし、歌詞をいっぱい入力するから。
 それと譜面を印刷するときは、ドキュメントセットアップでいろいろと設定を変えていますね。僕はレイアウトは自動レイアウトにしているんですが、譜表間の間隔なんかは段数によって変えたいので、そういうのはドキュメントセットアップで設定しています。たとえばシンフォニーの場合は、いちばん大きなA3を選ぶことが多いんですけど、それだとプリントした場合に2段になったりするので、いろいろな設定を使い分けているんですよ。 

sibeliuski Sibeliusを使う上で気を付けていることがあれば……。

服部先生 譜面を作成した後、ファイルが無くなってしまうのが恐いので、バックアップはしっかりやっています。外付けのハードディスクも繋いでいるし、AppleのTime Capsuleを使って、Time Machineで自動バックアップもしている。だから同じファイルのコピーがたくさんできちゃうんですけど(笑)。でもSibeliusのファイルは軽いですからね。テキスト・ファイルと変わらないHtr6 から、USBメモリーに入れて持ち運んだりもします。 

sibeliuski 今後使ってみたい機能とかありますか? 

服部先生 オーディオ・インターフェースはMbox 2なので、Pro Toolsもインストールしてあるんですよ。だからPro Toolsが使いこなせれば、もっとおもしろいんだろうなぁと思いますけどね。なかなかそこまで手が回らない(笑)。 

sibeliuski 服部先生にとって今、Sibeliusはどんな存在になっていますか? 

服部先生 もう今や無くなったら困るものですよ。何かやるときは最初に立ち上げますしね。もちろん、オリジナル曲の場合は浮かんだメロディーを紙にさっと書いておいて、その後Sibeliusを使い始めるんですけど。アイディアは紙に書いておいて、膨らますのはSibeliusでという感じで。もう紙を使わず、いきなりSibeliusを立ち上げる人もいるみたいですし、いろんな使い方がありますよね。 

sibeliuski Sibeliusの良さというと? 

服部先生 他のソフトのことはよく知らないんですが、僕がやろうとしていることにはしっかり応えてくれる。それに何より操作性が直感的ですよね。だからこそ、病気を患っていた僕でも使えたんじゃないかな。
 それと機能が豊富なので、どんなスタイルの音楽にも対応する。この前もある作曲家から、「先生、Sibeliusって現代音楽でも使えるんですか?」って訊かれたんですよ。「拍子や小節線を無くしたりできるんですか?」って。だから僕は「もちろんできますよ」と答えました。僕なんかまだ全然使いこなしてないんだけど、本気でやろうと思ったら、何でもできますよね。 

sibeliuski できます! 意外とできるんです(笑)。 

Htr7 服部先生 そのこと、もうちょっと宣伝した方がいいかもしれない(笑)。現代音楽の制作って、なかなか予算が厳しいんでど、それでも写譜は絶対に必要じゃないですか。しかしSibeliusを使えば、譜面を作るのは簡単だし、そのまま印刷して出版することだってできる。だからそっちの世界の人もどんどん使った方がいいと思って、その作曲家にも早くSibeliusを使うように薦めたんですけど。そうしたら、「うーん、考えてみます」って(笑)。 

sibeliuski 興味がある方は、考える前に始めてほしいですね。 

服部先生 そうそう! 始めよう、Sibelius。さらば報われん(笑)。そんな感じかな。 

sibeliuski 本日はお忙しいなか、ありがとうございました!

服部克久 ~プロフィール~
日本を代表する作編曲家。パリ国立高等音楽院修了。音楽活動の傍ら、様々なジャンルの音楽監督やプロデューサー、音楽祭の理事や審査員、更にはコメンテーターとしてテレビ出演など枠にとらわれない才気あふれる活動が注目を浴びる。日本作曲家協会、及び日本作編曲家協会会長を歴任しながら、日本の音楽シーンの発展に尽力。2009年には音楽家生活50周年を迎え、アルバム2枚をリリースした他、記念コンサートを開催し大きな話題をよんだ。

2011年5月11日 (水)

Sibelius・サポートニュースメール 第2号

Sibeliusユーザー様向けの、サポートニュース第2号が配信されました。

楽器名の変更方法、 Mac OS X 10.6.7に起こるエラー情報、最新FAQ情報など、Sibeliusをすでにお使いの皆様に役立つ内容で構成されています。

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2011年4月27日 (水)

Sibeliusユーザー様限定・サポートニュースメール配信スタート!

Sibeliusユーザー様限定・サポートニュース配信が開始されましたnote

Supportnews

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2011年4月25日 (月)

テキスト#5 ~再生に反映するテキスト(Swing)~

お久しぶりでございます!間が空いてしまいましたが、前回は「テンポテキスト」が実際のテンポに反映し、その情報は「音楽辞書book」の中でコントロールされている・・というトピックでしたね。

今回は、Swing(スウィング)/ Straight(ストレート)を、テキストを用いて切り替え再生してみましょう!

Swing1_2

通常、8分音符で記譜すると、ストレート8分音符の長さで再生されます。しかし、楽譜の表記はそのままでSwing演奏する場合もあります。

Sibeliusでは「テンポ記号」のような大譜表テキストにて「Swing」とテキスト入力するだけでSwing再生します。

Swing2

逆に、「Straight」の表記でストレート再生(Swingしない通常の再生)に戻ります。

これらも [ 再生 ] > [ 再生辞書] でコントロールされているものです。実際に見てみましょう。

Swingsetting

大譜表テキスト」のタブを選択し、Swingを探してみましょう。

エフェクト覧に「リズミックフィール / 通常のスイング」と表示されています。実はSibeliusには、テキスト入力以外の方法でスウィングを実行する機能があります。 [ 再生 ] > [ パフォーマンス ] でリズミックフィールを「ストレート」「ライトスイング」「通常のスイング」… といったリズミックフィールを調整できる仕組みになっており、この機能を、テキストを使ってコントロールしているのです。

また、テキストを表示させたくない場合は、(ニョロ)をテキストの頭につけ、非表示にしてください。

次回もSibeliusのテキストに関する内容をお届けしますdog

2011年3月 7日 (月)

テキスト#4 ~再生に反映するテキスト~

今日は、テキストシリーズ#4、今回は再生に反映するテキストについてです。

テンポ記号、強弱記号、それから Swing 表記などは Sibelius では再生に反映されるテキストとして扱われます。

テンポ指定(4分音符=120)は、最初のスコア設定にも入力箇所がありますが、後からテキスト入力でテンポ指定することもできます。また、数値の設定ではなく、Allegro といった表記で指示することもできます。

Allegroただし、通常のテキスト入力するのではなく、「テンポテキスト」として入力される必要があります。

まずは Esc キー2度押しで何も選択されていない状態にするか、スコアの1小節目を選択して [ 作成 ] > [ テキスト ] > [ テンポ ] を選択します。小節が選択されている場合は、その小節の頭に入力されますが、Esc キーで選択解除されている場合は、入力箇所をクリックする必要があります。お好みの方法で作成してください。

ちなみに再生に反映するテキストも、譜表テキスト/大譜表テキストに分かれます。ppmf といった強弱記号は譜表テキストで、Allegro のようなテンポ記号はスコア全体にかかる大譜表テキストなのです。

Playbackdictionary ところで、Allegro をテンポテキストとしてスコアに入れておくと、4分音符=120のテンポで再生されます。これは「再生辞書」で実際のテンポ数が定められています。[ 再生 ] > [ 辞書 ] の「大譜表テキスト」タブをクリック、AllegroAdagio の数値を参考までに見てみましょう。もちろんこの数値を変更することもできます。ppmf などは「譜表テキスト」タブのほうで編集できます。

そしてもう一つの方法、こちらも同時に覚えておくと便利ですsign01

Allegro と入力した後に、

(半角のニョロ記号)4分音符(Winでは右クリック、Macでは ctrl + クリックで音符記号を選択)=118(指定したいテンポ)

と、入力します。こんな風に。

Allegro118

Esc キーを押すと、~4分音符=118 の箇所が非表示になり、テンポは118に指定されます!(テンポテキストを選択すると非表示箇所も表示されます)

Tempohidden_2

[ 表示 ] > [ 非表示オブジェクト ] のチェックがオンになっていれば、完全に非表示ではなく、薄くグレー表示されるようになります。

Tempodisplayed

印刷オプションを編集しない限り、これらの非表示オブジェクトは印刷されませんのでご心配なく。

同じ Allegro 内で微妙にテンポを揺らしたい場合は、テンポテキスト入力で、4分音符=数値をコピー&貼り付けし、数値のみ編集する、なんて技もあります。

Tempochange

ぜひ使ってみてください。

なんと今日、先週同様に雪が降ってましたね。。来週は春らしい気候になっていますように~sun

2011年2月28日 (月)

テキスト#3 ~Sibeliusのテキストスタイルの編集~

こんにちはー!

暖かくなったり寒くなったり花粉に悩まされたり・・・大変な季節ですね。しかも一瞬雪が降ってましたsnow

さて今日はテキストスタイルの編集についてご紹介します。前回のブログでは「プロパティ」からテキストフォントのサイズや種類を変更できるます~という内容でしたが、今回は大元のテキストルールを変更してテキストを調整する方法についてです。

Lyrics_2

歌詞を選択してプロパティウィンドウで変更してしまうと、こんな感じになってしまいます。

Lyrics2_2

こうなることを避けるためには、選択方法を変更するという手段もあります。

例えば、まず全選択(Ctrl + A もしくは Command + A) [ 編集 ] > [ フィルター ] > [ 歌詞 ] で、スコア内の歌詞をすべて選択してからプロパティウィンドウでフォントとサイズの調整を行う方法でも、できなくはないです。

Lyrics3_2

ただ、テキストスタイルをある程度編集して「これだ!」というテンプレートを作っておけば、その後の楽譜作成作業が楽になります。

[ ハウススタイル ] > [ テキストスタイルの編集 ] をクリックし [ 歌詞ライン1 ] を選択し [ 編集 ] ボタンを押します。

Textstyle

譜表のテキストスタイル」というウィンドウが表示され、ここで詳細設定が可能です。

Textstyle2

赤枠で囲ったところを編集してみましょう。

Textstyle3_2 

例えばフォントを「Verdana」に、またサイズを10に落としてみました。このサイズ10は7mm譜表に対する相対値なので、絶対値で設定したい場合は右横の「絶対値を使用」にチェックを入れて右の枠で数値を設定してください。

Lyrics4_2

少し雰囲気変わりますね?好きなフォントとサイズで他のテキストスタイルも設定しておけば毎回修正する手間が省けます。

特に日本語で歌詞を入れる場合は、デフォルト値から少し下げたほうがバランスが良いと思います。

ちなみにこの「テキストスタイルの編集」を使うメリットは「パート譜にも別の値が設定できる」ところです。

例えばスコアのタイトルは大きめに、各パート譜のタイトルは小さめに~ということがコントロールできるからです。なんとまぁ便利な。そんな使えば便利機能を今後もどんどん紹介してきますのでご購読+ツイート、ぜひともよろしくお願いいたしますdog

2011年2月21日 (月)

テキスト#2 ~Sibeliusの譜表/大譜表テキスト~

さて、前回軽く触れましたテキストについて、今回は「大譜表テキスト」「譜表テキスト」についてよりディープに勉強してみましょう!といってもそんなに難しいことではございません。

[ 作成 ] > [ テキスト ] でハッキリと分かれています。で囲ったところが譜表テキストで囲ったところが大譜表テキストとなります。

Createtext

フルートとピアノの楽譜を例にあげてみましょう。

Text2

赤の四角で囲った文字は「大譜表テキスト」で、フルートのパート譜にもピアノのパート譜にも表示されます。

実際にパート譜を見てみましょう。「タイトル」「sibeliuski」(作曲者)、テンポがパート譜に表示されました。

Pianopart

このタイトルテキストですが、ポジションフォントの大きさ、種類は、[ ハウススタイル ] > [ テキストスタイルの編集 ] で変更できるようになっています。

また、[ プロパティ ] ウィンドウの [ テキスト ] パネルで変更することもできます。

・ テキストスタイルそのものを編集する場合:スコア全体の変更
・ プロパティ > テキストパネルで編集する場合:個別の変更

という違いが出てくるわけです。

タイトルや作曲者名はスコアに一度しか出てこないことが多いので、私はプロパティウィンドウで編集してしまうことが多いです。

Titlefont

この例では「MS P明朝」でフォントサイズが「22.0」となっていますね。タイトルを大きく表示したい場合は、この数値を上げるとフォントサイズが大きくなります。

次回はテキストスタイルで変更したほうがよいテキストのご紹介をいたしますhappy01

2011年2月14日 (月)

テキスト ~Sibeliusのテキスト~

こんにちは、sibeliuskiですdiamond

購入前のご質問として「スコアにテキストって入れられるの?」という疑問を持たれる方が多くいらっしゃいます。音符、臨時記号、拍子記号、調号、そしてアーティキュレーションや強弱記号の他に、タイトルや作曲者などのテキストもSibeliusでは可能です。(もちろん他の楽譜作成ソフトもできますが ^ ^;)。

Sibeliusには大きく分けて「大譜表テキスト」と「譜表テキスト」があります。

例えば、タイトルや作曲者名などのテキストは「大譜表テキスト」で、歌詞やコード記号は「譜表テキスト」に属します。

どのパート譜にも共通して持たせる(表示させる)テキストは「大譜表テキスト」と、各譜表やパート譜に属するテキストは「譜表テキスト」と分けられるのです。

もうひとつ覚えておきたい用語は、「テキストスタイル」。Sibelius操作をマスターするために、この3つの存在:

大譜表テキスト / 譜表テキスト / テキストスタイル

を把握、意識すると良いでしょう。

Text1_5

赤の四角で囲ったテキストは同じスコアにあるどの譜表にも共通のテキストとして設定されているため、パート譜表示でも同様に表示されます。

より詳しくは次回から「テキスト」シリーズで説明いたします。

お楽しみに!

2011年2月 7日 (月)

レイアウト#10 ~音符間隔ルール(小節・フレーズ単位)

レイアウトシリーズも10回目を迎えましたshineSibeliusブログ全体の3分の1はレイアウトの話をしていることになりますね。

楽譜全体、または音符単位で音符間隔を調整しましたね。では「このフレーズのみゆったりした音符間隔にしたい」といった場合はどうすれば良いでしょう。

まずはフレーズを選択します。

小節を選択する場合はその小節の5線内をクリック、特定のフレーズを選択する場合は、開始音をクリックし、Shiftを押しながら最終音をクリックします。全体の場合は、Ctrl + A またはCommand + A でしたね。

まずはこちらが通常の音符間隔

Normal_2

ゆったりさせたい場合は
WindowsではShift + Alt + →
MacではShift + option + →

Wide_2

詰めたい場合は、
WindowsではShift + Alt + ←
MacではShift + option + ←

Narrow

そういえば、記憶に新しい譜表の上下移動のトピックにも似たようなショートカットがでてきましたね。

WindowsではShift + Alt + または
MacではShift + option + または

レイアウトに関してはまだまだ奥が深いのですが、今までのブログのおさらいをすれば、Sibeliusの基本を習得できます。まだ読んでない記事があるなら、今のうちに是非!

今回のレベルは★★★

次回はテキスト入力に関するトピックに移りたいと思います。

2011年1月31日 (月)

レイアウト#9 ~音符間隔ルール(個別 part II)~

レイアウトシリーズ、まだまだ続いてますsweat01

やっぱりレイアウトが重要です。しっかり基本を押さえてしまいましょう。

予告通りですが、「左右にある音符との距離を保ちながら、選択した音符の位置を微調整する」方法です。

実際に譜例を見てみましょうeye

左右の間隔をキープしつつ音符を移動させてみましょう。

Notespacing26b

まずは音符をクリックして、プロパティウィンドウを開きます。ウィンドウメニューまたは、ツールバーからでも開けます。

Propery_b

プロパティウィンドウのトップの [ 一般 ] パネルを開きます。X(軸)の数値は0になっていますね?ここの数値を、横にある▲▼ボタンを押して数値を変更します。数値を直接タイプしてもOKです。

Propertygeneral_b

例えばXに「1.5」の値を入力してみます。比較用に下の段に同じリズムで音符を入れるとハッキリ違いが分かりますね。

Notespacing27b_2 前回のブログで紹介した方法「ドラッグで動かした場合」では、別の譜表の同じ拍に入っている音符も引っ張られて移動してしまいました、しかしこの「プロパティのX値を変更する」方法だと、独立した動きになります。

X値操作で音符間隔を調整したパッセージを違う小節にコピー&貼り付けすると、その間隔はキープされて貼り付けられます。

ドラックで動かした音符間隔を持つ小節をコピー&貼り付けした場合は、音符間隔がリセットされ貼り付けられます。

どうにもこうにも・・・というときは [ レイアウト ] > [ 音符間隔のリセット ] で戻しましょう。X軸で調整したものはX軸の値に「0」を入れれば戻ります。

この辺りを使い分けられる良いですね★★★

ではまたっsmile

2011年1月24日 (月)

レイアウト#8 ~音符間隔ルール(個別)~

こんにちは。先週に引き続き、音符間隔ルールに関してですが、今回は「個別の編集」をご紹介いたします。

何故これだけレイアウトのトピックが多いかと言うと、楽譜作成はDTP作業にあたるからです。DTPとはDesk-Top-Publishing (デスクトップパブリッシング)の頭文字の略で、印刷物(Sibeliusの場合はスコア、パート譜)をパソコン上で編集する工程のことを指します。

無機質な例にて失礼します ^^;

Notespacing21_3

音符をクリックして、右にドラッグします。広げる場合、その分小節幅も広がります。

Notespacing22b

素直に音符が右に動き、音符の左側にスペースができますね。ショートカットキーは、Win: Shift + Alt + 左/右の矢印Mac: shift + option + 左/右の矢印 です。これらのショートカットに更に Win: CtrlMac: Command キーをプラスすると、より「大きなステップ」で音符が移動します。Ctrl / Command キーは「大きなステップ」という要素を加える役割を果たすことが多いのです。

余談になりますが、矢印上下で音程を上下移動させますが、Ctrl / Command キー + 矢印上下 で、オクターブ移動のショートカットになります。こういったファンクションキーの性質なども今後覚えていくと良いでしょう。

ドラッグでもショートカットでも、お好みの方法で操作くださいcat

極端に右に引っ張ると、今度は自動的に同じ段にある最後の小節が、次の段に移動しちゃいますのでご注意をdanger

次に、右端(改行前)の小節の音符で試してみましょう。

Notespacing23_2音符をクリックして右にドラッグすると、左の音符が左方向に動きます。音符間隔を維持するため、この音符が右に寄るスペースがほとんどないからです。よってこのような動作をします。これも先ほどの例と同様、思いっきり右にドラッグすると、この小節自体が次の段に落とされます。

複数の譜表(楽器)編成の場合、また歌詞がある場合は、最も音符間隔にスペースが取られている譜表の拍に、他の譜表の拍も合うようにレイアウトされます。

Notespacing24b

VLN1(バイオリン1)の音符間隔を見てみましょう。

Notespacing25b_4 1小節に全音符が一つしか入っていないのですが、上にあるエレピやベース、ドラムのリズムが細かい(=音符数も多い)ため、スペースが、設定値以上に取られます。しかし、パート譜を見てみますと(「ダイナミックパート *」でパート譜を表示することができます)、このように間延びすることないレイアウトで音符間隔が取られてますね。

Dynamicpartb
* ダイナミックパート を使えば、パート譜をすぐに表示できます。

レイアウト調整しすぎて滅茶苦茶になってしまったcryingという場合は、[ レイアウト ] > [ 音符間隔のリセット ] を行いましょう。

難易度:★★★ です。

次回は「左右にある音符との距離を保ちながら、選択した音符の位置を微調整する」方法についてflair

お楽しみに!

2011年1月17日 (月)

レイアウト#7 ~音符間隔ルール(全体)~

こんにちは~。今日は予告通り、音符間隔に関するトピックです。

[ ハウススタイル ] > [ 音符間隔ルール ] をクリックすると次のような画面が表示されます。

Notespacing

ここの数値を編集せよ!という訳ではございません。むしろ、編集せずそのまま使っていただきたい、Sibeliusが用意した最適な値です。音符間隔の定義は、「音符の左端から、次の音符の左端までの距離」です。

Notespacing2

編集したい場合は、注意点があります。

音符の長さが長い(例えば全音符)ものに対しては間隔を大きく、また音符の長さが短い(例えば16分音符)ものに対しては間隔を小さく設定します。

例えば8分音符の音符間隔を4分音符の音符間隔よりも大きくすると、

Notesoacing3

しかられます(笑)

Notespacing4error

つまり、8分音符のための音符間隔には、4分音符で設定されている数値より小さい値を入力しなければならないのです。

これらの音符間隔ルールは、入力後の音符には適用されませんので、先に入力している音符にこれらのルールを適用させるには、音符を選択し(全体選択する場合はCrtl+A, Command+A)、[ レイアウトメニュー ] > [ 音符間隔をリセット ] を実行する必要があります。

今回は簡単でしたね★★

音符入力とレイアウトを究めて、Sibeliusスキルをどんどん上げていきましょうupupup

2011年1月10日 (月)

レイアウト#6 ~個別の譜表間の調整(上下の譜表固定)~

こんにちは、sibeliuskiです。

今回もレイアウトに関連するトピックです。

前回は個別の譜表間をクリック&ドラッグで調整しましたね。

今回は、隣接する上下の譜表を固定したまま、間の譜表を微調整する方法をご紹介します。

調整前、調整後の図を並べて比較してみますとこんな感じで、上下にある譜表のポジションを変えずに真ん中の譜表のみ位置変更できます。

Staveschanged

動かしたい譜表の1小節を選択(シングルクリック)し

Windowsでは Shift + Alt + または
Macでは Shift + option + または

を数回押し、または長押しします。

大きなステップで動かしたいときは、Ctrl キーまたはコマンドキーをミックスさせます。

Windowsでは Ctrl + Shift + Alt + または
Macでは コマンド+ Shift + option + または

Sibeliusのリファレンスマニュアルの「8.10 譜表間隔」という章にも説明がありますので、レイアウト操作をマスターしたい方は、この章を通してお読みになることをお勧めいたします。

マニュアル製本版をお持ちでない場合も、 [ ヘルプ ] > [ ドキュメンテーション ] からPDFファイルでご覧いただけます。
Sibeliusサイトからもダウンロード可能です!

今回のトピックのレベルは、★★★ くらいかな?

次回は「音符間隔」についての記事を予定しています。

2011年1月 3日 (月)

レイアウト#5 ~個別の譜表間の調整~

あけましておめでとうございます!

2011年、平成23年、兎年ですね。本年もどうぞ宜しくお願いいたしますbell

お正月と言えばこの曲...

Newyearsong

この時期お店に行くと大体かかってますねfuji さて何の曲でしょう?

Sibeliusで入力して、ゆったりテンポで再生してみましょう。フェルマータはテンキーウィンドウの第4レイアウトにあります。音符を選択してフェルマータボタンをクリックすれば作成できます。

さて早速レイアウトの続きです。年をまたいでまたレイアウトですかい!とブログ書きながらも思います。が、ここはある程度まとめておいたほうが良いかな~ということで、連続ものにしております。ご了承ください。

譜表と譜表の間隔を個別に調整する方法はいたって簡単で、譜表をつかんで(小節内の音符のない箇所)をクリック&ドラッグするのみです。ショートカットを使いたい場合はalt (option) + ↑↓です。

Dragit

ここだけちょっとスペース欲しいな~という時にこれで調整できます。

記譜ルールの設定によっては自動調整がかかるので注意です。レイアウト#3 もご参照ください。

また、スコア全体を通して、ある楽器間のみのスペースのみ確保したいような場合は、

トリプルクリック

というを使いますsagittarius

シングルクリックはもう大丈夫ですね。譜表の中(5線内)をクリックすると1小節だけ選択されますね。

次にダブルクリック。譜表を2回クリックします。この操作により、1段にまとまっている小節がすべて選択されます。

そしてトリプルクリック。譜表を3回(素早く)クリックします。この操作により、選択された楽器(譜表)の小節がスコアの最後まで選択されます。

Tripleclick2

トリプルクリックで選択した後に譜表をドラッグすれば、特定の楽器間のスペースを確保(もしくは狭くする)ことが可能になるのです!

広げすぎると、他のところが狭くなることがあります。すべてのオブジェクトは一枚の用紙にまとめられるようにレイアウトされるからです。ページの余白が設定されており、そこから譜表がはみ出ないようになっています。特にレイアウトを先にロックしているような場合はご注意ください。

余白の数値は [ レイアウト ] > [ ドキュメントセットアップ ] で変更できますが、A4ならA4に適した余白の数値が設定されています。どんなにきれいに譜表をレイアウトしても、ここが広すぎても狭すぎても見栄えがよくなりません。

ということでまだまだ続くレイアウトトピック・・・

今日もレベル★★くらいでしょうか。来週も、レイアウトについて語ります。

See you~bottle

2010年12月27日 (月)

レイアウト#4 ~譜表間の調整~

2010年も終わろうとしています。最近、今西暦何年で平成何年で干支が何だったか、そして自分の年齢が何歳だったか、即答できなくなってきました(笑)

さて、引き続きSibeliusのレイアウトについて。

Sibeliusで楽器を設定するときに、楽器ウィンドウで「ファミリー」から、まず選ぼうとしている楽器のファミリー(楽器群)を選ぶ必要があります。例えばフルートなら木管楽器、トランペットなら金管楽器というように。

実際に楽器を設定して、譜表間の様子を見てみましょう。

Spacestaves

Flute – Oboe 間、Trumpet – Trombone 間(同じ楽器群内での譜表の距離)と、Oboe – Trumpet 間(違う楽器群の譜表の距離)に違いが出てますね?

[ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ 譜表 ] > [ レイアウト ] で設定されています。

Flute – Oboe 間は、ここでは [ 5.5 ] スペース、譜表間 と設定されている通りです。

そして、Oboe – Trumpet 間(開き気味)は、[ 3 ] スペース余分に、譜表のグループ間

と設定されている通り、3 スペース余分に、つまり 5.5 + 3 = 8.5 スペース の距離を保っているというわけです。

もちろん「そんな気のきいたスペーシングは不要ですthink」という方は、この 30 に変更すれば、譜表間が楽器群に関係なく等間隔になります。

なんだか難しく感じるかもしれませんが、実際に数字を入力してスコアの変化をみると、「そういうことか!」とか「なんだ、そんなこと。。。」と分かってもらえると思いますので、ぜひ実践してみてください。

次に、大譜表間* の間隔を見てみましょう。

* Sibeliusでの「大譜表間」はシステム間(between systems)、つまり譜表群の間隔を指します。用語としての「大譜表」はピアノ譜表(piano stavesまたはgreat staff)を指す場合もありますのでご注意ください。

下記の図では、の矢印が譜表間、の矢印が大譜表間です。

Spacesystems

(ここでは、先に説明した譜表のグループ間のスペース変更を行い、 [ 0 ] スペース余分に、譜表のグループ間 の設定にしています。)

譜表間を個別に変更する場合は、譜表(小節内で音符のない箇所)をクリック選択してドラッグし、間隔を調整することができますが、これは次回に改めて説明いたします。

難易度★★(5段階)ですdog

それでは来年またお会いしましょう。良いお年をお迎えくださいbell

2010年12月20日 (月)

レイアウト#3 ~譜表の均等配置~

引き続きレイアウトについてですbook

小節が増えると、または段間を個別に広げようとすると突然「譜表間が広がった!」ということはありませんでしたか?

下記、空白の小節ではありますが、右(B)の小節数は左(A)より1小節多く、増えたタイミングで段送りされたわけですが、譜表の間隔が広がってます。

Layoutcomparison

これはSibeliusの記譜ルールで設定されています。

何が設定されているかといいますと、[ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ 譜表 ] にある

ページが少なくとも全体の n % になったら譜表を揃える

のパーセンテージなのです。

譜表を揃える=ページの余白に合わせて均等に譜表が配置されるわけです。

ここを低いパーセンテージにしていれば早い段階で、小節数・段数が少ない段階で均等レイアウトがかかってしましますので、デフォルト値から大きく変えない方が良いでしょう。

意図的に譜表間隔を設定値にとどめたいという場合は、100% に設定します。

SibeliusサポートページのFAQにもありますねsearch

是非ブログと併せてご活用ください。

上下の譜表間隔の自動調整について

譜表間隔は [ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ 譜表 ] > [ レイアウト ] で数値を手入力します。デフォルトでは 5.5 スペース、譜表間 となってますね。この「スペース」というのは5線の線と線の間の距離を1スペースとした相対的な単位となります。

5線の線間の距離は、[ レイアウト ] の[ ドキュメントセットアップ ] の [ 譜表サイズ ] で譜表サイズ(譜表の高さ)を変更したときに、それに比例して変化します。よって全体のバランスを保つため「スペース」という相対的な単位を採用しているわけです。

急に難易度上がったかのように聞こえるかもしれませんが、大丈夫!初心者の方はレイアウトやその調整は基本的にはSibeliusに任せて、どうしても、というポイントのみ調整するようにしましょう。

Sibeliusのレイアウトは「機能」としてなかなかフォーカスされないので、また来週もレイアウトをトピックにしたいと思います。

ちなみに今回の難易度は★★(5段階で)くらいかな?

それではまた!

2010年12月13日 (月)

レイアウト#2 ~改行、1段にまとめる~

前回は「自動レイアウト」機能で1段にまとめる小節数を固定する操作でした。

今回は個別に改行したり、1段にまとめたりする方法に触れたいと思います。

改行
メールの途中で改行するときにEnterキーを押すと思いますが、Sibelius でもこの EnterReturn キーを使います。改行ポイントにくる小節線をクリックして Enter もしくは Return キーを押すだけです。

1段にまとめる
次の段にある小節を前の段にまとめ入れる作業を行いますので、まず、「1段にまとめたい小節を選択する」作業が必要になります。例えば次の図のように3~5小節目を1段にまとめたい場合は、3小節目をクリックし、Shift キーを押しながら5小節目をクリックします。これで3~5小節目が選択されました。

Format

次に、Sibelius の [ レイアウト ] > [ フォーマット ] > [ 1段にまとめる ] を選択します。

Format2

1段に3小節入りましたね!

でも次の段が最終小節で残り1小節になって、小節が間延びしてしまった。

そんな時は、最終小節の右側をクリックして、ハンドルが表示されたらそれを掴んで左に寄せましょう。

Lastbar

これは Sibelius 4 の時に新たについたレイアウト機能です。それまではダミー小節を2、3小節追加して、それを非表示にしてました。楽器数が多いと大変でした。今となっては懐かしい作業です。

次回もレイアウトについてお話しいたします~sun

2010年12月 6日 (月)

レイアウト ~自動レイアウト~

Sibelius では音符の間隔を適度に保ったレイアウトが自動的に作成されますが、曲の構成などを考慮し、改行・改ページ、またその逆に一定のフレーズを1段にまとめるような作業が必要となります。

この「音符間隔」のルールが適用されるため、例えば同じ5小節でも、全音符が1小節にひとつしか入っていないようなフレーズが続くと、その段に収まる小節数は必然的に増えます。また、16分音符のような細かい音符が多ければ多いほど、1小節に入る音符数も増えるので、その段に収まる小節数は少なくなります。

また、[ レイアウト ] > [ 自動レイアウト ] から、1段に入る小節数をあらかじめ決めておく方法もあります。[ 自動改行を使用する ] にチェックを入れ、[ 改行の単位 ] で1段に入る小節数を決めておくことができるのです。

このように16分音符の多いフレーズがあるとします。1段に2小節入ってますね。

Cla

[ レイアウト ] の [ 自動レイアウト ] をオンにして「3小節ごと」に設定します。

Autolayout_2

かなり詰まった感じにはなりますが、1段に入る小節数が3小節に増えます。

Cla2

譜表頭にある楽器名を表示しなければ、もうすこし音符間隔に余裕がでます。その場合、この楽器名をクリックして個別に Delete することも可能なのですが、後から表示にすることになるかもしれませんので「楽器名を非表示」する方法で設定しておいたほうが良いかもしれません。

Instname_3 [ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ 楽器 ] で、楽器名(先頭、それ以降)をフルネームで表示するかショートネーム (Cl.等)で表示するのかを決定する箇所で「なし」にしておけば、譜表左の楽器名は非表示になります。

楽器名を消してしまったshockという場合は、譜表の左側のスペースでダブルクリックするとカーソルが表示されるポイントがあるので、ここからテキスト再入力も可能です。

レイアウトは凝り始めるとキリがないのですが、せっかく印刷して人に渡したり保存したりする場合は美しく読みやすい楽譜を目指したいですね。ただ、あまりハマり過ぎると抜け出せなくなるので、ポイントを絞って調整することをおススメします!

今日はここまで。次回はまた別のトピックでレイアウト関連についてお話したいと思います。どうぞよろしくpenguin

2010年11月29日 (月)

音部記号の変更

ト音記号(高音部記号)、ヘ音記号(低音部記号)、楽譜の多くは主にこの2つの音部記号が使われますが、Sibeliusで使用できる音部記号の数は、なんと26種類(TABも含め)sign03

当然といえば当然ですが、楽器を作成(ショートカット: I)した時点で適切な音部記号が設定されています。例えばピアノの左手やトロンボーンはヘ音記号、ビオラはハ音記号、といったように。

また、途中で音部記号を変更するのも簡単です。

例えばピアノ譜で全体的なフレーズの音域が高い場合・・

Piano

音部記号のショートカットは「Q(音符記号のショートカット)」です。

ちなみに何故 Q かと申しますと、本来 Clef の頭文字は C ですが、C = ド のアルファベット入力に使用されていますし、Ctrl + CCommand + C もコピーに使われているので、 Clef(クレフ) の のサウンドを持つスペル Que の頭文字 Q を採用したわけです。我ながらなんとも分かりづらい説明ですね。メニューから作成する場合は、[ 作成 ] メニューから [ 音部記号 ] をお選びください。

では早速左手をト音記号に変更してみましょう。

まず、何も選択されていない状態を作ります。そう、Esc キーですね。

ショートカット Q を押すと音部記号のウィンドウが開きます。左側のト音記号を選択し、OK ボタンを押します。

Gclef 

カーソルが青色に変わりますので、ピアノ譜左手のヘ音記号の上あたりをクリックします。

そうすると、左手もト音記号表記に変わり、音符の位置、調号の位置も、ト音記号のものに置き換わります。

Gclef2

2小節目から音部記号を変更したいとう場合は、その位置でクリックします。

Gclef3

しかもこの音部記号はドラッグで位置を動かせますので、後から挿入箇所を変更したい時に便利です。また、選択して Delete ボタンを押せば消えます(この例では通常のヘ音記号の楽譜に戻ります。)

また、選択範囲のみを違う音部記号で表示する作業も簡単です。

Selectbarfclef_2 

このように指定選択して、Q を押してト音記号選択すれば、この通り。

Selectbargclef

その後はヘ音記号に戻るということで、注記のヘ音記号も自動入力してくれます。

グッドジョブ、Sibeliusgood

それではまた来週もお楽しみにdog

2010年11月23日 (火)

クレッシェンド/ディクレッシェンドの作成方法

先週は mf のような発想記号の入力方法を紹介しましたが、今日は「クレッシェンド」「ディクレッシェンド」の入力方法について説明したいと思います。

crescendo(cresc.)だんだん強く

Crescendo

decrescendo(decresc.)だんだん弱く

Decrescendo

まずクレッシェンドを開始する拍の音符をクリックで選択します。

ショートカット H を押します。これは「Hairpin(ヘアピン)」の H です。イギリスでの俗称ですが、日本では「松葉」とも呼ばれますmaple

Cresc

このように小さく(次の拍までの長さで)入りますので、スペースキーを数回押して伸ばします。

Cresc2

伸ばし過ぎた!という場合は Shift + スペースキーで短くしましょう。

または入力中に表示される青い四角(ハンドル)をクリックして左右にドラッグして微調整することも可能です。斜めにすることもできます。

Cresc3

ディクレッシェンドは Shift+H で作成できます。

ショートカット
クレッシェンド H
ディクレッシェンド Shift + H
クレッシェンド/ディクレッシェンドを伸ばす スペースキー
クレッシェンド/ディクレッシェンドを縮める Shift + スペースキー

クレッシェンドに開きが欲しい!なんて要望にもお応えできます。[ プロパティ ] ウィンドウの [ ライン ] パネルで調節します。

Propline

クレッシェンドの開始部分(通常閉じているところ)を開く、なんてこともできます。

Propline2

[ プロパティ ] ウィンドウの [ 再生] パネルで音量の変化を一応調整できるようになっております。

線の太さを少しだけ細く(もしくは太く)したい場合は、[ ハウススタイル ] > [ ラインの編集 ] からクレッシェンドやディクレッシェンドを選択し「編集」ボタンを押し、設定する画面の「線幅」にて調整してください。

Linewidth

細かいこともできるんです、Sibelius!

でも、デフォルトのままで十分美しい楽譜を作成できるようになってますので、最終的なレイアウトは、最後の作業としてとっておきましょう。

2010年11月16日 (火)

発想記号の作成方法

楽譜ではダイナミクス=強弱に、mp (メゾピアノ)、f (フォルテ)などの記号を用います。

Sibeliusでは発想記号(英語ではExpression)と呼んでいます。

Pro ToolsのようなアプリケーションでMIDIデータを扱う場合、各音のベロシティを0~127のデータ値でコントロールしたり、グラフィックで操作したりできます。

Velocity

オーディオ・データの場合も、MIDIデータで言うベロシティ(強弱)とは意味合いがやや異なりますが、ボリューム・レベルの変化を線で書き込んだり、ミキサー画面でボリューム・オートメーション・データを記録したりすることで、音量調整を行うことができます。

Audio

Sibeliusの場合は、ppp < pp < p < mp < mf < f < ff < fff… というような発想記号をテキストで各譜表に入力します。基本的には「相対的な強弱」として解釈されることが一般的です。

ただし、これらの発想記号はコンピュータ上でも再生されますので、それぞれの強弱記号に対して「ベロシティ」が設定されています。その設定変更等なども後ほど説明いたします。

それではSibeliusで発想記号を作成してみましょう。

【TIPS - 発想記号】

Expression1_2 まず、強弱記号を入力する拍の音符をクリックします。

mf(メゾフォルテ)を入力してみましょう。

まず、強弱記号を入力する拍の音符をクリックし、WindowsではCtrl + E、MacではCommand + E のショートカットを押します。

[ 作成 ] > [ テキスト ] > [ 発想記号 ] でも同じです。

そうするとこのようにカーソルが音符の下で点滅します。この状態でWindowsではCtrl キーを押さえたまま、Macの場合は、Commandキーを押さえたまま m f と打ちます。

Expression2_2 正しいフォント(この例では音符と同じOpus フォント)で mf の記号が入ります。

p p (ピアニッシモ)を入れたい場合は同じショートカットで m f のところを p p とキー入力するのみです。

※ ここでそれぞれの Ctrl / Command キーを押さずに入力すると、えらくか細い発想記号が表示されます。これは正しいフォントで入力できていないためです。必ず Ctrl / Command キーを押しましょう。

また、入力のショートカットを使わずに、表から選択する方法もあります。

[ 作成 ] > [ テキスト ] > [ 発想記号 ] でカーソルが音符の下で点滅したら、右クリック(Macでは control -クリック)します。

Expressionlistwin

WindowsとMacではその表示のされ方が違います。

Macの場合は縦に長くスクロールされますので、やはりショートカットのほうが便利ですねcat

これらの数値をMIDIデータに正確に反映させるには [ 再生 ] > [ パフォーマンス ] の「エスプレッシーボ」のところを「メカニコ」に設定してください。

今日はここまでです。来週もダイナミクス関連のトピックを取り上げたいと思います。

以上、sibeliuskiでしたpenguin

2010年11月 9日 (火)

ドラム譜の作成 #2

さて、前回の続きですconfident

ドラム譜に関して時々聞かれるのですが、Pro Toolsにあるような「ループ」機能はSibeliusにはございません。繰り返し小節線を用いてリピートさせたり(8回のリピートまで可能)、1括弧、2括弧、ダルセーニョ、コーダを再生に反映させたりすることは可能です。

新しいバージョンでは「楽譜作成ソフト」を超えた様々な再生機能が付加されていますが、あくまでも「聴き映えの良いデータを作成する」DAWと「見栄え良くする」楽譜作成ソフトと、キッチリ使い分けたほうが、それぞれのツールの特長を生かしながら効率よく作業ができると思います。

Sibeliusでも音符の再生のタイミングやデュレーションをある程度編集でき、それなりには便利なのですが、本来の「楽譜作成」に対して付随的な機能であり、その作業にハマると時間があっという間に過ぎてしまいます。個人的には潔くソフトを使い分けることをお勧めいたします。

【TIPS - ドラム譜の作成 #2】

ハイハットオープンは、テンキーウィンドウの第4レイアウトの右下に小さな印ボタンを使って作成します。

Hihatopen_3

Hihatopen2

ある程度基本のパターンができたら、コピペRキーを使ってリピートすることもできますが、こんな記号もよく使います。

Repeat

ドラムパターンを作成した次の小節(もしくは小節休符)を選択し、テンキーウィンドウの第5レイアウトからリピートマークを作成できます。

Tenkyrepeat_2

なんと

再生されます!

MIDIファイルにもリピートが反映されます。

その他、リピート小節についてはリファレンスマニュアルの「2.27 リピート小節」という項目により詳しく記載がございます。

マニュアル(742ページwobbly)は製本版をお持ちでなくても [ ヘルプ ] > [ ドキュメンテーション ] > [ Sibelius 6 リファレンス ] でご覧いただけます。

製本版マニュアルを購入したい場合は、Sibelius 販売店でも取り扱っておりますし、こちらからも購入可能です。

ということで、今日はここまで。

次にドラム譜の作成 #3はあるのか?に関しては未定です。またブログをチェックしに来てくださいねhappy02

2010年11月 2日 (火)

ドラム譜の作成 #1

ドラム譜も様々ですね。スネアの音符の位置は第3間に記譜されることが多いですが、シンバルやハットは、楽譜によって、またドラム編成によっても多少ポジションが変わります。

Sibeliusでは「基本のドラムセット」を元にカスタマイズできるようになっているので、ハイハットの位置や使用するサウンドを変更することができます(Sibelius Firstでは不可)。

前に「アイデア・ハブ」の機能をご紹介しましたが、ここからドラムパターンをコピペするという方法もあります。

【TIPS - ドラム譜の作成 #1】

ドラム譜も基本は5線を使用します。1線譜、2線譜パーカッション~といった楽譜も作成できます。

この5線の使われ方は他の楽器と異なり、音階ではなく「ドラムマッピング」によりスネアやバスドラの位置と再生音が決められています。

例えばドラム譜で「スネア」は第3間に記譜されることが多いです。Sibeliusもそのような設定になっています。

[ ハウススタイル ] > [ 楽器の編集 ] で、[ 一般的な楽器 ] > [ パーカッション、ドラム ] > [ ドラムセット(ロック) ]を選択し、[ 楽器の編集 ] ボタンを押します。すでにスコアにドラムがある場合は、「現在スコアで使用中の楽器を編集しようとしています…」というメッセージが出ます。「はい」で次に進みましょう。

次に開いたウィンドウの左下辺りにある [ 譜表タイプの編集… ] ボタンを押します。これがいわゆる「ドラムマッピング」です。

Stafftype

各符頭の下に表示されている「0」とか「1」などは、符頭タイプの表示です。

スクロールバーを動かして右の方も見てみましょう。

Stafftype2

ハイハットと、ハイハットオープンです。○印(プロパティウィンドウ第4レイアウト)をつけることでハイハットオープンの音色で再生されるんですね。

ということを踏まえ、さあドラム譜作成bell

前回のブログ(複声部の入力)もどうぞご参照ください。

まず、ハイハットのパートを第1声部で入力しましょう。

Hihat1_2 金物系は×(クロス)音符にするのですが、通常の符頭のままスネア音符を2拍目、4拍目に入れます。

このように2、3個の音符を選択するには、Ctrlキー(Win) / コマンドキー(Mac)を押しながらクリックします。

Hihat2_2Shift + 5」(5度下の音符を追加)のショートカットでスネア音符を作成します。

符尾が下向きですが、そのままで..

Hihatsnare_2 ここで、ハイハットをクロス音符に変更したいと思います。ブログでも一度紹介しましたがフィルター機能でトップノートを選択する方法もあります。

が、ここでは横一列にビヨ~っと範囲選択できそうなので違う方法でトライしましょう!

Windowsでは、Shift キーを押した状態で、Macではコマンドキーを押した状態で、ハイハットになる音符を囲むようドラッグして選択します。ここでスネア音符にかからないように気をつけましょう。

Hihat3
※ スネア音符を入れる前に選択する方が簡単そうですが、和音追加するときに、スネアまで×音符になってしまうので、符頭タイプを再編集する必要がでてきますのでこれまたご注意を。

そして、プロパティウィンドウの「音符」パネルで符頭タイプを「1」に変更します(デフォルトでは「0」になっています)。ドラムマッピングでサウンドも指定されているので、×音符はハイハットクローズの音色で再生され、スネアもスネアの音色で再生されます。

Propertynote

Hihatcrossnote

次にバスドラを入れます。符尾の向きはこのままにしておきます。

一度 Esc キーで選択解除し、最初のハイハット(G5)のみを選択し、N キーを押します。新規声部のショートカットでしたね。カーソル(縦の線)が表示されたことをご確認ください。

次に、WindowsではAlt + 2、Macではoption + 2 で第2声部への切り替えを行いましょう。

そして、バスドラの音価を選択し、F(もしくはマウスでクリック)キーで、バスドラの入力を開始します。

Bassdrum

第2声部が入力されると、ハイハット / スネアの符尾の向きは自動的に上向きupになります。

と、こういった具合に入力していきます。

では次回はハイハットオープンとドラム譜のリピートについて補足いたしますpen

2010年10月29日 (金)

【Sibelius ブログ臨時号#4】楽譜のディスプレイに適したモニター

パソコンのモニターは、人間の眼の視角に合わせて作られているため、ワイド仕様になっています。

しかしながら手にする多くの書類やその元となるデータは縦長レイアウトのものが多いです。

そこでピボット回転(90度回転)できるモニターのご紹介です。

http://h50146.www5.hp.com/products/workstations/monitors/zr22w/

PC側で画面を90度回転するといった設定も必要となります。

基本的には HPワークステーション製品 以外は動作保障されませんのでご注意くださいdanger

特に段数が多いスコアは上下スクロールを頻繁にします。このくらいのワイド画面を縦置きすることで、楽譜全体のレイアウトチェックなどは便利になるのではないでしょうか。

Screen

NewEduExpo2010 にSibeliusを出展した際に、このモニターを使いました。(PCはHP Z200 SFF workstation を使用)。Sibeliusの楽譜表示は美しかったです(すみません、実際の写真を撮り損ねてしまいましたshock)。

画面の有効活用で、Sibeliusの「譜表にフォーカス」機能や「ナビゲータウィンドウ」なども便利に使えます。

Focus

また、こういう縦型モニターとセットでお使いいただくと便利なのは、[ 表示 ] > [ ページ ] > [ 縦に片面 ] のレイアウトです。

環境やスコアによって表示を変更すれば作業効率につながりそうですね!

以上、よりクールなSibeliusの画面表示に関するトピックでした。   

2010年10月26日 (火)

複声部の入力

ピアノやギターで1譜表中に複数のメロディラインが存在する、もしくはバイオリンやホルンのように2パートをスコアで1譜表にまとめるような時に使います。

VoiceaVoiceb_3

【TIPS - 複声部の入力】

では「リズムが同じパターン」の手順をご紹介します。

まず、フレーズを和音で入力します。

Voicea1

下の音だけ取り出したいわけですが、範囲がそれほど広くなければ Windows なら Ctrl キー、Mac なら コマンド キーを押さえながら個別に選択します。

音が多い場合、数小節にまたがる、またはその譜表全体などの場合は、選択範囲を指定し、

Voicea2

[編集メニュー] > [フィルター] > [和音の音符(コピー用)] > [2番目の音符] から一斉に音符を選択します。

Filter 

この場合、「最下位の音符」を選んでも同様の結果となります。

Voicea3

最後に選択音を第2声部に変更します。ショートカットを使う場合は、Windows の場合はAlt+2Mac では option+2 です。ここでの数字はテンキーではないほうです。

マウス操作で行う場合は、テンキーウィンドウの下部の数字「2」をクリックします。

Tenkyvoice2_3

  こんな風になります。

Result

ここでは結果を見ての通り第2声部にもスタッカートが反映されます。スラーの場合はこうはなりませんのでご注意ください。

次に、「リズムが違うパターン」です。

まずは上にくる声部を入力します。

Voiceb2

  1. 第2声部が始まるタイミング(拍)の音符を選択します。ここではBの音を選択しましょう。
  2. N キーを押します。New voice の N です。
  3. 第2声部に切り替えるショートカット、Windows ではAlt+2Mac では option+2 を押します。

このようになります。

Voiceb3

ここからはアルファベット入力でもマウス入力でも大丈夫です(入力の説明は省かせていただきます)。異なるリズムの音符入力が可能です。

ちなみに、ここでは元々符尾が上向きになってましたが、そうでない場合も、第2声部を入力すると、自動的に符尾の向きが変わります。

符尾の向きなどは、基本はSibeliusに任せましょう。最終的に、意図的な符尾の向きに変更がある場合のみ、反転のXを使って調整するほうが、無駄な作業に悩まされなくてすみます。

ということで、次回はこの応用でドラム譜の作成をTIPSで紹介します!

2010年10月19日 (火)

Sibeliusの「アイデア」で作曲を♪

皆さんこんにちはー。sibeliuskiです。

今日はSibeliusの魅力的な機能のご紹介をしたいと思います。

それは

アイデア・ハブ

毒蛇じゃないですよ!ハブ(hub)には「中心地、拠点」という意味があります。

ここでは「アイデアの中枢」のようなニュアンスでしょうか。なんと2,000以上のアイデア(モチーフ)フレーズが搭載されています。

● 作曲したいけど、メロディが思いつかない…
● イントロを派手にしたいけど、アイデアがない…
● あまり馴染みのない楽器を追加してみたけど、どんなフレーズにすれば良いの?

そんな貴方の悩み(?)…解決しますsign03

【TIPS - アイデア・ハブ】

[ ウィンドウ ] メニューから [ アイデア ] をクリック、もしくはツールウィンドウ(下図)のアイデア アイコンをクリックします。
※ Sibelius First にはこの機能はございません

Toolwindowidea1

(すでにオンになっている場合は、ウィンドウが閉じます。)

Ideawindow_3アイデア・ウィンドウが開きます。

スクロールダウンすると… 音楽の図書館bookですね!

テキスト入力欄に、ジャンルや楽器で絞り込み検索も可能です。

例えば、latin piano 等と打って Enter / Return ボタンを押すと、ラテンのモントゥーノ・パターンがたくさん出てきます。

モントゥーノのパターン楽譜CD付き~みたいなのを数千円出して買ってたんですが… Sibeliusだと調もテンポも変えられるので、教本的に使うこともできますね。

表示されている楽譜をクリック・ホールド(クリックした指を押さえる)すると、選択されたアイデアを視聴することができます。ずっと押さえていると8回までリピートされます。

Latinpiano 聴いているだけでも楽しいのですが、視聴して気に入ったアイデアを楽譜に貼り付けてみましょう。

ダブルクリックすると、Sibeliusスコアとして開きますが、基本的な使い方としては、楽器を作成しアイデアをコピー、譜表に貼り付け~という手順で、曲を作り上げていきます。

それぞれのフレーズにはそれぞれの拍子、テンポ、調号などが設定されてはおりますが、作成中のスコアに合わせて自動的に転調されますので、どんどん貼り付けてみてください。

ここでのポイントは「深く考えないこと」です。

もちろん考えた方がいい場合もありますが、最初は遊び感覚でとにかく組み合わせを楽しむことをおススメします。

偶然生まれる不思議なハーモニーが意外とカッコイーかもしれませんhappy02

ある程度の伴奏とドラムパターンをリピートさせて、キーボードを接続してアドリブの練習や作曲~などと、さらに皆様のアイデアもライブラリに追加してみましょう!

2010年10月12日 (火)

アーティキュレーション ~スラーの作成~

こんにちは。sibeliuskiです。

ようやくスラー!我ながらこのスローさに驚きます。

【TIPS - スラーの作成】

スラーの作成方法、複数あります。

【1】 開始音を選択して、スラーを伸ばしていく方法(マグネティックスラー)
【2】 フレーズを選択して、スラーを作成する方法(マグネティックスラー)
【3】 非マグネティックスラーの作成方法
【4】 複円弧スラー(S字スラー)

「マグネティックスラー」というのは、スラー作成後に音程を変更しても(上下もしくは左右)、音符にマグネットのようにくっついてくるため、このような名前がついてます。

【1】 開始音を選択して、スラーを伸ばしていく方法(マグネティックスラー)

まずスラーの開始となる音符を選びます。この時に音符入力の操作から抜ける場合は、必ずEscを押しましょう。

まず音符を選び、次に S キーを押します。Slur(スラー)のSですね。

Slur1_2 

次に、スペースキーを押します。1回に付き1音符分伸びます。

行きすぎた!というときは、shift + スペース で戻ります。

Slur2_3

伸びました。スラーをつかんで形を変えることもできますし、X キーで反転(ここでは連桁サイドにスラー)させることもできます。

Slur3

スラーについている小さな四角は「ハンドル」と呼ばれており、クリックしてつかんでスラーの形を微調整することもできます。

スラーと音符の離れ具合などの設定は [ ハウススタイル ] > [ 記譜ルール ] > [ スラー ] で編集可能です。こだわりの浄書を目指したい方は設定変更してみてください。

【2】 フレーズを選択して、スラーを作成する方法(マグネティックスラー)

スラーをかける範囲を選択します。開始音クリックし、shift キーを押しながら最後の音符を選択します。

Slur4

この状態で S を押します。このほうが早いかもしれません。

【3】 非マグネティックスラーの作成方法

英語だと non-magnetic slur のことです。まず Esc キーを2回押して、何も選択されていない状態を作り、S を押します。

何も現れていないように見えますが、カーソルは青く入力OK状態になりました。スラーを入力したい箇所でクリックします。

赤いスラーになりましたね?

Slur5

ハンドル部分をドラッグして形付けます。ここでさっきのスペースキーを押すとマグネティックスラーに戻ってしまうので、非マグネティックスラーとして扱う場合は、必ずハンドルをつかんでドラッグ~という操作を行いましょう。

Slur6_2

【4】 複円弧スラー(S字スラー)

まず、下図のように、ピアノのような複数譜表で成り立っている楽器にS字スラーを見かけることがあります。
(ちなみにこのヘ音記号の音符はまずト音記号譜表に入れて、[ 音符 ] > [ 譜表をまたぐ音符 ] で移動させてます。)

Sslur1

スラーは実は「ライン」オブジェクトの一員です。L (Line)を押すと伸縮可能なラインオブジェクトの一覧が表示されます。

ここで、2種類のスラーが選択できます。何も選択していない状態で、L を押し、この2番目の下向きカーブのスラーを選んでみましょう。

Line

まずこのように非マグネティックスラーを作成します。

Nonmagslur

円弧側の左から3つ目のハンドル(ここではヘ音記号Bの音に一番近いハンドル)をつかんで少し上の方にドラッグしてみましょう。

Sslurdone

これが出来れば Sibelius 上級生ですね!最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた、See you~maple

2010年10月 8日 (金)

【Sibelius ブログ臨時号#3】iPadをモニター画面として使用する

iPhoneやiPod touchに引き続きiPadネタでございます。

本家Sibeliusblog記事のご紹介です。

Use your iPad as an external display for Sibelius

Airdisplay

Koen VitsさんというSibeliusユーザーさんによる報告が元となっているようです。

最近iOSユーザーが使える便利ツールを発見しました。
Air Display というものでiOSデバイスをディスプレイに使うためのiアプリです。「マルチタッチ」が機能するので、Sibeliusのミキサーウィンドウ、再生などのウィンドウをiPadの画面にドラッグして「セカンドディスプレイ」として使えるのです。超便利!

・・・のようなことが書かれてました。なるほど~。1,200円...

また、表示関連トピックですが、Sibeliusの「ツールウィンドウの切り替え」ボタンで一斉に複数のウィンドウを表示したり非表示にしたりできるので、Sibeliusにある機能を使いこなすのも一つの方法ですね。

以上、臨時号#3でしたsun

2010年10月 5日 (火)

アーティキュレーション ~アクセント+音符の選択~

さて、スタッカートに引き続き アクセント(音を強調して演奏)のお時間です。といってもスタッカートと基本操作は同じです。

スタッカートと同じように、 [再生] > [辞書] > [アーティキュレーション] > [アクセント] でどのくらい音量アップするのかも調整可能です。デフォルトでは「音量」と「アタック」が120% に設定されています。

前回のスタッカートの例では1小節まとめて選択し、一斉にスタッカートを付けましたが、今日は「隣接しない複数音の選択」にもトライです。

【TIPS - アクセント+音符の選択】

微妙なTIPSタイトルになってしまいましたが、アクセント入力と合せて覚えると便利な音符の選択方法もご紹介します。

アクセントの入力方法は、音符選択後にテンキーウィンドウでアクセントのボタンをクリックするだけなので、操作そのものはとっても簡単です。

Accent 追加されたアーティキュレーションは、独立した記号ではなく、音符を上下左右に動かしても離れることはありません。

隣接していない音を選ぶ場合は、Windows なら Ctrl キーを押しながら、Mac では Command キーを押しながら個々に音符をクリックします。和音の場合はトップノートの選択だけでOKです。Accent2

もちろん、音価の選択と同時にアクセントを選べば入力後に追加する手間は省けます。

ただ、フレーズをまず入れてから後から色付けのためにアーティキュレーションを検討することって多いと思います。

更に大編成のオーケストラのスコアとなると、弦楽器をまとめて同じアーティキュレーションを付けるといったこともあるでしょう。

Vertical

図のように選択するには、まず一番上の譜表のアクセントを付けたい音符を選択し、Shift キーを押しながら、一番下の譜表の音符を選択します。

この状態で、テンキーからアクセントを選択すれば良いのです。

アクセントのトピックというより、選択方法に重点が置かれてしまいましたが、Ctrl / CommandShift キーを使って、適した選択方法を取り入れることで、作成時間が大幅に短縮されることでしょう。

この選択操作は、アーティキュレーション以外に、音の長さを変えたり音程を変えたりするときにも使えますね。

今日はここまで。次回またお楽しみにsign01

2010年9月30日 (木)

【Sibelius ブログ臨時号#2】 Sibeliusで使えるテンキー

先日、iPhone / iPod TouchをSibeliusのテンキーとして使う方法を前回のブログ臨時号で取り上げましたが、やっぱり普通のテンキーが欲しい。でも、どれでも大丈夫?と疑問を持たれる方も多いかと思います。

基本的には、ご使用のOSに対応しているテンキーであれば「基本は」大丈夫な「はず」ですが、こればっかりは実際に検証してみないと分かりません。

そこで、Windows & Mac、各1テンキーを独断と偏見で選択し、レポートしたいと思います。

■ Windows用のテンキー、NT-WL15UBK を検証してみました。

なかなかクールな外観です。

Ntwl15ubk

ワイヤレスタイプで、受信機となるUSBレシーバー付きです。

Wirelessusb

【検証結果】

Windows XP Pro SP3で試しましたが、自動的に認識されてつながりました。

ワイヤレスはケーブルが邪魔にならないことがメリットですねgood

デメリットは単四アルカリ電池を1本(製品には1本付属)常備しておく必要があることでしょうか。

■ Mac用のテンキーは、NT-M5UW を試してみました。

携帯で撮ったため写真は暗めですが、実物はピッカピカshineに白いです。

Ntm5uw

NT-WL15UBKの左下には [0] [00] キーが並んでおり、Sibeliusで使う場合は、どちらのキーを押しても第1レイアウトなら休符キーに割り当てられることになるのですが、このタイプは、[0][.] の横に、enter、そして return キーがあります。

このタイプのテンキーで、例えばタイを作成する時にこの return キーは使えません。

その代わりにenterの方を使います。

休符は [0] を、付点には [.] を使います。つまり、ここはSibeliusのテンキーウィンドウのレイアウトとちょっと違うところで、return キーは実際の PC側のreturn キーと同じ役割を果たします。

ということで、まだブログでは紹介しておりませんでした(よね?)が、レイアウト的には紛らわしいのが難点ですが、異名同音のショートカットとして使えるのがメリット、ということになります。

異名同音: 同音異字のようなものです。例えば、G♯を選択してreturn キーを押すとA♭の表記に変わります。このG♯に対してA♭異名同音と呼びます。その逆もそうです。

MIDIキーボードなどで打ち込む場合は、こういった♯♭の変更が必要になる場合がありますので、覚えておくと便利かもしれません。

前回同様、メーカー推奨というわけではございませんこと、ご了承ください!

以上、sibeliuskiからのプチレポートでしたbud

2010年9月28日 (火)

アーティキュレーション ~スタッカート~

今日は楽譜の重要な要素の一つとなっている、「アーティキュレーション」の紹介をしたいと思います。

Sibelius が Pro Tools や、他 DAW・打ち込みソフトと大きく違うのは、アーティキュレーションによって、テンポ(速さ)、デュレーション(音価)、ダイナミクス(強弱)などの細かい演奏情報を入力し、演奏(再生)に反映させるところです。

では早速..

【TIPS – スタッカート】

例えば、「このフレーズに跳ねるような軽やかさが欲しいわ~sagittarius」というような箇所があるとします。

まずは何もアーティキュレーションを付けていない楽譜とそのファイルを見てみましょう。

右の画像はPro Tools の MIDI ウィンドウです。

Normal  Normalmidi

mp3をダウンロード

これにスタッカートをつけてみましょう。

1音1音つけると時間がかかるので、まとまったフレーズに使用するときは小節、もしくはフレーズ単位で選択します。

Selectbar

それから、テンキーの「スタッカートボタン」をクリックします。

Stactenky_3

選択範囲の音符にすべてスタッカートが付きますね。

Stac  Stacmidi

mp3(スタッカート)をダウンロード

スタッカートを付けると、元の音価の半分=50%になります。何故って?

再生メニューの「辞書」でコントロールできるようになっているのです。

アーティキュレーション」のタブを選択し、「スタッカート」を選び、音量やアタック、音価を調整できるようになっているのです。細かい再生設定をしたい人はこちらで調整しましょう。

Settingstac

更に、「音によってスタッカート具合を変えたい…」なんて場合は、プロパティウィンドウの「再生」パネルを開き、音を個別に選択して「ライブデュレーション」にチェックを入れて数値変更ってこともできますが、そのように演奏に重点を置く場合は Pro Tools などで編集することをお勧めしますbell

2010年9月21日 (火)

連桁の調整

Sibeliusguide_5 ソフトを購入するとき、「ちゃんと私にも使えるかしら…」というのが不安ですよね。

そんな時は Sibelius のガイドブック

しかも Sibelius First のガイドブックとしても使えるのが魅力です。

楽譜作成ソフトをこれから、という人にはぴったりです。浄書バリパリプロ並みの方には簡単かもしれませんが、操作のヒントになることもあるかもしれません。

操作方法以外のトラブルシューティングはSibeliusのFAQページにも情報が掲載されていますので、こちらも定期的にチェックしてみてください。

ttp://www.sibelius.jp/support/index.html

手とり足とり「人から教わりたい」場合は、スクールに通うのも方法です。

【TIPS - 連桁の調整】

Sibelius でおそらく最も良く使われるテンキーには1~6のレイアウトがあります。

Tenky3rd_2 さて、この絵を見ても分かるような、分からないような~と最初は感じるかもしれませんね?色々試してみましょう。実践あるのみ!

まず、主には・・・

切り離す」 か 「繋げる」 かですね。

余談ですが、この「連桁」は英語では Beam (ビーム)と呼ばれています。

(けた)というのは建築用語にも使われており、梁(はり)と垂直に交わって屋根をささえるような役割を果たすものらしいです。

まず、通常4/4拍子でのデフォルトの連桁はこんな感じです。

Beam1

「拍子の設定」のTIPS でも出てきましたが、8分音符4つを1つの連桁でまとめるという設定になっているためです。

すべて連桁のパターンを変更する場合は、拍子設定の連桁と休符の変更を行いましょう!

Beamrestsetting

例えば先ほどの譜例の E-F(ミーファ)を繋げたいという場合には、E または F の音を選択して、 「連桁の中間」 ボタンを押しましょう。

Beam2a

繋がりました!また、E 選択をして 「連桁の開始」 ボタンを押すとこのようになります。

Beam3a_2

フレーズ選択して「連桁なし」ボタンをクリックすると、すべての連桁の繋がりが外れます。このような楽譜は、ボーカルに使われたりしますね。

Beam4a

極めつけはこちら。小節線をまたぐ連桁も簡単で~す。

Crossbar

ということで今日はここまで~。それではまた来週sign03

2010年9月15日 (水)

【Sibelius ブログ臨時号】 iPhone / iPod touch が Sibelius のテンキーに?

皆さんこんにちは。涼しくなってきましたねcloud

気になりつつも時間が経ってしまいましたが、本家 Sibelius blog (英語)に、こんな記事がありました。

NumPad 3.0 for iPhone supports all six Sibelius Keypad layouts

iPhone / iPod Touch がなんと Sibelius 用のテンキーに変身します。

Sibelius_numpad Sibelius での音符入力にテンキーがあると非常に便利ですね

銀・白・黒の3色から選べます。450円sweat01

Mac OS X 10.4 以上もしくは Windows XP 以上で、Wi-fi 接続で使えるそうです。

Windows の場合は VNC サーバーが必要 (RealVNC および TightVNC 推奨) とのこと。

また、Sibelius のバージョンは、6 以上が動作対象となっています。

動作環境等は詳しくは こちら でご確認くださいdanger

充電中はUSBケーブルが邪魔に・・・なりません!

180度回転して使えるそうです。

なるほど、これはすごいsign02 iPhone 持ってない sibeliuski でしたwobbly

※ Avid、Sibelius サポートで動作保証するものではありません。ご了承ください。

2010年9月14日 (火)

音符入力 ~リピート~

Repeat8 楽譜を読めるようになるには、どうすればいいでしょう。

私はズバリ「ソルフェージュ」だと思います。要は朗読の音楽版で、書かれている旋律を正しい音程で歌う訓練の一つです。簡単なリズム、調に始まり、最近では伴奏CD付の楽譜なんかも出版されています。

簡単なものですとシンプルな4分音符の並びで(リズムを気にしなくて良い)、しっかりドレミファソラシドを習得できるようなものから、リズムや部分転調が激しいものを無伴奏で初見で歌う~というレベルのものまで様々です。

最近ではiPhoneのアプリなんかにソルフェージュものがあるらしいです。絶対音感や相対音感を養う聴音アプリもあるみたいですね。

悲しいことにsibeliuskiはiPadもiPhoneも持ってませんweep

【TIPS - フレーズのリピート】

Sibelius ユーザーの方には是非使っていただきたいイチオシのショートカットがあります。

R = Repeat (リピート)、つまり繰り返し作業を行ってくれるショートカットなのです。

・ 同じフレーズが直後に続く

Repeatphrase_3

・ 和音の繰り返し(ギター譜のカッティング等)

Repeatphrase2_2 

こういう「パターン」のフレーズを入力するときにこの R は活躍します。

Repeat1Repeat2 まず、パターンの元となるフレーズを入力します。次に Esc キーを押し(入力モードから脱出)、このフレーズを選択してから、R を押しフレーズをリピートします。

フレーズの選択方法は、最初の音をクリックし、Shift キーを押しながら最後の音を選択します。そうすると、青い四角でフレーズが囲まれます。

R を押すとこのように同じフレーズが繰り返されます。Repeat3 Repeat4その後矢印上キーを押してみましょう。1音ずつあがったフレーズになりますね。

この後、 R ↑ R ↑ を繰り返すことで、連続するフレーズパターンの作成ができるのです。

Repeat5_2Repeat6_4  これをまたさらにリピートするには一度 Esc キーを押して、また1小節を選択し、小節単位でリピートすることもできます。もちろん、複数のフレーズ、もしくは楽器(譜表)を選択して R という操作もできますので、要領を覚えればコピー・貼り付けのショートカットよりも簡単かもしれません。

ただし、R は同譜表内の連続リピートのみの操作となります。つまり、他の譜表や、拍や小節を飛ばしてリピートフレーズを入れることはできません。その場合はコピペ操作で対応しましょう。 

Repeat7_4 和音のリピートにも有効です。

まず和音を入れます。ここでは F 4 4 と入力してます。次に、R を押します。

更に音価を変更し(テンキーで操作)、次に R を押すと、音価のみ変更され、同じ音程の和音が入力されます。

Repeat8_5 途中で矢印上下キーで音程も変更しても、もちろん大丈夫です。

部分的に♯や♭が出てくる場合は、音符入力し終わってからでも遅くはありません。テンキーより臨時記号をつけることができます。

ということで、今回はリピートのショートカット R のご紹介でしたsmile

2010年9月 7日 (火)

音符入力 ~マウス入力~

何度かこのブログにも出てきている「音価(おんか)」という言葉。英語では「Note Value」もしくは「Note Duration」にあたる日本語の楽典用語です。

4分音符、8分音符、16分音符… まだ分数も分からない幼少時代にこれを習った時は「なぜ数字が大きい方が短いの!?」と疑問に思っていました。

Notevalue_7 全音符を1とし、4分音符はそれを4分割、8分音符も同様、全音符を8分割した長さとなるわけです。

Sibeliusは512分音符まで対応しています。

どんだけ速弾き?と思われるかもしれませんが、こういった短い音価はゆったりした曲に出てきます。しかし私自身、未だかつて見たことがあるかないか定かではありません…

512分音符を入力してみました。1拍に128個入る、ということになりますね。

512

ちなみにSibelius Firstで入力できる最小音価は32分音符です。

【TIPS – マウス入力】

マウスの操作がやっぱり楽、という場合は、マウス入力でも良いでしょう。

マウス入力の前には、特定の小節などが選択されていないことを確認しましょう。先に小節や休符が選択されている状態でテンキー上の音価を選んでも、その音価の休符が入ってしまい、音符入力ができないからです。

とりあえず Esc キーを押す習慣をつけましょう。

Arrow_6 右手にマウスを持ってテンキーで音価を選び5線上でクリック!

この時、5線よりさらに上、または下のほうの音符(つまり加線のある音符)を入力しようとしても、音符の影が表示されるので、どの拍に何の音を入れようとしているのかが明確になります。

これも Sibelius 2 までなかった機能で、一応「シャドー音符」という機能の名称もあります。

クリックすると、指定の音価で入力されます。

青い縦線が右側に出てきますが、ここでマウスで和音を追加したい場合は、縦線より左側にこの青い矢印を持っていきましょう。

Shadow2_3

次の拍に音符を入れたいときはカーソルの右にマウスを移動させれば、次の拍に「シャドー音符」が表示されますので、どこに入れようとしているかはっきり分かります。

ただし、この入力方法で、個人的に不便だなと思うことがあります。

縦線のすぐ左、つまり今まさに入力中~という時には和音の追加はできますが、いったん入力してしまった後に別の拍に和音をマウスで追加しようとすると、先に入れておいた音が消えてしまいます。完全に上書きされちゃうわけです。

この注意点を覚えておけば、マウス入力はペン描きの要領で音符作成できます。

前回のブログで紹介した「和音入力」の数字キーのショートカットも併用できますし、途中でアルファベットに切り替えることも可能です。

特別なボタンを押すとかツールを切り替えるという作業は不要なんです。

まずはいろんな入力方法を試して、自分に合った入力方法を探しましょうcat

2010年8月31日 (火)

音符入力 ~和音~

こんにちは、sibeliuskiです。突然ですが、これは何の曲でしょう?

Twinke_4

歌詞は、「きらきらひかる おそらのほしよ…」

そう!「きらきら星shine」ですね。英語の歌詞の出だしは「Twinkle Twinkle Little Star…」、まさにこの訳詩なのですが、元の曲はフランスの「Ah! Vous dirais-je, Maman」というタイトルの歌(シャンソン)なのです。きらきら星はその替え歌として流行り、童謡として世界的に広まったそうです。

楽譜ソフトを初めて使う方は、こういったシンプルな曲を取り上げて入力練習すると良いですね。

【TIPS – 和音の入力】

さて、もうアルファベット入力で単音の入力はできるようになりました、ね?

次に和音を入れてみましょう。アルファベット入力の途中で和音の追加が可能なのです。

この時に使うのが数字キー。テンキーではなく、横一列に1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 と並んでいる数字キー(1~9)を使用します。

1. アルファベット「D」を入力した後、

Dore

2. 「3」を押します。

Addchord_2

先に入力した音(レ)の3度上の音(ファ)が和音として追加されます。

この「○度」を音程もしくはインターバルと呼びます。レ、ミ、ファ… 数えると3つ音がありますね。厳密に言うと「短3度」ですが、ここでは設定した調の音が入ります。

逆に、先に入力した音(レ)より下に和音を入れたい場合は、Shift + 数字キー のショートカットが使えます。Shift + 3 で3度下の音が入りました!

Addchorddown

また、一度フレーズを作成してしまってから、和音を追加することもできます。フレーズ作成後、Esc キーを押して入力モードから抜けておきましょう。

Kirakira

フレーズを選択します。1小節目(5線内の音符のないところ)をクリックし、Shiftキーを押しながらフレーズ最後の小節(ここでは2小節目)をクリックします。

Kirakira2

入力したい音程を数字キーで入れます。ここでは「8」を押しオクターブを作成してみました。

Kirakira3

・ オクターブ移動 (コマンドもしくはCtrl + ↑ ↓キー)
・ 1音ずつ移動 (コマンドもしくはCtrl + ↑ ↓キー)
・ 和音の追加 (横並びの1~9

これらはアルファベット入力(C D E F G A B)とセットで覚えましょう。

今日はここまで。それではまた来週paper

2010年8月24日 (火)

音符入力 ~アルファベット入力#3~

パソコンや携帯でメールやテキストを打つとき、文字はきちんと整列されて入力されます。その「文字」そのものを特徴づけるものがあり、私たちはそれを「フォント」と読んでいます。

Umi1 「海」という感じのそれぞれゴシック体(左)と明朝体(右)を見てみましょう。

フォントは辺の太さが変わらないゴシック体と、ひれ(英語ではSerifという)つきの明朝体に分かれます。

音符にも同様に、見た目を特徴づける「フォント」が用意されているのです。使用するフォントによって楽譜全体の印象も変わります。

Opus Inkpen

 

同じフレーズを入力で、「Opus」と「Inkpen2」というフォントを使用してみました。

音符だけでなく、音部記号、拍子記号やスラーの太さなんかも違いますね!

【TIPS – アルファベット入力 #3】

Delete_2手書き楽譜では修正ペンや消しゴムが活躍しますが、Sibelius の場合は Delete ボタンで音符を削除することができます。BackSpace でも同じ操作ができます。

他の楽譜作成ソフトにはだいたい「消しゴムツール」のようなものがあり、そのボタンをクリックしてから、更に音符をクリックして消すという、ありがちな操作だったりするんですが、パソコンをせっかく使っているのに…

1.  ふで箱開けて(ツールの選択)
2.  消しゴム出して(消しゴムツールの選択)
3.  音符を消して(消す音符を選択)

こんなステップを踏むのは面倒ですよね?Sibelius では次のように操作します。

Doremioctdown_2 例えば前回入力したこのドレミの音符。

このような状態(ミの音が青色表示)で Delete ボタンを押します。

Doreミの音が消え、同じ音価の休符が残ります。

次に、別の音、例えばファなら「F」キーを押せば良いのです。

Dorefa また、一音くらい(ミとファの違い)なら、矢印 ↑ ↓ キーでサクッと修正する方法もあります。

間違えて「ミ」の音を入力した後に矢印上キーを押せば、「ファ」の音に変わります。逆に、矢印下キーで「レ」の音になります。

その後音符をまた入力していくだけです。

アルファベットキー入力をしている時は、Delete キーも同じパソコンのキーボード上にあるので、操作は非常にスムーズです。

音符の入力を一度終了させたいときは「Esc」キーを押してください。一度押しで音符の右側の青色のカーソルが消えます。 Esc キーをもう一度押すと、青色表示だった音符も黒に戻り、編集モードから抜けたことを意味します。青色カーソルが出ている時は、音符入力モードになっているので、移動しようとクリックしたところに、意図しない音符が入ってしまいます。

Esc キーの操作も併せて、是非実践してみましょうgood

2010年8月17日 (火)

音符入力 ~アルファベット入力#2~

Sibeliusには開発者のセンスあるデザインと使い勝手に関する工夫が盛り込まれています。
再生ウィンドウ、プロパティウィンドウ、ミキサー・・・といった様々なウィンドウを開いていくと、作業スペースがなくなってきて肝心の楽譜が見えない、なんてことになりがちなのですが、Sibeliusでは大丈夫。

Windowshideopen

ツールバーの右の方にウィンドウが3つ重なっているアイコンがあります。

Windowshide_2 これは、開いているツールウィンドウを一気に表示したり非表示にしたりできる「切り替え」ボタンとして使えるものです。

Winmactenkyまた、個別にウィンドウにある赤い×ボタン(Windowsはウィンドウの右上、Macでは左上)をクリックして閉じることもできます。

ツールバーにある各ウィンドウのアイコンをクリックすれば、表示/非表示の切り替えが簡単にできます。

もちろん ウィンドウ メニューから各ウィンドウを選択(チェックを入れたり外したり)という操作も可能ですので、その都度お好みの操作方法を選ぶことができます。

最終的にレイアウト調整したいときに、最初に紹介した ツールウィンドウを表示/非表示 のボタンで、複数開いているウィンドウを一気に消せば、すっきりと楽譜を見ることができるので、段組みを考える作業もより一層楽になりますね!

【TIPS – アルファベット入力 #2】

C_3 前号の続きです。

ド(C) の音を入れた時に「この高さのドじゃなく、もう1オクターブ下で入力したかった」「ミの音に上がるのではなく、下がるフレーズが作成したい」というようなこともあるでしょう。

Cdown その時使いたいのは オクターブ移動 のショートカット。Windowsでは Ctrl キー、Macでは コマンド キーを押しながら、入力直後に または キーをクリックします。

もしくは編集中に音符選択し、このショートカットで音符のオクターブ移動をします。

Ctrl キーまたは コマンド キーを押さえない状態で ↑ ↓ キーを押すと、音符は、設定したスケール内で1音ずつ上下します。

Doremioctdown さて、オクターブ移動した状態で再びアルファベット入力すると、このようになります。

前回のブログでは、の音もの音もこれよりオクターブ上に入っていましたが、今回は、オクターブ変更されたの音に合わせてオクターブ下がってますね。なんとなく想像ついたかもしれませんが、アルファベット入力には、次に入力する音が(ここではレ)、先に入力された音(ド)の高さに近いところに入力される、というのがからくりです。

他の例で言いますと、ド→ソ という音を続けて入力すると、ソの音は先に入力されたドの音より下に入ります。シラを下がる方(4度下)が、レミファと上がる(5度上)よりも、近いからです。

もちろん意に反することもありますが、これがアルファベット入力のデフォルト設定です。メロディがなるべく滑らかに、いいかえると跳躍(リープ)しないように設定されているのです。

このアルファベット入力と、オクターブ上下ショートカット、そして今後紹介していく予定の数字キーを使用した和音入力を組み合わせれば、パソコンのキーボードでかなりスピーディに楽譜作成ができますpen

MIDIキーボードなどを接続しなくても、このアルファベット入力をマスターすれば、場所を選ばず作業ができますね。

今日はここまでです。

それではまた来週~paper

2010年8月10日 (火)

音符入力 ~アルファベット入力#1~

こんにちは。sibeliuskiです。

楽譜作成ソフトを使用する前に一度は手書きで譜割り、レイアウト、移調・パート譜作成をすることは通るべき道だと個人的には思います。ただ大きな編成の楽譜を作成するとき… パート譜作成は地獄です。移調泣かせの管楽器のパート譜作成で数日は徹夜することになります。リハーサルで思いもよらぬ不協和音で不要なざわめきを呼び起こすことも。

パソコンで楽譜を作成するメリットは

コピペができる - これにつきます!
音が出る - これで不協和音は事前に阻止
移調が楽 - 何度上、と数えなくても大丈夫!
パート譜が自動作成 - スコアとパート譜は同期されます
ファイル管理が楽 - タイトルで、日付で、管理方法は様々
ファイル添付でメール送信できる - Sibeliusユーザー同士なら.sibファイルを、持っていない人には Scorch ファイルを作成して、Sibeliusファイルを同時に送ってあげましょう。無償でこのプラグインをダウンロードすれば、スコアをWebブラウザ上で見たり印刷したりすることができるのです。

メリットはたくさんありますが、PCやファイルが予期せぬエラー等でふっ飛ぶようなことがあれば努力が水の泡ですので、こまめに保存・バックアップを取りましょう。

さて、音符入力でしたね。入力方法は様々ですが、今日はアルファベット入力をご紹介します。

【TIPS – アルファベット入力】

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド = C D E F G A B C

コードネームで馴染みはあると思いますが、「ド」の音を入れたいときはPCのキーの「C」を押します。この音名キーを使用して入力する方法を アルファベット入力 と言います。

まず、テンキー を表示しておきましょう。音価を変更するときに使用します。
ツールバーの右の方に小さなアイコンが並んでますが、左から2番目のマス目アイコンがテンキーです。これが青くハイライトされていれば、表示がオンということになります。

Windows 「ちっちゃい、見えない!」「メニューから探したい」という場合は、ウィンドウズ > テンキー を選択します。すでに表示されている場合は左にチェックマークがつきます。

そしてこれがテンキー、Sibeliusの最強パートナーです。

Tenkey_3音価以外にも♯や♭、タイやアクセント、テヌートなどのアーティキュレーションも同時に追加できます。

まず、アルファベット入力を開始するにあたり「どの譜表に音符を入れるか」を決めます。いくら有能なSibeliusもご主人様の心は読めませんので、譜表もしくは休符を選択してください。

小節を選ぶと、このように小節が青色の四角で囲まれます。

Selectbar_2 4分音符を開始の音価としたい場合は、テンキーで4分音符を選ぶ必要はありません。もちろん選んでもOKですが、なるべく楽な方法で入力できる技をここで習得してしまいましょう!

パソコンのキーボードで、C を押してみましょう。

Clickc このように音が入力されます。

テンキーも自動的に「4分音符」ボタンがオンになりました。

続けて、DEF と入力すると、、と4分音符の音価が入っていくわけです。

途中で音価を変更したい場合、、スタッカートをつけたい場合は、アルファベットを打つ前に、テンキーウィンドウで音価の変更を行います。

Doremi こんな感じで、簡単ですね?

一度作業をお休み、終了したい場合は Esc キー(エスケープキー)を押しましょう。

1度押しで入力時のカーソルが消え、2度押しで音符の選択(選択されている音が青色表示)がオフになります。

Esc_2皆さんのPCキーボードの左上あたりにあるのが一般的です。

このキーもよく使用しますので場所を覚えておきましょうpc

2010年8月 3日 (火)

スコア情報の入力

楽譜作成ソフトといえばFinale、Sibelius、あるいはこれらの廉価版であるPrint Music、Sibelius Firstが選択肢としてあがってきます。

いったいどのソフトを買えば・・・?

Sibelius First などは低価格で魅力的ですが、使い始めて「段数が足りないbearing」「使いたい音価、臨時記号がなかったgawk」「使用したい楽器がないweep」といったことにならないよう、購入前に機能の比較を必ず行いましょう。

SibeliusとSibelius Firstの比較表
http://www.sibelius.jp/products/sibelius_first/features.html

体験版もご利用ください
Sibelius 6 (ファイル保存はできませんが無期限です)
Sibelius First (30日期間限定の体験版です)

また、Sibelius と Finale で迷われる方も多いですね。どちらもプロ~アマチュアの作編曲家、プレイヤー、浄書家、教育現場で使用されているソフトです。機能、仕様に関しても申し分ないのはこの2つのソフトと言えるでしょう。日本国内での出版業に携わる人に Finale ユーザーは多いですが(出版用のテンプレートやフォント使用が主な理由)、Sibelius は2003年に初めて日本語版が登場したばかりで国内での歴史は浅いものの、とにかく使い勝手が良いということで多くのミュージシャンに支持されています。クロスグレード も発売開始されたことですし、ユーザーの幅はぐんと広がりそうです。

【TIPS –スコア情報】

さて、前回の続きです。調号の設定 の次は スコア情報。ここでは タイトル作曲者名 などのテキスト入力を行います。スコア編集中にもこれらの情報は追加できます。タイトルが決まっていない場合でもダミーで適当な文字を入れておいたほうが、音符入力後にレイアウトを改めて整えるより楽かもしれません。

タイトル、作曲者名、作詞者、著作権などを入力する欄がありますが、空欄にしておいても大丈夫です。下記図のようにタイトルは楽譜の上部に大きめのフォントでセンタリング(中央配置)されます。

Title2_3

こんな感じで標準的な配置がデフォルト設定されていますが、どうしても変更したいという場合は、ハウススタイル メニューの テキストスタイルの編集 で変更することもできます。長くなりそうなのでこれはまた別の機会にお話します。

完了 ボタンを押すと、設定した通りの楽譜が表示されます。音符入力スタートですnote

2010年7月27日 (火)

調号の設定

ト音記号やヘ音記号の隣についている♯または♭を 調号 (key signature) と呼びます。曲の途中に出てくる特定の音符についているものは 臨時記号 (accidentals) です。調は拍子と同じように曲の特徴決めとなる大きな要素となります。大きく分けて 長調 (major key) と 短調 (minor key)。単純に言うと、長調は明るく短調は暗い調性です。例えばベートーヴェンのピアノソナタに「悲愴」とタイトルの曲がありますが、これは C minor (ハ短調 / c moll) の曲です。チャイコフスキーの交響曲にも「悲愴」がありB minor (ロ短調 / h moll) です。クラシックの曲名とともに書かれている「dur(major)」や「moll(minor)」は「デュアー」「モール」というドイツ語です。

それではSibeliusで調号を設定してみましょう。

【TIPS – 調号】

Keyさて、拍子の設定が終わり 次へ> ボタンを押すと、こちらの調号選択が待っています。ここで調を決めてしまうこともできますし、Cメジャー で入力しておいて後から調号ごと移調なんて方法もあります。

単調か長調をラジオボタンで選択し、左側から♯系の調を、右側から♭系の調を選んでください。

楽譜の編集中に変更したい、曲の途中から調を変えたい、ある部分のみ調を変更したいという場合は、ショートカット K を使いましょう。Sibeliusにはこういったシングルショートカットが数多く用意されており、その多くは英語表記の頭文字です。

K = key signature : 調号

それでもショートカットが思い出せない!という場合は 作成メニュー から実行しましょう。前回紹介した拍子記号などもこのメニューにまとまってます。

Createkey

2010年7月20日 (火)

拍子の設定

Sibeliusブログ vol.2へようこそ♪

突然ですが楽譜というと、

分かりません・読めません
敷居が高い・苦手
使う・読む機会がありません

と、ネガティブな言葉が返ってくることが多いです。分からなくもないです。楽譜というと音楽のルール楽典がつきもので、しいはずの音楽がこの「楽典」という響きでどうも楽しくなさそうな感じを醸し出していますよね。。。

楽譜は音楽のスクリプト(台本)であり、芸術でもあります。音楽を共有し、歴史に残す役割も果たします。偉大な作曲家達が残した音楽を私達が演奏し聴くことができるのは、楽譜のおかげ。そこには音楽の尺も調もテンポも発想記号も含まれていて、国や音楽のジャンルを超え伝え継がれていくものなのです。楽譜は大事なのです。

ということで、気分的には音符入力のテーマに行きたいところですが、今回は拍子の設定についてのTIPSどうぞ!

【TIPS – 拍子の設定】

楽器の設定の後、ウィンドウ下の 次へ> ボタンを押して次に進みます。ハウススタイル(楽譜の見栄えやフォント)の設定がありますが、今回はスキップして(変更なし)のまま 次へ> をもう一度押します。ここで 拍子記号とテンポの設定ができます。

7/8といった変則的な拍子も設定するには その他 を選びます。7/8は8分音符が7つ1小節に入るので、分母を8分音符の8に、分子にその個数、7を選びます(数字を打ち込んでもOKです)。連桁と休符のグループ というボタンが気になりますね。これは連桁(ビーム)のグルーピングを決める設定なのですが、基本的には標準的な設定になっています。どうしても8分音符の区切り方をこうしたい!というのがあれば、こちらで変更できます。

もちろん、単純に3/4やC(4/4)を選ぶこともできます。そもそも 拍子 って何ぞや?という方にはまず様々な拍子の楽曲を聴くことをおススメします。耳にする多くの音楽は4拍子ですが、まず3拍子と4拍子の違いをしっかり身につけましょう。3拍子といえばワルツ。ワルツといえばショパンが有名ですね。ぜひ週末の午後は紅茶片手にショパンのワルツを。

7/8で拍子を設定すると、こんな風に8分音符が7つ1小節に入ります。

Seveneight_3

「連桁」のグルーピングは、連桁と休符のグループ ボタンで変更できます。カンマで3,2,2(標準設定)と区切られているのを、例えば2,3,2や2,2,3(合計が7になればOK)に変更すれば、8分音符の区切られ方が変わります。

特定の小節のみグルーピングを変更したい場合は、楽譜編集時に テンキー の第3レイアウトのボタンで調整することができます。

Beamgroupchange_2

ここでは先に設定してしまいましたが、編集中に拍子記号を入力するには T というシングルショートカットを押すと 拍子記号 ウィンドウが表示されます。

T = time signature : 拍子記号

頭文字となるアルファベットを打つのみ。覚えておくと便利です。

2010年7月12日 (月)

Sibeliusブログへようこそ!

Sibelius(シベリウス)と言えばフィンランドの作曲家名としても有名ですが、ここでは「楽譜作成ソフト」のSibeliusを紹介します。楽譜(スコア・譜面)をコンピュータ上でレイアウトし、美しく印刷するためのソフトです。印刷する他に、再生、MIDI作成、スキャン、オンライン出版、作曲と、利用方法は様々です。

Sibelius6_2教育現場で使えるようなテンプレートや、「アイデア」と呼ばれる音楽モチーフも豊富に用意されているので、「楽譜」に苦手意識を感じている方も、「楽譜」とは縁がないと思い込んでいる方も、一歩楽譜の世界に踏み出していただければ、きっと楽しい音楽の世界が待っているはず! Sibeliusは操作が簡単で覚えやすい以外に、操作画面も洗練されており、「手放せない優秀な秘書」のように活躍してくれます。Sibeliusファンの皆様により深くSibeliusを知っていただくため、このブログでは「TIPS」を盛り込んでいこうと思います。

【TIPS - 楽器の設定】

テンプレートや既存の楽譜を表示する以外は、必ず 新規スコア ウィンドウを目にします。デフォルトでは60種類以上もの譜面用紙が用意されていますが、それ以外の楽器編成で作成することも可能です。その場合は 新規スコア ウィンドウから 空白 を選び、 楽器の変更 ボタンを押します。

Empty楽器 ウィンドウが開きます。 セクション 欄でよく使うのが 一般的な楽器 。これに設定しておけば、楽器の選択範囲は絞られ、選択が容易になります。そこにはない(移調楽器の)調の楽器を使用する、またどんな楽器があるのか興味のある方は すべての楽器 でお探しください。 セクション の下の ファミリー:管楽器 / 弦楽器 等を選択すると、右の 楽器: に該当する楽器が表示されますので、使用する楽器を選んで スコアに追加 ボタンをクリックしてください。

楽器ウィンドウの左下に 楽器名を英語で表示 の選択のオン/オフが可能です。チェックがない状態では楽器名は日本語表示になります。楽器の順序は基本的には木管楽器~金管楽器~パーカッション…と、ファミリーの欄に並んでいる順に作成されますが、伴奏譜やバンド譜などでは上下させることも必要になります。その場合は 上へ / 下へ ボタンで簡単に操作できます。

Smallstaff追加された楽器を削除する場合は、右の枠に入った楽器名をクリックし、 スコアから削除 ボタンを押します。楽譜編集中にもこのウィンドウに戻り、楽器丸ごと削除できます。その場合は、編集中にショートカット I を押すと、この 楽器 ウィンドウが表示し、同様に スコアから削除 ボタンを使用します。

I = instrument : 楽器

良く使います!

また、見逃されがちなオプションとして、スコア内の譜表: 欄の下に 小さい譜表 のチェック欄がありますが、楽器を選択してこのチェックをオンにすると、選択された楽譜は縮小表示になります。

伴奏譜などによく使うパターンですね。

Flutepiano_5

倍率は「75%」。これは ハウススタイル記譜ルール譜表譜表のデザイン小さな譜表サイズ [    ] % で設定されていますので、お好みのサイズに も調整することも可能です。

Staff75_3

本日はここまで。まだSibeliusをお試しいただいていない方は、体験版を是非お試しください。

それではまた!

Avid Japan 公式ブログがスタート!

Avid Japanがお送りする公式ブログがスタート! Pro ToolsやM-Audio、Sibeliusの使用方法や音楽制作に役立つ便利なティップス、ユーザー事例、旬なプロモーション情報などをタイムリーにお届けします。ご期待ください!

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