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2016年6月

2016年6月30日 (木)

Media Composerユーザー:マルチカメラ編集の達人ガイ・ハーディング氏(Part 2)

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エディターのガイ・ハーディング氏はビヨンセ、マドンナ、バーバラ・ストライサンドやデビッド・ボーイといったアーティストの何百というマルチカメラを使用したパフォーマンスやライブショーを編集してきました。こちらはマルチカメラ編集の達人のガイ・ハーディング氏のブログ記事のパート2となります。パート1はこちらをご覧下さい。

スーパーボウル ハーフタイムショー

1月頃、私のお気に入りの編集の仕事が入ってきた。金曜日に早く仕事を終わらせ、カルバー・シティのソニー・スタジオにスーパーボウル ハーフタイムショーのリハーサルを観に行った。

もう3年か4年にあるであろうか。監督(これもハミッシュ)は地上で最も視聴されているテレビショーのパフォーマンスの監督し脚本を作るユニークな方法を生み出した。

私の仕事は早い納期を含む(大体2日で仮編を納品するペース)ので、リハーサルを見ることはライブショーをよく理解しハミッシュとアシスタントディレクターであるヘイリー・コレットと尺を話し合うのに非常に重要であった。

パフォーマンスをするアーティストはいつも何週間も前に本番さながらのサウンド・ステージでリハーサルをし、これらのリハーサルを撮影し撮影脚本のために編集をする。ショットはGoPro とCanon 5Dを使ってある。3日間撮影し、カメラは数テイク毎にポジションを変える。なので、スタジアムにあるショーを撮影できるカメラは50かそこらになる。

しかしながら、アーティストはバラバラにリハーサルをすることが度々で、同じ時間に同じ場所にいる事はない。しかし、今年はありがたいことに、全てのアーティスト達(コールドプレイ、ブルーノ・マース、ビヨンセ)が一緒の4つのゴールデンテイクができたのだ。

001サウンドステージの編集

私はサンタ・モニカへ向かい、私の二人のアシスタントとミーティングをし、アシスタント達は1晩で全ての素材を取り込んだ。一人はデジタイズし、もう一人はシンクし、グループを作った。(次の日の朝11時まで。感謝をこめて情報追加)。このマルチカメラグループは今までの中で一番やっかいでアシスタント・エディターの間で伝説になったほどだ。というのはCanon 5DとGoProにはタイムコードがない。なので、目と耳を頼りにシンクさせるのだ。
バンドは前のブログにも書いたようにクリック・トラックで演奏するので、音楽のベースは各テイク同じとなる。しかし、リハーサルができるアーティストにより、カメラショットはコールドプレイだけになったり、ブルーノ・マースだけになったりする。時々彼らはリハーサルをし、20秒のパートを8回か10回撮影したりする。言うまでもなく、私のアシスタント・エディターがグルーピングを終わった頃には、私は12分のグループの中に176以上の異なるカメラ/サブクリップのマルチグループをこしらえている。

002カメラグループのシークエンス

この編集は多くの想像力を要する編集である。基本的に、私のショットセレクションは、ステージや現場でいろいろな事が起こるのでイベント全体に渡る。秘訣は親密さを保持し、家にいる視聴者がイベントの一部として感じられるように、ファンとの手持ちカメラショット等を交えながら選んでいく。しかし、多くの想像を必要としながらも、ショー環境の中でのリハーサル素材は存在しない。まだライトもついていない。全てのショットがハウスライトで、素材はほとんど手持ちカメラだ。

Avid Media Composerのスタビライズ効果を沢山使った。もし、クローズアップショットがなければ、ミッド・ショットにリサイズ効果でズームインし、画像が荒れるのは無視した。ワイドやクレーン・ショットをつくる必要があれば、ショットを小さくし、カスタム3Dムーブを左から右へ入れ、ジブ・カメラのように見せ、テロップを加えるのでアーティストは何を自分達が見ているのが理解できる。

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ジブ・カメラの動きの編集

ステディカムのショットはだいたいはハミッシュが自分のiPhone か5Dで撮影する。冗談ではなく、本当に編集の中で我々がショットやアングルを文字通り創造している。なので、私はほぼエンドレスにシーンの選択ができる。

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LEDフロアの合成

スタジアムで2か月前の技術偵察の時録画したワイド・ショットのフリーズフレームを使い、AvidのAniMatte効果を使う時もある。それに、PDFからのグラフィックステージの描画を合成しその上にバンドとソニースタジオでリハーサルした時のステージを合成し、その上にLEDフロアを合成する。全ての合成にズームを加え、フレームの左下で同時に起こっているパイロ(演出の爆発や花火)のワイプをつけ、何か月ものプラニングの後、パイロでスタジアムのワイドショットがどうなるか初めてみることができるのだ。

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最終合成のプレビュー

初め時間がすごくかかるように見えるかもしれないが、また私はちょっと完全主義者なので"正しく" 見えるのが重要である。テンプレートを作りタイムラインに入り、プロセスをスピードアップするためにバンドのシンクショットを更新する。
ありがたいことに、 Avid Media Composerのバックグランドレンダリングにより作業が簡単にでき、そのおかげで次の編集をすることができる。監督のハミッシュは編集室で待てないタチなのでこの新機能は実にありがたい。

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ワイド・ショットの合成の編集

L.A.で6時間か7時間編集した後、私はサン・ホセに飛びホテルの部屋でラップトップをセットし明け方まで編集を続けた。これは、モバイル編集がライフ及びタイムセーバー(人生と時間の節約)の両方であるいい例である。

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スーパーボウルのホテルの部屋の編集室

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スーパーボウルの編集のためのフライトケース

日曜日になり、Avid Media Composerが設置されている会場のトレイラーに私のメディアをもちこんだ。それはとても魅力のないトレイラーだったけど。

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スーパーボウルのトレイラーの中のAvid Media Composer編集室

ランチの後にはベース編集ができ、ハミッシュとADのヘイリーにそれを見せた。私達は撮影シーンと、私が編集したようにショーを撮影するのが可能であるかを話し合った。スーパーボウルのゲームに大体50カメが使われ、ハーフタイムショーはその中の25カメを使う。また8つか9つのカメラがショーが再開する前のコマーシャルブレークの間に追加される。私達は手持ちカメラは次のショットを取るために位置を変える十分な時間があるか調べた。時々、私達はステージの上でワイヤーで吊る下がっているSpider/Skycamを片付けるのに十分な時間があるかわからない、というのはパイロ(演出の爆発)が近くにあり、ケーブルを通って燃えるからだ。私達は編集を調整し、パイロのタイミングをちょっと後のバーに調整し、オンスクリーンの災難を避けるためにパイロテックの会社と一緒に働いた。
プロデューサーである、リッキー・キルシュナーと変更とさらなるスクリーニングをした後、私達はアーティストとショットを共有した。彼らはノートをくれ、そして私達は全てのショットにカメラの番号の詳細や、ショットナンバー、ライブチームからのノート、例えばショット1-カメラ3 (スローズーム), セカンド・ショット2-カメラ 16 ジブ L>R 等のLower3rd(テロップ)を加えた。
ADのヘイリーは私の編集を楽譜に分解し、彼女がカメラオペレーターに渡すカメラスクリプトを作る。そうすれば放送がスムーズになるからだ。

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とても忙しい時期の中の非常に長い日であったが、1.1億人のTV視聴者がいるライブショーに大きな違いを生み出す。
私はこんなに長い間一つのソフトウェアを使い続けると匠になれると強く信じる。ありがとう、Avid Media Composer!

オリジナルブログ著者

ガイ・ハーディング

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ガイ・ハーディングは地上最大のマルチカメラのライブショーを編集しました。マドンナやU2、ビクトリア・シークレットの2Dコンサートやライブイベントから、ワン・ダイレクションの3D映画まで多岐に渡ります。ガイは最近ケビン・ハートの史上最大のスタンドアップ・ショーであるスタンドアップ・コメディ映画「What's Now」を編集しました。彼は自分が好きな事をして世界を飛び回れる事に感謝しています。ロンドン生まれでLA在住。彼の家族は彼は働きすぎだと言っていました。

関連リンク:

Media Composer日本語マニュアル

Media Composer 30日トライアル

2016年6月28日 (火)

7月14日&15日開催: 『Avid NEXIS Private Seminar in Photron』イベントご案内

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7月14日および15日の2日間、Avid製品販売代理店の株式会社フォトロン主催『Avid NEXIS Private Seminar in Photron』が、フォトロン本社ショールームにて開催されます。

新しいストレージ製品『Avid NEXIS』の実機を使った連携ワークフローデモをご覧いただく絶好の機会です。是非ご参加ください。

 

【開催概要】

  • 日程: 2016年7月14日(木)、15日(金)
  • 時間: 第1部 11:00~12:30
              第2部 13:30~15:00
              第3部 15:30~17:00
       *どの回も内容は同じです。ご都合のよい回にご参加ください。
  • 参加人数: 各回、10名様まで(1社あたり最大3名様まで)
  • 会場: 株式会社フォトロン 本社(Web
  • 住所: 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング21階(地図
  • 参加費: 無料(事前申し込み制)
  • 申込み: フォトロン映像システム事業本部(tel: 03-3518-6273 | email: sales@photron.co.jp)まで

【内容】

  • 新ストレージ「Avid NEXIS」ご紹介
  • Avid NEXいS、Media Composer with Artist | DNxIO、DaVinci Resolve Studioの実機による連携ワークフローデモ

【お申し込み】

本セミナーの詳細およびお申し込みは、下記までお問い合わせください

  • 株式会社フォトロン 映像システム事業本部
  • 電話: 03-3518-6273
  • メール: sales@photron.co.jp

 

 


 

【参考情報】

2016年6月24日 (金)

7月7日、8日 Avid NEXIS | PROを名古屋で展示

映像機器内覧会2016 -in Nagoya 開催のご案内

Logo


日時

7/7(木)10時 ~ 18時(受付終了17時30分)

7/8(金)10時 ~ 17時(受付終了16時30分)

会場 瀧定名古屋ビル 17階Aホール

展示:

Avid NEXIS | PROを介した連携システム

HD や4K/HDR 制作対応、柔軟かつ拡張性の高いリアルタイム協調制作環境を構築

Avid NEXIS | PROは、業界で高い実績を誇るAvid ISIS 共有ストレージのパフォーマンスと信頼性を、小規模ポストプロダクション、オーディオ・ポストプロダクション向けに最適化した、よりコストパフォーマンスに優れたエントリーレベルのメディア共有ストレージです。

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次世代インテリジェント・メディア・ストレージ: 今年のNABで発表したAvid NEXIS™ は、ストレージの完全仮想化を実現する業界初、業界唯一のソフトウェア定義ストレージ・プラットフォームです。メディア企業は、プロジェクトの進行中でもワークフローを中断することなくストレージ容量を調整することができます。Avid NEXISは、Avidおよびサードパーティ・ベースのいずれのワークフローにおいても、比類ない柔軟性、拡張性および制御を提供します。大規模メディア企業同様に、小規模制作にもパワフルに対応できるよう設計されたAvid NEXISは、あらゆるステージで、事業と共に拡張する柔軟性を提供する唯一のストレージ・プラットフォームです。

Avid Everywhereのオープン性により、Avid NEXISは、Media Composer®Pro Tools®、Apple Final Cut Pro、Adobe Premiere Pro、Grass Valley EDIUSをはじめとする全ての主要メディア制作アプリケーションに対応します。制作チームは仮想化されたストレージ・リソースの共有プールへ素早くアクセスして、効率性を劇的に向上できます。

お問い合わせ

池上通信機株式会社 名古屋支店

TEL: 052-705-6521

Mail: smdpt@ikegami.co.jp

2016年6月16日 (木)

7月21日(木)、22日(金) Avid@九州放送機器展2016

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7月21日、22日に福岡国際センターで開催される九州放送機器展2016にてAvidはセミナーを開催します。 NAB 2016で発表された製品の最新情報を九州放送機器展のセミナーでご紹介します。

 また、各Avid販売代理店ブースで、ビデオおよびオーディオの最新製品を展示する予定です。 是非お立ち寄りください!

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九州放送機器展2016

開催日時

7月21日(木) 10:00 - 18:00

7月22日(金) 10:00 - 17:00

場所福岡国際センター


Avidセミナーを両日開催!

セミナータイトル 「Avid製品最新情報と4K HDR制作」

日時:

7月21日(木) 15:30-16:30 セミナー室D

7月22日(金) 14:30-15:30 セミナー室D    

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講師: アビッド テクノロジー株式会社

ソリューションデザイン・アンド・コンサルティング ビデオ・ソリューションズ・スペシャリスト 

西岡崇行

セミナー概要

  • Avid製品最新情報

新しいストレージ製品Avid NEXISのほか、4K / HDRワークフロー対応やPanasonic AVC LongGフォーマットのサポート、Avid MediaCentralとAdobe Premiere Proとの連携など、次世代のメディア制作を実現する最新のAvidソリューションをご紹介します。

  • Avid Media Composerの4K HDR制作

新たな規格として今注目されている「HDR」。ポストプロダクションにおけるAvid Media ComposerのHDR最新対応状況をご紹介します。

  • Avid | JNEWS

最新の報道支援システムとの連携等Avidの報道ワークフローをご紹介します。

登録方法: こちらよりご登録下さい。

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Mae_2Avidセミナーにご参加の方にもれなくAvid特製ポーチが当たる! 

※当日受付にてお渡しします。

ダブルチャンス!!

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セミナー出席者の中から抽選でMedia Composer 年間サブスクリプションが10名の方に当たります!

(発表は発送をもって代えさせていただきます。)

 


Avid製品をご覧になれるブース

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ブース番号Avid販売代理店  製品
#J-76 池上通信機株式会社 4K/HDR対応Media Composer+メディア共有ストレージAvid NEXIS | PROArtist | DNxIOの編集システム
#I-74 共信コミュニケーションズ株式会社 メディア共有ストレージAvid NEXIS | PRO とRevnes4Kの連携
#L-85 株式会社 フォトロン

Avid NEXIS | E4を展示。

「Media composer」だけでなく、EDIUS、FinalCutPro、Adobeなどのノンリニア編集機とのシームレスな運用、またMedia ComposerArtist | DNxIOによる4K/HDR編集ワークフローをご紹介。

#C-26

報映産業株式会社

(伊藤忠ケーブルシステム株式会社 共同出展)

Avid NEXIS | E4Media Composer 4K HDR編集の展示。
Avid NEXIS Pro とGrass Valley EDIUS、Adobe Premiere などの
ノンリニア編集機とのシームレスな連携もご紹介します。
#E-46 タックシステム株式会社 S6Pro Tools | HDX

(※展示・セミナー内容は変更する可能性もあります。)

7月28日(木)、29日(金) Avid@ケーブル技術ショー

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開催日時:

  • 7月28日(木) 9:30〜18:00
  • 7月29日(金) 9:30〜17:00

開催場所: 東京国際フォーラム

入場料: 無料(入場登録制)

Avid Booth # 60

展示予定:

Avid NEXIS | E4

Avid NEXIS | PRO

Nexis2_34K HDRソリューションやメディア管理システムを展示  

Avid 4K編集スターターパッケージ

業界標準のノンリニア編集ツール「Media Composer」、小規模ポストプロダクショ ン向けエントリーレベルのメディア共有ストレージ「NEXIS | PRO」、最新のビデオ・インターフェー ス「Artist | DNxIO」を組み合わせた、よりコストパフォーマンスに優れたターンキーシステム・パッケージです 。 共有ストレージNEXIS やArtist | DNxIOは、Media ComposerやPro ToolsはもちろんのことAdobe Premiere、Apple Final Cut Pro、Grass Valley EDIUS等3rd partyのNLEにも対応しています。展示ではEDIUS(REXCEED)やPremiereも接続してご紹介します。

 

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Interplay | Production

世界各国の2,100以上の導入実績を持つメディア管理システムです。
多様なサードパーティのプラグインやアプリケーションと連携することで、PremiereやEDIUSとの接続やLTOやODAのアーカイブシステムとの連携も実現します。

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Avidブースにお越しいただき、アンケートに答えていただいた方の中から抽選で毎日2名様に

Media Composer永続ライセンスを、毎日3名様にMedia Composer年間サブスクリプション・ライセンスをプレゼント!

(※当選は発送を持って代えさせていただきます。)

参照:

Media Composerライセンスの種類

Media Composerの使い方はエッセンシャルマニュアルをご参照下さい。

2016年6月14日 (火)

Media Composerユーザー:マルチカメラ編集の達人ガイ・ハーディング氏

U2からビクトリア・シークレットまで

マルチカメラ編集の達人ガイ・ハーディング氏が語るMedia Composerでの編集 (パート1)

2016年1月。私は、12月にパリで撮影され、HBOでライブで放送された壮大なU2のコンサートのDVD版を編集している最中だった。

妻と子供はマンモス・マウンテンでのスキー休暇が始まるのを待っていた。雪で子供が遊ぶ姿を3日間見た後、私はやっと「リラックス」という言葉の意味をかみしめた。

そんな中U2が納期を縮めたので、新しい納期に対応するため私は毎晩何時間かラップトップで編集をする羽目となった。ショーは3晩ともUHDで22のカメラで撮影されたので全部で66カメラをグループにし、全部DNxHD45で取り込んだ。

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U2 Souce グループカメラ (オーディオ付)

Media Composerを使い、完璧に文字通りどこででも作業ができ、9画面でマルチカムの再生をできることは私にとって大きな変化の要素だった。メディアは外付けのドライブからFireWire 800で繋がっている。

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U2 - Souce グループカメラ (オーディオグループ付)

私のポストプロダクションの経験は18歳の時にイギリスのバーンモス・フィルムスクールで編集を勉強している時に始まった。私は若く、ナイーブだったがやる気はあった。が、テレビやフィルムについては何も知らなかった。

Pic SyncsやSteenbecks等のフィルムでの古い方法の編集を習った。つまり、フィルムでの仕事経験がある人はわかるであろうが、Undoボタンがないので、経験がものをいう世界である。

当時、カレッジには 3/4 インチU-Matic マシンや Betacam リニア編集室があり、それらは技術心のある私には向いていた。実際、オフラインからオンラインへの作業は大変であり、タイムコードを手書きで書き、それをAxial edit controllerにオンラインをする作業の一部としてに打ち込む、つまり楽しくはない作業だった。

しかし、幸運にもコピー機で私の世界は変わった。Avidやノンリニア編集は聞いたことはあったので、ローカルのAvidレンタル会社にコンタクトをし、Avidのユーザーマニュアルを借り(その時はPDFがなかった。)全てをコピーして、何回も読み返した。

当時、自分がアクセスできないソフトウェアについて読んでいたので難しく、よくわからなかったが、どうにかWest One Televisionでユニバーサルやディズニーのマスターテープをマシンルームでダビングする仕事を得たので、Media Composerを触る機会があり、それから決して過去を振り返ることはなかった。しかしながら、カレッジを終了することもなかった。

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Media Composerで編集をするガイ・ハーディング氏

その時から20年経ち、まわりからMedia Composerよりもいいと他の編集アプリケーションを何回も勧められたりもしたが、頑固で(面倒くさがり屋でもあった)もあったので拒否してきた。

Media Composerで私は常に満足であり、同じソフトを使う毎日のキャリアの中で、慣れとスピードを増していった。

私の意見では、Media Composerは、私がする大きな仕事において十分に安定し、テストに耐えたアプリケーションである。

何百というマルチカメラのビヨンセ、マドンナ、バーバラ・ストライサンド、また亡きディビッド・ボーイといったアーティストのパフォーマンスやライブを編集した経験は非常に幸運であった。

また今やっている編集は私の3回目のU2のコンサートであり、ハーミッシュ・ハミルトン監督と長きに渡り仕事をしてきたおかげで、言われなくてもどこを編集すべきがだいたいわかるようになった。

ハーミッシュ監督はライブショーのために多くのプリプロダクション、プラニングや脚本を作る。つまり、各晩、同じような感じで撮影される。それは生放送のショーにとって通常の事だ。

各ショーが撮影され、リハーサルのように扱われるのでもし私が3晩目の6カメが端が切れていると知っていたら1晩か2晩目の同じカメラに使えそうなショットを探しにいく。

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U2 - グループカメラのシークエンス

U2のライブショーは才能あるウィリー・ウィリアムズ氏が作り彼なりのストーリーを持っている。最初のセクションはパンク、真ん中のセクションはバンドがダブリンで成長していく様子、そこからヒットセクションで終わるのだ。これらのショーの3つのセクションは編集する時の私の素材選びの基礎となり、モチベーションとなり、ペース、スタイルとなる。

音楽の編集は簡単だと思う人がいるが、私は脚本のあるドラマのようにナレーション、キャラクターや物語が展開するものだと考えている。例えば、ボーノが「Iris」を歌う時、つまり彼の母親について歌う時、明確にカットを減らしボーノの歌っているショットを使い、彼の上のスクリーンには関係のあるツアーのビジュアルを使い、彼の後ろでバンドが全員で演奏している絵は少なくする。

しかし、もしリードシンガーが歌詞主導型だったら、全てのボーカル、ドラムフィル、ギターソロの時のカットは予想可能となる場合があるが、私はそこがライブパフォーマンスの編集経験がものをいうところだと思う。これらのルールは、それぞれのバンド、音楽のジャンル、また、放送かインターネットかDVDかにより変わっていく。

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ボーノが母親について歌う

自分自身にいつも問う質問は、66のカメラをどう見るか?

悲しい事に全ての66のカメラのショットをじっくり見る優雅な時間はない。なので、選んだ晩の9つのカメラで いつもMedia Composerの MultiCamera モードを使う。

この晩はハミッシュ監督とU2(いつもオーディオを気にする)がショットを選んだ。歌ごとに作業し、同時に9つのカメラを見、次の9つのグループに切り替えながら。好きなショットがなかったら、もっと深く探し、他の晩のカメラを見て時間を使う。

あなたが私に質問する前に言っておくが、そう、私のアシスタントは私のことが嫌いだと思う :-)。

私はいつも全てのカメラを大きな1つのグループにしろと主張する。そしてそうでなかったら作業が滞る。

彼らにとって幸運にも、このような大きなツアーでは、ショーはタイムコードできざまれる。 そうするとクリックトラックがつくられ、ドラマーのラリーのインカムに送られるのでショーの照明やスクリーンとシンクロできる。なので、毎晩、バンドのタイミングは同じなわけだ。

脚本にないギターソロや継続性や照明の調整をして、異なる晩のシーンをスムーズに編集する。

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ビクトリア・シークレット水着スペシャルのタイムライン

ロンドンから飛んできたハミッシュ監督と試写、プロデューサーのジム・パーソンズ(彼もロンドンから)のノートに続き、U2が編集をチェックしてノートをくれるのを待つまで、ギアをシフトし、次のギグの編集に移らなくてはならない。

ビクトリア・シークレットの水着スペシャルは私が過去12年間リードエディターとしてやってきたビクトリア・シークレットのファッションショーのスピンオフである。ショーのリアリティな部分がほかで編集されている間、このショーのライブパフォーマンスを編集する。

ビクトリア・シークレットのモデルやローカルのオーディエンスが集まりショーを楽しんでいる一方で、St. Bartsのデミ・ロバトやニック・ジョナスといったアーティストの6パフォーマンスがある。それぞれのパフォーマンスはARRI Alexa でUHDで撮影され、6カメのフライパックがついている。3,4テイクで、私のアシスタントは全てのテイクを再度シンクさせ、大きなグループを作る。各トラックに複数のカメラがあった方がU2ショーより早く編集できる。

しかし、私テイクからテイクへの継続性に集中しなくてはならない。アーティストとビクトリア・シークレットのモデルたちは同じ事を2度としない。ありがたいことにそんな時はUHDのフレームサイズが便利だ。というのは納品はHDだから。

Media ComposerのFrameFlex機能を使い、イメージをリフレームし選択肢を広げる。最終的な映像のクオリティを落とすことなく映像をフレームできる。

トラックはさらに短くなり、 つまり、各テイクの各カメラを見る時間が作れるということだ。

ビクトリア・シークレットの水着スペシャルを編集するのにだいたい3週間あった。朝と夕方はU2のノートで作業し、昼間はビクトリア・シークレットの水着スペシャルで作業をした。

私が編集した45カメを使った、最終的なポスト作業に入っているケビン・ハートのスタンドアップ映画のノートの作業もしなくてはいけないので、何週間は忙しくなるだろうなぁ。

どんなにスケジュールが忙しくても、ガイはマルチカメラのプロジェクトを引き受けていく。次はスーパーボールのハーフタイムショーだ。

パート2をお楽しみに!


オリジナルブログ著者

ガイ・ハーディング

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ガイ・ハーディングは地上最大のマルチカメラのライブショーを編集しました。マドンナやU2、ビクトリア・シークレットの2Dコンサートやライブイベントから、ワン・ダイレクションの3D映画まで多岐に渡ります。ガイは最近ケビン・ハートの史上最大のスタンドアップ・ショーであるスタンドアップ・コメディ映画「What's Now」を編集しました。彼は自分が好きな事をして世界を飛び回る事に感謝しています。ロンドン生まれでLA在住。彼の家族は彼は働きすぎだと言っていました。

関連リンク:

Media Composer日本語マニュアル

Media Composer 30日トライアル

2016年6月13日 (月)

関西放送機器展にてセミナーを開催

関西放送機器展 開催概要

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イベント名 関西放送機器展 Kansai Broadcasting Equipment Exhibition
期間 2016年6月23日(木)・24日(金)
内容 関西の放送・映像・通信・コンテンツ制作関連に携わる方々を対象とした
プロフェッショナル・業務用機器・関連サービスなどの総合展示会です。
時間 10:00~17:00
場所 大阪南港ATCホール アクセス
チケット料金 無料 
※ご入場は事前来場登録が必要です
事前来場登録フォームはこちら
主催 関西放送機器展実行委員会
(構成:アジア太平洋トレードセンター、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロ)

Avidは関西放送機器展でセミナーを開催致します。

セミナータイトル: 

「次世代ストレージAvid NEXISとMedia Composerで実現する4K HDR編集」

主催:株式会社フォトロン

セミナー日時:6月24日(金)11:00-12:00

プロダクションから放送局までカバーする4K&HDR対応のMedia Composerと
新製品「NEXIS」ストレージをはじめとするNAB2016発表最新情報を詳しくご紹介いたします。

※受付は会場にて行います。(事前登録不要)お名刺を2枚ご用意下さい。

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プレゼンター:

アビッド テクノロジー株式会社

ソリューションデザイン・アンド・コンサルティング ビデオ・ソリューションズ・スペシャリスト 

西岡崇行

Avid製品展示

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Avid製品展示ブース

Avid販売代理店     展示内容                
 株式会社フォトロン  Avid制作向けソリューション(Avid NEXISMedia ComposerArtist | DNxIO)
 共信コミュニケーションズ株式会社  Avid報道向けソリューション(Avid NEXISInterplay | ProductionMedia Composer、Avid | JNEWS)
 報映産業株式会社  Avid NEXISMedia Composer
 株式会社宮地商会 プロフェッショナル事業部 Pro Tools | S6Pro Tools | HDX Pro Tools | HD I/OPro Tools | DockPro Tools | S3Video Satellite (4K)、 Artist | DNxIO
 株式会社サンフォニックス  VENUE | S6L

(※展示・セミナー内容は変更する可能性があります。)

2016年6月 7日 (火)

延長!【Avidスペシャルオファー】4K対応Avid Artist | DNxIOハードウェア、期間限定のお得なプロモーション

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4Kは今やハリウッドでも新しいスタンダードとなりつつあります。最高の4K作品を制作するためには、最も要件の厳しい4Kプロジェクトをも取り扱うことのできる強力なプロセッシング・パワーが必要です。Artist | DNxIO単体価格が通常486,000円(税別)のところ、今なら6月17日までの期間限定で、436,000円(税別)とお得になるプロモーションを実施中!

Artist | DNxIOで、HDから高解像度制作ワークフロー全体の効率性を高めましょう。

  • 取り込みからアウトプットまで、最高品質で高解像度メディアを制作・納品
  • 3rdパーティ製ソフトウェアとのシームレスな統合、使い慣れたツールを使って制作が可能
  • ビルトインのハードウェア・エンコーダー(DNxHR LB)で、膨大な4Kファイルを素早く簡単に編集

 

【スペシャルオファー内容】
Artist | DNxIOが6月17日期間限定でお得なディスカウント価格でご提供します。

【対象者】
Artist | DNxIOの新規購入者
Nitris DXもしくはMojo DXからのトレードイン購入者

【価格(税別)】

スペシャルオファー価格
対象製品価格(税別)
Artist | DNxIO単体 ¥436,000
(通常¥486,000)

Artist | DNxIO +
Media Composer永続ライセンスバンドル

¥561,000
Artist | DNxIO +
アカデミック版Media Composerバンドル
¥374,000
Artist | DNxIO +
Media Composer永続ライセンス (ドングル付き)
¥623,000
Artist | DNxIO +
アカデミック版Media Composer (ドングル付き)
¥436,000
Artist | DNxIO +
Media Composer年契約サブスクリプション・ライセンス (2年間分)
¥561,000
Artist | DNxIO +
Media Composer教育機関向けサブスクリプション・ライセンス (2年間分)
¥393,000
Nitris DX もしくは Mojo DXからArtist | DNxIOへのトレードイン ¥374,000

 

【有効期限】
2016年6月17日

【問い合わせ先】
詳細はAvid販売代理店まで。

 

詳細はAvid製品代理店までお問い合わせください。

Avidセミナー@池上通信機内覧会2016

放送映像機器内覧会2016 -Ikegami Broadcast Equipment- 開催のご案内

Logo


日時

6/16(木)10時 ~ 18時(受付終了17時30分)

6/17(金)10時 ~ 17時(受付終了16時30分)

会場ビジョンセンター東京5階 Vision Hall

併設セミナー 

『Avid NEXISの紹介/Avid Media Composer 4K HDR 制作について』

プロダクションから放送局までカバーする4K&HDR対応のMedia Composerと
NABで発表した次世代ストレージ「Avid NEXIS」をご紹介いたします。

16(木)・17(金)両日 14:15~(約45分)

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プレゼンター:

アビッド テクノロジー株式会社

ソリューションデザイン・アンド・コンサルティング ビデオ・ソリューションズ・スペシャリスト 

西岡崇行

Nishioka

※事前登録制です

登録はこちら

※空席がある場合は、当日のご参加も可能です。

詳細はこちら

Media Composer v8.5.3の新機能

Media Composerの最新バージョン、v8.5.3がリリースされました。このブログでは、最新バージョンに含まれる新機能についてご紹介します。

*同内容(ReadMe)PDFでもご確認いただけます。

 

Media Composer v8.5.3の新機能

  

Mac OS 認証

Mac OS v10.11.4 が認証されました。

 

HDRルミナンスのNits表示

2つの波形モニターディスプレイが追加されました。この2つ (Y Waveform HDR 1000 、Y Waveform HDR 10000) の波形モニターでは、HDRルミナンスの絶対値をNitsで表示します。

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HDRサポートのための波形モニター

HDRプロジェクトでは、自動的に(または手動で)クリップにカラーアダプターが適用されると、Rec.709のホワイトポイントはカーブ上に落ちます。結果としてビューワー上では薄暗く見えますが、HDRモニターでは正しく表示されています。

 

4分割画面モードにおけるマルチグループクリップのColor Adapter/LUT サポート

これまでは、ソースクリップに適用されたカラーアダプターやLUTは、マルチカム編集時には一時的に無効化されていました。このリリースからは、4分割モードでのマルチカメラ用グループクリップ再生時にLUTを適用します。新しい設定がVideo Display設定に追加されています。

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デフォルトでは、マルチカム、レンダー・オン・ザ・フライ、DVデバイスへの書き出し等、パフォーマンスが重要な動作時にはFrameFlexとLUTエフェクトをバイパスする設定になっています。これらの動作時にもFrameFlexやLUTを適用したいときには、このオプションの選択を外してください。

   

起動時のGPUメッセージの明確化

起動時に以下のようなメッセージが表示され、GPUアクセラレーションが有効かどうかをお知らせします。OKをクリックすると、起動を継続します。

GPU ドライバーのバージョンがサポートされていない

“The current GPU display driver is unsupported. Found version: XXX.XX. Unsupported versions: XXX.XY, XXX.YY. Please install a supported driver and restart. If you continue working without a supported driver, GPU accelerated effects will be disabled resulting in reduced effects performance.

現在のGPUディスプレイドライバはサポートされていません。 検出されたバージョン:XXX.XXX。 サポートされていないバージョンXXX.XY, XXX.YYY。サポートされているドライバをインストールしてから再起動してください。サポートされているドライバを使用せずに操作を続けると、GPUアクセラレートエフェクトが無効になり、エフェクトのパフォーマンスが低下します。

  

現在のOSでGPUがサポートされていない

“Your GPU hardware will not be enabled for use by this application because of the currently installed operating system version. Current operating system version: XXX.XX.
Supported operating system versions for your GPU: XXX.XY or later. Please consider updating the operating system. Until then, GPU accelerated effects will be disabled resulting in reduced effects performance.”

現在インストールされているオペレーティングシステム上では、アプリケーションがお使いのGPUハードウェアを有効化することができません。現在のオペレーティングシステムのバージョン:XXX.XXX。現在のGPUのために必要なオペレーティングシステムのバージョン:XXX.XY以降。オペレーティングシステムのアップグレードをご検討ください。それまではGPUアクセラレートエフェクトが無効になり、エフェクトのパフォーマンスが低下します。

 

その他のGPUに関する情報は、プロジェクトウインドウの「情報」タブに表示されます。例えば、お使いのグラフィックカードが最小要件のメモリ(2GB)を搭載していないときや、グラフィックカードがサポートされていない場合、情報タブにメッセージが表示されます。 

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GPUエフェクトの無効化

認証されていないグラフィックカードを使用していて、エフェクトが正しく動作しないときは、Render設定から「GPUエフェクトを無効にする」を選択することができます。
 

Audio Project 設定のデフォルト

ビット深度のデフォルトは24 bitになりました。これまでは16 bitでした。
 

Dual Copy Engine

Video Display 設定に「Dual Copy Engine」オプションを追加しました。Onにすると、Dual Copy Engineをサポートしているグラフィックカードをお使いの場合に、パフォーマンスが向上します。お使いのグラフィックカードがDual Copy Engineをサポートしている場合、この設定はデフォルトでOnになります。Dual Copy EngineをサポートしていないグラフィックカードでこのオプションをOnにすると、以下のようなメッセージが表示されます。

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また、Media Composer v8.5.3では、下記が変更されています。

Link」設定からBinタブを削除

Link設定からBinタブを削除しました。これまでは、リンクしたメディアの表示先として、現在選択しているビンか、新しいビンを自動作成するかを設定していました。これからは、現在選択しているビンがデフォルトとなります。

 

上記以外にも、QT H.264をエクスポートするとシステムがハングするバグや、アプリケーションを起動してからスプラッシュが出るまで時間がかかる症状、エフェクトモードのままでエフェクトを削除するとクラッシュするなどのバグ等、v8.5.3には多数のバグフィックスが含まれます。

さらに、インターフェースのメニューの日本語についても、修正されています!


 

Mac版のインストールについて

Macに、Media Composer v8.5.0からのアップグレードとしてMedia Composer v8.5.3をインストールするときは、必ずフルインストールを行ってください。8.5.1および8.5.2からのアップグレードの場合は、パッチインストーラーが使用できます。

QuickTimeについて

Windows QuickTimeのセキュリティー問題については、「Windows における QuickTime のサポートおよびセキュリティについて」をご参照ください。

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